文字通り絵に描いたような、あくまでドラゴンメインの高校生活 作:ぐにょり
十二話 夜明け前には星を見て
春眠、暁を覚えず、とは言うが、朝に布団から体を起こし難いのは別に春に限った話じゃない。
そもそも、春夏秋冬なんてのは人間なり神様なりが勝手に決めた括りでしかなく、地球の気候は絶えず変化を続けている。
春っぽい時期を少し過ぎたからと言って、すぐに梅雨になるわけでなし。
入学式を終え、新入生気分が抜け、桜も散って木々が緑に染まり始めたこの時期だって、朝は眠っていたい。
微睡みの中に居るのは心地よく、体温で程よく温まった布団の中に、本能に縛られた肉体は否応なく留まりたがる。
「……あふ」
そういう諸々の未練を欠伸と共に噛み殺し、体を起こす。
たっぷり睡眠時間を取ったとしても、朝に布団から体を起こすのはどうしても未練が残ってしまう。
だけど、この感覚だって体があって、生きている証ではないか、と思えば、まぁ、許せる。
こういう時、稀に自分の記述の中に【滅茶苦茶目覚めが良く朝は気持ちよく起きられる】みたいな事を書きたくなってしまうが、それは我慢だ。
唯でさえ若気の至りから色々追記してしまっている以上、これ以上人間らしさというか、此方が此方であるからこそ発生し得る個性を潰してしまいたくはない。
時計を確認する。
早朝、四時。
未だ春と梅雨の間、春寄りの時期である今の季節、太陽は顔を見せず、空には僅かに星が光る様な時間だ。
布団を退け、ベッドから立ち上がる。
パジャマからジャージに着替え、幾つかの荷物を袖の中に暗器の要領で仕込み、瞼を閉じて部屋から出る。
この時間は流石に母さんも日影さんも眠っている為、なるべく音を立てずに洗面所で顔を洗い、運動靴を履き、外へ。
早朝の冷たい空気を吸い込むと、僅かに目が覚める。
瞼の上から透けてくる光が少ない。
上を向き瞼を開くと、うっすらと明るくなり始めた空。
まだはっきりと文字に見えない、まるで星空の様な星空。
雲ひとつ無い。本日は晴天なり。
黒から紺に変わり、だいぶ白み始めている東の空に一際大きな光の粒。
明けの明星だ。
ちょっと得をした気がする。
凝視せず記憶にだけ留め、瞼を閉じる。
軽く準備運動。
全身の筋を伸ばし、関節の調子を整える。
地面を蹴り、手近な塀の上へ、更に跳んで民家の屋根の上へ。
足音を出さずに着地するのが嗜み。
そのまま、隣の隣の家の屋根へと跳ぶ。
視界はゼロ。だからどうだという話だが。
一つ所に留まらず屋根から屋根、電信柱の上と姿勢を変えながら連続で飛び続ける。
刀と同じ重量バランスの鉄棒を手に。
飛びながら振り回し、ふと六本に増やす。
実質手が伸びた様なものだ。六本の金属棒を着地点に当て、そこから跳躍。
見られたら実際不審者呼ばわり間違いなしの奇行。
だが目立たない動きではいけない。
目撃される場所を目撃されやすい動きで移動し、それでいて目撃者が出ないように立ちまわる。
それも鍛錬の一つ。
公園が近いので、やや速度を上げる。
前まではここの公園が目的地だったが、今この公園はグレモリーさんとその眷属である兵藤さんが使っているので使えない。
まぁ改めて考えれば、ここで修行、というのも、よくここまでばれなかったと思うほどに不用心だった気もする。
学園のお姉様とかいうのを乗せて、腰とか腕をカクカクしている兵藤先輩の気配を無視し、気取られない内に通り過ぎる為に加速。
郊外に出て、乗り移れる建物が無くなった辺りで小規模な忍び結界を張りながら移動。
通り過ぎた辺りの結界を解除しつつ、目的地へ到着。
県境を通り過ぎ、グレモリーの領地から少し離れた辺りの山中。
周りを見渡せば、本当に木々しかないような辺鄙な場所。
監視の目は………………無い。
