仮面ライダーエリチカブト−GOD SPEED khorosho− 作:じんばぁ
《Henshin》
真姫「行くわよ…!!」
と、言っても敵の数が多いわね…
「その状態なら体に付いてるチューブを伸ばして攻撃できるぞ」
え?そうなの?こ…こうかしら?
真「はっ!」
私がイメージするとチューブが伸びて怪物を攻撃し始めた。え、ズルくない?コレ
ワーム1.2.3.4「グギギギ…」
しばらく攻撃を加えると怪物4体のうち1体は爆発してしまった。…倒せたってことよね…?
ワーム4「シュー…」
今度は残った怪物のうちの一体が脱皮をし始めた。
真「な…ナニヨコレ!?聞いてないんだけど!?」
狼狽えるな西木ーヌよ、こいつらはこの形態になると常識を超えた速さで動くことができる。
それじゃ勝ち目ないじゃない!どんな無理ゲーよ…これ
狼狽えるなと言っている!こちらにもそれに対抗できる形態がある!
え?マジ!?そういうのは早く言いなさいよ!…で、どうすればその形態になれるの!?
サソードゼクターの尻尾をサソードヤイバー側に押し込んでキャストオフ!と叫べ!
私はこの白服の怪しい男の言われるがままサソリのシッポを剣側に押し込んで叫んだ。
真「きゃ…キャストオフ!」
《Cast off》
すると剣が喋り剣から電流のようなものが流れ出し電流が剣を握っている私の右手を伝って私の全身に行き渡る。
そして次の瞬間…
私の纏っていた装甲が周囲に弾け飛んだ。
さらにその弾け飛んだ装甲が当たってまだ脱皮していなかったのこりの怪物は爆発していなくなった。
真「へぇ…これがサソードの超スピード形態…あと装甲は攻撃にも使えるってワケね…」
「よし、いまので敵が一体まで減った…バックル側面のスイッチをスライドさせてクロックアップをして一気に攻めろ!必殺技はもう一度ゼクターのシッポを押し込んでのライダースラッシュだぞ!西木ーヌ!」
真「…クロックアップ!」
《Clock up》
私がスイッチをスライドさせた瞬間、時の流れは世界が止まってしまったのではないかと思うほどゆっくりなものとなった。
真「これが…クロックアップ…そしてこれが…」
私は振り返り私の背後に回っていた怪物に斬撃を加える。
真「…サソードの力…!」
私はサソードゼクターのシッポをを元に戻しもう一度剣に押し込む。
真「ライダースラッシュ…!」
《Rider slash!》
すると剣から何かが滴り始めた。
真「これって…毒…?」
毒って…さすがサソリね…
真「はっ!!」
私は起き上がったばかりの怪物に横2回の斬撃を加えた。
ワーム4「グギギギ…」
ドカーン
《Clock over》
怪物は爆散し、クロックアップもちょうど終わったようだ。
真「や…やった…」
そして剣からサソリが離れ私の変身が解除される…
真「…ってあの男は…?」
いつの間にかあの白服の怪しい男は消えていた…なんだったのかしら…もしかして…幽霊…?
真「とっ…とにかく!凛と花陽の所に行かないと!」
私は急いで凛と花陽の待っているであろう学校へ向かうことにした。
べっ…別に怖くなったとかじゃないわよ!凛と花陽が心配なだけなんだからぁ!!
続く