奉仕部と私   作:ゼリー

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第七話

       ◇

 

 我らが癒し戸塚彩加について語る。

 雪ノ下さんを除いた奉仕部の部員は同じクラスに所属している。戸塚君もここに所属していた。比企谷と由比ヶ浜さんのときもそうであったのだが、戸塚君が同じクラスであると知ったのは初対面のときであった。

 昼休みに校舎裏の階段で比企谷と食事をとるようになってからすぐ、私は初めて戸塚君を見た。その衝撃は忘れられない。

 

 我々は、昼休みになると、吐き出されるようにして校舎から姿を現し、別段、話すこともなく、黙々と昼飯を食らっていた。比企谷とのあいだに、笑顔が絶えない爽やかな会話が発生するはずもなく、また、させたくもなかった。当然、和気藹々とはほど遠い荒涼とした時間が過ぎていく。材木座が現れたときなど、折にふれてぽつぽつと話すこともあった。そういうとき、比企谷は卑屈根性丸出しの暗澹とした台詞や警句まがいの詭弁を弄し、私を辟易させた。高潔な魂が汚染されていくような気がすると、無視を決め込むこともしばしばあった。

 

「あいかわらずしけた面してるな」

 

 私は言った。

 

「鏡見て来い。そっくりそのまま返ってくるから。なんならお釣りも来ると思うぞ」

 

 彼は何食わぬ顔で応酬した。

 すがすがしいそよ風の中、痛々しい会話を交わす男と男。一方の発言が、他方を経由して、結局、己を痛めつけるという円環的自虐がここに成立していた。自虐が自虐を呼び、ウロボロスの様相を呈すのが、概ね我々の昼休みである。

 その日も、ウロボロス的会話をつつがなく進行させていたのだが、比企谷が私を無視してしばらく沈黙が続いたのち、一人の女生徒が我々のほうへ歩いてきた。

 

「こんにちは。いつもここでご飯食べてるんだ」

 

 学校指定の体操着に身を包んだその女生徒は、手にはテニスラケットを抱えており、首に薄桃色のタオルをかけていた。いかにもテニス部の昼練をしてきましたといった風情で、頬は上気してうっすら紅に染まっていた。

 私と比企谷は、一瞬視界の端で互いの顔を捉えると、その女生徒の挨拶らしき言葉を黙殺した。

 

「あ、あれ? あの、聞こえなかったのかな。二人に言ったんだけど……」

 

 私は膝に置いた弁当箱から顔を上げると、ゆっくりと周囲をうかがった。比企谷も同じように周りを見渡すと訝るように私に視線を投げかけた。そうして辺りに人気がないことを確認した我々は、目の前に立つ女生徒へ顔を向けた。まったくもって驚くべきことに、この女生徒は我々に話しかけているらしかった。

 

「な、なにかな?」

 

 その女生徒は我々の不躾な視線に、恥らいながらも微笑みを湛えて首をかしげた。私はそのあまりの可憐な仕草に陶然としてしまい、返事をすることも忘れて生々しい視線を送り続けていた。隣では比企谷が「ムフッ」などという気色の悪いうめき声をあげていた。

 

「ええっと……」

 

 法に抵触するのではないかと危ぶまれるような視線を放っていた私は、比企谷に小突かれてふと我にかえった。しかし、我にかえってみたはいいものの、私は見知らぬ可愛らしい女生徒に話しかけられるという前代未聞の珍事に対処できる器を、まことに遺憾ながら持ち合わせていなかった。否、正確には奉仕部を通して育んでいる中途であった。そのときはまだ、約束された黄金色の将来に心躍らせている萌芽がちょっぴり顔を出している程度で、実地で活かせるほど成長してはいなかったのだ。そこで私は全権を比企谷に委ねることにした。

 私があくまでも口を(つぐ)んでいることを悟ったのか、比企谷はぼそぼそと口を開いた。

 

「いつもここで昼飯を食ってるんだ」

 

 女生徒の問いをそのまま返すという面白みのかけらもない比企谷の返答に、相手は「へぇ」と微笑みを崩さずに頷いていた。

 なんと心優しい人であろうか。こんな邪悪な影に全身を覆われて荒みきった男に対して、分け隔てがないような笑みを振りまくなんて並みの女性ではない。

 ところで、この女生徒はどこのどなたであろうか。我々を知っていることから推察するに同じクラスの生徒だとは思うが、如何せん、私も比企谷も由比ヶ浜さんを除くとクラスに知り合いと呼べる人間がいない。むろん、私は敢えて孤軍奮闘の道を選んでいるわけであり、比企谷はただの「ぼっち」である。傍から見ればお前も「ぼっち」であることに変わりはないと言う人もいるであろうが、反駁する気は毛頭ない。その通りである。

