二代目戦乙女の今日この日この頃。   作:バンビーノ

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17.唸れ、蹴り。飛び立て、宇宙へ。

 マドカがセカンド・シフトした。

 そのとき師匠であるアレシアは……笑い死にそうになっていた。隣にいる千冬はかなり複雑そうな顔をしている。

 

「アハッ! アッハッハッハヒャ! マド、ブフッ! ちふ、アッハッハ、千冬ぅ! あ、あんたの妹セカンド・シフトの理由がッ、アハハハッゲホッゲホ!」

「お前の弟子だろ、というか粗方お前の影響だろ……」

「いやぁ、いくらあたしでもあそこまで面白くなれねぇわ。アハッ! いいねぇ、マドカ最高だよ」

 

 それに当たり前だが面白いだけではない。武装が一新されている。本来ISだって専用機となれば、試験機でもない限り乗り手にある程度合わせた武装をつけている。なので武装の方向性が180度変わり、一新されることは普通ならない。

 だが生憎マドカのゼフィルスを手に入れた経緯は普通ではなく強奪。その結果、上手く扱えるものの苦手な銃を使うこととなっていたのだが、今回のセカンド・シフトで銃は剣となった。

 

「さてさてさてぇ! これで五分五分だぁ」

「それでもお互いそう動けんはずだ。一夏は燃費の悪さゆえに、マドカはセカンド・シフトで回復したとはいえ、スラスターの修復にエネルギーをまわしたのか半分も回復してないだろう」

「ま、決着は近いだろぉねぇ」

 

 ふたりはアリーナへ視線を戻す……ちょうどマドカの上段廻し蹴りが炸裂していた。

 ちなみに陰で観戦していたスコールも笑い死にそうになっていた。

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

 

 セカンド・シフトし、ゼフィルスも近接格闘特化型となったのでマドカは躊躇いなく鍔迫り合いに持ち込む。

 ただ白式も近接格闘特化型なので当然拮抗する。しかし、マドカは今回スラスターやパワーアシストを全開にする無茶はしない。張る意地はなくなったし、エネルギーも余裕がないのだ……なので、こうする。

 右脚部スラスターのみで瞬時加速をし、上段廻し蹴りを行った。威力は言うまでもない、顔に当たる寸前に肩でガードされが一夏は肩の装甲を砕け散らせ、蹴りの勢いのまま左へ吹き飛ぶかのように転がっていった。が、直撃は避けた。

 

「チッ! 肩で防いだか、とんでもない反射神経だな」

「脚部のみの瞬時加速で蹴りする方がとんでもねぇよ!?」

「ほう、なんだお前は出来ないのか? これだけの間近接特化の白式に乗ってて、これくらいのことも出来ないの――かッ!」

「ぐぉ!?」

 

 話ながらお互いの間合いに入り込み、横凪ぎの一閃。しかし雪片に喰い止められるが、マドカは力付くで押しきろうとする。

 

「それくらい……舐める、なッ!」

 

 それに対し一夏は、瞬時加速を使用してないものの、押し付けあっている刀を軸に脚部スラスターを噴射させた勢いで廻し蹴りを行った。

 

「……読みやすすぎるぞ一夏」

 

 しかし、そのマドカの挑発にそのまま乗ることとなった蹴りは大きく空振り、マドカに対し背中を向けることとなる。そのことに一夏は焦燥を露にするが既にどうすることも出来ない。

 防御、回避ともに不可能である状態に最大火力の一撃を見舞うためマドカは武装を瞬時に切り替える。

 

「ワンオフでも発動させて決めたいところだが……」

 

 その武装も刀であり、しかしてそれはISの全長に迫る長さを誇る。近いものを挙げるなら斬馬刀。マドカの知るなかで小細工抜きで一番威力のある刀『無銘刀』を模した武装、その名も『無銘刀弐式』が展開された。

 

「これで十分だ……!」

「ガッフ……!?」

 

 その大きすぎる刀を振るい、最大の威力を込めるためマドカは片スラスターで通常の瞬時加速を、もう片スラスターで逆噴射の瞬時加速を行う。その結果、独楽のように回り、遠心力の上乗せされた『無銘刀弐式』が白式の背面を捉え翼スラスターを一機斬り裂くだけでは収まらず、吹き飛ばす。

 そして追撃、白式を斬っただけでは回転の収まらないマドカは、一夏を吹き飛ばした方向に『無銘刀弐式』を手放し――射出と言ってなんら問題ない速度で投げ飛ばす。

 しかし一夏は直ぐに体勢を立て直し、マドカへ向き直り飛来する巨大な刀を掻い潜るようにし避け『雪片弐型』の間合いにマドカを入れる。

 

「お返しだ!」

「しまっ……! チィ、間に合え!」

 

