【完】真・ハイスクールD×D夢想 覇天の御使い   作:ユウジン

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夏だ水着だ白龍皇だ!

魔王様の訪問から数日……まさにTHE・平和だった。喧嘩もない。間違っても黒い翼の元天使だとか不死鳥だとかそんなものと戦うなんて全くない。これだよこれ。人間は憲法でも平和にいきることが保証されてんだからね。と言うかここ最近の事件遭遇率が異常なのだ。と言ったらドライグが、

 

《ドラゴンは敵を呼ぶからな》

 

といわれてしまった。つまりお前のせいじゃないか!あ、そうそう。ドライグに白龍皇との因縁について聞いたんだが……何でも昔二人は喧嘩したらしい。それで当時起きていた三戦力の戦争の中縦横無尽に大暴れしながら喧嘩したんだがこれでは戦争ができないと思った三戦力は手を組んで二人を神器(セイクリットギア)にしたらしい……それ以降は人間にくっついて喧嘩をしてたらしい……なんだこれ、しかも喧嘩の理由は覚えてないらしい。

 

ドラゴンの喧嘩で戦争が止まるとかどんだけ凄まじかったか分かると言うものだ。

 

因みに……ドラゴンは異性も惹き付けるらしい。それはマジ勘弁……

 

 

 

 

 

と言うわけで一誠はオカ研のメンバーと現在学園のプールに来ていた。何でもここをきれいにすればプールを使って良いらしい。確かに暑いしそれは最高だ。因みに……皆は後でプールを使うときは水着らしい……リアス先輩はどんな水着なんだろうなぁ……

 

何てことを考えながら一誠はシャコシャコとブラシを動かしてプールをきれいにした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、きれいになったし泳ぐわよ!」

 

バッとオカ研のメンバーは水着になった……あれ?ゼノヴィアがいない?

 

「ゼノヴィアは?」

「水着着るのに手間取ってるみたいで……」

 

成程……それにしても皆さんの水着姿……リアス先輩や姫島先輩はビキニタイプだが二人ともスタイルが良いので最低限しか隠せてない。アーシアと小猫は学校指定のスクール水着。レイナーレはパレオって言われる水着だ。どうでも良いが祐斗と一誠は普通に海パンである。

 

全体的に肌色が多くて目のやり場に困る。あんまりジロジロみなきゃ良いのかもしれないけどやはりだからと言って無視すると言うのもそれはそれで失礼だろうし……

 

「似合うかしら?一誠」

「え?あ、はい。すごくお似合いです」

 

そして目のやり場に困ります。すると姫島先輩がクスクス笑った。

 

「あらあら。これはまた随分気合いが入っていますわね部長」

「何が言いたいのかしら?朱乃」

 

リアス先輩頬をヒクヒクさせるが姫島先輩は笑みを絶やさない。

 

「まあ良いわ、さあ皆!泳ぎましょうか」

 

そう言ってリアス先輩達は飛び込んでいくが小猫とアーシアが入らない。

 

「二人とも入らないのか?」

『…………です……』

「え?」

 

一誠は小猫とアーシアが何か呟いたのだが聞こえなかったので聞き返すと二人は顔を真っ赤にして今度は聞こえる声で返答した。

 

『泳げないんです……』

「あ……」

 

一誠は納得した。一誠自身は泳ぐのは結構得意だ。よく泳がされたからね。濁流の滝がすぐ目の前に見える川を逆行させられたりとかで……今思えばよく生きてたものだ。

 

「一誠さんは泳げるんですか?」

「自慢じゃないが結構泳げるぞ」

 

寧ろ普通のプールだと物足りなく感じるんだから不思議だよね……泳いだ当時は恐怖以外の何物でもないのに今ではそっちの方が満足いくんだ。成長の証か?

