不良と乙女(?)貞操を懸けたデュエルすることになった。
勝てば解放。負ければ貫通。どうしてこうなった。
「デュエルモードで良いんだよなぁ…?」
慣れない手つきでデュエルの準備を整える。
アニメだと勝手に変形してたはずだがよく分からん…
『デュエルモード、スタンバイ』
「おっ!動いた!」
『リアルソリッドビジョン・システム、起動』
「よーし、いい子だ!」
なんか聞こえた言葉に違和感を覚えたが多分気のせいだろう
「「デュエル!」」
「先行は譲ってやるよ」
「へっ、やっぱり素人だな!俺のターン!ドロー!」
手札を見てニヤリとする不良二号、いくらなんでも先行ワンキルはされないだろう…多分
「俺は強欲な壺を発動!」
「んなっ!?」
強欲な壺だって?禁止カードだろ?どうしてここに?自力で脱出をっ!?
「おいぃぃぃぃ!?何禁止カード使ってんだテメぇ!?」
「何言ってんだ?強欲な壺が禁止?そんなわけないだろ?」
「あの女ルールも分かんねえのかよwww」
何ぃ?そうか!不良達が俺をだまそうとしてるんだ!
「十代!強欲な壺は禁止だよな?」
「落ち着け!強欲な壺は制限カードだ!俺もデッキに入れてるぞ!」
何!?強欲な壺は禁止カードじゃないのか!?
「…ちなみに天使の施しは?」
「天使の施しも制限だぜ?」
「禁止カードってもしかして無いの?」
「いや有るぜ?混沌帝龍とサンダーボルト、王宮の勅命、後は昼夜の大火事みたいな条件無しの単純魔法バーンカードかな?」
嘘やん…規制緩すぎィ!
ていうかバーンカード駄目なんか…バトルシティ編みたいなモンか?
海馬自体破壊輪という畜生カード入れてたけど
「へへ、強欲の壺の効果で二枚ドロー!更に天使の施しを発動!三枚ドローして二枚捨てる!」
(おかしなことやっとる…)
酷い光景が繰り広げられている、カードを二枚使い、五枚ドロー、墓地に二枚送っている…なんで手札が増えてるんですかねぇ?
「いいぞー」
「やっちまえー」
「ふふ、天使の施しは二枚捨てなきゃならないのがネックだがそれを差し引いても強い」
二枚捨てるのはメリットですよ、DQNさん。一概には言えないが。
「俺の力を見せてやるぜ!ブラッド・ヴォルスを召喚!さらに魔法カード、『二重召喚』を発動!」
二重召喚
このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。
「このターン俺は二回モンスターを召喚できる!」
「二回も召喚ができるだって!?」
十代くん、驚きすぎですよ…
「このカードは金銭価値で言うなら五千円を超えているからな、強くて当然だ!」
「ええっ!?!?!!?!?」
「くくっ!あまりに凄くて驚いてやがるぜ!」
確かにいいカードではあるがそんなカードに五千円の価値が付くのか…そりゃあ俺のカードにも群がるな…
「俺のデッキの恐ろしさはこんなもんじゃないぜぇ~?見せてやる俺の切り札!ブラッド・ヴォルスを生贄に、出ろ!人造人間サイコ・ショッカー!」
人造人間-サイコ・ショッカー
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにフィールドの罠カードの効果を発動できず、
フィールドの罠カードの効果は無効化される。
「出たぁ!アイツの切り札だぜぇ!」
「あの女終わったな…」
「サイコ・ショッカーっ!?こいつは俺でも知ってるぜ…、決闘都市で伝説のデュエリスト、城之内克也が手に入れたカード!そして真紅眼の黒竜に次ぐ切り札になったカードが相手なんて…!」
知っているのか十代!
レッドアイズと攻撃力が同じなのに強力な効果を持っててぶっちゃけレッドアイズより強いよね、と誰もが思ったあのカードを!
