魔法科高校の立派な魔法師   作:YT-3

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29800UA&595件のお気に入りありがとうございます!

7/12の日間ランキングで8位になっていて、リアルに( ゚д゚)となったYT-3です。

これも皆様のおかげです。ありがとうございます。

今回はナギくんが空気となっていますけど、それでもよろしければご覧ください。

それではどうぞ。


第七話 勧誘

 

 授業二日目の朝、通学路を歩いていると後ろから聞き覚えのある声がかけられた。

 

「あっ!ナギくんおはよー!」

「あれ?真由美お姉ちゃん?おはよう。

 こんな時間に大丈夫なの?生徒会があるから朝は早いんじゃなかったっけ?」

「大丈夫よ。ちょっと生徒会の用事があったから遅くなっているんだから」

 

 生徒会の用事?朝から学校の外で?

 

「あっ。そうそう!ナギくん、今日もお昼に生徒会室に来てもらえないかな?」

「……まだなにかあるの?」

 

 昨日あんなことがあったばかりなのに?

 

「生徒会では特にないんだけど摩利がね。

 昨日何か言いかけてたでしょう?そのことで話したいらしくて、来てくれないかってことみたい。

 あと、個人的には私も弟と一緒にご飯食べたいしね」

「そういうことならわかったよ」

 

 友達ともご飯を食べたいけれど、あまりご飯を一緒に食べたことのない家族とも食べたいしね。

 

「ありがとう。

 って、あー!もうこんな時間!?

 じゃあナギくん!生徒会室に行かなくちゃいけないからもう行くわね!」

「いってらっしゃい。じゃあお昼休みにね」

「うん!達也くんたちにもよろしくね〜!」

「え?」

 

 ちょ、ちょっと!

 って行っちゃった……。

 

 真由美お姉ちゃん。なんで達也くんなの?

 

◇ ◇ ◇

 

 そして、その日のお昼休み。

 約束通りに生徒会室に向かっているんだけど……。

 

「それにしても、達也くんと深雪さんも呼ばれてたんだね」

「ああ、わざわざ駅前で待ち伏せされていてな。

 深雪だけなら生徒会の話だったんだろうが、なんで俺も呼ばれたんだか……」

「私としてはお兄様と一緒にお昼を食べられるので嬉しかったのですが、確かにどうしてなんでしょう?」

 

 ああ、だから深雪さんはそんなに上機嫌なんだね。

 うーん。ボクが呼ばれた理由と関係あるのかな?

 まあ、その理由もわからないんだけど。

 

 っと、そんなことを考えていたら着いたみたいだ。

 分からないものをいつまでも考えていても仕方がないし、直接聞いちゃえばいいか。

 

「ここでいいのか?」

「そうだね。昨日もここに来たんだし、間違いはないよ」

「ではノックしますね」

 

 まあ、ノッカーじゃなくてインターフォンなんだけど。

 

「1-Aの司波(しば) 深雪(みゆき)と、1-Eの司波 達也(たつや)春原(はるばら) (なぎ)です。

 七草生徒会長に招かれて来ました」

『はーい。遠慮せずに入ってちょうだい』

 

 真由美お姉ちゃんから許可が出たことで扉の鍵も開いたので、達也くんから順番に中に入る。

 達也くんがいつでも深雪さんを庇えるような立ち位置を取っていることが気になったんだけど、それだけ深雪さんを大事にしているってことだよね。

 

「本日はお招きいただきましてどうもありがとうございます」

「え、えーと、どういたしまして?」

 

 深雪さん。

 言い方は悪いけど所詮学校の生徒会室なんだから、そんな社交界にでもきたようなお辞儀をしなくてもいいんですよ。

 ほら、先輩方が雰囲気に飲まれているじゃないですか。

 達也くんも深雪さんに見惚れながら機械的にお辞儀をしないで。

 

「ま、まあ遠慮せずに座って。

 今日は急ぎの話でもないし、お話は食事をとりながらにしましょうか」

 

 真由美お姉ちゃんに促されて、左手側の奥から深雪さん、達也くん、ボクっていう順番で座る。

 それにしても、深雪さんが座るときにわざわざ椅子を引くって、兄というより執事って感じだよ、達也くん。

 

「それで、お肉とお魚と精進料理、どれがいい?」

「自配機があるだけではなくて、メニューも複数あるんですか……」

 

 うん、確かに呆れるよね。ボクも昨日そんな感じだったよ。

 

「そうですね……。では精進でお願いします」

「私も兄と同じものを」

「ボクは今日はお魚にしますね」

 

 そう言って立ち上がると、前の席の中条先輩もちょうど同時に立ち上がった。

 

「あっ。春原くんはお客さんなんですから座っててください。私がやりますので」

「いえ、ボクのほうが後輩なんですし、ただ座っているだけというのも申し訳ないのでやりますよ、中条先輩」

 

 昨日も配るだけとはいえやったしね。

 って中条先輩?

