ユクモ村の狩人録   作:箱の中の世界

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 どうも初めまして。『箱の中の世界』と申します。

 この作品は作者の残念な独自解釈が含まれるかもしれません。
 モンハン3rdが原作です。今更とか言わないでください。作者の豆腐メンタルが崩れ落ちます。

 そんな作者の作品です。よろしくお願いします。



二人の狩人

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 温泉で有名なユクモ村。その集会浴場に二人のハンターがいた。

 

「なぁユーカ、今日はどんなクエストに行く?」

 

 ヘヴィボウガンを担いだ一人の男性ハンターが隣にいる大剣使いの少女・ユーカに尋ねた。

 

「ん~、私は別に何でも良いけどな……

 トールはやりたいクエストってある?」

 

 トールと呼ばれるヘヴィボウガン使いの少年は呆れた顔で答えた。

 

「いや、質問を質問で返されても困るのだが……

 そうだなぁ……この【凶暴の宴】ってどうだ?闘技場でイビルジョー2体狩猟なんてワクワクしねぇか?」

「……ねぇ、トールは私がイビルジョー嫌いな事知ってそのクエスト選んだでしょ……」

「わりぃ、その通りだ。実はユーカの反応が面白いから意地悪してみたくなったんだよ、すまん」

「ふんっ!トールなんてギギネブラに捕食されて力尽きちゃえばいいのよ!」

「んなっ!?なんて事言うんだよ!ふざけんなよ!」

「うーるさいっ!」

 

 二人の喧嘩が集会浴場に響くなか、受付嬢がその二人の喧嘩を中断させようと話しかけた。

 

「あ、あの……お二人さん……昨日届いたばかりの新しいクエストがあるんですけど……」

 

 その言葉を聞いて先に反応したのはトールであった。

 

「受付嬢さん!その話詳しくしてもらっても良いですか!?」

「ちょっ、トール!何抜け駆けしようとしてるのよ!」

「うるせぇ!新しいクエストに興味があって何が悪い!」

「誰が悪いって言ったのよ!抜け駆けしないでっていただけじゃない!」

「あ、あの……その…お二人さん?クエストうけr……

『うるさい!』

「ひぃっ!?」

 

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 この時の様子を見ていた番台さんはこう語る。

 

「受付嬢を怯ませるほど二人の剣幕はとても恐ろしかったニャ」

 

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 あの後、クエストの説明を受けた二人は一度自室に戻り装備を整えていた。

 

 

【トールの部屋にて】

 

「ふむ……【電撃の双舞踏】か……ギギネブラ亜種の同時狩猟……アイツの弱点は水属性だったよなどんな武器にしようかな……」

 

 と、言って自分のアイテムボックスを漁り始めた。

数分後ある武器を見つけたトールはその武器を持ち上げながら叫んだ。

 

「お!これは!久しぶりに使ってみようかな……」

 

 トールが持ち上げた武器……それは

【覇砲・ユプカムトルム】であった。

 

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【ユーカの部屋にて】

 

「うーん……ギギネブラ亜種よね…弱点は水よね……

でも、水属性の武器って切れ味が良いのがあまりなかった気がするし……」

 

 そんな事を言いながらアイテムボックスを見ていたユーカはある武器を見ながら微笑んだ。

 

「これなら大丈夫!……かな?」

 

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 準備を終えた二人はクエストの受付を終え、出発の準備をしていた。

 

「よっ!ユーカ。防具はファルメルシリーズか?んで武器は……暗夜剣【宵闇】か!」

「ふふん!そうよ!雷耐性もあるし、耳栓も付いてるのよ?完璧なるギギネブラ亜種対策防具よ!」

「流石ユーカだな……モンスターの属性も考えて防具を選ぶ所とかもうユクモ自慢のハンターって所だなぁ……」

「……ところでトール?その防具ってなに?」

「これか?この防具は火事場特攻って言ってな!発動スキルは【火事場+2】【攻撃力UP大】【弱点特攻】他にもあるが、重要なのはこの3つでな?この3つが発動すれば攻撃力が800を越える火力を叩き出せるんだぜ?すげぇだろ?あ、ちなみに武器は覇砲ユプカムトルムだぜ」

 

 と、トールはユーカのいる方向を向くが、そこにユーカはいなかった。

 

「ありゃ?ユーカ?どこだ?」

 

 周囲を確認するとユーカは呑気に温泉ドリンクを飲んでいた。

トールの視線に気付いたのかユーカはこっちを見ながら手を振った。

 

「おーい、トールー!途中であんたが語り始めたからここでボコボコーラ飲んでたー!」

「ひでぇ!何で俺が語り始めると温泉ドリンク飲み始めるわけ!?訳がわからねぇよ!」

 

 そう言いつつも、自身も温泉ドリンクを飲みに浴場に入っていった。

 

    ゴクッゴクッゴクッ

 

「プハァ~!やっぱり飲むならライフルーツジュースだな!なんてったて【ネコ火事場】が発動するからな!これで俺の攻撃力は……」

 

 スキル発動で暴走し始めるトールをユーカは無視しながら浴場を後にするのであった。

 

「トールー!置いてくよー!」

「あっ!?ちょっ待て!いや、待ってください!」

 

 

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  続く

 




 すみません……中途半端ですね……
と言うか、モンハンなのに狩りに行ってませんよね……
 ごめんなさい……狩りの描写を入れようとするとどうも長くなってしまうようで準備編と狩り編でわけました。狩り編の投稿を待ってくれると嬉しいです。
 ハンターの二人は自分の作品の主人公です。トールはスキルバカの天才。ユーカは普通に天才、と言う設定です。二人の防具についての説明は狩り編の前書きか後書きでしたいと思います。

 駄文だったかもしれませんが、ここまで読んでくださった方がいたら感謝したいです。狩り編の投稿を楽しみにしてください。では投稿された時はお願いします。

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