※今ならサポートカードも増えてレッドアイズも強いです
「へへっ!そうともよぉ!もともと希少だったこのカードはあれから人気が爆発、その人気故に大量生産されてもまだ足りず金銭価値なら十万を超えるカードよぉ!」
何だと…10万円!サイコ・ショッカーが入った三百円のパックを買い占めれば錬金できるじゃないか…いや、あれブルーアイズとか入ってたな…
やはりおかしい、ここは俺がいた世界とは違う?
「よくそんなカード手に入れれたな、当てたのか、それとも買ったのか?」
「ひゃひゃひゃ!違うねぇっ!ガキが運よく引き当てたみてぇだからオレ様が貰っといてやったのさ!」
(うわぁ…畜生だぁ…)
「なんだって!?それってもしかしてカツアゲじゃないのか!?」
もしかしなくてもカツアゲですよ、十代さん!
「ダボがぁ!ガキにレアカードなんざ百万年はえーんだよ!俺様が有効活用してやるってんだからこいつも喜んでるだろうよ!」
「許せねぇ!アメリカンな姉ちゃん!あいつをやっちまえ!」
アメリカ人かどうかは分かんねーだろ、決めつけは良くない。
なお、星条旗を身に着けている模様
「デュエルを続けるぜぇ!俺はサイコ・ショッカーにデーモンの斧を装備!攻撃力を1000上げる!」
サイコ・ショッカー ATK 2400→3400
またデーモンの斧か、壊れるなぁ…
「俺はカードを二枚伏せてターンエンド!さあ、お前のターンだぜ?」
「こうなったらもうお終いだぜぇ!」
「諦めてそのガキの服を脱ぎなぁ!可愛がってやるからよぉ!」
「くっ!姉ちゃん!諦めるな!アメリカン・ドリームだ!」
おいおい、これだけで勝った気でいるのか、生ぬるいなぁ。
「この程度で終わりなのか?」
「「「「は?」」」」
「それじゃ俺の攻撃を凌げないし、そもそもこのデッキには大した罠カードは入って無い」
「トラップが入って無いだと!?とんだ初心者だ!サイコ・ショッカーの効果が無意味じゃねえか!」
「これで終わりならとっとと決めるぜ、ドロー!」
このデッキは今では強くはないが昔は猛威を振るったテーマ、
それこそGXの時代から使ってきたカードたち、
シンクロやエクシーズのカードが増え前線からは手を引いたが強力なテーマである事に変わりはない。
ここが元の世界とは別の世界なら、この世界でシンクロやエクシーズを出せばどうなるか分からない。だからこのデッキを使う。
「私は手札から増援を発動」
増援
デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。
「私はライトロード・アサシン ライデンを手札に加える…」
デッキ33枚 手札6枚
「手札からライトロード・パラディン ジェインを捨てソーラーエクスチェンジを発動、デッキから二枚ドローし、その後デッキから二枚墓地に送る」
ソーラーエクスチェンジ
手札から「ライトロード」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローし、その後自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
デッキ29枚 手札6枚
「更にデッキからカードを三枚墓地に送り光の援軍を発動、レベル4以下のライトロードを一枚手札に加える。私はライトロード・サモナー ルミナスを手札に加える」
光の援軍
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下の「ライトロード」と
名のついたモンスター1体を手札に加える。
「墓地に行ったエクリプス・ワイバーンの効果発動、デッキから光・闇のレベル7以上のドラゴンをゲームから取り除く、裁きの龍を選択」
エクリプス・ワイバーン
星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
このカードが墓地へ送られた場合、デッキから光属性または闇属性の
ドラゴン族・レベル7以上のモンスター1体をゲームから除外する。
その後、墓地のこのカードがゲームから除外された場合、
このカードの効果で除外したモンスターを手札に加える事ができる。
デッキ24枚 手札6枚
「おいおい、上級モンスターがゲームから取り除かれたぞぉ!」
「山札も半分近ぇ!あの女自分の首を絞めてるぜ!」
「お、おい大丈夫か!?モンスターをサーチするのはいいけど山札がどんどん減ってるぞ?」
十代が心配しているがそれは杞憂という物だ
「手札の数だけ、可能性がある…」
「あ゛?」
「デッキの中にも無限の可能性がある」
「あ゛ぁん?デッキを自分で減らしといて何言ってんだ!」
「同時に墓地のカードにも今だ可能性に満ちている!それを見せてやる!」
「ふっざけんな!墓地っていうのはゴミ箱と同じなんだよ!墓地に行ったらそのカードはお終いだっつーの!」
「そ れ は ど う か な?」
不良達の嘲笑の中で十代だけが気付く
「まさか、あのカードか?」
「死者蘇生を発動!」
死者蘇生
自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
