一応ある程度は配慮しておりますが、それでもやっぱりRKS本編ネタバレが若干入ってしまいますので、その辺りはご了承ください。
RKSシリーズのキャラ紹介（若干当SSのオリジナル設定あり）
パメラ・アーヴィヒ
年齢:16
身長:164cm
誕生日:12月25日
容姿:長い赤髪に赤紫色の瞳。白を基調とした華やかな服に赤いロングスカート。動き易いようにスカートにはスリットが入っている。
プロフィール
神聖バルディア帝国の帝国貴族の子女にして、教皇軍の修道騎士部隊“黒十字”の元隊長。かつては貴族の娘として何不自由ない暮らしを送っていたが、魔力に覚醒してからは家の者に疎まれ、軟禁状態で育てられる。
しかしそんな境遇でも腐らずに、周囲に認められたい一心で剣の鍛錬を続けていたところ、その秀でた武芸が教皇の目に留まり、神より“奇蹟”を授かった聖女として黒十字の隊長に任じられる。そのような境遇のため黒十字に対する想いは非常に強く、また教皇への忠誠心は人一倍厚い。
教皇の命に従い積極的に魔女狩りを行っていたが、エルカーエス実行部隊所属のマギであるフロイディア・ノイヴァールに敗れ、更にその際事件の黒幕から事の真相を聞かされ、教皇がただの操り人形に過ぎなかったこと、黒十字が黒幕の都合のいいように動く道具に過ぎなかったこと、そして自分が偽りの栄光を無邪気に喜んでいた
その一件で重傷を負ったパメラはエルカーエスに保護されるも、真相を知り失意のどん底にいたパメラはエルカーエスを、そして帝国を脱走する。フィオーレに流れ着いたパメラは行く当てもなくふらふらと彷徨っていたところを野盗に襲われ、自身の惨めな境遇に絶望していた時、ラクサスと出会う事となる。
本人はいたって真面目でまっすぐな性格だがやや堅物な面がある。また元々箱入り娘として育てられており、魔力に覚醒してからは軟禁状態であったために世間一般の常識に疎い。かつては貴族特有の傲慢な態度が目立ち、それがために周囲の人間からは煙たがられていたが、一度絶望に叩き落されてからは険が取れたのか、傲慢な態度はやや鳴りを潜めるようになった。
なお事の真相を知った後も、パメラは黒十字に対して今なお特別な思い入れを持っており、いつか新たな黒十字を再興したいと願っている。また本人のエルカーエスに対する強い敵愾心は、魔力を持ちながらもゼッペリン伯爵に保護され、自由気ままに暮らしてきた（と、パメラは思っている）エルカーエスメンバーに対する反発と嫉妬心から来ている。
趣味はぬいぐるみ集めだが周囲には秘密にしている。酒の臭いが大嫌いであり、シェラハとはその意味でも相性が悪い。
使用魔法:“白銀”ヴァイスジルバー
聖剣で中空に魔法陣を描き、その内部で様々な奇蹟を顕現させる。また空間そのものを操ることも出来、多角的な攻撃を仕掛けることも可能。応用範囲が非常に広い半面、威力自体はさほど強いものは出せない。聖剣の力を解放することで威力を大きく上げることが出来るが、同時に魔力の消耗も激しくなる。
なお教皇軍に所属していたころは、魔女の振るう“魔法”と区別するため、彼女たち黒十字の魔法は便宜上“奇蹟”と呼ばれていた。
使用武器:聖剣ヴァイスジルバー
パメラが黒十字の隊長に任じられた際に教皇から授けられた、その名の通り白銀に輝く聖剣。邪悪なる魔を祓い滅する力を持つと伝えられる。普段は細身の剣だが、パメラがヴァッフアーフを行うことにより大剣ヴァイスジルバーへと変化し、行使できる力も大きくなる。
スピリティア・ローゼンベルク
年齢:15
身長:155cm
誕生日:12月20日
容姿:ボリュームのある金髪をポニーに纏め、銀色の十字架の髪飾りをつけている。神秘的な印象を与えるエメラルド色の瞳を持つ。上半身が白、スカートが黒の修道服のような服装をしている。
プロフィール
帝国軍所属の独立部隊“エルカーエス”実行部隊の一員にして、同最強のマギ。エルカーエスの中でも随一の戦闘センスを誇り、帝国軍からも一目置かれている。
帝国軍の訓練所に魔術教官として出向していたところに魔女の夜が勃発。帝国を混乱に陥れる仲間たちを止めるために単身エルカーエスに戦いを挑む。激戦の末にエルカーエスのリーダーであるミヒャエル・ゼッペリン伯爵、そしてその背後にいた黒幕を倒すも、魔女の夜を契機として教会の魔女狩りが活発になったことに心を痛めている。
素直で真面目な性格、やや不器用な面もあるが、誰よりも熱い心の持ち主。また正義感が非常に強い。悩むことも多いが、決して立ち止まらず前に歩き続けるタイプ。一方で非情になりきれない甘さがあり、その甘さゆえに実力を活かし切れていない面もある。ややバトルマニアな面もあり、実戦以外の手合わせならば喜んで行う。明るく親しみやすい性格のためエルカーエス内でも友人は多い。特にフロイディア・ノイヴァールの事は本当の姉妹のように想っており、彼女の事は“フロイ”と呼んでいる。
