仮面ライダーエリチカブト−GOD SPEED khorosho−   作:じんばぁ

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第9話

 

《Henshin》

 

ことり「こ…これが…穂乃果ちゃんとにこちゃんが言ってた…仮面ライダードレイク…!」

 

ことりがびっくりしているといつの間にかワームが目の前まで迫ってきていました!

 

ワーム1.2.3.4.5「グルルル…」

 

こ「ぴぃ!?こ…こっちこないでぇぇ!!」ズダダダダダ

 

ことりは無我夢中でグリップとゼクターの合体してできた銃をワームに向けて連射しちゃいました!

 

ドドドドド

 

着弾による煙幕が晴れるとワームは一体もいなくなっていました…

 

こ「はぁ…はぁ…あれ?」

 

た…倒しちゃった…?

 

「えぇ、そのようですね」

 

ちゅん!?風のお兄さん!?消えちゃったはずじゃ…

 

「本来はさっきで私もお役ご免だったのですが…貴女はドレイクになる資格は持っていますが戦闘には向いていないようですのでもう少しの間私がサポートすることにしました。今の戦闘も見ていましたが…お世辞にも良い戦い方とは言い難いですね…」

 

だ…だってことりケンカはイヤだから…

 

「えぇ、そのようですね。ですから私がこれから短い期間ですが戦い方をレクチャーします。言うなれば私と貴女はひとつの…ひとつの…えっと…」

 

えっと…師弟関係…?

 

「!!そうそう!それそれ!」

 

 

ー同刻 音ノ木坂学園ー

 

 

にー…こにー…

 

虎太朗「にこにー」

 

にこ「うぅん…?虎太朗…?どうしたの?トイレ?」

 

虎「わーむー」

 

に「?」

 

ワ「グルルル…」

 

に「!!??!」

 

ちょ!!?ちょちょちょちょっ!!!なんでここにワームがいるのよ!?見張り…ことりは何やってんのよ!とにかく穂乃果を起こさなきゃ…

 

に「穂乃果!起きなさい!!ワームよ!」

 

穂乃果「Zzz…モチモチじゃのぉ〜…」

 

お…起きない…っていうかどんな夢見てんのよ!!!こ…こうなったら

 

に「ゴホンッ!…ほぉのぉかぁ〜!(海未のマネ)」

 

ほ「ぎゃひぃ!!う…海未ちゃんごめんなさい!!…ってあれ?にこちゃん?」

 

起きた…海未って穂乃果の中だとどんな存在なのよ…

 

に「アホ乃果!ワームよ!」

 

ほ「え!?ワームが!?わかった!お願い!ガタックゼクター!」

 

穂乃果はそう叫ぶとどこからか飛んで来たガタックゼクターをキャッチそして…

 

ほ「変身!」

 

そう叫びゼクターを腰のベルトにセット。

 

《Henshin》

 

そして穂乃果は仮面ライダーガタックMFに変身を遂げた。

 

ほ「いっくぞぉ!!!」

 

…穂乃果が戦ってる間に寝てる人たちを起こして避難させなきゃ!

 

 

 

ほ「はぁ…はぁ…ちょっと…数多くない!?」

 

確かに…この数は穂乃果一人じゃキツいわね…せめてもう一人…いや、2人ライダーが欲しいわね…

 

…のかちゃー…

 

ん?

 

こ「穂乃果ちゃーん!にこちゃーん!」

 

声の主は行方不明だったことりだった。

 

に「ことり!あんたどこ行ってたのよ!?心配したんだから!」

 

こ「ご…ごめんなさい…で…でも!ことりも見んなを守れるようになったから!」

 

そう言ってことりは右手に持った何かを私に見せた。

 

に「アンタそれって…」

 

こ「うんっ!戦うのは苦手だけど…みんなを守るよ!変身っ!」

 

《Henshin》

 

次の瞬間、ことりは仮面ライダードレイクMFに変身したのだった。

 

こ「ことり…」

 

こ「行ってきます!穂乃果ちゃーん!」

 

ほ「ぅえ!?ことりちゃん!?ことりちゃんドレイクなの!?」

 

こ「うん♪」

 

ほ「そっかぁ〜!ぃよぉ〜し!一緒に戦おう!!」

 

 

ことりが変身した時はこれで助かったって思ったけど…

 

こ「(穂乃果ちゃんの後ろにワームが…!)穂乃果ちゃん危ない!」バキュン!

 

ワーム「!」←回避

 

ほ「ぁ痛ー!!?」ドン

 

こ「あ」

 

ほ「もー!ことりちゃん!痛いよ!」

 

こ「ご…ごめんなさい…」シュン…

 

忘れてたわ…ことり鍋にチーズケーキをブッ込む程の超ドジだってことを…

 

ワーム「シュー…」

 

げ!?1匹脱皮した!?

 

ほ「わわわ!一体脱皮した!?ことりちゃん!撃って!」

 

こ「え!?撃つの!?わ…わかったよ!え〜い!!」バンバンバン

 

ほ「うわ!?こ…こっちにじゃないよぉ〜!!」

 

…動きがバラバラね…これじゃチームワークもなにもあったもんじゃない…

 

に「?」

 

ん?あそこに落ちているのは…

 

に「ザビーの…ライダーブレス!!?」

 

なんであんなところに!?とにかく拾いましょう!

 

に「どうしてこんなところに…」

 

ザビーの変身資格はパーフェクトハーモニー…確かに今の状況…ザビーが統率を取って穂乃果とことりに指示を出せれば…

 

に「っ!穂乃果!キャストオフしてガタックカリバーでサナギ態のワームを一掃して!」

 

ほ「え?…うん!わかった!」

 

に「ことり!ことりはライダーシューティングで一気に脱皮したワームまでの道を作って!」

 

こ「わ…わかったよ!」

 

ほ「…でもその後脱皮したワームはどうするの?」

 

に「そいつは…にこが叩くわ…」

 

こ「叩くって…どうやって?」

 

私はライダーブレスを装着した左手を挙げて

 

に「こうするのよ…!来なさい!ザビーゼクター!!」

 

ブブブブ

 

私が叫ぶとそれに答えてザビーゼクターがどこからともなく現れてライダーブレスにくっつく。

 

「変身!!」

 

ザビーゼクターをライダーブレスにセット。

 

《Henshin》

 

そして私はスズメバチがモチーフのマスクドライダーシステムの戦士、仮面ライダーザビーへと変身したのだった。

 

ほ「ぇええ!!?にこちゃんがザビーに!?」

 

に「わぁ…!」

 

に「穂乃果、ことり、こっからはパーフェクトハーモニーでいくわよ?」

 

 

 

 

続く

 




あとはダークカブトとホッパーかー…

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