どうも、自分です。
全く執筆が進みません(・_・)
だけど、書き溜めがあるので一応投稿。
何故期間がほんの少し伸びたか
→リアルで忙しくなった&書いているもうひとつの方の小説を書いていたため。
番外編が終わるのは何時になることやら…
(次で番外編は最後だけど)
とりあえず、どうぞ
爆音と共に俺や総二は目を覚ます。
急いで着替え、外に出てみる。
戦闘機が飛び、戦艦が海を被い、戦車が道を塞いでいた。
そしてその目標となるものが空に浮かんでいた。
真っ黒で大きな戦艦。それが空という海原の上にあったのだ。至るところに砲身がありそれらが戦艦や戦車を砲撃していた。
戦車や戦艦の砲撃は一切ダメージが無く、戦闘機による攻撃さえも効かない。
そして、その空にある戦艦の上にスクリーンが映し出された。
『この世界にいる戦士共よ!我々、ミドルギアスは全戦力を持ち貴様らを排除する!降伏するならば戦士共を殺し、世界の全エネルギーを貰う代わりに生かしてやろう。もし、抵抗するのであればこの世界の生物全てを滅ぼそう!』
ドラグギルディそっくりな奴がそう言いスクリーンが無くなる。
「輝跡!」
「あぁ。あのデカイ戦艦ぶっ壊せば良いだけだ」
そう言っている間にあかねがバイクの車輪無いような乗り物に乗って来て家の前で止まる。
「輝跡君!総二君!」
「あかねちゃん!無事だった!?」
「私は大丈夫!でも…」
真っ黒な戦艦は戦車など以外にも様々な所を攻撃していた。無差別攻撃も良いところだ。
「あいつら…」
そんな一大事にあかねちゃんの電話が鳴り響く。あかねちゃんは直ぐに電話に出る。そしてスピカーに切り替えてくれる。
『そこに、輝跡や総二はいるか?』
「います」
「どうしました?一色博士?」
『こんな一大事ではあるが伝えなくてはならないことがあってな』
そんな話をしているなか、無意識に総二があかねちゃんのツインテールを触ろうとしたので間に入って邪魔をしておく。因みにあかねちゃんは気が付いてません。
「なんですか?」
『元の世界に戻れるようにしたぞ』
その言葉を聞いた瞬間に俺と総二は顔を合わせる。そして、お互いに目だけで会話をする。いや、この場合、ツインテール属性の共鳴により何となく気持ちがわかったと言った方がかっこいいかもな。
「すみません、一色博士、俺と輝跡はあのデカ物を倒してから元の世界に戻ります」
「そうですよ!一色博士!」
『…そうか…ありがとう』
「「ツインテールを怯えさせたあいつらを絶対に倒す!」ぶっ殺してやらぁ!」
お互いに気持ちが高ぶる。
実は爆音がして怯えたももちゃんのツインテールや不安がってるあかねちゃんのツインテールを見て決心したのだ。
因みに俺がぶっ殺してやらぁと言ってます。
右手のテイルブレスを翳す。総二も同じようにする。あかねちゃんは赤と銀色の鍵を取り出す。そして
「「テイルオン!!」」
「イグニッション!テクスチャー・オン!!」
三人をそれぞれ光のコクーンに包まれ俺と総二はテイルエアーとテイルレッドに、あかねちゃんもビビッドカラーの服へと変身する。
あー、あかねちゃんのツインテールの輝き増した気がするな。
僕らの後でももちゃんが見送る。
「お姉ちゃん、輝跡さん、総二さん、頑張ってください」
いや、こんなツインテールの子にそんな事を言われたら頑張るしかない。
あかねちゃんはももちゃんに一言言って空から、俺とレッドも陸路からあの黒い戦艦へ向かった。
「全く、ウジャウジャといるな」
そう呟くディケイド。大きな橋の上、目の前には橋を覆うように白い雑魚敵、ザレドロイド達がいた。
その先頭には白い狐を催した怪人がいる。
「ディケイドか!私はフォックスザレディ!貴様らを消す者の名前だ!」
フォックスザレディがディケイドに指を指す。
「生憎、死ぬ気も無いもんでね」
「リザドザレディを倒して上機嫌か?残念だが奴は私よりも遥かに弱い。それに、貴様ごときが数の暴力に勝てるか?」
そう言って白い狐はゆっくりと白い人波の中へ消えていく。
「ザレドロイドの数は二千。たった一人では無理だろうな」
「そうだな、一人だとな」
そうディケイドが言いはなった瞬間、ディケイドの横に黄緑と赤の少女達が舞い降りた。
俺は最初、目の前の人波(ザレドロイド達)を見て思った事はなにこれキモだった。
「エアーにレッドか。ビビッドの方のレッドはどうした?」
