仮面ライダーエリチカブト−GOD SPEED khorosho−   作:じんばぁ

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今回は今回予告するほどの展開がないので今回予告は割愛します笑
というわけで14話です、どうぞ!


第14話

 

私は奇跡を守れなかった。

 

 

廃校寸前の高校で起きた奇跡。

ここで出会った9人の絆。

それが突如降ってきた隕石と共に現れた存在によって壊された。

9人のうち誰1人としてかけてはならないμ’s。そのうちの1人…矢澤にこ…にこっちが姿を消してしまった…。

避難所に避難してきた人たちも一向に始まらない政府による救助への苛立ちとにこっちのお母さんがワームの擬態した姿だったという事実から疑心暗鬼になっている…。

早くワームを全滅させんと…

 

 

希「穂乃果ちゃん、手伝いに来たで」

 

穂乃果「んれ?希ちゃん!?ここはワームだらけで危ないよ!?さがってて!ことりちゃん!希ちゃんを安全んなところへ!」

 

ことり「うん!希ちゃん!こっちに…

 

希「大丈夫やで、ことりちゃん」

 

私はことりちゃんの声を遮る。

 

希「ウチにはこれがある」

 

そう言うとともに左腕をかざす。

 

こ「それって…」

 

希「ライダーブレスや。にこっちの…」

 

そしてザビーゼクターが現れる…でもウチの前でウロウロしてる。

あぁそっか。ウチが憎しみに囚われてスタンドプレーに走らないか不安なんやね?

ウチは目の前でウロウロしているザビーゼクターを掴む。

安心して?ウチはパーフェクトハーモニーを崩すなんてヘマはせんよ?

パーフェクトハーモニーは崩さない。だから力を貸して?…な?

するとウチの手の中で暴れていたザビーゼクターがおとなしくなった。

 

希「いい子や…変身」

 

《Henshin》

 

ウチはマスクドライダーシステムのサナギのような装甲に身を包んだ仮面ライダーザビーへと無事変身を果たした。

 

ほ「おぉ…変身できた…」

 

こ「わぁ…すごい!」

 

希「穂乃果ちゃんは右から!ウチは左から!ワームを挟み撃ちや!ことりちゃんは後ろから援護射撃をお願いや!」

 

こ「うんっ!」

 

ほ「了解!」

 

希「ぃよし…いくでー!」

 

穂乃果ちゃんとことりちゃんがすでにワームを倒しておいてくれたおかげであとは成虫態ワーム一体のみ…!

 

 

ほ「はっ!ぅおりゃ!」

 

希「ふっ!はっ!」

 

成虫態ワーム「ギギギギ…」

 

ウチと穂乃果ちゃんの連携攻撃で徐々にワームは追い詰められていく…苦し紛れにワームは反撃に出て腕を振り上げる…が

 

成「!!?」

 

振り上げた腕が後方へ弾かれる。

 

こ「あ…当たった!やった…!」

 

ことりちゃんの援護射撃でワームは迂闊に攻撃できない。

 

希「ことりちゃんナイスや!それと穂乃果ちゃん!」

 

ほ「何?」

 

希「…"きゃすとおふ"ってどうやるん…?」

 

ほ「ん?希ちゃんは変身する前に装着者から話とか聞いてないの?」

 

希「装着者?」

 

ほ「あー、ザビーは資格者がコロコロ変わってたからないのかな…そういうの…」

 

穂乃果ちゃん曰く絵里ち、真姫ちゃん、穂乃果ちゃん、ことりちゃんの前にはテレビ番組「仮面ライダーカブト」の登場人物が現れて戦い方をレクチャーしていたらしい。う〜ん…なんともスピリチュアルやね。

 

ほ「えっとね…ザビーは左腕のブレスを…」

 

カクカクシカジカ…

 

成「カカカカ!」

 

ワームがウチと穂乃果ちゃんの会話に痺れを切らしたのか動き出した。

 

ほ「うわっ!クロックアップした!じゃあ希ちゃん!先行って戦ってるから!クロックアップ!」

 

《Clock Up》

 

そう言って穂乃果ちゃんは消えてしまった。と言っても高速で動けるようになっただけなんやけどね。…ウチも早く追いつかんとね!