 そんな背景を鑑みると、この女生徒がいかに慈愛に溢れているか想像がつくと思う。我々のような群れからはぐれた子羊に手を差し伸べるということは、ある種自身をも破滅させるおそれがあるのは諸君もご承知のことと察す。誰にでも出来ることではない。そんな人間と出会うなど、校内に数多(うごめ)く有象無象はむろんのこと、殺伐としたこの三千世界においては比叡山の荒行並に難しいだろう。もはやマザー・テレサ級の慈愛と言うほかない。

 つまり。で、あるならば、これは懇意にならずして如何とする。千載一遇の好機にちがいない。

 私は口を開いた。

 

「ここは静かだからね。食後の瞑想に最適なんだ。君はテニスの練習?」

 

 以前からの知り合いを装ってさも当たり前のように気軽な調子で問いかけた。同じクラスに所属していながら名前も知らないとなれば、これから築かれるであろう関係に影を落としかねない。放課後にでも名前を調べるとして、今はこれで乗り切ろう。

 

「うん、そうなんだ。うちのテニス部すっごく弱くて……だから少しでも上手くならなくちゃって。……そう言えば、比企谷くん、テニス上手いね」

 

 比企谷は判然としない間の抜けた表情で「お、おう」などと呟いている。先ほどの反応から察しは付いていたが、こいつも彼女の名前を知らないようである。私は、比企谷のことだから面と向かって誰何(すいか)するなどという暴挙に及ぶのではないかと危惧した。

 

「フォームが凄くきれいなんだよ」

「いやいや、これは、照れるなあ」

 

 そう言うと、わざとらしく笑いながら私の方に顔を向けた。

 ――よせ。

 比企谷はその腐った双眸をちらっと彼女のほうへ移してから、再びまっすぐ私の目に当てた。

 ――おい、頼む。後生だから何も喋ってくれるな。

 ほどなく悪意など微塵も感じさせないすっとぼけた声で、

 

「で、誰?」

 

 と、問いかけた。

 この刹那にも永劫にも似た時間のことを私は忘れない。

 そして、私の念頭には去年の夏休み明けのトラウマが蘇ってきた。あの時は、思い出すのも憚られるほどの形容しがたい心痛を味わい私は潸然(さんぜん)と泣いた。みっともないほどの号泣である。当然、か弱き乙女であるこの女生徒も、比企谷の冷酷無比な発言に泣いてしかるべきである。加えて、そのテニスラケットでこの阿呆の頭をスマッシュしても許容される範疇だろう。それでドローゲームだ。

 私は茫然と阿呆の鉄面皮を見つめていたが、おそるおそる女生徒のほうへ顔を向けた。

 すると、彼女は気まずそうにしながらも微笑を絶やさずに言った。

 

「やっぱり覚えてないよね。えと、同じクラスの戸塚彩加です」

「そ、そうか。悪いな、俺女子と関わりないから」

「この馬鹿野郎ッ。たとえ関わりがなくとも、クラス名簿に目を通しておくのが務めだろうが」

「どんな務めだ。じゃあお前は知ってたのかよ」

「うん」

 

 私は大きく頷いた。そうして、こっそり胸をなでおろした。

 よかった。ほんとうによかった。

 一時はどうなることかと戦慄したが、僥倖僥倖。図らずして名前を知り、且つ、比企谷を諌めることで先方に信頼感を与えたことだろう。こんな結果に相成ったのも、日ごろから神棚に奉られた手作りクッキーを礼拝してきたたまものである。今晩はお神酒を献上して丁重に祀り上げることに決めた。

 

「戸塚さん、すみませんでした。比企谷は前世の業が祟って、こんな有様になってしまったんです。どうか許してあげてください」

「おい、ふざけんな。その来歴になんかしっくりきちゃったじゃねえか、どうしてくれる」

「しっくりきたならいいだろ。末孫まで脈々と受け継いでいけ」

「って俺で(あがな)われないのかよ。ご先祖なにやったんだよ」

「おそらく破廉恥なことだな。その目を見ればわかる」

 

 そこで気まずそうに笑う戸塚さんに気が付いた比企谷は、先ほどの無礼をもう一度詫びた。

 

「わ、悪かったな。さっきも言ったが、俺女子と関わりとかないから」

「男子ともないだろ」

「勝手に俺の心を読むんじゃねえ。なんなのおまえ、テレパスなの? だいたいお前だって――」

「あ、あの!」

 

 戸塚さんは申し訳なさそうに頬を染めていた。

 私と比企谷はまたしても始まりかけたウロボロス的会話を中断し、含羞にはにかんだ可愛らしい小さな顔を覗き込んだ。そして、なんだかそこはかとなくいやらしい気持ちを胸に抱えた我々は、向こう十年はこの瞬間ほどの衝撃を受けることはないと断じられるおそるべき一言を傾聴するのである。

 

