二代目戦乙女の今日この日この頃。   作:バンビーノ

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05.戦乙女対面

 アレシアは珍しく朝早く起きていた。二度寝する気分でもなかったので先日飲んでいるときに、思い浮かびそうだった亡国本部の保管庫からナノマシン中和剤をいただく案を考えていたのだが……スコールに呼び出された。

 任務の話である、また上の方からの命令らしく今日行われるキャノンボール・ファストにちょっかいをかけてこいとのことだ。

 

「はぁー、またイベント事のときに襲撃かけるんね。なに? イベントのときじゃないと駄目なのかい?」

「私に言われても困るわ……恐らくこの襲撃も表向きの理由は置いといて、裏の理由としては本部の人間に利益があるから襲撃させようとしてるのでしょうけど?」

 

 表向きの理由はISを奪ってこいとのことではあるが、正直いってIS学園の代表候補生や国家代表、教員が勢揃いしているイベントでそんなことは不可能に近いのだ。

 IS学園の専用機持ちからISを奪い取るなら休日に出掛けているところを襲った方が手っ取り早いことは間違いない。

 

「たぁー! めんどくさいな! ガキどものイベントくらい純粋に楽しませてやりゃあいいのに、ったく。まあマドチは諸事情もとい私情込みでやる気みたいだし? あたしもいくけどさぁ……」

「M基準ってあなた保護者みたいね……まあ今回は私も行くわ」

「お、手伝ってくれんの?」

「いえ、観戦よ」

「マジ?」

「マジよ、今日は暇なの」

 

 アレシアは数秒じっとスコールの目を見るがまったく揺らぎがない、どうやら本気で観戦するためだけにキャノンボール・ファストへ来るようだ。

 こいつ自由だよなぁ、とアレシアは肩を落とすが完全なブーメランなことには気づいていない。

 

「それにしてもあなた今は酒を飲んでないのね?」

「珍しく早起きして現在AM6時半、そんな気分じゃあないわー。てか本部もギリギリすぎだろぉが、もっと早く言えよぉ、ああくそ! 酒飲まなきゃやってらんねぇ!」

「あなた、一回の台詞のなかで酷い矛盾が起きてるわよ?」

「人生なんて矛盾してなんぼだぁって!」

 

 深い意味がありそうで、その実なにも考えず適当なことを言いながらアレシアは拡張領域から酒を出して飲み始める。

 

「……ねぇ、アレシア?」

「ん、ぷはー! なんだぁぁ?」

「いま拡張領域には何が入ってるのかしら?」

「日本酒、焼酎、ビールにワイン、カクテルもあるぞぅ!」

「あなたISの装備入れなさいよ!?」

「お? ……おおぅ、忘れった忘れった! 入れ換えとくさぁ……あとオータムはどうしたんだぁ?」

「ああ、オータムは前回の襲撃でアラクネがコア以外爆発したから今回は待機よ」

 

 そういえばそうであったと納得するアレシア、今も目を閉じれば爆発したアラクネがまぶたに浮かぶ……いい、やつだったよ。

そのままアレシアは倉庫へ酒と『小人の杭打ち』などに装備を入れ換えに行くのであった。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 拡張領域の一覧を見直していると、ふとあるものを見つけた。銀の鈴の腕部限定装備である、スコールに報告するのを忘れていた。

 

「あ、これ持っていくついでに保管庫に入りゃあいいんじゃねぇの……? やっべ、スコールに報告するの忘れったな」

 

 保管庫へ入る方法が見つかったことにケタケタと笑いながら、アレシアは思い出した。

 先日思い浮かびかけて忘れた案はこれだったのだ……というよりも、そもそもスコールに怒られないように奪ってきた装備なのに報告すらしていない。酒に溺れてたし。

 あの日は色々あったからしゃーない、と自分に言い訳しつつ装備を入れ換えスコールへ報告するために戻る。

 

