黒十字と雷の妖精   作:ジェネクス

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信頼の証

時は少しさかのぼり――

 

 

ラクサスと一夜は迷宮(ラビリンス)からの脱出を行うために何かしらの手掛かりを求めて奔走していた。

 

「チッ、どこにも結界の隙がねぇ。これじゃ迷宮(ラビリンス)を突破するのは不可能に近いぞ…!」

 

「焦ってはなりませんぞ。気の逸りは視野を狭くします。いかなギドとて完璧な結界などそうそう作れないはず…必ず何がしかの綻びがあるはずです」

 

「あぁ、わかってる…集中だ、集中…」

 

二人は結界の綻びを見つけるために精神を集中させる。その時洞窟内部に異変が起こった。

 

「む?これは…周囲の魔力濃度が大きく減衰しているような…」

 

一夜がその違和感に言及した直後

 

「…見つけた!」

 

ラクサスが前方の空間に向けて渾身の雷撃を放つ。途端、空間が軋むような感触が周囲を包み、二人の眼前に重厚な扉が現れる。

 

「むぅ、これは…!」

 

「あの一瞬、迷宮(ラビリンス)の結界に解れが感じられた。おそらくは子の魔力濃度が下がった妙な結界のせいだろう。こいつもおそらくギドの空間魔法の一つなんだろうが、いかなギドとてこれだけ高度な結界を二種同時に発動させるのは若干の無理があったみたいだな」

 

驚きの声を上げる一夜にラクサスが答える。そしてそのまま雷撃を纏いつつ目の前の扉に拳を振りかぶった。

 

「また迷宮(ラビリンス)を展開されると面倒だ。ここは早めにこいつを突破するぞ!」

 

ラクサスはそのまま目の前の扉に渾身の一撃を叩き込む。その一撃に扉は到底耐えきれず、あっさりと吹き飛ばされていった。

 

 

 

「…随分とだだっ広い空間だな…」

 

ラクサス達が突入した部屋は豪邸一つが丸ごと入りそうなほど広大な空間だった。

 

「おそらくこれもギドの魔法で空間を広げているのでしょうが、一体何のためにこんな広大な場所を用意しているのか…」

 

「ここは作製した合成獣(キメラ)たちの性能チェックのためのいわば闘技場です。どの程度の性能を発揮するか、実際に確かめてみないと商品になりませんからね」

 

一夜の疑問に答える声。二人が振り向くとそこには白衣を着た長身の男が佇んでいた。

 

「てめぇがギドか?」

 

「はい。ギド・メルクリアと申します。あぁ、別に覚えずともかまいませんよ。どの道その必要も無くなるでしょうから」

 

若干馬鹿にしたような響きでギドが答える。その態度にラクサスは苛立たしげに顔を引きつらせる。

 

「先ほど商品という言葉を漏らしましたな。あなたは製作した合成獣(キメラ)を売りつけるために研究を続けている問いいう訳ですか?」

 

続けて一夜がギドに尋ねる。ギドは相手を小馬鹿にする姿勢を崩さぬままにこう答えた。

 

「おや、知らなかったのですか?その程度の事は想像してしかるべきだと思ったのですが…」

 

「フン、随分と俗っぽい理由で合成獣(キメラ)研究なんてもんをやってんだな。もうちょい高尚な目的でもあってやってんのかと思ったぜ」

 

「否定はしませんよ。研究資金もタダではありませんから、研究成果を商品として売り出すのは別段おかしなことではありませんし」

 

ラクサスの挑発返しにもまるで動じる様子を見せない。ギドはそのまま言葉を続ける。

 

「既に買い手もいくつか決まっておりましてね…これ以上の作製の遅れはこちらとしては勘弁して頂きたいのです。ですのでここは手打ちという事にしていただけないでしょうか。さすれば相応の礼を支払わせていただきますよ」

 

手を叩きながら堂々とそんなことをのたまう。

 

「…その前にてめぇが捕まえてる妖精、そいつを解放してもらおうか。話はそれからだ」

 

「それは出来ませんねぇ。妖精なんてこの先二度と手に入らないかもしれない、きわめて希少な研究材料です。それを手放すなど研究者としてありえない事ですよ」

 

「…なら交渉は早々に決裂だな…元よりてめぇにもそんなつもりはなかったんだろうがな」

 

雷撃を身にまとわせながらラクサスが告げる。そんな様子を見てギドはわざとらしく両手を前に突き出しながらひらひらと振った。

 

「暴力はいけません。私は虚弱なのでそんな拳で殴られたら死んでしまいますよ。ですので、あなた方の相手はこいつがしますよ」

 

そう言ってギドが指を鳴らすと、その隣に小さな家くらいはありそうな巨大な合成獣(キメラ)が現れた。その姿はさながら複数の首を持つ亀、といった感じであった。

 