「……ぼく、男なんだけどな」

 

「え……?」

「はぃ……?」

 

 何を隠そうその女生徒は私が生まれて以来はじめてみた、超弩級に可愛い男子生徒、戸塚彩加だったのである。

 

       ◇

 

 雪ノ下さんと部室で別れた私は、帰途に着くべく学校をでた。週末に買いにいく由比ヶ浜さんへの贈り物についてあれこれ考えながら歩いていると、信号を待っている見知った顔が目に入った。

 

「どうも」

 

 私に気がつくと、川崎さんは小さくそう言った。私もつられて「どうも」と返した。

 川崎さん。本名、川崎沙希。

 私は川崎さんに対して密かに「銀狼」という名前を与えていた。そうして、一挙手一投足とはいかないまでも、折にふれてその周りに追従しない孤高然とした態度に注目していたのである。すらりと長い後ろ髪とは対照的にふわふわと特徴的な短い前髪を有し、校内では一部の生徒にしか見られないような着崩した制服をまとっていた。相対する目つきは鋭く、整った顔立ちによって幾数倍にも研ぎ澄まされていたのだが、かといってそれは、平塚先生のような対峙するものに圧迫感を与える類のもではなく、ゾクゾクするような性的倒錯を呼び起こしそうな怜悧さを帯びていると言った方が適切である。友人との花も恥らうようなお喋りをしている姿はついぞ見たことはなく、彼女は、無口で、無愛想で、不敵な、一昔前のいわゆるスケバンのような乙女であった。

 そんな川崎さんと知り合ったのは奉仕部の活動を通してで、彼女の弟が依頼人であった。

 川崎さんは家族に迷惑をかけたくないからと自身の進学のために夜な夜なアルバイトに励んでいたのだが、その涙ぐましい献身について吹聴するのを潔しとはしなかった。その結果、不幸なことに弟にいらぬ心配をかけてしまっていたのだ。弟は、彼女がその風貌だけではなく身も心も不良になってしまったのではないかと飯が喉も通らぬほどで、そんな様子を見かねた彼の同級生である比企谷の妹と共に我々奉仕部に駆け込んできたのである。

 結局依頼は、奨学金制度の利用を勧めることで完遂された。川崎さんは、今では睡眠時間をしっかり確保しているらしく、授業中にあくびをして窓の外を眺めていることもなく、しっかり勉学に励んでいるようである。

 私は、キッと前方を凝視して信号を待つ川崎さんの横顔にちらと視線を投げた。もう隣には誰もいないかのような佇まいである。奉仕部の活動を通じて知り合ったとはいえ、依頼以降特に接点があるわけでもなく、私と川崎さんの間には、豊かな水量を誇る利根川ほどの隔たりがあるように思われた。

 突如、私はなぜか緊張して口が渇き、気さくな言葉をかけねばならないような得体の知れない焦燥感に襲われた。大した交通量があるわけでもない交差点の赤信号はいまだに変わる気配をみせず、刻々とつのっていく焦燥感に苦しめられていた私は明らかに挙動不審であった。

 川崎さんは不穏な動きをみせている私を胡散臭そうに一瞥すると、渋々といった感じで口を開いた。

 

「あんたヤバイよ。不審すぎる」

「うん。まあね」

「まあねって……ま、いいけど」

 

 永久に変わらないと思われた信号が青になり、川崎さんは歩き出した。私も遅れて足を踏み出す。

 男子たるもの無駄口を叩かず、聞かれたことに対してのみ受け答えをすればよいなどという頑固一徹を信条として持たない私は、彼女から話しかけられたことに幾分か心を軽くした。

 

「どう? 勉強のほうは」

「それなりに。あんたたちから勧められたスカラシップってのを目標にね」

「なるほど。エライね。貰えるといいね」

「そうだね。……あんた家こっちなの?」

「いや、違う」

「はあ? じゃあ何してんの?」

「ちょっと、街に用事がある」

「ふぅん。あっそう」

 

 この驚くほどに味気ない会話であっても、私は重責から解放されたかのような満足感を味わっていた。妙齢の女子と普通に言葉を交わしたことも勿論であるが、事実、こうして斜陽の放課後を肩を並べて歩いていることに感激していたのだ。そして、一度は自ら放擲し諦めかけていた薔薇色の高校生活の一端を今まさに味わっていると気付いた途端、私は一瞬恍惚で立ちくらみを覚えた。

 ここまで至る道は決して容易い平坦なものではなかった。たしかに奉仕部の面々と帰ることは何度もあった。しかし、その95%は比企谷が占めており、残りの5%は雪ノ下さんでも由比ヶ浜さんでもなく、顧問である平塚先生というありさまだったのである。何が悲しくて教師と共に帰らねばならぬのだと、表面上はにこやかに従順な生徒を演じていたものの、私の憤りはギリシアが抱える借金ほどに膨れ上がっていた。しかし、それがどうであるか。隣を歩きながら説教を垂れる平塚先生に心の中で罵詈雑言を浴びせていたのももはや遠い過去。今や私は幻の至宝といわれた薔薇色のハイスクールライフに足を踏み入れたのである。