 回転が収まった直後で体勢の悪いマドカは、零落白夜を発動した一撃必殺の斬撃を振り上げた左腕を盾にし、辛くも防ぐ。

 絶対防御も発動しシールドエネルギーは大きく持っていかれた。左腕の装甲は豆腐を切るかの如く容易く裂かれ動きも鈍い……がまだエネルギーは残っている。

 再度、刀を呼び出し振るうと同時に、影に隠しナイフを投げる。左手で防がれたが荷電粒子砲は潰した。

 

「まだ、だァ!」

「チクショウ! なんか想像してた戦いとなんか違う……!」

「ネチネチした復讐よりマシだろぉがァァァ!」

「そうなんだけど……ああ、クソ! なんか釈然としねぇ!」

 

 一夏の振るう雪片が斬りあげる形で、マドカの刀を弾き飛ばす。そして返す刀で零落白夜が降り下ろされる。マドカの武装の再展開は間に合わず、避けることも間に合わない。先程と同じようにどこかの装甲を犠牲にしても、今度こそシールドエネルギーは尽きるだろう――だから、

 

「もう一回だっラァッ!」

 

 脚部限定瞬時加速を再び行い、一撃必殺の刃が届く前に、降り下ろされるよりも速くに柄を握っている手を蹴りあげた。

 その衝撃で雪片弐型は一夏の手を離れる。

 一夏には他の武装はなく、拾いに行くため背を向けることも出来ない。

 

「なら……!」

 

 なら取るべき手段はひとつ、近接格闘、武器無しの近接。要するに殴る、一夏の拳がマドカの頬を捉える。マドカは殴られた勢いを利用することで反転し、後ろ廻し蹴りに繋げ一夏のわき腹に直撃する。一夏は蹴りの威力に負けることなく地を踏みしめる。マドカも蹴りを終え、瞬時にもう一度蹴りをいれるために構える。

 そして一夏は拳を握りしめ振りかぶり、マドカは蹴りを放つためスラスターを噴かす。

 

「こんッの! 幸福まみれの鈍感モテ男が、死ッっっっねぇぇぇ!」

「意味わかんねぇぇぇ!」

 

 互いに最後の一撃と言わんばかりに、握りしめた拳とスラスターを全開にした蹴りは、お互いの横っ面を捉えた。

 一夏、マドカの体勢は崩れ……マドカは背面蹴りで追撃を入れて倒れる。

 

「ぐぉ!?」

「ぶへっ!」

 

 その結果、一夏のシールドエネルギーは0となり、マドカのシールドエネルギー残量は――3。

 つまり、マドカの勝ちである。

 

「勝った、勝ったぞぉぉぉぁぁぁぁぁ!」

「クソー、負けたか……なんか直接攻撃、特に蹴り多くなかったか?」

「あぁ気にするな……直接にブッ飛ばしたかっただけだ」

 

 それと蹴りが多くなった理由は、零落白夜で左腕を斬り裂かれたからだ。実はナイフを投げ終わってから、パワーアシストが全く効いていなかった。けどなんか、悔しいので言わないマドカだった。

 

「…………そんなことだと思ったよ。まぁ、何はともあれこれから宜しくな」

「あぁ、宜しく、だ――ッパァ!?」

「マドカァ!?」

 

 一夏の差しのべた手を取ろうとしたマドカが、一夏の視界から消えた。

 アレシアがマドカに突撃したからだ、アリーナ入り口を見れば眉間を押さえた千冬もやって来た。

 

「アッハッハッハ、マドチィ! 勝ったなぁ、おい!?」

「コフッ、ゴフッ放、放せ!」

「おー、悪い悪い……まぁ、なんだぁ、やったな」

「あぁ……思いっきり蹴っ飛ばしてスッキリした」

 

 晴れ晴れした顔で胸を張るマドカとハイタッチするアレシア。

 

「負けちまったよ、千冬姉」

「まぁ、お前もまだまだ未熟だ」

「ああ、また気を引き締めて訓練するよ」

「励むことだ……さて」

 

 おもむろに千冬はどこかへ通信を繋げる。するとアリーナ観客席の出入り口が開き、学生たちがぞくぞくと入ってきた。

 

「……こりゃあ、なんだ千冬ぅ?」

「なに、せっかくのお前との再戦、モンド・グロッソ決勝のやり直しなんだ。観客がいないというのも味気なかろうと思ってな?」

「へぇ、あんたにしてはこんなん珍しい気がすんだけど……いいねぇ!」

 

 実は千冬がいっていることは半分は建前だ。今日このアリーナに予約をいれている生徒や、学園教員から貸しきりにしてもらう引き換え条件として千冬とアレシアの戦闘の観戦権を出したのだ。