 

「で、でしたら……泳ぎを教えていただけませんか?」

「わ、私も……」

 

二人の提案……一誠は少し考える。泳ぎを教える以上触れない方法で教えるには限度がある。ある程度は近づかないときついしな……仕方ない。妹分と後輩のために我慢しよう。

 

「分かった。で?どっちからする?」

「で、では私から……」

 

そう言っておっかなびっくり小猫はプールの中に入った。そう言えば猫って水が嫌いだった気がした……猫の化身じゃないんだからそんな恐々と入るなよ……

 

「じゃあ軽くバタ足させながら泳いでみるぞ。手は俺が持っててやるからな」

「はい」

 

そう言って一誠は小猫の手を取り泳がせる。

 

(よ、よし……まだ小猫なら悪寒が小さいぞ……後は意識を保ち続けるんだ俺……)

 

ここで意識を失い小猫の手を離そうものなら泳げない小猫がパニックになるのは目に見えている……

 

「ほれがんばれ~」

 

少しずつ少しずつ進んでいき25メートル泳ぎきる。

 

「おっと」

「あ……」

 

だがすぐには止まれず小猫は一誠に抱きつくような姿勢になった……と、鳥肌ぁ……

 

「す、すいません……」

 

そう言って小猫は離れた。少し耳赤くないか?

 

「いやいや、でも泳げるじゃないか。これなら練習していけばすぐに泳げるようになるぜ?」

「…………ありがとうございます」

 

おお、小猫が笑った。何気にレアだ。何時も無表情だしな……でもやっぱり笑った顔は可愛い。やはり女の子は笑顔が一番だろう。

 

「つ、次は私をお願いします!」

「お、おう」

 

何だろう……アーシアが随分気合いをいれてプールに入ったような……何か気に障るようなことでもあったのだろうか?

 

「……鈍感ですね」

「え?」

 

小猫の突っ込みに一誠は首をかしげることしかできなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

一誠はプールサイドに座り込んで息を吐く。

 

「よく頑張ったな。俺……」

 

一誠は自分を褒め称えた。なんとかアーシアにも泳ぎを教えきり疲労状態だ。因みにアーシアは小猫とレイナーレと一緒にプールサイドにパラソルを広げて寝転がってる。

 

しかし女子とプールとはここまで疲れるものなのか……そう言えば祐斗はさっきプールに潜って延々泳ぎ続けてるが大丈夫なのか?イケメンの水死体なんぞ見たくない……

 

「ん?」

 

するとそこに小さなコウモリが来た。確かこれはリアス先輩の使い魔だ。悪魔になると時期が来たら契約するらしい。まあ人間(自称)の自分には関係ない……って!誰だ普通に(自称)をつけたやつは!

 

と、とにかくその使い魔がキィーキィー鳴きながら一誠を呼ぶ。なのでリアス先輩を見ると何か手でコイコイしている。

 

「何だろう」

 

とにかく行ってみようと一誠はリアス先輩の方にいくとリアス先輩は一誠を見た。

 

「お疲れ一誠。まさか小猫達が泳げないと思わなかったけどちゃんと教えていたわね」

「まあ妹分と後輩ですから」

 

一誠がそう答えるとリアス先輩はやれやれと肩をすくめた。どうしたんだろう……

 

「まあ良いわ。私からもお願いしていいかしら?」

「え?泳げないんですか?」

 

さっき普通に泳いでいたような……

 

「そうじゃないわよ」

 

そう言うとリアス先輩は小瓶を渡してきた。

 

「オイル……塗ってちょうだい」

「っ!」

 

一誠は一瞬魂が抜けるんじゃないかと思った……え?オイル?よく海辺でカップルがやる嬉し恥ずかしいイベントですか?昔に父さんが母さん達にやってヘロヘロになって手がテッカテカになったあれですか?