 この瞬間を皮切りに実りある高校生活が私の容量をはるかに超えて目まぐるしく展開していくように思われ自然と相好が崩れた。その様子がもしかすると彼女には卑猥に映ったのかもしれない。

 川崎さんは、眉をひそめて声を引きつらせた。

 

「うわっ、きもちわる。何にやにやしてんの」

「アッ、これは失礼」

 

 私は慌てて表情を引き締めた。川崎さんはなおも気味悪そうに顔をしかめている。いかんいかん、輝く将来への展望を自ら壊すところであった。よし、ここは咳払いをひとつ、粋な小話でも披露して教養深いところでも見せておこう。そう思って、口を開きかけたそのときであった。私は視界の隅で一人の男の姿を捉えたのである。

 その男は新緑に匂い立つ公園の一本の木の陰からただならぬ妖気を垂れ流し、隣の遊歩道を歩く我々を恨めしそうに見つめていた。そのあまりの異様さに私は思わず悲鳴をあげそうになった。

 

「今度はなに」

 

 驚愕と戦慄がごちゃ混ぜになった私の顔を見て、川崎さんは呆れたようにそう言った。陸に打ち上げられた魚のように口をパクパクさせていた私は、すぐに平気の平左を装ったが、なんでもないと返した声はひどくかすれていた。

 

「マジでやばいよあんた。どっかおかしいんじゃないの」

 

 川崎さんはそんな辛辣なことを言いつつも、百面相もかくやと思われる私の顔芸に、ついには笑い出していた。心底おかしそうに彼女は笑っていたが、私はそれどころではない。本来であれば、和やかになりつつあるこの雰囲気を存分に盛り上げるところであるが、身の危険を感じていた私は一刻も早くこの場を立ち去ろうとした。

 川崎さんに勘付かれないよう配慮しながら足早に歩き、その場から十分に離れると私は後ろを振り返った。大丈夫だ、ついてきてはいない。川崎さんもあの男に気付かなかったようだ。

 川崎さんはなおも笑っていた。私はこんなときに何を笑っているのだと憤ったが、彼女は何も見ていないし、何も知らないのである。私は怒りを鎮めると、先ほどの男について考えた。

 

       ◇

 

 ただちに通報されても文句が言えないほどの怪しさを醸し出していたあの男は、間違いなく材木座であった。

 どうして彼があのような薄暗い場所からこちらを窺っていたのかはわからない。わからないが予想は簡単につく。大方、仲睦まじく歩く私と川崎さんの姿に、満たされることのない虚ろな魂を傷つけられたのだろう。傷口から血が滴るがごとく、傷つけられた魂からは横溢(おういつ)とした怨恨が滴りおち、遣り場のない激憤に身を焦がせた材木座は、自身に許される最大限の方法で薄暗い木陰から己の存在を誇示したのである。それもただの存在の誇示ではない。あれはおそらく私への警告も多分に含まれているにちがいなかった。

 お前を見ているぞ。

 忘れたのか。

 ともに駆け抜けた茨の道を。

 世にはびこる軽佻浮薄な輩、闇雲に結びつこうとする男女、我々を校舎の片隅に追いやった無自覚な愚民共に鉄槌を下そうと誓った言葉を。

 忘れたのか。

 お前を見ているぞ。

 材木座は目でそう語っていたのだ。しかし私としては、忘れるもなにも、だいいちそんなことを誓った覚えがない。やっかみも大概にしろ、と言いたい。

 とはいえ、思い当たる節がないと断ずるには、私はあまりに優しすぎた。

 鉄槌を下すとかなんとかそんな乱暴なことを誓った覚えはないが、我々を当然のように蔑ろにする連中や恋に遊びに大忙しな輩に対し、一緒になって口汚く罵倒してきたことは確かである。確かどころか、その音頭はとっていたのはほとんど私であった。そんな先導者としての私が、(やす)きについて女生徒と下校路を同じゅうしていては、彼とて胸中穏やかではあるまい。私は「男女(つい)になって下校する人間は、ひとしく唾棄すべき軟弱者」とまで言っていたのである。

 ここで、「材木座ごとき、前もって言うに及ばず。勝手に抜け駆けして青春の一ページを刻むことの何が悪い」と考えることは出来なかった。明白な裏切り行為、穏やかではないが材木座はそう捉えるだろう。そして涙を流すことだろう。私にはやはり責任があった。

 自分の優しさがつくづく憎い。

 隣で笑う川崎さんを尻目に、今や私は材木座のことを憐れんでいた。

 

 


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