2年生編とかよりもモンドグロッソや大人になった後の話とかの方が出てきちゃう…。
ま、早く本編終わらせなきゃいけないんですけどね。
朝 5:30
｢…んっ…、…朝か｣
起床。そのまますぐさま朝の支度を終わらせ、中にISスーツを着て、ジャージをその上に着て、ランニングに出かける。
――――そう――
｢ぎゃあああああああ！！｣
｢やかましいぞ時守！！朝から迷惑だろう！！｣
｢ちっふー先生の方がうるさいやないです……ほわぁっ！？い、今何投げたんすか！｣
｢ISの近接ブレードだ！！｣
ハーレム王、時守剣との鬼ごっこと言う名のランニングに。
｢今日の私は機嫌が良いからな！捕まれば放課後マンツーマンで特訓だ！！どうだ！？嬉しいだろう！｣
｢それ機嫌いいんすか！？絶対めっちゃ悪いですやん！！どないしたんすか、彼氏にでもフラれ――｣
｢コロス｣
｢ヒィイイイイイイ！！！あ、あかん！朝からこんな走ったら…授業寝てまう…｣
｢寝てもコロス。放課後コロス｣
｢圧倒的理不尽ありがとうございますぅ！！｣
なんだかんだで楽しむ(？)千冬であった。
朝の授業
｢起きろ布仏｣
スパァン
｢ふぎゅう！｣
｢起きろ時守｣
ズガァン！
｢痛っ！？起きてましたよ！？僕ちゃんと起きてた！｣
｢下を向くお前が悪い｣
｢いやいやいやいやなんで！？黒板写そ思たら下向かなあきませんやん！｣
｢黙れ。今朝喧嘩を売った貴様が悪い｣
｢えー…｣
ズドン！
｢ちゃんと返事をしろ………よし｣
｢よ、よしなんですか？…時守くん、気絶してるだけでは…｣
｢よし、だ。山田くん。さぁ授業を…｣
｢は、はぁ…｣
※基本的なストレスは全て時守に。一夏くん、良かったですね。
昼食
問題の時間である。
｢あー、今日どうします？｣
｢シャケ弁出前取ってるわよ｣
｢さっすがー！｣
｢……真耶｣
｢分かってます先輩。…あんなんに、あんなんになってはいけない、と！｣
昼食を出前の弁当で済ませようとする教師2人を尻目に、後輩である山田真耶と昼食をとる。(※前の2人は山田先生よりも年上です)
｢い、いや…真耶、年上をあんなん呼ばわりは…｣
｢…！いいんですか先輩。…こ、このままじゃ…｣
｢…変われないな｣
そう、ここIS学園の教師は普段と職員室での態度が全く違う。千冬はやや弱気に。真耶はやや強気になる。
｢ほら！だから私今日頑張って作ってきたんですよ、お弁当！｣
『何っ！？』
真耶の一言に千冬を含む職員室に居た教員のほとんどが立ち上がる。
｢ま、真耶が弁当！？｣
｢まーやんに先越されたか…｣
｢まああんな武器持ってたら…ねぇ？｣
｢なんでこっちむくのよ。なに？『あんた貧乳だけど大丈夫？』って聞きたいの？余計なお世話よ｣
今、教員達には『弁当を作る教員は彼氏に喜んでもらうため』という風潮が広がりつつある。
｢ふふふ、ISこそ代表候補生で止まりましたが、これは負けませんよ！皆さん！｣
｢くっ…！まーやん地味に女子力高いからな…！｣
｢唯一と言っていい…私達教員の中での女子…｣
｢…ねぇ千冬…もう、さ…諦めない？｣
不意に近くにいる教員に話しかけられ、絶望のどん底に突き落とされそうになる…が…
｢ふ、ふふふ…｣
｢ど、どうしたの？千冬｣
｢ははははははは！私が諦めるだと！諦めなければ試合は終わらないんだ！故に私にもまだチャンスはある！｣
『(あっ……)』
何かを悟るIS学園教員陣だった。
午後の授業
｢ぐ、ぐふぅ……｣
｢とまあこのように操縦者の力量次第では訓練機で最新の専用機に勝つこともできる。…同時に、教員をあまりからかうなよ？｣
『は、はい！！』
国連代表を魔改造打鉄でボコボコにして終了。
放課後
｢ははははははは！今日なら
｢それ反則や！俺まだダブルしか…！？ちょ、うわっ！！｣
｢夏の追い込みだぁぁ！！！｣
｢まだ夏入ってへんわぁぁ！！！｣
10分後
｢な、なぜに……｣
｢す、すまなかった。時守…｣
絶対防御が働いてしまうまで時守をボコってしまった。
｢い、いや…謝られたら逆にきもいっていうか…｣
スパァン！
｢いった！……あれ？そこまで痛くない…｣
｢わ、私もな…反省はしているんだが…つい、な｣
｢いやそのままいったらつい、で人殺しますよ？｣
｢…｣
｢なっ！？泣かんといて下さい！ほ、ほら！鼻かんで。ちーんって｣
｢誰がするか馬鹿者。…まあ、あれだ…礼は言っておく｣
｢はい？｣
｢お前がいると学園の雰囲気が良くなるからな。…では｣
｢は、はぁ…｣
夜
寮長室に戻った千冬はここ最近、あることをしている。
｢…ふむ、また今度一夏に聞いてみるか｣
料理である。真耶が最近弁当を作っていることもあり、臨海学校の資料にはもう目を通し、やらねばならないことは全て終わらせた。…
｢す、少しは頑張ってみるか…｣
誰にも見られず、決意を固める千冬だった。
短いですが、閑話でした。