仮面ライダーエリチカブト−GOD SPEED khorosho−   作:じんばぁ

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《Standby!》
お次は1年生編です!


第5話

 

 

凛「今日は練習が早く終わったから久々に3人でラーメン食べに行くにゃー!」

 

花陽「うんっ!真姫ちゃんは平気?」

 

真姫「えぇ、特にこの後予定はないわ」

 

…私の名前は西木野真姫。音ノ木坂学院の1年生でμ’sのメンバー兼作曲担当よ。今私は同級生で同じμ’sのメンバーで大事な友達の凛と花陽と一緒に帰るところ。

 

凛「いやー、穂乃果ちゃんが生徒会の仕事をサボってたおかげで練習が早く終わってよかったにゃ!穂乃果ちゃんにはこんどお礼だね!」

 

花「り…凛ちゃん!」

 

真「ふふ…そうね…」

 

凛「うぉぉ…真姫ちゃんが素直だにゃ…!」

 

花「そ…そうだね」

 

真「な…なによ!悪い!?」

 

花「ううん?」ニコニコ

 

凛「むしろウェルカムだよ!真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!!」スリスリ

 

真「ヴェエ!?ちょ!?離れなさいよ!!///」

 

私だって色々頑張ってるんだから!

…主に素直になれるように…

 

花「凛ちゃん、真姫ちゃん、そろそろ行こ?花陽お腹空いちゃって…///」

 

凛「うん!そうだね!凛もお腹減ったにゃー!…ってんん?」

 

まきぱな「?」

 

凛の視線の先には…

 

花「…剣?」

 

なんだか不思議な剣が地面に刺さっていた。

 

真「なんでこんなところに剣が…」

 

凛「す…すごい…かっこいいにゃぁ!!」

 

花「凛ちゃん!危ないよぉ!?」

 

凛「かよちんかよちん!なんかこれ本物っぽいよ!」

 

真「誰がこんな物を…」

 

花「と…とりあえず!こ…交番に届けた方が…」

 

真「そ…そうね…」

 

凛「真姫ちゃん、かよちん…落し物って交番に届けてからしばらくしても持ち主が出てこなかったら交番に届けた人の物になるんだよね?そうだよね!?」

 

真「アンタどんだけこれ欲しいのよ…もしこれの持ち主が出てこなくても銃刀法違反になるから凛の物にはならないわよ…」

 

凛「そ…そんなぁ…」

 

花「り…凛ちゃん!元気出して?」

 

凛「うぅ…しょうがないにゃ…諦めて交番に届けよう…」

 

ゴゴゴゴゴ

 

凛「にゃ!?」

 

真「え?地震!?」

 

花「いや、アレ…」

 

…って、隕石!!?なんであんなに大きな物が!?イミワカンナイ!!

 

真「っ…!二人とも伏せてっ!!」

 

私は咄嗟に2人を無理やり伏せさせる

 

凛「ぅにゃ!!?」

 

花「ぴゃあ!?」

 

私たちが伏せた直後、隕石は地表に衝突。その瞬間、凄まじい衝撃波が一瞬にしてそれなりの距離がある私たちの所にまでやってきた。

 

真「くぅぅ…」

 

花「あぅぅ…」

 

凛「〜っ!」

 

 

 

真「…2人とも…大丈夫…?」

 

凛「う…うん、大丈夫だにゃ…」

 

花「花陽も大丈夫、真姫ちゃんありがとう…」

 

真「べ…別に感謝されるほどのことはしてないわよ…」

 

それにしてもー

 

真「酷い有様ね…」

 

花「うん…」

 

凛「音ノ木が…」

 

隕石の直撃は受けなかったものの音ノ木は…廃墟と化していた…

 

 

 

凛「ダメにゃ…ケータイ繋がらないよ…」

 

真「みんながこうやって掛けるからきっと回線がパンク状態なのね…」

 

花「ど…どうしよう…」

 

真「とりあえず学校に戻りましょう…たしかあそこ避難所だし…」

 

花「うん…そうだね…そこならみんないるかも!」

 

凛「そうと決まれば早く学校に行くにゃー!」

 

こうして私たちは学院に向かうことになった。パパとママそれにμ’sのみんな…無事だといいのだけど…

 

真「…っていうか凛、なんでその剣持ってるのよ…」

 