「スコールぅ! 保管庫へ入るための手段思い出したぜぃ!」

「あら……ほんと?」

「応ともさぁー、なんとあたし前回イレイズドで銀の福音の装備を奪ってきてたんだったわ!」

「……もう一度言ってくれるかしら?」

「前回イレイズドで銀の福音の装備を奪ってきてたんだった、報告忘れった! アッハッハ、ごめんな!」

「忘れてたって…………はぁ、わかったわ。あなたがそういう人間なのはもう諦めてるし。それでその武装を本部の倉庫に一度持っていくときに中和剤を手に入れろと?」

「イエッス!」

 

 スコールはアレシアの相変わらずのマイペース振りに呆れつつも考える。確かに銀の福音の装備というだけのものがあれば、スコールなら保管庫へ入ることは容易いだろう。

 しかしマドカの中和剤を盗めばその内にバレる、ダミーを置いても一時的な凌ぎにしかならないだろう。なんか本部の奴等はダミーさえ置いとけば中身も確認せず安心してそうだが楽観視は止めておく。

 

 そうなると別の案が必要になるが……。

 

「アレシア、私は今日の観戦はパスよ。あなたの盗ってきたこの武装で交渉しに行くわ」

「へっ? 侵入してパクんねーの?」

「盗ってもいつかバレるわ。バレてもいいと言えばいいのだけど、今はまだ不審な動きはしたくないの。だから正面きって交渉してくるわ」

 

 潰すときは一気に潰したいものね、そう聞こえた。アレシアは少し引きつつもいつもの怪しい笑みを浮かべるスコールに質問する。

 

「お、おう……? どうやって交渉するんだ?」

「大まかにいったら本来私たちの武装にするつもりだったコレ、『銀の鐘(シルバー・ベル)』試作壱号機・腕部装備砲を本部に譲るので対価に中和剤を貰うってとこね」

 

 それを聞いたアレシアは首をかしげる。対価にもらうのはいいのだが、中和剤を貰う理由がない。

 

「そこは私が舌先三寸口先八丁嘘八百でどうにかしてきてあげるわよ」

「や、ヤバい……スコールから信頼できる胡散臭さが滲み出てるぅ!」

「誉めてないわよね、それ」

 

 スコールがジト目でアレシアを見るが当の本人はしらんぷりである。

 

「よっ、悪代官! 詐欺師ぃ!」

「オーケー、その喧嘩買ったわ。酔っ払い、表出なさい」

「断るぅ! 任務のためにマドチーと話してくるぜ!」

「ちょ、都合のいいときだけ任務を口上に……!」

 

 そろそろスコールが怒りそうなったところで、アレシアは逃げ出す。スコールは決意した、アイツの酒を撤去してやると。

 その後キャノンボール・ファストから帰ってきたアレシアが部屋に戻ると、一切の酒がなくなっており一悶着あったのはまた別の話である。部屋がひとつ吹き飛んだとだけ追記しておく。

 

 

▽▽▽▽

 

 

「ということなのでぇ、スコールは来なくなりましたぁ! さぁマドチぃ、ふたりで行こうぜ!」

「いきなり、ということなので、とか言われてもわからんぞ。詳細を話せ、詳細を」

「キャノンボール・ファスト襲撃、スコール来ない、あたしとマドチふたりで行くよ」

「誰が三行で話せといった……?」

 

 アレシアはマドカのところへ来たのはいいが、スコールが来ない理由をどう伝えるか考えていなかった。マドカの頭の中にあるナノマシンを取り除く中和剤を得るために、本部へ交渉しに行ったとは言えるわけがない。

 

 まあ、元から観戦しかする気のなかったスコールが来なくなったところで一切問題はないのだが。

 