 

「怖くて嫌かしら?」

「だ、大丈夫です!」

 

一誠が頷くとリアス先輩はメモを取った。何でも一誠の大丈夫なラインを調べてるらしい。だが最近一誠は気づいたのだが割りとリアス先輩相手だとドキドキの方が強いので余り気絶しなかったりする。言わないよ?だって要らん誤解を生みそうだしね。余計なことは言わないに越したことはない。リアス先輩は自分のことを可愛い後輩としてみてくれてるのだ。それを勘違いするなんて言語道断だ。

 

北郷家 家訓 第五項《女性には紳士であれ》だからな。

 

「じゃあお願いね」

「んな!」

 

一誠はあと少しで瓶を落とすところだった……そりゃそうである。いきなりリアス先輩が水着の上を脱ぎ捨てたのだ。豊満な胸がブルンと揺れる……産みの母である華琳や季衣母さんに桂花母さんと地和母さん……後は風母さんでは見られない現象……あ、これ秘密ね?実家に帰った時にマジでブチ殺されるから……

 

「じゃあお願いね」

 

そう言ってうつ伏せになったが脇から洩れてますよ……

 

「じゃ、じゃあ失礼します……」

 

そう言って塗っていく……やわらけぇ……乱暴に扱えないでそしたら傷がつきそうだ。肌も白いし滑らかで綺麗だし……何かクラクラしてきた……なんだこれ……頭がイカれたか?

 

「ふふ……なんだか一誠体を支配されていくようね」

「へ?」

 

スッゴいエロい言い方をされて一誠は固まりそうになった。

 

「いや……その……」

「ねぇ一誠……」

 

リアス先輩が囁く……

 

「胸にも……塗る?」

「っ!!!!!!」

 

一誠を電撃が走ったような衝撃が走った……む、胸にもですと!?

 

「良いのよ?あなたが望むなら……二人っきりで胸にも塗ってくれて……」

「ふ、二人っきりで?」

 

そ、そうなったら確実にオイル塗りで終わる気がしないんですけど……でも拒否できない……これが悪魔の誘いなのか……

 

「嫌かしら?」

「そ、それは……」

 

一誠はどう返答しようか悩んだところに救世主?いや、寧ろこの場では事態を大きくする人が来た。

 

「部長ばかりずるいですわ」

「ひ、姫島先輩!?」

 

一誠に襲った後ろからの衝撃……そしてモニュンと当たる何か……いや、胸だ。しかも背中に当たる感触から察するに水着の上を姫島先輩も着けてない!

 

 

「あ、朱乃!何をしているの!」

「可愛い後輩を構いに来ただけですわ」

 

そう言って姫島先輩は一誠の耳を甘噛した。悪寒とは違うゾクゾク感が一誠を襲う……はじめての感覚に一誠は意識を失えない……本当に役に立たんやっちゃ。

 

「ねぇ部長。一誠くんを私にくださらない?」

「あげるわけないでしょ!」

 

リアス先輩は姫島先輩を睨み付ける。

 

「っていうか言ったわよね朱乃!一誠をそういう風に誘惑しないでって!」 「いいじゃないリアス。ライザーの時にはあれだけ傷ついても立ち上がり、コカビエルすら圧倒する姿に女として興奮しない方がおかしいわ」

「ダメよダメよ!貴女が一誠を襲ったら獣になっちゃうわ!」

「あら酷い。でも男の子は少しくらい獣の方がいいと思うわよ?」

「絶対ダメ!なるなら私相手になってもらうわ!」

「まあ、亀の歩みより遅い貴女ではいったい何時になるのかしら?それじゃあ一誠くんが可哀想だわ」

 

何の話だかわからないが自分のせいで喧嘩が起きてるのは理解してる……けど何の喧嘩だ?

 

「ねえ一誠くん……私と良いこと……してみない?」

「い、良いこと?」

「そう、良・い・こ・と・よ……」

 

その妖艶な言い方にゾクゾクゥっと来た。俺ってMだっけ?何てふざけたことを考えた瞬間!

 

「ひぇ!」

 

近くを滅びの魔力の弾丸が通った……

 

「朱乃……貴女少しふざけすぎじゃないかしら?」

「あらあらリアス、随分独占欲が強いわね」

 

バチバチと雷を迸らせつつ姫島先輩も立ち上がる……この光景はデジャブだ……間違いない……実家でも見た光景……このあとは絶対!

