とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ) 作:マッスーHERO
上条が怪物と遭遇する、少し前。
第七学区 ファミレス
「…でその怪物が女の人を襲おうとすると赤い戦士が現れて颯爽と倒すというのが今ネットで一番ホットな都市伝説。その名も「謎のレッドソルジャー」です!」
パスタを注文したのになかなかこないため暇になった佐天涙子は得意の都市伝説を前でハンバーグステーキと格闘している御坂美琴と隣でパフェを食べている初春飾利に話す。
「へぇー」
「ほぉー」
「なんか2人とも今日はやけにドライですね…」
「いや…そういうわけじゃないんだけど…ねぇ初春さん」
「ちょっと現実的じゃないですよ」
「えー、でも本当にいたらすごいかっこいいですよ」
佐天は力説するが他の2人はあまり本気にしていない。
「だめですよ佐天さん。いつもそうやって好奇心だけで行動して、この場に白井さんがいたらどれほどお説教をうけるか…」
「黒子もバカよね、いくら書類の期限が過ぎてたの忘れてたとはいえまさか逃げようとするとは」
「白井さんも災難ですよね。まさか固法先輩にGPSを付けられてるとは思ってもいないでしょうし」
「さっき能力の使いすぎでへとへとになった白井さんを確保、一七七支部に連行したそうです」
話しが一段落したところでようやくパスタがきた。
「初春さん。さっきの話しだけど第十一学区の侵入者騒動って実際のところどうなの?」
「確かに侵入者は人間じゃないとか、警備員がおかしなこと言ってるとかうわさはあるんですが、情報規制がかかっててよく解らないですよ」
「ほらやっぱり、きっと赤い戦士は地球生まれの宇宙人で地球の危機に鋼の魂をもって帰って・・・」
佐天がやばいことを言い始めたとき佐天のポケットから何か落ちた。
「佐天さん、何か落ちたわよ?」
御坂がそれを拾い上げる。それは白い人形だった。
「あれ?初春と御坂さんのポケットも何か入ってません?」
2人はポケットを確認する。すると御坂のほうからはカードが初春のほうからは佐天と同じ白い人形があった。
「なんだろこれ…」
「いたずらでしょうか?」
「もしかして宇宙じ「「それはないわね(ですね)」」くうー・・・」
トイレに近い、御坂たちの席から見えない席に2人の少女が座っていた。
「麦野、トイレ長いね…」
「それより浜面超遅いですね。きたら一発超食らわせてやりましょか」
「仕方ないよ。免許頑張ってとろうとしてるんだから」
「滝壺さんは超甘いですね…。浜面超調子乗って浮気するかも知れませんよ」
「大丈夫、その時は、二度と立ち上がれなくしてやるから」
「…」
元アイテム滝壺理后と絹旗最愛、トイレに行っている麦野沈利はあることを話し合っていた。
「それにしてもこれなんなんだろう」
「超不思議です。どうしていきなりポケットに入ってたんでしょう?」
テーブルの上には真ん中に機械的なデザインの何かが薄く印刷されたカードと2つの白い人形があった。麦野はカード、滝壺と絹旗は白い人形がそれぞれポケットに入っていた。
その時外から爆発音が響いた。
「なんだろう?」
「超やばそうな予感がします…」
「なにかしら?」
「宇宙人ですよ!私見てきます!」
「あ…ちょっと」
佐天は外に出てしまう。2人は会計を済ませて外に出る。そこには腰を抜かした佐天がいた。
「どうしたんですか!?佐天さん」
「あ…あれ」
2人は佐天の指差す方をみた…
「なにあれ…」
そこには人々を蹴散らし進む蝙蝠のような怪物がいた…
続く
佐天さんのUFO狂いはPSP版超電磁砲の設定です。PSP版超電磁砲のストーリーは良かったと思うのにギャルゲをたくさんやってる友達からはいまいちと言われました・・・。