「まあ、待ちなマドチー。今どうやって誤魔化すか考えてるから」

「前から思ってたんだが、アレシアは私をバカだと思ってるだろ? 喧嘩売ってるなら買うぞ?」

「バッカ、何言ってんだマドチ! バカなんて思ってない、バ可愛いと思ってんのよぅ!」

「結局バカじゃないか!?」

「それにスコールが、あたしがパクってきた福音の装備を出し忘れてたせいで、本部に行かないといけなくなったなんて言えるかぁ! 恥ずかしいじゃん!」

「言ってるからな、言っちゃってるからな? ……はぁ、私よりアレシアの方がバカじゃないのか?」

 

 バカと言われショックを受けた振りをしつつ、アレシアは上手く誤魔化せたことに安心する。今やろうとしてることはマドカに頼まれた訳でもないのに勝手にやっていること、云わばエゴだ。云わばというより丸っきりエゴでやりたいからやるのだ。

 マドカに対して、かなり思い入れのようなもののあるアレシアだが理由は単純である。ただ織斑千冬に対しての強い執念、執着を見て自分に重ねてしまっただけだ。

 アレシアもベクトルは違えど織斑千冬に対して大きな執着がある、それをマドカに重ねてしまった、それでどうにも放っておけなくなったのだ。自分と重なった人間に笑って欲しい、それだけだ。

 

 そのマドカに今自分がやっていることが知られたら、どんな反応をされるかもわからない、その反応を見るのが少し怖いアレシアは安心したのだ。

 普通なら感謝されるかもしれないが、マドカはこれでも繊細と言うか少し人と感性が違うのでもしかしたら怒るかもしれない。そうなるとアレシアはヘコむ自信がある、なので誤魔化した。

 

「ま、まあいいじゃんかぁ。それよりそろそろ出ようぜぃ?」

「露骨に話題を変えたな」

「さて、準備しろマドチぃ。今回は学園の専用機持ちが勢揃いしてるところにいくんだ、マドチなら大丈夫そうだけどマドチたちの歳ってのはどう化けるかわからねぇんだ。それはマドチにも言えることだが、学園の生徒たちにも言えるんだ」

「ああ、その忠告は素直に聞いておくが……誤魔化してるのがバレバレだぞ? アレシアは誤魔化すときには話す前に右上を見る癖があるからな」

「あるぇ!? え、マジ? あれでしょ、実は嘘だってやつだろマドチィ!?」

 

 自身の気づいていなかった癖に割りと本気で驚いているアレシア。そして残念ながら事実である、今も無意識にチラチラ右上を見ている。

 というか、いつから気づかれていたのだろうか。間違いなくさっき誤魔化してたのもバレてたに違いなく、冷や汗がアレシアの背をつたう。

 

「くくっ、ホントだぞ。まあアレシアの面白い反応が見れたからいいさ、ほら行くぞ」

「ちくしょー……なんかこの頃驚くことが多いなぁ」

「ふっ、ブリュンヒルデを驚かせれるとは光栄だ。勝てはせずとも、姉さんを驚かせることくらいは出来るかもしれないな」

「……かもねぇ」

 

 マドカはそれを冗談のようにそう言ったがアレシアは再び驚いていた。出会った頃のマドカといえば、織斑千冬の話題になれば殺気を振り撒いていた。しかし今は冗談まじりで織斑千冬の話をしたのだ……マドカも変わっていっているのかもしれない。

 どう変わっているのかはさっぱりなのだが。

 

「まあ、マドチが家族に復讐するのはあたしも私情によって手伝うから。あたしは千冬と戦っとくから弟よろしく」

「おい、そのことに関してはまだ納得してないぞ」

「チッ、なら仕方ないなぁ! 勝った方から千冬と戦おう!」

「それ、私が先に戦える可能性がほぼないだろうが……!」

 

 そう言ってマドカが詰め寄ってくるのをアレシアは受け流しつつ二人はキャノンボール・ファスト襲撃へ向かう。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 キャノンボール・ファストが行われている会場のはるか上空。

 そこにテンペスタ・ディザストロを纏うアレシアとサイレント・ゼフィルスを纏うマドカがいた。ふたりともステルス機能をオンにしており、今のところ警備やレーダーに見つかることなく襲撃のタイミングをはかっている。