根拠は勘と感だ。六感を越えた先の七感があればこれくらいはできる。
瞼を開け、ロール紙を数本取り出す。
端を持ちざっと広げながら放り投げる。
手の鉄棒六本を振り抜き二メートル幅に切り出す。
もう一度鉄棒を振り、切りだされた紙に、のっぺりとした修行用の傀儡を描く。
一筆書き、書き損じ無く当然成功。
後に残るのは傀儡の描かれた紙──ではなく、傀儡そのもの。
完成と同時に襲い掛かってくる傀儡をいなしながら以下、ロール紙が無くなるまで繰り返し。
木々の文字列の間、まぁまぁな動きの傀儡が此方に向けて拳や蹴りを、或いは投げを、そこらにある石などを投擲しつつ追い詰めようとしてくる。
まぁまぁな動き、まぁまぁな連携。
見習い忍用の修行道具がモデルなだけあり、あまり苛烈な動きはしてこない。
既に傀儡の絵の姿は無く、まぁまぁな動きで襲い掛かってくる、人間や悪魔に比べればかなり簡素な文字列の塊。
構成材料に、行動パターン、四肢を動かす内部機構の説明文。
あとは使用される木材のDNAパターン位だろうか。
見やすいが、それだけに動きは見切りやすい。
まぁまぁな攻撃をすり抜けながら、鉄棒六本を振るう。
傀儡の表面に棒の先端を滑らせ、更に細かく描き込んでいく。
肌、髪、顔の、体の輪郭、衣服、手指細部、顔。
今まで見てきた悪魔や堕天使、妖物の類の顔を片端から傀儡に描き写していく。
全ての傀儡に描き終えた所で誘導。
傀儡がおおまかに一直線に並ぶように仕向け、一閃。
全ての傀儡に、描かれた顔に瞳を入れ、追記。
【読手書主を全力で殺しに掛かる】
【殺されない様に身を守る】
瞳を入れてからの僅かなタイムラグを経て、夥しい数の悪魔や堕天使、妖物が現れる。
傀儡を術で化けさせた訳ではない、正真正銘の『本物』だ。
見たままを描いたのだから間違いない。
全能力全思考全記憶完全に、肉体魂魄共にオリジナルと同等。
少なくとも、此方が記憶している姿をしていた頃と同じ、オリジナルと区別する方法は追加した文章を見る以外では一切存在しない。
描き上がって動き始めた複製達の姿が文字列に置換されていく。
何度か確認した通り、オリジナルと一字一句変わらない文字列の塊が出来上がった。
彼等、彼女等の敵意はまちまちだ。
此方と敵対し結果的に死んだ相手も居れば、此方が一方的に知っているだけで敵対関係になるどころか顔見知りですらない相手も居る。
だが、そんな彼等の意志とは関係なく、彼等は全力で此方を殺しにかかる。
そう書き足された以上、彼等にはそうするしか道はない。
実のところ此方にもそれ以外の道はない。書く事はできても消す事はできないのだ。
「では殺しますので、抵抗して下さい」
慣れた作業、とは行かない。
毎回、描き出す相手の順番は異なる。
場所も違うし、周りに居る連中を見て思考にはどうしたってブレが出る。
そのブレがいい経験になる。
同じ人間、同じ悪魔、同じ堕天使が、いったいどれだけの引き出しを持っているのかを確認するのにいい。
秘伝忍法は使わず、加速もせず、人の目に写る速度、常識の範囲内の動きで対応し、新たな手筋を考えていく。
翼を持つモノ、多脚で木々の間を飛び回るもの、決まった形を持たない不定形なモノ、人と大差ないもの。
だがどれだけ居ても一斉に此方を攻撃できる数は決まっている。
こいつら同士は顔見知りなど皆無であり、各々が勝手気ままに攻撃を行っているだけ。
勿論周囲の動きを見てそれを利用するものも居るが……。
「はい、折り返し」
数分で半分を殺し終える。
斬り刻む手間を省き、単純に殺すことだけを考えれば、野良の悪魔や堕天使などこの程度のものだ。
そこで残った野良で無い連中、学園で見かけた二つの群れの内の一つに期待したい。
基本的に此方の行動範囲で見つけられる連中なので、相手も此方の事を知っている。