「真っ直ぐ戦艦の方に行ったよ」
「そうか。なぁ、エアー、こいつら倒すの手伝ってくれないか?」
「雑魚との戦いは慣れてるからいいよ。レッドは大将首狙って!」
「でも、この人波は俺でも抜けるのは…」
「壱武装」
そう言って黄緑色のフレームのメガネを着け、アロンダイトを取り出す。
「前と同じ方法で飛ばす」
「あれは…ちょっと…」
「問答無用!それに今は考えてる暇なし!」
「鬼畜!」
そう言ってアロンダイトを振りかぶりレッドを飛ばす。勿論逆刃で。それに会わせてレッドもジャンプして両足でアロンダイト(逆刃)を捉え吹き飛んで行く。目標は勿論あの戦艦の所。いやー、意思疎通出来てるな(遠い目)
「お前ら本当に仲間か?」
「これが僕らなりの友情さ」
そう言ってアロンダイトとメガネを消してフォースナイファーを取り出す。
「まあいいさ。まずはこいつらをなんとかするのが先決だな」
「あれ?友奈は?」
「先に行ったよ」
また明るい色のメンバーがでっかい奴担当だな。
「に、しても、雑魚敵とはいえ数多くね?」
「あぁ。二千体だそうだ」
「うぇ…二千か。一人千人担当するのか…辛いな…」
「いいや。五百だ」
そう言ってディケイドはカードホルダーから一枚のカードを取り出しそれを腰のドライバーに入れる。
《イリュージョン》
その機械音と共にディケイドの影が現れディケイドが四人に増える。
「スゲェ!」
素がでてしまった。
「さて、これで五対二千だ」
「あれ?それだと一人450では?」
「…」
「ディケイド?」
「よし、行くぞ!」
「無かったことにした!?」
ディケイド(四人)がザレドロイドの群れへ入っていき次々にザレドロイドを光へと変える。俺もザレドロイドを追加したスラスターから青い炎を出して加速した状態でフォースナイファーを突き刺したり切り裂いて行く。
エアーに飛ばされたテイルレッドはなんとかしてあの戦艦に張り付いた。そして甲板らしき所に何とか上がり込む。
そこにはブーメランを構えるあかねと拳を構える友奈の姿があった。
そして、その二人の目線の先には先程スクリーンに映っていた敵、ドラグザレディの姿があった。
「勇者にツインテイルズ、そしてこの世界の戦士か」
ドラグザレディはゆっくりと自分の身長、2メートルもあろうという大剣を振り翳す。
「お前がボスか!」
テイルレッドの声が響く。
「そう!我こそがミドルギアス頭領、ドラグザレディだ!」
「何が目的でこんなことするの!?」
あかねの言葉にドラグザレディは
「目的?そんなもの、この世界のエネルギーの独占と侵略だ。それ以外無い」
「侵略!?」
「全ての生物を滅ぼし、我等の世界にする。それが我々ミドルギアスだ」
「そんな事、私達がさせない!」
友奈が拳に力を込める。
「わかり会えたりとか出来ないのかよ!」
テイルレッドの悲痛な訴え。
「何故、侵略される者とわかり会う必要がある?貴様らはただエネルギーを作り出す道具に過ぎぬ。その道具と手を取り合う等、馬鹿げた事する理由がない」
「ぐ…通じねぇのかよ!」
「貴様と話すのも嫌になる。我々ミドルギアスはな、人間程嫌いで滅ぼしたい生物はいないのだ!」
そう言ってドラグザレディは剣を振りかざし、一瞬にしてテイルレッドの目の前に現れその首を切り落とそうとする。
しかし、テイルレッドはそれをブレイザーブレイドで受け止める。
「ぐ…」
「ち!狩り損ねたか!」
そう言ってドラグザレディは後ろにバックステップで退避する。その退避を見計らって友奈が拳を振るう。
しかし、友奈の拳に響いたのは堅い鉄板を叩いた感覚。
友奈の拳はドラグザレディに届かずただ剣を殴っていた。
「狙いはいい。だが!」
とドラグザレディが蹴りをしようとした瞬間、咄嗟に友奈から離れる。
その瞬間に赤いブーメラン、ネイキッド・ラングがドラグザレディの居たところの空を切る。
「…なかなかめんどくさいことをしてくれるな」
そう言ったドラグザレディは殺気を強く出しはじめていた。
「これで終わりだ!」
俺の蹴りで玉潰しを喰らったザレドロイドが光へとなる。
こいつで最後であり、ほぼほぼ作業ゲーみたいな感じで雑魚敵は倒されていった。
途中からディケイドの分身が消えたりディケイド自体が色んな姿に変わって見てて楽しかったが、雑魚敵と戦うのは正直片手で足りてて飽きていた。
ってか俺って毎回雑魚敵と戦ってない?