「389号型合成獣(キメラ)…ザッハークです。私の手持ちでの最強にして自信作の、まさにとっておきの切り札、ですよ」

 

「ならその切り札、あっさりと消してやらぁ!」

 

ギドの言葉を待たぬまま、ラクサスは雷の戟を生み出し、投げつける。

 

「雷竜方天戟!」

 

ザッハークに向かって飛ぶその雷はしかし、その体に当たると同時に四散する。

 

「無駄ですよ。ザッハークは聖十大魔導との戦闘を想定して造られた合成獣(キメラ)。その魔法抵抗力はかのオリハルコンにも匹敵します。その程度の小技などまるで意に介しません」

 

「ならばこう言った物はどうでしょう」

 

その隙にザッハークの懐に潜り込んだ一夜が、力の香り(パルファム)で強化した肉体で渾身の力で以て拳を振り上げる。

 

「SMAAAAAAAAAAASH!!」

 

その一撃に首の一つが跳ね上がるが、跳ね上げられた首がそのまま猛烈な勢いで一夜に向けて叩き込まれる。

 

「へぶっ!」

 

「無論物理耐久力にかけても絶対の自信があります。そして…」

 

ギドの言葉に同調してザッハークの甲羅の棘の一本が切り離される。そしてその棘はそのままラクサス達のところに向かって飛んでくる。

 

「チッ!」

 

ラクサスは咄嗟に一夜を拾いその棘を回避する。しかし棘は地面に着弾すると同時に爆発を起こし二人の体を吹き飛ばす。

 

「ぐおおっ!」

 

「その棘は生体ミサイルと化し敵を討つことが可能。当然切り離した棘は即座に再生します」

 

淡々と性能について語るギド。その間にラクサスは体勢を整え再び対峙する。

 

(最強っていうだけあって攻守ともに厄介な性能だな…なら…)

 

ラクサスは再びその手に雷の戟を生み出す。

 

「だからそんなものは通用しないと…」

 

ギドの言葉を無視してその雷撃を、今度はギドに向かって投げ放つ。

 

「…単純」

 

ギドは慌てずに自身の前方に大きく円を描く。

 

「コネクト」

 

その円に呑みこまれるように雷撃が消える。と同時にその雷撃は一夜の背後に現れ彼の体を直撃した。

 

「メェ~~~~ン!なにゆえぇぇぇぇ!!」

 

「チッ!これも空間魔法か!?」

 

「その通り。今の魔法はコネクト。その名の通り離れた空間同士を繋げる魔法ですよ。生憎ながら人間が通過することは出来ませんがね」

 

「…へぇ、そいつはいいことを聞いた!」

 

その言葉を聞いたラクサスがすぐさまギドに向けて高速で詰め寄る。ギドはやはり冷静に佇んだまま新たな魔法を使用する。

 

「リプレイス」

 

途端、ギドの姿が消え代わりにザッハークがラクサスの眼前に現れる。面食らうラクサスに対しザッハークはその首を伸ばしラクサスに頭突きを食らわせる。

 

「ぐほぉっ!」

 

「リプレイスは指定した二者の位置を入れ替える魔法です。私の魔法は攻撃力は持ちませんが、使いよう次第ではこのような成果を上げることも出来るのですよ」

 

先ほどまでザッハークがいた位置に現れたギドがやはり淡々とした様子で語る。

 

(…まずいな。どうにも攻め手が見つからねぇ…)

 

圧倒的な戦闘力のザッハークに搦め手からサポートするギド。ラクサスの心に焦りが生まれ始めていた。

 

 