 

「その前に貴女は男が嫌いだったはずでしょ!」

「貴女こそ男には興味ない。全部同じに見えるっていってましたわ!」

 

爆発に閃光、土煙……いきなり戦場になった……

 

「一誠は特別なのよ!」

「私だってそうよ!」

 

魔力と雷が行き交い一誠は慌てて待避する。このままではこっちが死んでしまう。

 

北郷家 家訓 第七項《逃げるのも戦略だ》に基づき逃げるが勝ちだ!

 

そう内心呟いて一誠は駆け出した……

 

「大体なんで貴女は人のちょっかいだすのよ卑しい巫女さん!」

「ちょっとくらい良いじゃない紅髪の処女姫さま!」

「それをいったら貴女も処女でしょ!」

「なら一誠くんに私の処女を奪ってもらいますわ!」

「絶対にダメ!最初は私の処女って決めてるの!」

 

あの……妙齢の女子が処女処女と連発するのは如何なものかと思われますよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぜぃ……ぜぃ……」

 

一誠はプールから逃げ出して用務室に逃げ込んだ。ここなら当分見つかるまい。しかしどうも後輩の可愛がり方が大分激しい先輩たちだ。あんな大決戦始められてもおっかないだけだなのが……等と考えていたらドアが開けられた。もう見つかった!?

 

「やはり北郷 一誠か」

「なんだゼノヴィアかよ……」

 

一誠はホゥっと安心した。ここでリアス先輩や姫島先輩が来たら心臓が止まっていた。

 

「いったいどうしてたんだ今まで……」

「初めてこの水着を着たからね……少々手間取った……似合うか?」

 

そう言ってその場で軽く回って見せてくる。うん。似合うと思う。

 

「いや似合うけどさ……少々って時間か?そんなに教会って規則厳しいのかよ……」

「いや、私自身も興味がなかったんだよ。教会のために戦っていられればよかった節があるからね」

 

なるほどね……最初であったときはそういう感じだった……だけどいまはアーシアと友人としてうまくやってる。ただレイナーレとは仲が少し悪い。よくアーシアの取り合いをやってる。

 

「まあプールにいくなら気を付けろよ?いまリアス先輩と姫島先輩がバトルを繰り広げてるから……」

「そうか……なら好都合だな」

「は?」

 

何が好都合なんだ?

 

「北郷一誠。折り入って君に頼みがあるんだ」

「一誠で良いよ。皆そう呼ぶ」

「そうか一誠……なら折り入って頼みがあるんだ」

「何だ?」

 

何だろう……ゼノヴィアに悩みか?ならば力になりたい。自分にできることに限られるけどな。最初の出会いは最悪でもいまは仲間だと思うし……

 

そう心に決めた一誠だが……次の瞬間固まった。

 

「私と子供を作らないか?」

「…………………………………………………………………………は?」

 

一誠はたっぷり十秒使って意識を再起動させた。

 

「だから一誠。私と子供を作らないか?」

「はぁ!?」

 

聞こえなかったと思ったのかゼノヴィアは再度一誠にいったがちゃんと聞こえてるっつぅの!

 

「お前何言ってんの?」

「いや、さっき言ったように私はずっと教会にいた。夢など持たず目標もなかった。だが悪魔に転生だ」

「それは知っているが……」

 

それがどう子作りに結び付くかわからん。

 

「そこで何をすれば良いか部長に相談したんだ。そしたら部長が言うには、悪魔は欲を望み欲を叶え欲を求めるんだそうだ。だから私は女の喜びを求めようと思う」

 

良いのかそれで……それで良いのかゼノヴィア……

 

「だけど何で俺?」

「ふむ、私も子を成すからには父方には強い血を求めたいんだ。そして君は赤龍帝でしかも素でも私より強いだろう?」

「ど、どうだろうな……この間は勢いで赤龍帝の籠手(ブーステッドギア)を使っちまったし……」

 

使わずとも負けるとは思えないけど……

 

「顔も整ってるし性格なんて言わずもがなだ。そういう点で君は最高クラスの優良物件なんだ。そんな君とここで二人きりとはきっと神のお目こぼしなんだろうね。アーメいた!」

 

ゼノヴィアは癖なのかお祈りしようとして頭に痛みが走り顔をしかめた。悪魔はお祈りしてもこうなるらしい……アーシア、悪魔とかにならなくてよかったね。

 