 

希「えぇっと…ゼクターの羽ををひっくり返して…」

 

ウチがゼクターの羽を反対側へ倒すとゼクターからの電気信号が全身に行き渡り装甲が少し浮いた状態になる。

 

希「ゼクターを半回転させて…キャストオフ!」

 

《Cast off》

 

装甲が弾けとびシステムのデザインはなんだかよくわからないサナギっぽいモノからスズメバチへと変わった。

 

《Change Wasp》

 

希「よし…ことりちゃん、こっちはもう平気やから絵里ちと真姫ちゃんの方へ行ってあげて?」

 

こ「うん、了解です!」

 

希「気をつけてなー!」ノシ

 

こ「希ちゃんもねー!」ノシ

 

ことりちゃんを見送り…

 

希「クロックアップ!」

 

《Clock up》

 

ほ「ぶぁーっ!!?」ゴロゴロゴロ

 

ウチがクロックアップするとちょうど穂乃果ちゃんがワームに吹き飛ばされてこっちに転がってきた。ありゃりゃ…苦戦してるみたいやね…。

 

希「ほいっ、来たで!穂乃果ちゃん」

 

ほ「の…希ちゃん!?遅いよっ!?敵さん結構強くて穂乃果結構苦戦中なんだけど!?…ってあれ?ことりちゃんは?」

 

希「ことりちゃんは絵里ちと真姫ちゃんの方に行ってもらったんよ。ことりちゃんはいないけどウチに任しとき!」

 

よし、パーフェクトハーモニーを大事にするならとりあえず作戦を考えんとね…。う〜ん…あ、閃いた!エレキヒラメキハツメイオー♪

 

希「穂乃果ちゃん、その状態からあの肩にキャノンがついてる形態にってなれるもんなん?」

 

ほ「キャノン?あ、マスクドフォームのこと?なれるよ?こうやって…プットオン!」

 

そう言うと穂乃果ちゃんはベルトのバックル、ガタックゼクターのツノを反対側に倒す。

 

《Put on》

 

すると穂乃果ちゃんの姿はスピード重視のライダーフォームから防御重視のマスクドフォームへと変わった。

 

希「お〜!しゃあ作戦は…」ゴニョゴニョ

 

ほ「うん…うん…なるほど!わかったよ!やってみる!」

 

希「任せた!」

 

ウチは穂乃果ちゃんに作戦を告げるとワームに向き直り前へ出る。

 

希「ワーム…初陣やけどひとっ走り付き合ってもらうで!」

 

ザビーは他のライダーと違って専用武器みたいなもんはないからただひたすら素手なんやね…まぁ仕方ないか。

 

希「ふっ!はっ!」

 

成「カカ!」

 

…確かに強いな…でも…

 

希「っ!」

 

ウチはワームが攻撃にのモーションに移った瞬間にしゃがんで態勢を低くする。

 

ほ「!はぁっ!!」

 

その合図でウチの後ろに待機していた穂乃果ちゃんがワームに向かってキャノンを発射する。

 

成「カカ!!?」

 

攻撃のモーションに入っていたワームは避けることも防ぐこともできずほのキャノン(前に穂乃果ちゃんが名付けていた)の餌食になる。

 

希「よし…隙ができた!ライダースティング!」

 

《Rider sting》

 

ウチは吹き飛んだワームが起き上がる前にザビーの必殺技、ライダースティングを発動させる。

 

希「はぁっ!!」

 

ワームが起き上がったところに必殺の拳が炸裂する。

 

成「カカ!?…カカカカ」

 

ワームに突き刺さった左拳を引き抜く。

 

 

そしてもう一度突き刺す。

 

…こいつらのせいでμ’sは…!音ノ木坂は…!にこっちは…!!

 

何度も何度も左拳をワームに突き刺しては抜きまた突き刺す…

何度も何度も何度も

 

こいつらのせいで!

こいつらのせいで!!

こいつらのせいで!!!

 

ほ「希ちゃん!」

 

希「!?」

 

誰かに左手を掴まれる。あぁ…穂乃果ちゃんか…。

手を掴まれた瞬間、ワームは爆発して跡形もなく消えた。

 

ほ「希ちゃん…大丈夫?」

 

希「…ウチは大丈夫や。ゴメンな?穂乃果ちゃん」

 

ほ「う…うん…」

 

危ない危ない…少し我を忘れてしまっとった…でもチームカークでワームを倒した…

 

希「これなら文句ないやろ?ザビーゼクター…」

 

ウチはこの力でワームを一匹残らず消し去る…どんな手を使っても…

 

 

 

 

 

続く!

 




東條希病ん…うわやめろなにをすr

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