とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ)   作:マッスーHERO

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浜面編です。


英雄たちの日常3?

上条が新たな敵について考えて、一方通行が新たな行動目標を掲げたころ、もう1人のヒーロー浜面仕上はというと…

 

 

 

「はい、じゃあ次車庫入れね」

 

「あ、はい…」

 

自動車学校にいた…。

 

「君筋いいね、相当やったでしょ?」

 

助手席に座っている教習員の若い男が尋ねてきた。

 

「何をすか?」

 

「いやだから無免許運転」

 

「ぶっ!?」

 

突然車が横滑りする。

 

「今の減点ね」

 

「な…ナニイッテンダアンタァー!」

 

「隠さなくてもいいって、こんだけ旨きゃばれるよ、どうせ運転に必要なのはカードより技術とか思ってたでしょ」

 

「う…」

 

「俺も昔はそんな感じでやんちゃしてたけど、ジャージに巨乳の警備員に世話してもらって、今はこうして教習員なんてやってる訳…」

 

「(だから、ここを勧めたのか…黄泉川のやつ)」

 

教習員は突然首を傾げ、

 

「でも、そんな奴がなんでまた急に免許を取りに…?」

 

「あ…それは…」

 

「わかった!これだろ!」

 

教習員は小指を立てて言った。車が今度は高速スピンを起こす。

 

「はい、減点」

 

「ふざけんな!さっきから全部あんたのせいだろ!」

 

「冗談、冗談、君の腕ならちゃんと交通ルールを守って運転すりゃあ警備員に目を付けられることもないだろうから。さあ車庫入れ、車庫入れ」

 

「(変えてくんねぇかな教習員…)」

 

 

彼が免許を取ろうとしている理由。それは決して、愛する滝壺をドライブに誘おうなどと言うよこしまな思いが…まぁ少しはあるが、本当の理由は他にある。もともと彼は暗部から抜け出し、ロードサービス関連の仕事に就きたいと考えていたため、免許を取ったほうがいいと感じていたが、なかなか踏ん切りがつかなかった。しかし、新入生の事件やアメリカの事件で自分の運転技術が少なからず戦いの役に立つと感じ、免許を取ろうと決心した。そのことを黄泉川に軽い気持ちで言ったら、この教習所を紹介してもらったのだが…。

 

「(単車のときは凄いスムーズに取れたから、黄泉川に感謝しねぇといけないと思ったのに…)」

 

ちなみに彼はハワイにいくまえに二輪車の免許の試験を受けて、合格し見事に二輪車の免許を取得した。

 

 

 

 

 

「はいじゃあ後は筆記試験だけだから頑張って」

 

「あ、はい…」

 

ようやく教習が終わり、浜面は休憩スペースで一息ついていた。

 

「なんか飲むか、えっと財布財布…ん?」

 

財布を出そうとポケットを漁ると見覚えのないカードがでてきた。中央に二本角のなにかが薄く印刷されていた。暫くそのカードを見ていた浜面だったが、突然メールが届いたのでその文面を確認する。

 

「げぇ!」

 

メールは麦野からでいますぐファミレスに来いというものだった。

 

「クソッ!」

 

悲しきパシリ浜面はカードをポケットにねじ込み。走りはじめた。

 

 

後にこのカードが自分にとってどれだけ重要な意味をもつか彼はまだ知らない…

 

 

続く




浜面は原作でもこんな感じですよね。

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