フロイディアとは同じ村出身の幼馴染の関係。両親とは生後すぐ生き別れており、村長の養子として育てられていたが、魔女として火炙りにされかけたフロイを救おうとした時に自身も魔力に覚醒、その力でフロイを救いだし村を脱走する。その後各地を放浪していたところをゼッペリン伯爵に拾われ、エルカーエスの一員となる。
極度のカナヅチ。水中ではたちまち沈んでしまう。ひそかに練習をしているものの一向に上達する気配がない。本人は太りやすい体質のせいではないかと悩んでいるが、体質の問題ではない模様。かわいい小物集めを趣味としているが、恥ずかしがって表には出したがらない。
使用魔法:“魂の銃”ゼーレゲヴェーア、他多数…
周囲からマナを集めて増幅し、弾丸を形成して撃ち出す。自身の魔力をほとんど消費しないのが特徴で、ほぼ無制限に撃ち続けることが可能。魔力をチャージし続けることでさらに強力な魔力弾を作り出すことも出来る。（なおこの魔法は、彼女の本質となる力が別の形で顕現したものである）
その力の本質は“他者の魔力を奪い、自身の物とする力”であり、その力を行使することで非常に多種多様の魔法を使いこなすことが出来る。しかしこの力は加減を誤ると一瞬で相手の魔力を奪い尽くし殺してしまいかねないので、魔女の夜以降はあまり使って行かないように心がけている。
シェラハ・フューラー
年齢:22
身長:173cm
誕生日:10月14日
容姿:薄い茶色の長髪に丸眼鏡。体にぴったりと張り付く黒いスーツの上に臙脂色のロングコートを羽織っている。ストッキング着用。
プロフィール
元エルカーエス特務部隊隊員で元黒十字隊員。普段ははた迷惑なお姉さん。放浪癖があり酒癖と男癖が悪く責任感と協調性に欠けるというかなりどうしようもない性格（ちなみにすべて彼女を慕う後輩の弁）。だがその本性は病的なまでの戦闘狂。勝ち負け問わず戦いそのものを無上の悦びとする。
生まれついてのマギではなく、力を求めて独力で魔力を扱う術を身につけた後天的なマギ。そのため魔力量自体はかなり少なく、魔力を外部に発現させるといったことは出来ない。だが自身の魔力適性をよく見極め、その魔力を最大限に活かせる魔法“リヒテファウスト”を編み出した。
その実力は伯爵を除けば当時のエルカーエスの中でも圧倒的であったが、そのあまりに好戦的な性格ゆえに魔女の迫害を助長するとされ、実行部隊入りを見送られ特務部隊の所属となる。その後自由に戦える環境を求めて数年前にエルカーエスを去り、再びティアと再会したころには黒十字の隊員となっていた。
黒十字に入隊したのはエルカーエスのメンバーと本気のバトルをするためであり、信仰心や教会への忠誠心は全く無い。そのため魔女狩りには全く興味が無く、酒を飲んでは寝ての自堕落な生活を送っており、フロイディアとの交戦に敗れて以後あっさりと黒十字を脱退し、再び戦いの場を求めて放浪の旅に出ていた。
非常に手先が器用で武器の錬成に長ける。得物の戦鎚も彼女のお手製。エルカーエスメンバーの何人かが扱う武器も、彼女が作製したものである。
酒が大好物。特にバーボンがお気に入りで、寝酒としてよく飲んでいる。
使用魔法:“光拳”リヒテファウスト
自身の身体能力を大幅に上げる魔法。超重量の戦鎚を軽々と振り回すパワーと、常人では捉えることが不可能なほどのスピードを発揮する。
使用武器:戦鎚ファウスト
シェラハお手製の超重量を誇る戦鎚。その重さは地面を叩くだけで地響きを引き起こすほど。重量に相応しく非常に頑丈なので、盾としての運用も可能。そのあまりの重さに床が抜けてしまうため、室内に持ち込めないのが難点。
とりあえずこんな所ですかね。これである程度イメージしやすくなっていただければと思います。
ついでに当SS内での各キャラの大体の強さもここで書いていきましょう。
パメラ:本編の通り、大体エルザと同程度。
ティア:現時点で既にマスターハデスと同格。お互いが本気のガチバトルをした場合普通にティアが勝つ。ただ設定の通りティアは甘いので、実際にやり合ったらどっちが勝つかは不明。
シェラハ:テンション（というかやる気）で実力が大きく変わる。普通の手合わせではフリードにも後れを取りかねないが、こと実戦となるとギルダーツとも互角にやり合える。
大体こんな感じ。こうして書いてみるとパメラ弱いなぁ…別に弱くないよ？ティアやシェラハがバケモンなだけだよ？などと言い訳しつつ次回からまた本編に戻ります。