仮面ライダーエリチカブト−GOD SPEED khorosho−   作:じんばぁ

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えみつんにウンメイノーを歌って欲しいなぁ…


第8話

 

 

こんにちは!私、南ことりです!音ノ木に突然降ってきた隕石と隕石の中から現れたワームっていう怪物の影響で街はめちゃくちゃになってしまいました…

そんな中私たちμ’sはこの辺りの避難地区に指定されている音ノ木坂学園院で避難者の誘導、毛布や飲食料など支給品の配布を手伝っています!

 

理事長「みなさーん!これから携帯食料を配布しまーす!」

 

穂乃果「こっちに3列に並んでくださーい!」

 

希「全員分ちゃんとあるのであわてないでくださーい!」

 

に「横入りはダメにこ☆」

 

花「け…怪我をした人はこちらに並んでくださーい!」

 

凛「先生!この人腕を怪我しちゃってるみたいにゃ…」

 

先生「わかりました、こちらへどうぞ…」

 

携帯食料をだいたい避難してきた人全員に配り終えた頃…

 

男「…」

 

ことりはなんだか不思議な雰囲気のお兄さんを見つけました。

 

こ「あの、もう携帯食料と毛布は受け取りましたか…?」

 

男「…」

 

そのお兄さんはことりの事をじっと見つめるだけでことりの呼びかけには答えてくれませんでした。

 

こ「えっと…」

 

男「あぁ、失礼。貴女があまりにも美しかったので見とれてしまいました。お名前は?」

 

え…えっと…これは…ナンパ…?

 

こ「え、えっと…南ことりです…貴方は…?」

 

男「私は…名乗るほどの者ではありません、ただの花から花へと渡る風…そんなところでしょうか…」

 

こ「花?」

 

男「ええ、花です。この世の全ての女性は花の様に美しい…全ての女性を守り、美しくメイクすることが使命なのです」

 

メイク…

 

こ「スタイリストさん…なんですか?」

 

男「ええ、そんなところです。貴女は美しい…是非とも私のメイクアップてさらに美しくしたい…したいのですが…今の私には時間がない…早く適任者を探さなければなりません…」

 

そのお兄さんはそう言うと考え込んでしまいました…ことりが声をかけようか迷っていると

 

希「おーい!ことりちゃーん!」

 

希ちゃんがこちらに走ってきました

 

こ「希ちゃん?どうしたの?」

 

希「ちょっと怪我した人が予想以上に多くてな…ことりちゃんにもこっちを手伝って欲しいんよ」

 

こ「うん、わかった!あ、そうだ!お兄さんも一緒に…ふぇ?」

 

ことりが振り返るとそこにお兄さんの姿はありませんでした。

 

希「お兄さん?」

 

こ「…ううん?なんでもない、行こ?」

 

 

 

男「この辺りには美しい花が多くて良いですね…さて、本格的に探しますか…資格者を」

 

 

 

ー夜ー

 

 

夜になったらワームが攻めて来ても対処できる様に交代で見張りをします。

 

こ「う〜ん…」

 

ほ「Zzz…」

 

あの男の人はなんだったんだろう…お…オバケ…?なんて考えていると

 

ワーム「グルルル…」

 

ぴぃ!?ワーム!?

もしワームが現れた場合は今現状で唯一ワームと戦う力を持っている穂乃果ちゃんを起こすことになっています。

 

こ「ほ…穂乃果ちゃん!起きて!ワームが出たよ!」

 

ほ「うぅん…むにゃむにゃ…えへへへ〜…」

 

お…起きません…

 

こ「穂乃果ちゃぁん!」ユサユサ

 

ほ「Zzz…」

 

こ「ど…どうしよう…」

 

このままじゃみんなが…ワームは1体…みんなはまだ寝ていてワームに気づいてない…こうなったら…!

 

ワーム「!?」

 

ワームに石を投げて…

 

こ「わ…ワームさん!こっちですっ!」

 

ことりが囮になって遠くまで…!

 

 

 

ー10分後ー

 

 

ワーム1.2.3.4.5「グルルル…」ドドドド

 

こ「ふぇぇぇん!なんで増えちゃうのぉ〜!」ダッシュ

 

学院から遠くには引き離せたけど…これじゃ途中で撒いて学院に帰れない…

 

こ「あ…」

 

なんて考えながら走ってたら行き止まりに来ちゃいました…

 

こ「うぅぅ…」ジリ

 

ワーム1.2.3.4.5「グルルル…」ジリ

 

こ…ことり、死んじゃうのかな…でも、最後にみんなの役に立てた…かな…?

 

こ「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、みんな…ごめんね…」

 

「諦めるにはまだ早いですよ、南ことりさん」

 

こ「へ?」

 

私が顔を上げると私とワームの間に昼間のお兄さんがいつの間にか立っていました。

 

こ「ひ…昼間のお兄さん!?どうしてここに!?」

 

「私はずっとこれの資格者を探していました…」

 

そう言うと昼間のお兄さんは何かのグリップ?の様なものをことりに差し出して来ました。

 

「しかし、もう答えは出ていたのですね…貴女が資格者だったとは…」

 

こ「答え?資格者?いったい何の話を…」

 

「これを使えばドレイクに変身できます。これでこの危機を脱してこの辺り全ての花を私の代わりに守って欲しいのです…本当は女性にこれを使わせたくはないのですが…貴女がこの辺りでは1番の適任のようです、そして何より私以外の男にはこれを使っては欲しくないですからね」

 

こ「変身…仮面ライダー!?」

 

「えぇ、その通りです。まずはそのグリップのスイッチを押してください。そして変身と叫んでください…後のことはお願いしますよ?ドレイクゼクター…」

 

お兄さんがそう言うと風が吹きました

 

こ「っ!」

 

風が止んだ時にはお兄さんの姿は見えなくなっていました…

 

こ「これで…変身…」

 

ワーム1.2.3.4.5「グルルル…」

 

とりあえずボタンを押します!カチッ

 

ピピピピー

ピピピピー

 

グリップのボタンをおすと何かの号令のような音がなって遠くから…と…トンボ!?が飛んできてグリップにくっついてしまいました。

 

こ「え…えっと…へ、変身!」

 

ことりが叫ぶと…

 

《Henshin》

 

ことりは一瞬のうちにヤゴのような姿の銃撃戦士に変身してしまいました

 

こ「こ…これが…穂乃果ちゃんとにこちゃんが言ってた…仮面ライダードレイク…!」

 

 

 

 

続く

 


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