彼等というか比率的には彼女等は、此方の事を知っているだけに、此方を殺さなければならない、という自らの中にある強迫観念に疑問を抱き全力を出しきれない。
これが全力で殺しにかかる、という一文とかち合って、その場で様子を見る、という選択肢を与えることになっている訳だが。
彼女等を動かす方法は簡単。
少しばかり情に訴えるだけでいい。
「
まともな聴覚なら聞き取れない速度で詠唱を完了し、『力あることば』と共に呪文を解き放つ。
黒い何か、本当に、文字列にも『なにか』としか書かれていない黒い何かが、前面に出ていた不良学生風の男と、その近くに居た数名の女学生を包み込む。
誰一人反応できていないのは、事前にリアス・グレモリーから連絡が行っており、教会での此方の情報があった為だろう。
攻撃面では六刀メインで、直接攻撃的な魔法を使うとは思わなかったのかもしれない。
「便利な術でしょう?」
数秒せずに『なにか』が消え、後に残るのは数名分の学生服と、中に居た男女の肉体が変じた塵のみ。
彼等の姿は跡形もなく、アストラルサイドからも同じ効果が発揮されている為、霊的な痕跡すら残っていない。
輪廻転生の輪に乗ることもなく、魂を回収されて再利用される事もなく消え失せる。
手加減も何もない、完全に殺すことだけが目的の魔法だ。
何が起きたか理解出来ずに呆ける残りのメンバーに対し、口の端を上げ、仰々しく笑ってみせる。
「大きなゴミも、これで纏めて塵にできるんですよ」
群れの中の数名が何事か叫びながら激高して躍りかかってきた。
文字列を読めばわかるが、この流れを作ってくれる彼女は、先の学生服の男に好意を寄せていた。
周りのほぼ全員がそれを知っているし、此方の行動にも物言いにも敵対の意志しか記されていない以上、止める事無く彼女の創りだした流れに乗ってくる。
的確な駒の動かし方を知っているブレインも居る、カウンター系の神器使いも居る。
前半で突っ込んできた連中よりはマシで、傀儡よりはマシで。
全員を殺すのに少し手数が多めに掛かった。
「さて」
群れのボスの女性の頭を片足で踏み潰し、それを阻止しようと背後から放たれた滅びの力を身を捻り避け、懐から時計を取り出して時間を確認する。
時刻は四時半、死体を片付けて戦闘の痕跡を消して、となると、五時には終わらせるべきだ。
そう考えると、今回は少しばかり早く早くと急ぎすぎたか。
「
距離を取るために空に上がり、木の枝の影に隠れ魔力を使い何かしようとしていた黒髪の女学生を暗黒の槍が貫く。
聖邪問わずあらゆる生命エネルギーを奪う槍が、一瞬にして堕天使上がりの悪魔の生命力を枯渇させる。
残り五名。
死んでいると気付いていないのか、金髪の少女が治療しようと落下してきた死体に向かって走って行く。
そちらに意識を向け直すより早く魔剣を構えた剣士と、怒りから肉体を半ば以上龍へ変じさせた兵士が同時に向かってきた。
左右に別れられたら範囲攻撃しか届かない。
でも後片付けが面倒なので範囲系は使いたくない。
鉄棒で相手をするのは少し心もとない。
とりあえず六本の鉄棒を手放す。
「ていっ」
右手と左手の中に魔法の源となる『海』の一滴を呼び出し剣状に固め、振るう。
魔剣使いは魔剣ごと、半龍の兵士は龍鱗ごと真っ二つ。
……あ、呪文詠唱忘れた。まぁいいや。これは失敗しようがない、ノーカンだ。次はちゃんと唱えよう。
ともあれ、残り三。
一瞬で終わった攻防に気付かず、死体に向けて治癒の力を注ぎ続けていた金髪の少女に視線を向ける。
庇うように赤髪の、群れのボスが滅びの力を漲らせながら立ちはだかる。
丁度二人、手の中の混沌の欠片を二つ握りつぶし、それぞれの体内に転移。
此方の感覚で言えば、混沌とは虚無とあまり変わらない。
