IS 西の男性操縦者   作:チャリ丸

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投稿ペースは流石にこれ以上速くできませんw
話を進めるペースを速くします。

…むしろプライベートが忙しくなってきたので投稿ペースは遅れるかもしれません…


鈴ちゃんなう!!

 

「転校生?」

「うん、確か…中国の代表候補生らしいよ?」

「マジか、リコピンどんな奴か知ってる?…って、中国?…あっ…」

 

あの子供そういや中国人っぽい名前やったな。

 

「ん?どうしたの?時守。」

「いや、そういや昨日中国人っぽいやつ案内したなーって。」

「じゃあその子で決まりじゃないの?」

「たぶんな。」

 

 

 

 

「その情報…古いよ。」

 

 

「あ!来たみたいよ!」

「お、じゃあちょっとちょっかい掛けてくるわ。」

 

後ろでリコピンがなんか言うてるけど無視無視。

 

「おっす子供。無事保護して貰ったか?一人でようここまで来れたな。…お小遣いあげるわ。」

「誰が子供よ!!保護って何よ!!もう高校生なんだから一人で来れるわよ!…はぁ…はぁ…何くれるの?」

「飴ちゃん。」

「味は?」

「豆乳」

「しばき倒すわよアンタ!!」

 

おー、すっげえツッコミとボケ。

 

「り、鈴?お前鈴なのか?」

「え、…えぇそうよ。中国代表候補生の凰鈴音。今日はクラス対抗戦の宣戦布告に来たってわけ。」

「…身長の?やめとけ。のほほんさんにすら負けとるかも知れんぞ。ましてやワンサマなんて…父親と娘ぐらいかけ離れてるやん。」

「う、うるさい!」

「よーしよしよしよし、落ち着け落ち着け…」

 

なでなで

 

「うぅー…子供扱いするなー!」

「なんでやねん。撫でただけやろ。…子供扱いってのは…よっと!」

 

こんな感じに高い高いしたりー…

 

「あっ!凄い!高ーい!!…っは!じゃ、なくて…下ろしなさいよー!」

「ノンノン。」

 

肩車したりー…

 

「おー、アンタ結構力あるのね。あ、そうだ。昨日はありがと。おかげで部屋に早くつけたわ。」

「…授乳室?」

「違うわよ!…って、下ろしてよー!!」

 

うわっ、ちょ…暴れんなや!

 

「…鈴、楽しそうだな。」

「これのどこが楽しそうなのよ!!おーろーせー!!」

 

えー、おもろかったのに。

 

「しゃーなし下ろしたるわ。感謝せえよ。」

「何様よアンタ!?」

 

素質…ある…。

 

「ゴ、ゴホン!とにかく、一夏!クラス対抗戦、楽しみに――」

「後ろから来るぞ!気をつけろ!!」

 

 

あー…南無。

 

 

ガキンッ!

 

 

「い、いったぁ!?な、何すんのよ!!」

「SHRだ馬鹿者。…凰、お前は2組だろう。さっさと自分のクラスに戻れ。」

「ち、千冬さん…」

「織斑先生だ。…」

 

 

すっ…っと、ちっふー先生が構えたのは出席簿。

 

 

「っ!?わ、分かりました織斑先生!じゃあ一夏!それに剣!今日の昼!食堂で待ってるからね!!」

「さっさといけ。」

「は、はい!」

 

 

すげえやちっふー先生。…出席簿構えただけで生徒ビビらすとか…マジで人間辞めてるやろ。

 

「私は石仮面など被っておらん。それと、吹き矢で教師を後ろから狙うな。」

「いやなんで昨日考えたことまで分かってるんすか…」

 

…ブーブークッション仕掛けたら…

 

「殺すぞ?」

「うぃっす。」

 

ですよね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休みやねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ってたわよ、一夏!剣!」

「まあとりあえずそこどいてくれ。食券出せないし、通行の邪魔だぞ?」

「お前それ酷いやろ……おばちゃーーん!!いつものー!!」

 

俺?食券なんかいらんで。

 

「う、うるさいわね一夏…分かってるわよ。少しは剣みたいに気を使ったこと言えないの?」

「おばはんまだー?」

「もうできんで!…って誰がおばはんや剣ちゃん!!」

「あ、こりゃ失礼!お姉さまやったか!」

「もー…またうまいこと言って…ほら。」

「お、やーりー。結構うまそうやん。……あれ?なんか言うた?」

「言ったわよ!一応褒めたのよ!?聞いておきなさいよ!」

「無理、ごめん。」

 

なんて褒められてんやろ。聞いてへんかったわ。

 

「それにしても久しぶりだな。ちょうど丸一年ぶりか。元気にしてたか?」

「お、それやったら俺はちょうど1日ぶりか。どや?友だちできそうか?はよ寝なアカンで?ちゃんと歯磨きしぃや?」

「げ、元気にしてたわよ。…ってなんで剣はお母さんみたいになってるの?」

「これが俺や。な?」

「あぁ。」

「えぇ、そうですわね。」

「うむ、そうだな。」

 

 

…今更やけど俺どんなキャラで定着してんの?

 

「ゴホンゴホンッ!い、一夏?注文の品、できてるぞ?」

「け、剣さんも…もうできたのでしたら座りませんこと?」

「せやな、行くか。鈴のラーメン伸びてもアレやし。」

『……え?』

 

 

…え?どないしたん皆。声被らせて。

 

 

「け、剣?お前なんで鈴のこと鈴って呼んでんだ?」

「昨日友だち…ってかコンビ組んだ。」

「コンビって何よ!?」

「何のコンビですの!?剣さん!!」

「お笑い。」

「アタシはボケでもツッコミでもなーい!!」

 

 

嘘こけや。絶対それフリってか知っててやってるやろ。

 

 

「お、おい。四人共…」

「あ、せやな。モッピーの言う通りはよ行こか。」

 

 

 

席に…

 

 

 

 

 

着!!

 

 

 

 

 

陸!!

 

「アンタ何かしょーもないこと考えてるでしょ。」

「はぁ?…い、いや別に?」

 

やめとこ。心の中で考えて滑るやろな思ったら口にしたらアカンからな。

 

「鈴、いつ日本に帰ってきたんだ?おばさん元気か?いつ代表候補生になったんだ?」

 

ワンサマの凄い質問責め。…面接かなんかと勘違いしとるんちゃうかこいつ。

 

「帰ってきたのはごく最近、おばさんは…元気ね。代表候補生にはちょっと前になったわ。」

 

ちょっと前ってさすんごい便利な言葉やねんで?言うて1、2年もちょっと前で済ませる人居るし。

 

「ワンサマ、おばはんはな?いつも元気やねんで?」

「そうなのか?」

「せや。」

 

おばはん人類最強説あるからな。…ちっふー先生より強いんちゃう?色んな意味で。

 

 

「い、一夏…そろそろどういう関係か話してもらいたいんだが…」

「剣さんもですわ。…どういう成り行きでコンビなど組んだのですか?」

 

 

どんな成り行きって聞かれても…

 

 

 

「どんなって……ただの幼なじみだけど?」

「…おもろかったから組んだだけや。ボケとツッコミ両方こなせる奴がようやく見つかったわ。」

 

こうとしか答えられへんやろ。




よくよく考えたら金獅子ハイスペック過ぎる…
特に特殊武装のランペイジテール。…下手すりゃラウラもたっちゃんも完封できちゃうんだよなぁ…

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