「死者蘇生!?」
「初期からあるレアカードで大量に生産しているのにいまだに需要に供給が追い付いていないカード!」
「俺はあのカード買うために数万使った!」
「すげえぜ!一体何を蘇生させるんだ?」
(ギャラリー騒がしいな…)
「私が蘇生させるのは混沌の黒魔術師!」
死者蘇生のカードから黒い『闇』が現れそれが人の姿に変わっていく
現れたのは黒い衣装を纏った魔術師
混沌の黒魔術師
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分の墓地から魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
このカードが戦闘によって破壊したモンスターは墓地へは行かず
ゲームから除外される。
このカードはフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される。
元の世界では禁止カードになる程の強力カードであったが、エラッタされまた使用できるようになった…
(ん?)
ディスクに乗ったカードを確認する。エラッタの際にエラッタ後のテキストが付いた物をデッキに入れていた…が旧仕様のテキストになっている
「なあ、十代?」
「なんだ?」
「混沌の黒魔術師の効果ってなんだっけ?」
「何言ってんだよ!そこに書いてるだろ!?場に『出た時』に魔法カードを手札に戻すんだよ!」
旧効果なのか、この世界はカードが古いし効果も昔のままだからこっちの効果で良いのか?
「混沌の…黒魔術師だって…?」
「で…伝説のカード…」
「その値段は百億はくだらないって、あれか…?」
「値段が付けれる様なカードじゃないがな…」
不良共はさっきと打って変わって静まり返っている。
現実を受け入れられないといった感じだ。
(このカードは出すべきじゃなかったかな?)
反省しつつデュエルを進める
「私は…ソーラーエクスチェンジを手札に戻す…」
「何!?死者蘇生じゃねぇのか?」
「プレイングミスか?」
まだ墓地にカードが行ってないんだよなぁ…
「ライデンを捨て、ソーラーエクスチェンジを発動!二枚ドロー!二枚墓地に送る!」
「せっかくサーチしたカードを捨てるのか!?」
「ライトロード・メイデン ミネルバの効果!墓地に行ったときデッキから一枚墓地に送る!」
ライトロード・メイデン ミネルバ
星3/光属性/魔法使い族/チューナー/攻 800/守 200
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「ライトロード」と名のついたモンスターの種類以下のレベルを持つ
ドラゴン族・光属性モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
このカードが手札・デッキから墓地へ送られた時、
自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。
また、自分のエンドフェイズ毎に発動する。
自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
デッキ19枚 手札五枚
「へ、へへ…へへへ。混沌の黒魔術師にはビビったが攻撃力は俺のサイコ・ショッカーには及ばねえ!!俺が勝ったらそのカードを当然頂く!極上の女が極上のカードを持って居やがった!鴨がネギしょってやってくるとはこのことだ!両方俺が頂く!」
やれやれ…まだ勝てる気でいるのか…
「私の墓地には闇モンスターが三体…『カオス・ソーサラー』『冥府の使者ゴーズ』『ネクロ・ガードナー』」
「あ゛ぁ゛?だからなんだってんだぁ?」
「墓地に居る闇モンスターが三体だけの時のみこのモンスターを特殊召喚することができる」
「何だって!?」
「そのモンスターは一体?!」
「現れろ!ダーク・アームド・ドラゴン!」
現れたのはレベルモンスター、アームド・ドラゴン。だがその姿は闇に呑まれ黒く邪悪な姿へと変貌している
ダーク・アームド・ドラゴン
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体を
ゲームから除外する事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
「ダーク・アームド・ドラゴンの効果!墓地の闇モンスターを除外しフィールドのカードを一枚破壊する!」
「何ぃ!?トラップ発動!サンダー・ブレイク!そのモンスターを破壊する!」
「無駄だ…サイコ・ショッカーの効果で罠カードは発動出来ない」
「なん…だと…?」
「せっかくのレアカードもお前には使いこなせなかったようだな。所詮人から奪ったカード、本当の持ち主でないお前には過ぎたカードだったんだ!ダーク・アームド・ドラゴンの効果発動!伏せカード二枚を破壊する!ダークジェノサイド・カッター!」
「グッ!」
二枚の伏せカードが破壊される「サンダー・ブレイク」と「聖なるバリア-ミラーフォース-」であった。サイコ・ショッカーが破壊されたときの保険のつもりだったのか?