 

「中条先輩?どうかしましたか?」

「ほわ〜。中条先輩……先輩………はっ!い、いえなんでもないです!

 じゃあ、お願いしてもいいですか?私と市原先輩が精進で、会長がお肉です」

「え?精進が2でお肉が1ですか?

 ……ああ。はい、わかりました」

 

 数が足りないと思ったけど、渡辺先輩がお弁当を持ってきてるからそれでいいのか。

 

 そんなわけでダイニングサーバーの前まで行って、ボタンを押して注文して出来上がりを待っている間に、達也くんたちと先輩方の顔合わせが終わったみたいだ。

 っと。こっちも丁度できたな。

 

「あっ。一人じゃ大変でしょうから、運ぶのは手伝いますね」

「私も手伝います」

「ありがとうございます、中条先輩、深雪さん」

 

 三人で二つずつ運んで、とりあえずご飯を食べようって雰囲気になった。

 昨日とは違って緊急の用事ではないみたいだし、生徒会役員と打ち解けてもらうのが狙いなのかな?

 

「渡辺先輩。そちらのお弁当は渡辺先輩がお作りになられたものですか?」

「そうだが……。私がそんなことをするなんて意外か?」

「いえそんなことはないですよ。普段から料理をしているかどうかは指を見れば分かりますからね」

 

 達也くん。わかったから女性の手をそんなに見つめない。

 渡辺先輩も恥ずかしそうにしているじゃないか。

 

「そうだ!お兄様、私たちも明日からお弁当にしましょうか」

「それはとても魅力的なんだけど、二人で食べられる場所がないんだよな……」

「あっ。そうですね……。まずはそちらをどうにかしませんと」

「……兄妹というよりも仲のいい恋人の会話ね」

「そうだね、真由美お姉ちゃん」

 

 まったく、もう少し周りのことも考えて欲しいよ。

 

「そうですか?

 まあ、確かに何度か、血が繋がっていなければ恋人にしたい、と考えたことはありますね」

「「「「「えっ!?」」」」」

 

 うん、そうだろうね。予想通りだよ。

 そして、深雪さんは深雪さんで真っ赤になっているってことは満更でもないんだね。

 でも、知り合って間のない人たちの前でそういうことは言わないほうがいいよ。

 先輩方が気恥ずかしさで赤くなっちゃってるし。ほら、中条先輩なんて深雪さんに負けず劣らず真っ赤だよ。

 

「もちろん、冗談ですけどね」

 

「「「「「ええっ!?」」」」」

 

 分かりづらっ!

 表情があんまり変わらないから分からないよ達也くんっ!

 そしてそんなに落ち込むってことは、やっぱり深雪さんからは本気だったんですね!

 

「……どうやら一筋縄では行かないようですね」

「そのようだな。

 ふふふっ。君は面白い男だな、達也くん」

 

 市原先輩は頭を抱えちゃっているし。

 そして渡辺先輩、獲物を見つめる目になっていますよ。

 

「自分では面白くはないと自覚していたのですが……」

「いやいや。冗談だとかの意味ならそうかもしれないけど、飽きさせないという意味でだったら達也くん並の人はそうそういないよ」

「そうか?自分ではわからないんだが」

 

 達也くんは本気で不思議そうにしているけど、少し考えたらわかると思うんだけどなぁ。

 

◇ ◇ ◇

 

「さて、軽く打ち解けられたみたいだし、ご飯も食べ終わったようだから、そろそろ本題に入りましょうか」

 

 確かに気がついたら、そろそろいい時間だしね。

 真由美お姉ちゃんの言う通りに本題に入ったほうがよさそうだ。

 

「達也くん、深雪さん。

 この学校では、一般的な公立高校と同じく生徒会に学内での大きな権限を与えられています」

 

 最近ではその傾向がとくに強いって言うよね。

 三年前に沖縄での大亜連合と思われる部隊との戦いに勝利したことが遠因になっているってことは知っているんだけど、詳しくはわからないや。

 

「さらに言うと、この学校では伝統的に生徒会長に権限が集められています。

 これは、生徒会において会長のみが選挙で選ばれていて、他の役員は会長が選任し、また解任の権限も会長にある大統領制であることからきています。

 また、一部を除いた各委員会の委員長の任命権も会長にあることも大きいですね」

「私が務めている風紀委員長はその例外の一つだ。

 風紀委員が生徒会、課外活動連合会、そして教職員会から三名ずつ選出され、その中から互選によって任命される」

 

 へぇ。そんな感じになっているんだ。

 つまり生徒会長と風紀委員長では持っている権力自体が違うから、上下関係になりづらいってことなんだね。

 