 どこから聞きつけたやら、いつの間に許可をとったのやらテレビカメラらしきものも見える。

 

「じゃあ、まぁ準備しますかぁ」

「そうだな」

 

 そう言うとお互いに背を向け、ふたりの世界最強はビットへ向かったのであった。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 少し時を遡り、一夏とマドカの戦闘中。

 オータムは亡国機業本部の情報をリークする仕事を、スコールから任されていた。

 空中に開かれているディスプレイにはIS委員会の人間が映っている。

 

「では亡国機業の位置はここで?」

「そうだよ、残存戦力は打鉄一機、、くらいだ。まぁ、増えてることはねぇんじゃねぇか? あと操縦者も代表候補生落ちの雑魚ばっかだ」

「そうですか……では、今よりIS委員会で編成を組み――亡国機業殲滅を始めます」

「あー、頑張れよー」

 

 その言葉を最後にディスプレイが消える。オータムは仕事は終わったとばかりに大口を開きあくびをする。

 念のため横に控えていた楯無は、呆れたかのような視線をオータムに向ける。

 

「元とはいえ、あなたの所属していた組織じゃないの? えらく他人事じゃない」

「ハッ、他人事だからな」

「長い間所属してたなら思い入れとか出来るものじゃあないのかしら?」

「ねぇ、一切ねぇよ。スコールがいたから私はあそこにいた」

 

 オータムにとって亡国機業の価値はイコールで、スコールが所属していたことのみであった。

 なのでスコールが辞めるなら辞めるし、未練どころか自分達に害をなしそうなのであれば潰れてくれて万々歳。

 突き詰めればスコール至上主義、スコールへの愛のみで動いているような彼女。まるで一途なヒロイン、時と場合によれば若干ヤミも入ってそうである……がレズだ。

 

「なに引いた目で見てんだよ、鬱陶しい。てめぇだってどれだけ周りに愛想振り撒こうが、最後の最後に選ぶ一人がいんだろぉが」

「身も蓋もないわね……まぁ、いるわよ。そのために私はこの立場にいるもの」

「そーだろぉよ。私の持論だが、人間なんて大切なモノを突き詰めていけば残るのはひとつだ。それが二つも、三つもある奴は本当に大切とは思っちゃいねぇんだよ」

「極論ね……」

 

 極論であり、ただのオータムの持論。ただしオータムは本気でそう思っている。今はマドカやアレシア含めた四人で過ごしているし、それも悪くないとは多少なりとも思ってはいる。

 だが、もしもスコールと天秤に掛けることがあれば迷いなくその他を切り捨てる。

 

「そう、私ならそこで迷うか……今なら周りの力を借りてどうにかしようとするわね」

「ハッン! 結構なこった。私は私の持論が間違ってるとも思わねぇし曲げる気もねぇ」

 

 ただ、とオータムは言葉を続ける。

 

「私の場合は周りに力を求めれるような仲間ってやつがいなかったからこその、この持論だが……頼れるやつがいるなら頼ればいいんじゃねぇのか?」

「そうね……ふふふー、こうして話してみるのもいいわね。あなたの今までのイメージが少し変わ」

「まぁ、頼った結果背中からズブリといかれても知らねぇけどな」

「あー、イメージが変わったけどあんまり良い方向には変わらないわ」

 

 その言葉を聞き、げんなりした楯無の顔を見てオータムは鼻で笑う。自分の性格が良くないことなど知っている。ただ、この程度でそんな表情(カオ)をしてるようでは、他の三人の相手は間違いなく途中でナニか諦めることになるだろう。

 オータムは自身の性格の悪さも自己把握してるが、元亡国機業四人組のなかでは扱いやすい性格だとも自負してる。というか、他三人がくせ者過ぎる。

 

「知ってるわよ……マドカって子以外は一度は手合わせしてるもの」

「同性愛者の快楽主義、世界最強と呼ばれる自己中、家族にコンプレックス拗らせた自己中だ」

「色々濃すぎるわよ、貴女たち……」

 

 敵でなくなっても面倒事を巻き起こしそうな面子に頭を抱える楯無であった。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 とある個人が所有する広大な土地。その中心で機械に囲まれながらテレビを見ている少女がひとり。

 アナログテレビに映る織斑一夏とマドカの戦闘を見ていた。

 

「束様ー、織斑マドカが八つ当たりという理由でセカンド・シフトしたのですが、これってIS的にどうなんですかー?」

「んー!? IS的には何があってもおかしくないけど、その理由はおかしい、というか可笑しいね!」

「……つまり面白いからいいと」

 

 少女、クロエ・クロニクルは後方の離れた位置にて火花を散らしながら作業をしている束に問いかけた。

 しかし、束的にはもうISは何が起きてもおかしくない……それこそ自意識が大きくなると動けるようになった、なんてことが起きても予想の範疇である。ただ、可笑しい面白いとは思う。