カードが破壊された衝撃で周りに突風が舞う、変だな…リアル過ぎない?
「さらにサイコ・ショッカーを破壊…」
「くっ…」
「しないね…、私は更にモンスターを召喚する!」
「えぇ?ダーク・アームド・ドラゴンの効果で破壊すればフィールドはがら空き、二体のモンスターで勝負がつくぜ?」
まだだ…完膚無きまでにぶちのめす!
「私は墓地の光と闇のモンスターを除外し新たにモンスターを特殊召喚する!」
「この為に闇モンスターを残したのか、カオス・ソーサラ―がまだ居たのか?」
十代くん理解が早くて助かるよ…だが俺が出すのはそいつじゃあない
「光と闇が備わりし最強の剣士、現れろっ!カオス・ソルジャー -開闢の使者-!」
白き光と黒き闇が混ざり合いやがてそれは人の姿に変わっていく…
現れしは青き鎧と金の装飾が施された剣士
その神々しさと凛々しさは思わず我を忘れて見入ってしまいそうなほどである・混沌の黒魔術師と並んだ姿は壮観の一言に尽きる
特殊召喚・効果モンスター(制限カード)
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカードの(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
「そ、そんな…」
「世界に4枚しかない究極の剣士…」
「俺は、夢を見てるのか…?」
「ひ、ひぃぃぃぃ…!?!?」
「まだだ!カオス・ソルジャーのコストで除外したエクリプス・ワイバーンの効果!ゲームから除外したドラゴンを手札に戻す!舞い戻れ!裁きの龍!」
エクリプス・ワイバーンがワームホールの様な物に入っていき代わりに巨大な竜が戻ってくる
「愚かな埋葬を発動!ライトロード・マジシャン ライラを墓地に送る!」
愚かな埋葬
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
「墓地に四体以上「ライトロード」のモンスターがいる時、こいつは特殊召喚できる!墓地には『ライトロード・パラディン ジェイン』、『ライトロード・アサシン ライデン』、『ライトロード・メイデン ミネルバ』、そして『ライトロード・マジシャン ライラ』だ!墓地に四体ライトロードがいる為こいつを特殊召喚する!醜悪なる罪人に裁きを下すため、現れろ!裁きの龍!」
裁きの龍
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の「ライトロード」と名のついたモンスターが
4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に、
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
また、自分のエンドフェイズ毎に発動する。
自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。
「き…きぃぃぃぃぃぃぃ!」
「成る程な!そいつを出す為にカードを墓地に送っていたのか!」
「まだだ!まだ俺のメインフェイズは終了して無いぜ!自分のフィールドに二体以上光属モンスターがいる時このカードを特殊召喚できる!カオス・ソルジャーと裁きの龍は光属性!現れろ!ガーディアン・オブ・オーダァー!」
ガーディアン・オブ・オーダー
星8/光属性/戦士族/攻2500/守1200
自分フィールド上に光属性モンスターが2体以上存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
「ガーディアン・オブ・オーダー」は、
自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
「きえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」
混沌の黒魔術師 ATK 2800
ダーク・アームド・ドラゴン ATK 2800
カオス・ソルジャー -開闢の使者- ATK 3000
裁きの龍 ATK 3000
ガーディアン・オブ・オーダー ATK 2500
これはひどい
「バトルだぁ!カオス・ソルジャーで攻撃!」
「き……へ?」
「ええ!?」
「サイコ・ショッカーをカオス・ソルジャーで除外しないのか!?」
「は、はははっ!馬鹿めぇ!調子に乗ってミスったなダボがぁ!俺のサイコ・ショッカーをはデーモンの斧で攻撃力が上がってんだよぉ!」
(次のターンまで持てば手札のライトニング・ボルテックスでソイツ等を消し去ってテメェをぶっ倒してブチ○してやる!そのでけぇ乳をたっぷり可愛がってやるぜ!)