「さて、この仕組み上、生徒会長は任期が十月一日から翌年の九月三十日までと決まっているのですが、他の役員については任期の定めがありません。

 生徒会長は任期の間であったら役員の任免は自由に行えます。校則で一科生からのみと決まってはいますが」

 

 ここまではとりあえず理解できたので、それを示すために頷く。

 達也くんや深雪さんも大丈夫みたいだ。

 

「それで、これは慣例なのですけれど、毎年、新入生総代を務めた方を後継者育成のために生徒会に勧誘しています。

 もちろん、必ず生徒会長になれるというわけではありませんが、ここ五年間はそのパターンが続いていますね」

 

「ということは、会長もそうだったんですか。流石ですね」

「あ〜、まあそうですけど、十文字くんや摩利と僅差も僅差だったらしいですからそこまで誇れることではないですよ」

 

 

 え〜。あんなに嬉しそうにしてたの……はい!絶対に誰にも言いません!だからその目でこっちを睨まないで!

 

「コホン。それで、深雪さん。私は生徒会長として貴女に生徒会に入ってくださらないかと思っています。

 引き受けていただけますか?」

 

 真由美お姉ちゃんにそう問いかけられた深雪さんは、一度少し俯いて、達也くんへと振り向いた。

 深雪さんに問いかけられた達也くんの表情はボクからは見えないけれど、小さく頷いたことを考えれば、深雪さんの背中を押すつもりだということは伝わってきた。

 

 しばらくの間達也くんを見ていた深雪さんが再び俯いて、そして顔を上げた時、どこかその瞳に決意の色が見えた。

 

 

「……会長には兄の入試の結果を教えていただきました。

 それを知ったとき、会長はどのようにお思いになりましたか?」

 

 

「——ッ!?」

「そうですね……。私が達也くんの答案を先生方にこっそりと見せていただいたときには、正直自信をなくしてしまいました」

「そうですか。

 私は、デスクワークには実技の成績よりも、知識や判断力が必要であると考えています。

 ならば、実技で一位というだけの私よりも、兄の方が生徒会にとっては有能な人材であり、役員に相応しいと思っています。」

「おいっ、深雪!?」

 

 深雪さん、それは……。

 

「……確かにその通りかもしれませんが、校則上——」

「もちろんそれは存じ上げています。

 ですので、これは私の納得がいかない、兄に対して申し訳がないというだけのただの我儘です」

「深雪……」

 

 深雪さん……。

 

「私が兄よりも相応しくないと分かった上で、規則により兄ではなく私を選出せざるを得なかったというのでしたら、喜んで末席に加わらせていただきたいと思います。

 ですが、初めから兄など眼中になく、単に私を落としやすくするための付属物として呼んだだけというのでしたら——」

 

 

「それは、絶対にありません」

 

 

 真由美お姉ちゃん?

 

「私は、授業の関係上別れてはいますが、一科生も二科生も平等であると考えています。

 問題の生徒会役員に関する規則も、校則から削除するために私の任期末に生徒総会を開く方向で調整をしています。

 ですので、決して達也くんを低く見ているなんてことはありませんよ。

 達也くんもきちんと評価をした上で、()()()深雪さんに生徒会役員になってもらえないかと思ったんです」

七草(さえぐさ)会長……。

 ……わかりました。その役割、謹んで引き受けさせていただきます。

 それと、差し出がましいことを申し上げて、すみませんでした」

 

 ふう。一時はどうなることかと思ったけど、とりあえず一件落着かな。

 

「気にしなくてもいいですよ。私自身も二科生にとても優秀な弟を持っていますので、深雪さんの気持ちはよくわかりますから」

 

 うっ。ぜ、全員の目線が一斉にこっちに向いたよ……。

 は、恥ずかしい。

 

「さて、では深雪さんには書記として生徒会に加わってもらいます。仕事の内容はあーちゃんから聞いてくださいね」

「だから、せめて後輩の前だけでもあーちゃんはやめ——」

「それでは、今日の放課後から来ていただくことはできますか?」

 

 中条先輩、顔を上げてください。

 真由美お姉ちゃんにあだ名をつけられたらもうどうしようもありませんから。辛抱するしかないですよ。

 

「お兄様どうしましょう」

「出ればいいさ。俺は適当に時間を潰しておくことにするよ」

「わかりました。それでは改めて、本日の放課後からよろしくお願いします」

「はい。よろしくお願いしますね、深雪さん」

「あの〜、なんで私が『あーちゃん』で、司波さんが『深雪さん』なのでしょうか……」

「うーん、雰囲気?」

 

 確かに納得できるけど……。中条先輩も大変だなぁ。

 

◇ ◇ ◇

 

「さて、昼休みが終わるまでまだ少し時間もあるな。

 私からもちょっといいか?」

 

 深雪さんの生徒会入りの話もついたところで、渡辺先輩が声を上げる。

 そういえば、ボクの本題は渡辺先輩の方だったっけ。

 なんだろう?