 

「お、あれ一年生かねぇ。専用機持ちの多いこって、相手するのがめんどくさいったらありゃしないなぁぁ」

「不意打ちで数機のスラスターを破壊するか?」

「それだマドチ、ならあたしは面倒な第四世代のスラスター潰しにいくよ。マドチは……ドイツのやつが戦闘力高そうだねぇ」

「よし、ついでにもう一機狙えそうなら撃っておこう」

 

 そう言いつつマドカはゼフィルスの大型ライフル『星を砕く者(スターブレイカー)』を構え、第三世代型BT兵器、通称ビットを6機を待機状態からいつでも撃てる状態にする。

 

「じゃー、あたしは先に突っ込んでくから」

 

 アレシアは大型のハンマーを出しつつそう言う。

 そのハンマーはISの半分ほどの大きさがあり、ヘッドと呼ばれる叩く部分の形は窓割り用に尖っている。そして、その反対側にはブースターのようなものがついていた。

 

「なんだそのハンマーは……」

「あー、これ? 『星砕き(ビスケットハンマー)』……そういやマドチの銃と似た名前だなぁ、まあこれは破壊力重視だけど」

「そのブースターはなんだ?」

「柄についてるボタンをポチッと押せば点火して破壊力アップぅ! 第四世代だろーがなんだろうがスラスターくらいビスケットのごとく砕いてやるぜぃ!」

 

 そしてアレシアは第四世代のIS紅椿のスラスターを打ち砕くため、星砕きを肩に担ぐように構え狙いを定める。

 

「じゃあ行くよぉマドチ!」

「ああ!」

 

 翼スラスター6機を全開に重力の後押しを受け音の壁を軽々と突破し紅椿へ向け急下降するアレシア、そして少し遅れ6機のビットとスターブレイカーでドイツの機体シュヴァルツェア・レーゲンとフランスの機体ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡに向け狙撃する。

 

 ――二代目世界最強と初代世界最強の妹の襲撃が始まった。

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

 襲撃は突然であった、キャノンボール・ファストでのレースの最中。その全員のISに未確認ISが接近していると警告が表示されると同時、紅椿に乗る箒にロックオンされていると警告が出る直前。

 箒が上空から降ってきたナニかに叩きつけられ他の専用機持ちの視界から消えた。

 

 降ってきたナニかは、もちろんアレシアである。会場の遥か上空より一直線に箒へ向かい突っ込んできた。

 肩に担いでいた星砕きの一撃により翼スラスターの破壊に成功したのだが、勢いのあまり叩き落とした箒と一緒に地面へ向かった。そのせいと言うべきか、そのお陰と言うべきか他の専用機持ちには視認されなかったのだが箒が落ちた場所では土煙が舞い上がっている。

 

「箒!?」

 

 そしてそのことに一瞬気がとられた直後、ラウラとシャルロットの翼スラスターが弾けた。それを狙撃と気づきいち早く上空を見上げたのはセシリアであった。

 そのセシリアが見たものは、

 

「なっ、あれはイギリスから盗まれたサイレント・ゼフィルスですわ……!」

「くそっ、どうなってるんだ。ラウラ、シャル! 無事か!?」

「ああ、大丈夫だがスラスターがやられたせいで戦闘機動は無理だ。地上から援護する!」

「させないぞぉぅぅぅぅ!」

「なっ!?」

 

 ラウラ、シャルロットが援護のため地上からゼフィルスを狙おうとそれぞれ構えたが、後ろより白を基調とし赤のラインが入ったISディザストロが土煙の中から出てきた。その後ろでは箒がスラスターを破壊された衝撃で気絶している。

 ホームランを打つかのように振りきられた星砕きがラウラを捉える直前、物理シールドを展開したシャルロットが割り込む。しかし桁違いの衝撃は殺せず吹き飛ばされ気を失うシャルロット。

 