そんな俺の疑問を置いておいて目の前ではフォックスザレディとディケイドが向かい合っていた。それに俺も参戦する。
「あれほどのザレドロイドを!ぐ…ドラグザレディ様になんとご報告すれば…」
「報告するならあの世だな」
そう言ってディケイドはカードホルダーを剣にする。
「あの世だと?あの世に行くのは貴様ら人間の方だ!」
そう言ってフォックスザレディの後ろに白い空間が出来、そこから赤いリボンの用なものが沢山出てくる。それらは一本一本がまるで鞭のよう。
「我が奥義、デス・ザ・リボン!これで貴様らを粉微塵にしてくれるわ!」
そう言って襲ってくるリボン。ディケイドは剣や腕で弾き飛ばす。俺もフォースナイファーで切り裂くが手数が相手の方が上回り、此方にダメージが通り始めていく。
「くそ…カッコ悪い名前の技なのに中々攻撃出来ねぇ…」
一旦退いて柱の影に隠れ様子を伺う。多分二束自由でも避けられないし、眼鏡運命でも突破できるか…。
ディケイドが攻撃され此方に飛んでくる。
「ディケイド!?」
「ぐっ…」
「はっはっは!見たか我が奥義を!」
勝ち誇っているフォックスザレディ。なんとか出鼻をくじきたい。どうすれば…。
そう考えるとディケイドがカードホルダーから何も写っていないカードを数枚取り出す。
すると、そのカードの一枚は一瞬にして色が付き俺の(テイルエアーの)写真の入ったカードへとなり、他のカードにも色が入る。
「なるほど、テイルレッドでは無くお前が…」
「え?」
俺の方を見て何か確信でもしたかのように俺の後ろに行くディケイド。
ディケイドを追って顔を見ようとすると
「前を向いてろ」
と言われた。
《ファイナルテイルライド・エアー》
直ぐ後ろからそんな機械音が響く。
「ちょっとくすぐったいぞ」
ディケイドから言われる言葉に?となる。
だが、その瞬間、何かが起きた。くすぐったいというか、痛いというか、なんか訳がわからない感覚が全身を襲い、気が付くと…。
『…あれ?』
黄緑色の翼になっており宙を浮いてました。
『えーーーーーーーー!?』
「なんだあれは!?」
敵さんも驚いてくれたけど俺も驚きだよ!
「まさかこうなるとはな」
ディケイドも驚いてる!?あんなこれの張本人だよね!?
「姿を変えて虚仮威しなど!」
『虚仮威しじゃない!僕被害者!』
と言って攻撃を止めて貰おうとするが攻撃(リボン)は無惨にも此方に向かってくる。
「エアー、俺の背中にくっ付け」
『え!?僕、そんな趣味無いよ』
「馬鹿か?その姿を生かすには背中にドッキングするのが一番なんだよ!」
そう言われて渋々とディケイドの背中にくっ付く。
だが、そうしている間にもリボンが迫る。
「おい!早く飛べ!」
『はぁ!?無茶言うな!人間は飛べません!』
「こんな時に子供みたいなことをいうな!」
そんな馬鹿な事をしている間にリボンが目の前に迫っていた。俺は身体(翼)を本能的に動かして避ける。すると、まるで鳥のように空を飛べてしかも空中で制止出来たのだ。
テイルシャーマみたく。
「やればできるじゃないか」
『マジだ!』
「な!飛んだだと!?」
驚いているフォックスザレディ。
「行けるか?」
『行けるかじゃ無くて行くんでしょ!』
そう言って回転しながらフォックスザレディに空中から突進を試みる。
回転しているのは俺の翼だけでありディケイド本人は回転していない。
回転している翼にリボンが当たるがリボンは次々と砕かれゴミへとなっていく。そしてフォックスザレディに俺とディケイドは突進を喰らわせてやった。
「行くぞ!エアー!」
『了解!ディケイド!』
回転を止めるディケイドはカードホルダーからカードを一枚ドライバーに入れる。
《ファイナルアタックライド・エアー》
その機械音と共に空高く飛び上がりそして翼を大きく広げる。
そのままディケイドは右足を突き出し蹴りの体勢へ。フォックスザレディは何が起きているのかわからずにただ棒立ち。
『「ディケイドフォース!」』
二人の声が重なりディケイドの蹴りがフォックスザレディの腹に1発決りそこからディケイドと俺は宙返り、そして2発目の蹴りが決まる。
2発目の蹴りが決まった瞬間にフォックスザレディを貫通し、フォックスザレディの数メートル先の場所に立つ。
「…すみません…ドラグザレディ様…」
そう言ってフォックスザレディの体から電撃のようなものが走り爆発したのだった。
ディケイドさんの背中にエアーがくっつきました。
これがやりたかったのでディケイドを…。
さて、次でいよいよ番外編ラスト。
やっと本編に戻れる…。
それでは。