 

「ちーちゃんの試合はまだかーい?」

「恐らくこの試合が終わってからかと……武装なしの殴り合いが始まりました。そろそろ終わるかと」

「りょうかぁぁぁい! 束さんもそろそろ、終わっり! 出来た!」

「お疲れさまでした束様、ちょうど試合も終わりましたね」

 

 作業を終えた束が画面を覗きに来る。アナログテレビを見れば一夏は敗れ、見事復讐、ではなく八つ当たりを終えどこかスッキリした顔のマドカが映っていた。

 

「あーあー、いっくんは負けちゃったかぁ。まぁ残念ながら実力的には、まどっちの方が数段上だったからねぇ……」

「それでも束様は、織斑一夏が勝つと思われていたのですか?」

「本当の『復讐心』を持ってたならねー。事実まどっち本人が八つ当たり云々言うまでは、いっくんが押してたでしょ?」

「あ、はい。織斑マドカが変に吹っ切れてから逆に押され始めてましたが……」

 

 束は呆れ顔になりながら笑う。真面目なところはしっかり決める一夏なのだが、普段の模擬戦などでは普通に負けるのだ。いや、むしろ黒星の方が多いともいえる。

 まぁ、模擬戦の相手が軒並み代表候補生徒いうことを除いても、ISに乗りはじめて一年もたっていないので当たり前ともいえる。ただ、それでも乗り始めた頃に比べれば格段に上達していっていることは、さすが『織斑』というべきか……

 

「何はともあれ、まどっちが復讐から八つ当たりにスイッチを切り替えたときが勝負の別れ目だったね。ちーちゃんはいつだって超強いんだけど、いっくんはここ一番(・・・・)ではやるんだけど普段がねー」

「弱いんですね」

「ぶっちゃけるとそうだよ! でも、ちーちゃんや束さんが元から完成したモノとするなら、いっくんは可能性の卵なんだよ?」

 

 一夏の地力は一般人よりは高い。しかし千冬はその比にならない地力を持っており、文字通り世界最強。

 天才と呼ばれ、天災と恐れられる篠ノ之束に、肉体面で並び立つ唯一無二の存在である。

 ただ、一夏の才能は元から備わってる力ではなく成長力、伸びしろにある。

 

「まだ代表候補生との模擬戦も黒星が多いんだけど、逆にいえば約半年でISの『あ』の字も知らなかったいっくんが、多少なりとも勝てるようになってるんだよねぇ」

「普通ならあり得ないと?」

「うん、IS操縦者のなかでは最速の成長だね……むしろ異常とも言えるよ。だから、いつかはいっくんは束さんやちーちゃんと同じステージに上がってきてくれるんじゃないかと期待してるんだよ」

 

 千冬以外に未だ誰も並び立ったことのない、篠ノ之束という人間の隣。

 そこに新たに並び立ってくれるかもしれない、その可能性を秘めた一夏に期待する束だった。

 

「さってと、くーちゃん荷物はまとめたかい?」

「はい……といっても特にないのですが」

「よっし! ならちーちゃんと……あー、誰だっけ? アラアラ、コロネーゼ?」

 

 相変わらず他人の名前を覚えない束。むしろいい間違えるレベルに、頭に名前が残っているだけでも奇跡である。

 

「アレシア・コロナーロです」

「ああ、そいつそいつ。その戦いは特等席から見るとしようか、くーちゃん」

「はい、束様」

 

 そう言い束は周囲の機械、目の前のアナログテレビを拡張領域に仕舞ってしまう。

 そして、収納されず残されたものがひとつ。

 

 ――ロケットだ。

 

 束のよく乗る人参型のものではない。正真正銘ロケット、一般的なものに比べるとウサミミが着いていたりしてファンシーだがロケットである。

 千冬がひとつ決着をつけると聞いたときに決めたこと――束も夢に対して決着を着ける、夢を叶えるという形で、宇宙に行くということで。

 

「じゃあ、行こっか!」

「ええ、どこまでもお供します」

 

 そう言ったふたりはロケットへと乗り込み、宇宙(ソラ)へと旅立った。この後のふたりの消息を知るものは、結構いたりする。




ここまで読んでくださった方に感謝を。
結構終わりに向かってる最中に申し訳ない報告を。
活動報告にも書きましたが、作者が9月の間結構忙しく更新できないかもしれません。
お待ちいただいてる方には本当に申し訳ないですが、どうかご容赦いただければと。

因みに残りひとりの『織斑』であるマドカはきっとハイブリット。たぶん、そこそこ地力があって、まぁまぁ成長力が高い。

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