「うあッ!」

「はー、いい反射神経に展開速度だねぇ。ただ脆い、もっと受けるだけじゃなく受け流せるようにしないとねぇ?」

「貴様なにも――教官が棄権したことでブリュンヒルデになったアレシア・コロナーロか!?」

「お、わかる人はわかってくれるねぇい! 顔を見てもピンと来ない人がいるんだけどそんなときはショックなんよねぇ――おっとぉ!? 会話の途中にレールカノンぶっぱなすぅ!?」

「教官を倒していないとはいえブリュンヒルデ相手に余裕など見せられるか……!」

 

 眼帯を引き剥がしたラウラから、再度放たれるレールカノンをブリッジの体勢で避けそのままバクテンで後退。上体を起こすと同時に、再び『星砕き』を肩に担ぎ瞬時加速(イグニッション・ブースト)で距離を詰める。それに反応したラウラは左手を前に出し、AICでアレシアの動きを封じようとした。

 が、その動きを見たアレシアは星砕きのブースターを点火しラウラより遥か手前の何もない空間で振るう。それに合わせ右3機の翼スラスターのみで二度目の瞬時加速を行った。それにより桁違いの質量を持つ星砕きの遠心力も加わり瞬時加速の方向を直線から左に逸れる形に変わりAICの効果範囲をギリギリで避け、ラウラの横へ位置づく。

 

「なに!?」

「ドイツっ子ぉ! その手を前に出す癖ぇ直しなぁ! そうすりゃあ、そのAICももっと有効に使えるぜぃ!」

「ガッ!?」

 

 そう言いながらアレシアはラウラの横に位置づきながらも殺さずにいた勢いのまま、星砕きのブースターを全開にしながらその場で回転しつつラウラを捉え、単純な重量と遠心力、速さによる破壊力で吹き飛ばした。

 

「よぅし、こっちは片付いたぁ! スラスターが壊れてたし手早く済んでよかったよかった。マドチは……あー、織斑弟と中国ガールを落としたねぇ」

『アレシア、織斑一夏と中国の専用機持ちを落とした。イギリスの専用機持ちが追ってきているようだ』

 

 スラスターを破壊された組を倒したアレシアはマドカの状況を確認するとマドカからプライベートチャンネルで通信が来た。丁度、一夏と鈴が落とされたところであり、バイザーに隠れて見えにくいが一夏を落としたことで、多少晴れ晴れとした表情をしていそうなマドカが会場から出るとセシリアが追っていった。

 

『了解ぃ、もうちょっちしたらあたしも追うよ』

『わかった、では切るぞ』

「はいはー、ありゃもう切れてる……うし、ならあたしはあたしの目的を達成してから帰るとするかねぇ」

 

 そう言いながら浮かび上がりつつもハイパーセンサーを使い目的のモノを探す。アリーナでは意識を取り戻した紅椿操縦者に織斑弟が必死に何かお願いしてるのが見えたり、観客席ではパニックになる寸前の観客たちを避難させるIS学園の生徒らしき水色が見えたりする。

 だがそんなところに目的のモノはあらず更に集中し探す観客席の逃げ惑う人間ひとり見逃さないよう、国の重鎮や企業の重役などVIPのいる席から全てを探し、

 

 ――ついに見つける。放送席に、ガラスに隔たれた、その向こうに。

 

 

 

「見つ、けた……見いぃぃぃつけたぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 無意識にアレシアはそこへ突っ込んでいき強化ガラスを砕き目的のモノと対面する。

 

 ――そう、

 

 

「織斑ぁぁぁ千冬ゥゥゥ!」

 

 

 ――世界最強の初代ブリュンヒルデ織斑千冬との対面だ。

 




ここまで読んでくださった方に感謝を!
星砕き(ビスケットハンマー)はざっくり言うと、叩くとこが片方尖ってて片方ブースターついてるデカいハンマー。もちろん使い勝手はあんまりよくない感じ。
次回決着! ってわけではありません。

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