仮面ライダーエリチカブト−GOD SPEED khorosho− 作:じんばぁ
前回のラブライブっ!
西暦20XX年、東京に突如隕石が落下…そしてその隕石からは地球外生命体である『ワーム』が出現!混乱に陥る音ノ木、μ’sメンバーに襲いかかるワーム!
でも私たちの仲間を守りたい、その強い気持ちが奇跡を呼び起こしたわ!
『変身!私の進化は光並みに速いわ…貴方はついてこられるかしら?』
『変身っ…!みんなは私が守る…!守ってみせる!!』
『この力で私は…やっと見つけた私の大切なもののために絶対生き残ってみせる!!変身!!』
私…絢瀬絵里と東條希は瓦礫に挟まった矢澤にこを救出した後、避難所に指定されている音ノ木坂学院に移動することにした。
にこ「絵里、あんたのあの姿…仮面ライダーカブトでしょ?」
絵里「え?にこは知っているの?コレのこと…」
に「えぇ…テレビで前にやってたやつよ…虎太朗が好きでね…仮面ライダー」
希「テレビでやっていたものが現実に…う〜ん…スピリチュアルやね…」
じ…じゃぁあの夢の中の人たちは…
絵「というか…どうして朝言ってくれなかったのよ!このベルトの用途を知らなかったせいで私危うく死ぬところだったんだけど…」
に「そ…それは…どうせおもちゃだと思ったし…アイドルが仮面ライダー詳しいとか…イメージに合わないから…その…ごめん…」
希「ま…まぁまぁ!わからないことはにこっちに聞けばいいってわかったんだからそれでええやん!」
絵「ふふ、私も別に気にしてはいないわ」
もう過ぎたことだし私はこの通り無事だったしこの力を手にできたんだもの、むしろ喜ぶべき事よね?
希「にこっちは何か気になることはない?」
に「…カブトがここにあるってことは他のゼクターもこっちに来てるかもしれないわね…」
希「え?そのぜくたぁ?っていうのは他にもあるん?」
に「えぇ…他にもハチ、クワガタ、トンボ、サソリとかあったはず…っと、着いたわね…」
にこの推測を聞いているところで音ノ木坂学院に到着した。そしてそこにはすでにμ’sのリーダーで現生徒会長の高坂穂乃果がいた。
穂乃果「あ!ぅ絵里ちゃん!にこちゃんと希ちゃんも!」
に「穂乃果!みんなは無事!?」
ほ「μ’sの親御さんたちは真姫ちゃんのところ以外みんなここに来てるよ!ことりちゃんも海未ちゃん…は足に怪我してるけど無事だよ!…でも真姫ちゃんと凛ちゃん、花陽ちゃんはまだ…」
真姫のところはお医者様だからこっちには来れない…と考えて良いと思うけど真姫と凛と花陽の3人は心配ね…
絵「そう…でもきっとあの三人なら大丈夫よ!今は待ちましょう?」
ほ「…うん!そうだよね!」
そしてしばらくして…
凛「絵里ちゃん!!」
花「た…たすけて…!!」
凛と花陽が血相を変えてにやってきた。
絵「凛!花陽!よかった…無事で…真姫は…?」
花「それが…」
絵「まさか…」
私は最悪の事態を想像してしまった、しかし…
真「…私がどうかした?」
花陽の声を遮るように真姫が現れたのだった。
花「真姫…ちゃん…?」
凛「ど…どうして…」
真「どうしてって…約束したでしょ?後から絶対にここに来るって」
凛「真姫ちゃん…!真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!!」スリスリスリスリ
真「…心配かけたわね、凛。花陽も…」
花「うぅぅ…よかったよぉぉ…」
今の会話から鑑みるに真姫は凛と花陽を先にここへ向かわせて自分は囮役を買って出た…と。
絵「真姫…まったく、無茶して…」
真「な…なんのことかしら?」
絵「ふふ…そういうことにしておきましょうか、さぁ!他のみんなも待ってるわ、行きましょう?」
真「えぇ…って凛、花陽、そろそろ離してくれないかしら…」
りんぱな「うぅぅ…」
絵「穂乃果ー!真姫と凛と花陽が来たわよー!」
ほ「おぉ!みんな無事だったんだね!よかったぁ…」
真「ホント、みんな無事でよかったわ…」
ほ「ん?…真姫ちゃん…」
にこ「…その手に持っているのって…」
にこほの「…サソードヤイバー!?」
真「…知ってるの!?」
絵「えぇっと…情報を整理すると…私が仮面ライダーカブト、穂乃果が仮面ライダーガタック、真姫が仮面ライダーサソードの力をそれぞれ手に入れた…と」
真「そうなるわね」
凛「すっごいにゃー!!」
ほ「μ’sに資格者が3人もいるなんて!これはすごいことだよ!!ね!?にこちゃん!」
に「本当に奇跡ね…」
μ’s内にゼクターに選ばれた資格者が3人…こうなるとにこが言っていた他のゼクターの資格者もμ’sの誰かになったりして…
海「穂乃果の戦いっぷりを見る限り仮面ライダーがいれば十二分にあの怪物…ワーム…でしたか、に対抗できそうですね…」
確かに、ケンカなんてしたことない私でさえもワームを圧倒できたし…
ほ「ふふん!穂乃果は戦いの神だからね!」ドヤ
に「はいはい、(笑)にならないように気をつけなさいよー」
ほ「にこちゃんヒドい!?穂乃果はそう簡単には死なないよ!?」
海「…でも変身できるようになる直前に死にかけてましたよね…」
こ「あの時はもうダメかとおもったよぉ…」
凛「にゃ!?大丈夫なのそれ!?」
ほ「うんっ!なんか傷がなかったことになってたよ!」
絵「な…なかったことに?」
…よくわからないけど私の時も同じようなものだったしそういうものなのかしら…?
に「完全に(笑)に片足突っ込んでるわね…」
絵「さて、これからどうしましょうか…」
私たちは今後どうするべきかを話し合うことにした。
希「捻挫とはいえ海未ちゃんの足が心配やから真姫ちゃんのお父さんの病院に一度行った方が良いんやない?真姫ちゃんのご両親の安否確認をする意味でも」
海「そうですね…」
真「みんなありがとう、そうしてもらえると助かるわ…」
凛「(真姫ちゃんがド素直だにゃー…)」
に「じゃ、病院行く組とここを守る組に別れましょ?真姫ちゃんと海未は病院行く組で確定として動けない海未を連れてワームだらけの道を行くわけだしにこ的には絵里か穂乃果のどっちかが病院行く組に加わった方が良いと思うんだけど?」
さすがにこね…その方式が一番合理的だわ!
絵「なら私が病院行く組に入るわ。穂乃果、変身できるのはあなた一人になってしまうけどみんなのこと頼んだわよ?」
ほ「うん!まかせて!この力でみんなを守るって加賀美さんと約束したから!」
かくして私、海未、真姫の3人は西木野総合病院へ、他のメンバーはここ音ノ木坂に残り救助が来るまで待機することとなった。
つづく
全員集合…と思いきやソルゲ組が別行動だチュン