凛「え?だって何かあったときのために持ってたほうがいいかなって思って…」

 

真「…そう…」

 

 

 

 

花「あ、人がいるよ!よかった…花陽達以外にもちゃんと生きてる人がいたよぉ〜…!」

 

確かに他に生存者がいるのは気持ち的にとてもありがたいわね…

 

花「あ…あのっ!」

 

女「…?」

 

花「も…もしよろしければ…い…一緒に避難所までいきませんか?」

 

女「…」

 

なんだかあの女の人…様子が変ね…

 

花「だ…ダメ…でしょうか…?」

 

女「グルルル…!」

 

次の瞬間、花陽が見つけた女の人は怪物になってしまった。…っていうか何アレ!なんで!?

 

花「あ…ぁ…」ガクガク

 

と…とにかく花陽を助けなきゃ!

 

真「凛!行くわよ!花陽!!」

 

凛「う…うん!かよちん!」

 

私と凛は花陽のもとまで駆ける。

 

真「とにかく逃げるわよ!花陽、立てる?」

 

花「あの…こ…腰が抜けちゃって…立て…ない…」

 

そりゃそうか…

 

真「凛、花陽に肩貸してあげて」

 

凛「うん!かよちん、凛の肩に捕まって?」

 

花「うぅ…ありがとう…」

 

真「それとこれ借りるわよ」

 

私は剣を凛から奪い取った

 

凛「にゃ!?真姫ちゃん!?何するつもり!!?」

 

真「私が時間を稼ぐから2人は先に行ってて」

 

花「そ…そんな…」

 

真「大丈夫…私はあの真姫ちゃんよ?私も隙を見て逃げるから」

 

凛「でも…」

 

真「いいから!先に避難所で待ってて!」

 

凛「…わかった…先に行ってるから絶対来てね!!約束だよ!?…かよちん、行こ?」

 

花「うん…」

 

 

行ったわね…さて…まぁ戦って倒す必要なんてないんだから楽勝よね…?

 

 

 

 

 

 

 

ワーム1.2.3.4「グルルル…」

 

真「って…なんでこんなに増えるのよ…これじゃ隙もなにもないじゃない…」

 

今は瓦礫の裏に隠れて難を凌いでるけど…ここもいずれバレるわね…

 

ワーム2「グルルル!」

 

真「!?見つかった!?」

 

ヤバ…隙を見て逃げるとか言っときながらこれじゃ最高にダサいじゃない…

来週…凛と花陽と一緒にお出かけする予定だったのに…完璧な予定立ててたのに…

 

 

「どうした、西木ーヌよ?」

 

え?あ…アナタは…っていうか西木ーヌって何よ!?

 

「西木ーヌはお前だ西木ーヌ、お前は俺ほどではないが高貴なオーラが漂っている…だからお前には神に代わって剣を振るう資格がある!」

 

はぁ!?なに言ってるのよ!?この非常時に!…非常時?あ、私たった今詰んだとこじゃない!

 

「詰んでなどいない、なぜなら…」

 

《Standby!》

 

真「えー」

 

死を確信していた私の目の前に紫色の蠍が地中から現れてワームを蹴散らした。

 

これって…サソリ…?

 

「そうだ、そいつはサソードゼクター。本来それは俺のモノだが…特別に貸してやろう。」

 

サソードゼクターが私のもとにやってきた。

 

え?何?どうすれば…

 

「そいつを西木ーヌの今持っているサソードヤイバーにセットしろ!」

 

サソードヤイバー…?この剣のこと…?

 

「そうだ、そいつをそれに装着すればサソードになれる。西木ーヌよ、サソードに変身して神に代わって剣を振るい生き残れ…そして親友と共に出かけろ…」

 

そうよ…私はここで死ぬワケにはいかないのよ…

 

真「変身?神に代わって剣を振るう?上等じゃない!この力で私は…やっと見つけた…私の大切なもののために絶対生き残ってみせる!!変身!!」

 

私は右手に持ったサソードゼクターを左手に握っている剣…サソードヤイバーにセットする。

 

《Henshin》

 

ゼクターから発せられる電子音声に次いで私の体は上半身から伸びているチューブが特徴的な装甲に包まれたのだった。

 

 

真「行くわよ…!!!」

 

 

 

続く

 




すたぁ ついに変身!
以上ッ!

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