「と言うわけで早速だが試してみよう」

「え!?」

 

そう言ってゼノヴィアは勢いよく水着の上を脱ぎ捨てた。リアス先輩には劣るものの鍛えてるせいなのかハリのあるきれいな胸だ。

 

「いやいやいや!俺はまだお父さんになる気はないと言うかそう言うのは経験ないんだぞ!」

「安心してくれ。子供は私が育てる。ただ父親の愛情を欲したときは遊んでほしいんだ」

 

そこまで既に考えてるのかよ……

 

「君も知ってると思うが悪魔は出生率が低い。だが君は人間で私は人間から転生した悪魔だ。ならば純血ほどではないだろう。後はまあ回数をこなせばできる。君は若いから直ぐに果てると言うこともないだろうしね。君の精力には期待しているよ」

 

そう言って下まで脱ぎ出した。

 

「残念だが私は男性経験はない。まあこれから君で知っていけば良いだろう。だが体には部長程じゃないがそこそこ自信があるし体も鍛えてるからそういう意味では君を満足させられると思う。過程さえ踏んでくれれば好きにして構わない」

 

そう言って全裸のゼノヴィアは一誠に抱きつく。完全にタイミングをはずした。何時もならこれくらい簡単に躱すのに!

 

「抱いてくれ」

 

や、ヤバイ意識が……ってことにはならない!ドキドキが強すぎて意識が覚醒しっぱなしだ。俺のアイデンティティは全く役に立たないことが判明した!だが、

 

「何してるのかしら一誠……」

 

ドアが弾け飛びそこからリアス先輩が入ってきた……こわ!

 

「せ、先輩!?」

「姿を消したからどこにいったのかと思えば……」

「一誠……」

「一誠さん……言ってくだされば……」

 

レイナーレはなんか怒ってるしアーシアは泣きそうだし……

 

「やはり一誠先輩は変態でした……」

 

小猫の冷たい目線……

 

ち、違うんだ!……これには……いや、この状況では理由もへったくれもないな。

 

「少し目を話すと何時もね!」

「いふぇふぇふぇふぇふぇ!!!!!!」

 

頬を抓られた……何か怒ってらっしゃる?

 

「違うんだ部長。私と一誠は子供を作ろうとしただけだ」

 

さりげに人を巻き込むな!完全に襲われとったところだ!

 

だがゼノヴィアの言葉にその場の全員が絶句した……そりゃそうである。

 

「一誠……それはどう言うことかしら……」

「それは私も興味があるわねぇ……」

「何でこう一誠って次から次と……これって諦めなきゃいけないの?」

「言ってくだされば私だって……一誠さんの子供を……」

「油断も隙もない……」

上から順にリアス先輩、姫島先輩、レイナーレ、アーシア、小猫である。

 

「え、えと……」

「さぁ一誠子供を作ろう」

 

だからお前は混沌の業火にガソリンぶっ混むんじゃねぇえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……」

 

一誠はトボトボ歩いていた……結局あのあと床に氣弾を放って発光させて一瞬皆の目を眩ませたあと逃亡した……氣は応用が効くから助かる。

 

「戦いはなくとも疲れるなぁ……」

 

一誠は校庭の隅っこに寝転がる。たまには一人ってのも良いもんだ。何て思ってると、

 

「良い学校だな」

「ん?ああ、そうだろ」

 

そこに来たのは薄い紅色のメッシュが入った髪を若干長めのショートカットにした男が着た。すげぇ美形だ。女だったら惹かれるね。一誠は女顔と称されることが結構あるので羨ましい。

 

「最近は慌ただしかったけど良い学校だよ……白龍皇」

「やはり気づくか……素の状態で会うのは初めてなんだがな。赤龍帝」

「当たり前だ。お前の気配なんぞ忘れようがない」

 

赤龍帝(一誠)白龍皇(ヴァーリ)の視線が交差した……




次回ヴァーリとの会話を少しして授業参観です。そこでは我らが御使い様が登場です!


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