 

~~~~~~~~~~~

 

 

 

「炎よ!」

 

パメラが魔法陣から炎を生み出しシェラハを包み込もうとする。シェラハは焦らずに地面に手を置くと

 

「よ…っとぉ!」

 

なんと岩盤を直接めくりあげそれを盾とする。更に攻撃を防ぎ用済みとなった岩盤をそのままパメラたちの方へ投げつけた。

 

「うわぁっ!」

 

ティアはその攻撃を大きく横に飛んで何とか回避する。一方パメラは既に魔法陣を潜り別の場所に現れていた。そして魔法陣を描きそれをシェラハの方に飛ばす。

 

「…確かこれに触れると全身を斬り刻まれちゃうんだったわよねぇ?」

 

シェラハは余裕の表情でその魔法陣を回避する。その間にパメラはまたも別の場所に現れ、今度は無数の刃を飛ばしてくる。

 

「さっきから随分と臆病な戦い方ねぇ?血気盛んに切り込んできたパメラお嬢様は一体どこに行ったのかしらぁ?」

 

「…………」

 

シェラハの挑発にもパメラは無言。無論これはパメラの作戦である。シェラハは基本的に岩を投げつける以外には遠距離攻撃の術を持たない。ゆえに闇雲に近づかず遠距離から少しずつシェラハの体力を削っていく。先ほどは頭に血が上って無闇に切り込んでいたパメラだったが、ティアの乱入により冷静さを取り戻していた。

 

しかし相手はシェラハである。奇抜、というよりも何も考えていないかのような戦闘方法にかけては他の追随を許さない破天荒な女性である。そんな彼女の戦いをパメラはまだ読み切れていなかった。

 

「ほいっと」

 

唐突にシェラハが持っていた戦鎚を上空に放り投げる。パメラはシェラハの唯一の得物を手放したことでついそちらに視線が行ってしまうが、その一瞬をついてシェラハがまるで瞬間移動のごとくパメラに近づき跳び膝蹴りをかます。

 

「痛ったぁ…!」

 

痛みにのけぞるパメラだが、その間にシェラハは空中で落ちてきた戦鎚を掴みとり、そのままの勢いでパメラに叩きつける。さすがにこれを喰らってはたまらないとパメラは魔法陣を潜りその場を脱出する。

 

「せーのぉ!」

 

パメラが再び現れた位置を目がけてシェラハが戦鎚を思い切り投げ飛ばす。その戦鎚を間一髪で避けたパメラは追撃を警戒するが、既にシェラハの姿は元の位置にはなかった。

 

「よそ見してちゃだめよぉ!」

 

いつの間にかパメラの背後に回り込み戦鎚をキャッチしていたシェラハが地面を叩き地響きを起こす。完全に意表を突かれたパメラはこの地響きに足を取られてしまう。

 

「捕まえたぁ!…ってあらぁ!?」

 

その隙を見逃さずにパメラに向かって突進するシェラハだが、突如として前方に倒れこんでしまう。

 

「私を忘れてもらっちゃ駄目だよ…!」

 

咄嗟にシェラハの足元に潜り込んだティアが、突進の勢いを利用してシェラハを引き倒したのだ。そのままシェラハの足を取り、その足の関節を極める。が…

 

「クッ…なにこれ…!?」

 

「考えが甘いわねぇティア。リヒテファウストで強化された私の力、人の力じゃ関節を極めたところで折れやしないわよ!」

 

倒れたまま関節を極められた足を持ち上げ、そのまま地面に叩きつける。その衝撃でティアも思わず手を放してしまう。

 

更に体勢を立て直したパメラが切り込んできたが、シェラハは寝そべった体勢のままパメラの足元の岩盤を持ち上げる。そしてパメラが乗ったままその岩盤を遠方に放り投げた。

 

「クッ!いくらなんでも無茶苦茶すぎるわ…!」

 

パメラが毒づきながらその岩盤から飛び降りる。そこにシェラハから離れたティアが合流する。その間にシェラハも立ち上がり戦鎚を構え直していた。

 

「それにしても、本当にティアは甘いわねぇ。…もう救いがたいぐらいに、ね」

 

シェラハが唐突にそんなことを言い出した。疑問に思ったパメラが聞き返す。

 

「…どういう意味よ?」

 

「あら、お嬢様は知らない?ティアの本質となる力の事」

 

「え…何でシェラハがその事を…」

 

シェラハのその言葉に今度はティアが疑問を持つ。シェラハは得意げな顔でこう語る。

 

「フフン、お姉さんの情報網は割と馬鹿にならないのよ?あなたの秘密だって知ってるわ。…ねぇ、()()()()「それはやめて!!」」

 

シェラハの言葉を遮りティアが叫ぶ。今までティアが見せたことのない剣幕にパメラも驚く。

 

「やれやれ、ティアはもっと自分の出生に自信を持っていいと思うけどねぇ。まぁそんなことはいいわ。要はティアの本質の力を使えば、魔力が無かろうが私を制する事なんて容易いって事よ。…でもあなたはそれが出来ないのよねぇ?」

 

シェラハはニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべる。

 

「だって私の魔力量って凄く少ないからねぇ。そんな魔力を奪い取ったら、私はたちまち魔力の全てを失って死んでしまうかもしれない。心優しいスピリティアさんはそれがどうしても耐えられないのよねぇ?アハハハハ♪」

 