そんなものが体内にあれば生きていられない。当たり前の事だ。
残り一。
鉄棒は手放し、呼び出した混沌は使いきり、無手。
測ったように残り一人も無手。
無手とは即ち空の手、つまり、カラテだ。
やはり最後にモノを言うのはカラテ、ノージツ・ノーニンジャだが、ノーカラテ・ノーニンジャでもある。
最後は素手で〆て、後片付けに入ろう。
「……何で」
残り一人、白髪の小さな戦車がつぶやく。
残り人数が減り、騒ぐ声も少なくなったので聞き取りやすい。
「何で、こんな真似を……!」
涙混じりの声だ。
感情にも怒りと共に悲しみが混じっている。
何しろそう文章で書いてあるのだから間違いない。
この状態なら全力を出すのに支障はないだろう。
本日最後の標的となる文字列に、これまでと同じ、テンプレートと化した言葉を返しておく。
「軽いジョギングみたいなものですよ。健康維持の為のね」
春が終わり、梅雨に届かない、入学したての新鮮さを失いがちな時期。
今日も今日とて、此方は何時もと変わらぬ日々を過ごしているのであった。
―――――――――――――――――――
「は、ふぁ、ふ」
放課後、旧校舎への道を歩いていると、隣から大きな欠伸が聞こえてきた。
「……寝不足ですか?」
欠伸の主は、片手に学生鞄、片手にコンビニのビニール袋を手に下げた読手さん。
今日はコンビニで梅系の新しいお菓子が出ていたので、登校途中に鞄にしまえる量だけ買い占めて、オカ研で他の皆さんと一緒にお茶会をすることに。
いつもの通学路から少し外れた位置にあるコンビニで一緒になった読手さんにも買い占めを手伝って貰ったので、今日の獲物は大量です。
「いやぁ、夜更かしして天体観測した上に、早起きしてジョギングなんてしたものだから、今更ながらスイマーが襲ってきまして……ふぁふ」
水泳帽に海パン、そして何故か真っ赤なネクタイを付けた細マッチョなイケメンスイマーに壁際に追い込まれる読手さんが一瞬頭を過り、その無意味なビジョンを即座にかき消す。
隣を見れば、閉じた瞼の端から涙を滲ませ、再び小さく欠伸をする読手さん。
そのだらけた姿からは、あの日に教会で見せた狂気は微塵も感じられない。
というか、彼は大体の場合こんな感じである為、今ではオカルト研究会で彼の事を明確に警戒しているのは部長だけ。
副部長は一応部長に追随して警戒する姿勢を取ってはいるようですが、部室である程度の交流を繰り返す内に、副部長個人からの受けはまぁまぁ良くなっているみたいです。
「……今日の授業は、特に眠たくなる内容だった……」
「そうなんですよ、内容はともかく、あの先生のもったりとした声が子守唄にしか聞こえなくて」
「……あれは、純粋に聞き取りにくい。何言ってたわからない」
「これは、テストは板書と教科書頼りですね」
こうして読手さんを伴って部室に行く頻度はそれほど多くはないけど、来た時は悪魔としての活動よりもお喋りやお遊びの割合が多くなります。
悪魔としての活動に不満があるわけでもないけれど、それでも、私も他の眷属の人たちだって高校生、たまにはそういう日があっても良いでしょう。
部長だけは複雑そうですが、それ以外の人達は稀の客をそれなりに快く迎えてくれ、部室の空気も少し賑やかになります。
「そういえば塔城さん、トレーニングってどんなのしてます?」
「普通のトレーニングです」
「ボクシングとかも参考にするといいかもですよ。拳の引きもうちょい速い方が反撃食いにくくなりますから。今の速度だと腕掴まれてそのまま首を取られます」
「……考えておきます」
眷属仲間でもない相手とこういう血なまぐさい話をするのもどうかと思いますが、割と参考になる意見を言ってくるので、軽く聞き流す程度に頷く。
実際に組手をしたりフォームの確認をしたりする訳ではない以上、コレも結局は他愛のない世間話の一つだ。