 

「ああ、ナギくんの件?それだったら……」

「確かにその通りだが、それを少し変えたいんだ。

 春原は部活連の方にして、生徒会からは別の人物を頼みたい。

 十文字には昨日の放課後に説明をして、許可もすでに取ってある」

 

 ……なんだろう。なんか嫌な予感がする。達也くんもそう思うよね?

 

「それなら別に構わないけれど、別の人物って……、あっ!

 摩利、もしかして……」

 

「ああ、そうだ。

 達也くんも風紀委員として推薦してもらいたい」

 

「摩利!ナイスアイディアよ!」

「ちょっと待ってください!俺には話が理解できません!」

「ボクもです!一体何がどうなっているんですか!?」

 

 達也くん()、ってことはボクもってことだよね!

 

「なんだ真由美。春原にも話してなかったのか」

「こういうものは風紀委員長である摩利から説明するものでしょう?」

「それもそうか。では、一から説明するとしよう。

 まず、風紀委員会とは、校内の風紀を維持することを目的に、校則違反者を取り締まるための委員会だ」

「正確には、遅刻や制服の乱れなどの問題は自治委員会の担当ですが」

 

 渡辺先輩の説明だけだと誤解を招くと思ったからか、市原先輩が説明を追加した。

 

「じゃあ、風紀委員は何をするんですか?」

「そうだな……。

 春原の質問に答えると、魔法の不正使用をした校則違反者の摘発と、魔法の使用如何にかかわらず騒乱の取り締まりが風紀委員会の主な活動だな。

 あと、風紀委員長は懲罰委員会に生徒会長とともに出席して、違反者の罰則の決定に関して意見を述べるなどもあるが、これは蛇足か」

「えーっと、簡単に言えば校内において警察と検察を兼ねている組織っていうことです」

 

 それはまた、大変そうな……。

 

「流石です、お兄様!」

「いや待て深雪、俺もナギもまだやるとは言っていないぞ!」

「そうですよ深雪さん。まだあくまで説明を聞いているだけですから!」

 

 まあ、あの目を見れば、逃がしてもらえなさそうってことはわかっているんだけどね……。

 

「……渡辺先輩、念のために確認させてもらいますけれど」

「なんだ、達也くん?」

「今のご説明を聞きますと、風紀委員は喧嘩が起きたら、魔法が使われていようが力尽くで止めに入らなければならない、と言うことですよね」

「その通りだな。まあ、できれば魔法の使用前に止めさせることが望ましいが」

「お言葉を返すようですけれど、俺は実技の成績が悪かったから二科にいるんです!ナギのように古式魔法師ってわけでもありません!

 それなのに魔法戦闘を止めろと言うんですか!」

「ああ、それに関しては達也くんはできればでいい。

 力くらべなら私がいるし、君に期待しているのは別の部分だからな」

 

 ああ、『達也くんは』ってことは、ボクにはその部分も期待しているってことですか……。

 

「……別の部分ですか?」

「ああ、その通りだ。

 ……っと、予鈴か。続きは放課後にしたいんだが、二人とも構わないか?」

「……わかりました。俺は別に構いません」

「ボクもです。ここまで来て引けません」

 

 このまま有耶無耶にはできそうもないから、選択肢は実質一つだけだろうに。

 予定は……書類仕事だけのはずだから、なんとかなるな。

 

「そうか、では放課後……場所はここでいいか?」

「ええ、下はあんな感じでしょう?」

「んんっ!……というわけだ。放課後にここでな」

 

 なんだか、また面倒なことに巻き込まれたみたいで、ため息をついたら、達也くんも全く同時に達也くため息をついた。

 チラリと目を合わせただけで、お互いに何を考えているのかが分かったよ。

 

 達也くん、ある程度諦めておかないといけないみたいだね。




祝!!日間ランキング8位!!(二回目)

投稿してからしばらく経ったのに、なんかお気に入りが山ほど増えているなぁと思ったら、なんかランキングに載せていただいていました。
本当にありがとうございますm(_ _)m

さて今回は補足もありませんし、ここまでとさせていただきます。

まだまだヒロイン&アーティファクト募集も、視点変更に関するアンケートも行っていますので、よろしければ皆様ご一考ください。

今回は(ほぼ)同時投稿で、『精霊魔法』魔法の設定を上げておきました。
もし、本編での説明で分かりづらかったということがあれば、ご覧頂ければできるだけわかるように書いています。
よろしければご覧ください。

それではまた次回もみてください。


・・・本当にありがとうございます!(しつこい)

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