とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ) 作:マッスーHERO
「インデックス、なあインデックス…。悪い冗談止めろよ」
フォーゼは、インデックスを揺するがまるで反応がない…。
「インデックス、インデックス!」
「落ち着け!上やん!よく見ろ、脈はあるし、顔色もいい」
「!ほんとだ…、でもなんで反応がないん「ちょっとあなた人の身体に何してるの!」!」
突然の声にフォーゼとシンケンブルーが振り返るとそこに一人の何かが立っていた。その何かは右側が緑、左側が黒で赤い複眼と白いマフラーをつけていた。腰にはベルトが巻かれていた。
「なんだお前?」
「それはこっちのセリフなんだよ!私の身体になにする気!?」
「上やん…こいつもしかして」
「その声、インデックスか!?」
「えっ、何で私の名前を…ってその声もしかして、トウマ?」
困惑する三人の前に2体のバッタ怪人が現れる。
「トウマ…。どうやら説明は後かも…」
「あぁ、土御門!お前は舞花のことさがしにいけ」
「えっ、そっちはもとはるなの?まいかなら兄貴が心配だって言って表通りに行ったよ」
「ああわかったぜぇ。上やん、インデックス、死ぬなよ」
というとシンケンブルーは、表通りの方に向かった。
「さあ!いくよトウマ!」
「あぁ!」
二人は怪人に向かい走る。そして、同時に蹴りをいれた。怪人は吹き飛ぶが、すぐ立ち上がり、
「ブレードテンカイ」
「ライフルテンカイ」
片方の怪人の右手が剣に変わり、もう片方の怪人の右手がライフル銃に変わる。
「嘘っ!?」
「やばい、インデックス!!」
怪人が銃を乱射し二人はそれを避けて物陰へ隠れる。
「くそ!これじゃ近づけない…」
「ねぇ、トウマ…あの剣の方頼んでもいい?」
「えっ?でも危険だぞ…」
「大丈夫!私たちなら」
「私…たち?」
「いくよ!トウマ!」
「あっ!ちょっと」
フォーゼが止めるより早くインデックスが変身?したと思われる戦士(以降ダブルと呼称)が物陰から飛び出し、ベルトのバックルらしきものをたたみ、黒いUSBメモリらしきものを抜き、新たに懐から青いメモリを取り出す。そして付いているスイッチを押す。
[Trigger]
更にそのメモリをベルトのバックルらしきものに差し込み、バックルを開く。
[Cyclone Trigger]
すると、身体の黒い部分が青くなり、胸に変わった形の銃、トリガーマグナムが現れる。
「姿が変わった!?」
驚くフォーゼを余所にダブルはトリガーマグナムを右手で持ち、引き金を引く。すると、銃口から風の弾丸が発射される。風の弾丸は怪人に当たり2体の怪人に一瞬の隙ができる。そのすきにフォーゼは剣を装備した怪人に突っ込み2体を分断する。
「よし!剣には剣をだ!」
フォーゼは金色の10番のスイッチを取りだしロケットスイッチの変わりに差し込む。
[Elek]
[Elek On]
スイッチをONにするとフォーゼの右手が金色になり、剣型の武器ビリーザロッドが現れる。
「あれ?剣じゃない?しかもこれ…まぁいいか、くらえ!」
ビリーザロッドで怪人を殴るフォーゼ。怪人は形勢不利だと判断し、距離をとり斬激波で攻撃する。
「よし、こっちも…」
フォーゼは、ビリーザロッドの柄に付いているプラグを真ん中のコンセントにはめて振る、するとロッドから電気の斬激波が発射される。空中でその2つがぶつかったとき驚くべきことが起こった。なんと敵の斬激波がまるで幻想殺しを使われたかの様に消えたのである。
「!?」
「もしかして…、右手の武器には幻想殺しの力が?」
「ウォォ!!」
怪人は半ばやけくそ気味に突っ込んでくる。フォーゼはエレキスイッチをOFFにし、レーダースイッチと22と書かれたスイッチを入れ替え、スイッチを入れる。
[Hammer]
[Hammer On]
すると、左手にハンマーが装着される。そして、
「よし、速攻でいくぜ!」
[Limit Break]
「ウガァァァ!!!」
「喰らえ!!ライダーハンマークラッシュ!」
フォーゼは走りこんできた怪人の懐に入ると左手のハンマーで怪人に強烈な一撃を与える。あまりの威力に怪人は悲鳴をあげながら空中に吹っ飛び爆散する。
ダブルは抜群のスピードで敵の銃弾を軽やかに避けつつ攻撃を繰り出していた。
「ナゼダ?ナゼ、オマエタチガコンナチカラヲ?」
「貴方に教える必要はないかも」「うん」
その時ダブルからインデックス以外の誰かの声が聞こえた。ダブルは怪人にトリガーマグナムを向けて、左側の青いメモリを取りだし、トリガーマグナムに差し込む。そして、トリガーマグナムを変形させる。
[Trigger Maximum Drive]
「いくよ!」「「トリガーガトリング!」」
トリガーマグナムから発射された数百発の風の弾丸が怪人を貫いた。怪人は断末魔をあげて、爆発した。
戦いが終わりフォーゼがダブルの元に戻る。
「インデックス、無事か?」
「うん!大丈夫なんだよ!」「ええ」
「うん?気のせいか?声が二人分聞こえるような…?」
「そりゃあ、当たり前なんだよ。私たちは二人で一人の仮面ライダーダブルなんだから」
「二人で…?じゃあもう一人は?」
ダブルはバックルを閉じ、ベルトを外す。アーマーが風の様に消えてそこに立っていたのは…。
「風…斬…?」
彼の友人の一人、風斬氷華だった。
続く
逆じゃね?と自分でも思います。