……まぁ、まるで実際に組手でもして見つけたかの様に少し気にしていた癖や欠点を指摘してくるので、少しどきりとさせられる時もあるんですが。
「トレーニングといえば、この間イッセー先輩がアーシアさんと……」
面倒な事にならない範囲でなら、悪魔活動の中身も世間話。
特に最近は新しく入った二人が色々と頑張っている為、話の種には困らない。
あまり話をしない私が自分から話を振るのに困らない程度には、最近の日常は変化に富んでいる。
勿論、読手さんもそんな変化の一つだ。
良い意味でも、悪い意味でも。
「……ところで、天体観測なんてするんですね」
ふと、先の読手さんの言葉を思い出し、呟く。
普段から目を閉じて生活して、それこそ授業の板書すら目を閉じた状態で写しているらしい彼が、自分から目を開ける場面は非常にレアだ。
私が知る限りでは、恋人である日影さん(今日は運動部の部活に助っ人に行っているらしい)と話している時か、教会で堕天使やエクソシスト達を切り刻んだ時だけ。
この二つの場面に共通するものは見い出せないけれど、天体観測というのも意外だと思う。
「長々とはやりませんけどね。遅くになるのを待って、それから少し空を見る程度で、望遠鏡も使いませんし……っと、塔城さん待った」
旧校舎の入り口に差し掛かった辺りで、読手さんが私を手で制しながら立ち止まった。
「部室に誰か知らない方が居るんですけど……来客の予定があったりします?」
難しそうな、というより、少し面倒くさそうに眉を顰める。
この場所から部室の中は当然見えないけど、そこは読手さんなのでスルー。
言われた言葉に、ふと思い出す。
「……そういえば、今日は部長のご家族の方が来るとかどうとか」
適当に聞き流していたからはっきりと覚えてはいないけど、確かそんな話があった気がする。
「それって、部外者が居たら不味くないですかね」
「さあ? ……一回行って、部長に聞いてみて、駄目なら帰るって感じで」
「いや、塔城さんは残らないと」
「………………そうですね」
渋々頷く。
自分の顔の眉の間が寄っているのがわかる。
どうにも気持ち悪いというか、嫌な予感しかしない。
これは面倒臭くなりそうです。
「……はぁ……、とりあえず、行きましょう。……はぁ」
「二回も溜息吐きましたよこの娘」
読手さんのツッコミを受け流しながら、とても良いことが起きそうにない予感を胸に、私達は旧校舎の中へと足を踏み入れる。
……桜の花が散り、緑の葉が生い茂り始め、でも、梅雨には遠いこの季節。
まだまだ私の学生生活は新鮮な変化に溢れていて、まるで飽きる気がしない。
そしてたぶん新しい変化は、今日この日も、碌な前触れも無しに現れるのです。
後書きと前書きが全件表示で消えるという驚愕の真実を聞きショックを受けた第十二話でした
でもそれなら、本編だけ見たいんだよ設定なぞ知るか!
みたいな方向けに、そこまでの話で出た設定まとめみたいなのは後書きに書く感じにすればいいのか
タイトルコール前のアバンパートを作れないのは残念だけど、これはこれで便利かもしれない
そのうち書くかも
しかし、まさか前回前々回の時間差投稿で、僅かな期間とはいえ日刊ランキングに入ってしまうとは……読んで下さった方々、ありがとうございます
あれですね、沢山の人に読んでもらえるのは嬉しいけど、実際に見やすい位置に出てしまうと色々と批評とかが怖くもあり
まぁ、原因もいまいちわからないし、今後そうそう入ることもないだろうという事で
当SSは一般的な趣味嗜好をあまり考慮せず、ひたすら作者の性癖やら趣味やらを前面に押し出して行く何時ものスタイルで突き進んでいきたいと思います
色々と好き嫌いが別れる作になると思うので、ほどほどにお付き合い下さい