「…だって、私はそれでもシェラハには死んでほしくないから…」

 

「だからそれが甘いって言ってんのよ。私をさっさと倒さないと、あの可愛らしい妖精がどうなるか想像つかないのかしら?」

 

馬鹿にするようなシェラハの言葉に、ティアが下を向いて臍を噛む。そんなティアにパメラが思わぬ事を提案した。

 

「…スピリティア、私の魔力を使いなさい」

 

「…パメラ?」

 

ティアが意外そうな声を上げる。シェラハもその提案に驚いているようだ。

 

「私なら多少魔力を奪われたところで問題ないわ。戦力にならないあなたにウロチョロされるよりは、また市の魔力を使ってでも戦ってもらった方がこっちとしても助かるもの」

 

「でも…いいの?」

 

「…少し前なら絶対ゴメンだったかもね。でも、短い間でも、あなたのこれまでを見てきて……信用してもいいかなって、そう思ったのよ。私みたいな奴にも親しげに話しかけてくれて、友達のために必死になって動くあなたの姿を見ていると、ね」

 

照れくさそうにしながらパメラがそう語る。ティアはその様子に軽く微笑みを浮かべながらこう返す。

 

「…わかった。だったらその魔力、ちょっとだけ頂くよ」

 

ティアがパメラの魔力を奪う。一瞬急激な脱力感がパメラを襲う。

 

(なるほど…直接魔力を奪われるとこんな感じになるのね)

 

パメラはそんなことを考える。いつしかティアの右手には白銀の魔力刃が握られていた。

 

「…はてさて、ちょ~っと意外な展開だけど、付け焼刃の魔法が果たして私に通用するのかしらねぇ?」

 

尚も余裕を崩さずに語るシェラハだが、そんなシェラハにティアは決然と言い返す。

 

「…私が受け取ったのはパメラの魔力だけじゃない。憎むべき敵だった私を信用してくれたパメラの想い…その力を見せてあげる!」

 

ティアが魔法陣を潜りシェラハの背後に現れる。そしてそのままシェラハに斬撃を加えようとする。

 

「なんだかんだ言いながらパメラとやること変わってないじゃない!」

 

即座に反応してティアにカウンターを叩き込もうとする。しかしその寸前にティアの姿が掻き消える。

 

「生憎だったわね。さっきまでと違って今度は二人いるのよ!」

 

その背後にパメラが現れシェラハに斬撃を喰らわせる。

 

「…そうだったわねぇ!すっかり忘れてたわよ!」

 

その攻撃を耐えつつパメラに反撃するも、パメラは即座にシェラハと距離を取る。

 

「舞え、(シュヴェート)!」

 

直後に上空から響くティアの声。上を見ると既にティアが無数の魔力刃をシェラハに向かって撃ちだしていた。

 

「ちいぃっ!」

 

舌打ちしながらシェラハがその魔力刃をガードする。しかしその隙にパメラが魔法陣内にシェラハの姿を捕らえていた。

 

「斬り刻め!」

 

魔法陣に生まれた無数の剣閃がシェラハを斬り刻む。

 

「かはっ…!」

 

たまらずに片膝をつくシェラハに向かい、二人が一気に間合いを詰める。が…

 

「…なーんて、ねっ!」

 

シェラハが地面を叩き二人の足元の岩盤を隆起させる。

 

「クッ、悪あがきを…!」

 

その岩盤に跳ね上げられたパメラはそのまま魔力刃を生み出して牽制しようとする。しかし一気に間合いを詰めてきたシェラハに顔面を鷲掴みにされる。

 

「そぉれっ!」

 

そのままパメラを同じく跳ね上げられていたティアに投げつけようとする。しかしそこにいたはずのティアの姿は既に無い。

 

「パメラ、ナイス誘導!」

 

シェラハの足元から突如として現れたティアがシェラハに斬撃を加える。先ほどのパメラの行動はシェラハを引き付けるための囮であった。

 

「ぐはぁっ!」

 

その一撃にシェラハは掴んでいたパメラを放してしまう。パメラとティアはそのまま魔法陣を移動して一足先に地面に降り立つと――

 

「さぁ、行くわよ!」「うん!」

 

二人の握る白銀の刃を巨大化させ

 

「「白銀に、散りなさい!!!」」

 

二人同時に巨大な剣閃をシェラハに向けて放つ。未だ空中にいたシェラハにはそれを回避することなど出来ず呑みこまれる。

 

「ぐあああぁぁぁっ!!!」

 

響き渡るシェラハの悲鳴。剣閃が通り過ぎた後には、その場に横たわって動かないシェラハの姿があった。

 

「「………ふぅ~~~~~」」

 

二人同時に貯めていた息を盛大に吹く。その様子がおかしかったのか、二人は顔を見合わせて笑いあった。




何とかシェラハ戦を終わらせようとしたらいつもの1.5倍くらいの長さになっちゃった。でも終わらせるって言ったからには終わらせないとね。それにここでシェラハ戦を終わらせないと、あと2話でこのエピソードが終わりそうになかったし…

シェラハ様はやっぱ書いてて楽しい。多分これからもちょいちょい出てくることになると思います。フリーランスで出しやすいですしね。

あとたまにはこれも言っておこう。感想、ご意見、お待ちしております。

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