「俺は手札からオネストを捨て効果発動!光属性モンスターは戦闘時に相手モンスターの攻撃力分自分の攻撃力を上げる!」
「ひょ?」
オネスト
星4/光属性/天使族/攻1100/守1900
自分メインフェイズに発動できる。
フィールドの表側表示のこのカードを手札に戻す。
自分の光属性モンスターが
戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
人造人間-サイコ・ショッカー ATK 3400
カオス・ソルジャー -開闢の使者- ATK 3000→6400
「行けぇ!開闢双破斬!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
DQN2 L1000
カオス・ソルジャーの剣がサイコ・ショッカーを切り裂き衝撃波が貫通、DQN2に降り注ぎDQN2が吹っ飛んでしまう
「更に!カオス・ソルジャー -開闢の使者-の効果!戦闘で相手モンスターを破壊した場合、もう一度攻撃できる!」
カオス・ソルジャー -開闢の使者- ATK 6400
「トドメだ!カオス・ソルジャーと残りのモンスターでダイレクトアタック!グォレンダァ!時空突刃・開闢双破斬!滅びの呪文-デス・アルテマ!ダーク・アームド・バニッシャー!以下略ゥ!」
DQN2 L -16500
不良が攻撃に呑まれ吹き飛ばされる。あまりの衝撃波に周りも顔を覆っている。
「な…なんだ?今の衝撃は…?」
「まるで本当にモンスターが攻撃しているかと思った…」
(確かに凄い迫力だった…、いや、不良が明らかに攻撃に当たって吹っ飛んでいた…どういうことだ?)
「ま、まさか闇のデュエル!?」
「そ、そんなわけねえだろ!そんなもんは迷信だよ!」
(ん~?これはチャンスかなぁ?)
「さて、決着は付いた、俺たちは帰らせてもらうぜ?」
「なっ!おい、待て!?」
「ん~?次の相手はお前か?相手になってやるぞぉ?闇のデュエルでな…」
「ひっ!」
精一杯の悪い顔をして威嚇すると不良たちもビビりだした。行ける!
だが、その時大量の爆音と共にガラの悪い男たちが集まってきた。
話を聞きつけバイクで駆けつけたのだろう。
十数人に俺と十代は囲まれる形となった。
「な、なんだよお前ら!勝負はもう付いたんだ!この子を解放しろ!」
なんとなく察しがついてることを十代が叫んだ
「話を聞いて来てみれば、成る程かわいい娘じゃないの!」
「次は俺たちとやろうぜ?しないってんなら俺たちの不戦勝として女もカードも俺たちの物だ」
あまりに酷い条件である
「ふざけんな!お前ら最初から見逃す気なんてないんじゃないか!」
(今更気付いたのか…)
むしろなんでデュエルで勝てば帰れると思ったのだろう…
「だからよー?俺たち全員に勝ったら帰っていいって言ってんじゃんYO~」
「キミたち強いんだろ?ハンデとして俺たち全員同時に相手していいよね~?」
これはひどい。いくらなんでも同時に十数人を相手をするのはきつ過ぎる、精々数人位が限界だ。
一体どうすればいいんだ…?
シャーリー「今日の最強カードはコレ!裁きの龍!墓地に四種類のライトロードがいれば特殊召喚できる!その効果はなんとライフ1000払えばフィールドのカードを全て破壊できるんだ!ライトロードの切り札的存在だ!ライトロードはいかに墓地にモンスターを落としこのカードを手札に加えるかが勝利の鍵といっていいぞ!」