俺、ツインテールになります。AIRs HERO   作:風墳K

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どうも、お久しぶりです。
いや~、仕事が大変でしてね…
おっと、私情はさておき
何だかんだで俺ツイ10巻発売してましたね…
まだ8巻読んでない(読む暇無い)のに…
後、今回、水着回です。最初に言います。期待しないでください…。理由は…水着の種類とかを知らないため(調べたら調べたで変態だろ…)憶測で水着考えたためです。
取り合えず、本編どうぞ。



第31話 ツインテールで海水浴!?

一面の青。

今俺の目の前に広がる色である。

空には所々白い点…雲が点在し、太陽は擬音を付けるとサンサンと女性や肌を気にしている男性に敵となる紫外線を地球上に降り注いでいる。

 

今俺は船の上にいる。しかも、女の子の姿で。

 

なんでこうなったのか…

それは、母親の良からぬ提案によるもの。

 

 

数日前

 

帰ってきた俺の目の前にあった紙。そこに書かれていた母親からの伝言。全てはここから始まった。

 

伝言には…

 

 

輝跡ちゃんへ

 

女の子になって気分はどう?もう好きな人とか出来ちゃった?それなら、お母さん、赤飯炊かないと!

あ、こんな事を書いてたらこの紙に書ききれなくなっちゃう~。

もう、本題に入るね~

輝跡ちゃん、今度の休日海に行ってリフレッシュしてみたら?勿論拒否権は無いわよ~

場所や時間は後で連絡するわね~

 

 

 

と、こんな感じのことが書かれていた訳だ。

突っ込み所の多さに関しては目を瞑ろう。

…いや、無理だ!なんでよりによって海なんだよーーーーーーーー!!

 

そんなこんなで俺は海に行くことになったのだが…

 

「なんでよりによって孤島…」

 

そう、今俺は船の上にいる。勿論、船ってのは俺の家…二摘家専用のクルーザーだ。運転してるのは嘗てのハンター…未だハンターの服を着ている友村さんだ。なんでも、船の免許を持っていたとか。じゃあなんで船酔いしたんだよ…

あ、友村さんは俺が二摘輝跡ってのは知ってるよ。なんでかって?いやー、友村さんは信用出来るから~(実際は裏で俺の父親が権力という力で言わないように契約されている)

 

「ねえ!輝跡、あれ何!」

 

そんな感じに話しかけてきたのは白いワンピースに桃の形をした飾りが付いた麦わら帽子を被った天子。え?なんで天子がいるのって?いや~来たいって凄く頼まれてさ…なんでも、幻想郷には海が無いとか。だから霊夢も天子をはしゃいでいるのだ。

 

「あれは…飛び魚だよ」

 

飛び魚が船と平行に泳いでいる。

 

因みに俺達は今甲板の上で海を見ている。格好は半袖の薄着(ブラが見えない程度の)と短パンだ。なんでスカートじゃないのかって?いや…だって…

 

「上条さんは無罪だ!これを外してくれ!」

 

目隠しされて縛られている半袖の半ズボンの在り来たりな格好をしているツンツン髪の当真。いや…だってこのままだと俺達(女性陣)が当真のラッキースケベの標的になっちまうからな…仕方がないんだよ(ゲス顔)

 

「輝跡様、もうそろそろ着きます」

「ありがとう、友村さん」

「いえいえ」

「ふぁ…もう着いたの?」

 

寝ていたのは俺と同じように半袖の薄着を着てスカートにスパッツを履いた霊夢だ。因みに赤いリボンは健在。最初は天子と同じではしゃいでいたのだが、色々とあってクルーザーの寝室に行って寝ていたのだ。

 

俺達は前方の島を見る。まさか、あの島の半分が二摘家の土地だと誰がわかるか…

今あの島はリゾート開発をしている途中でその試しを含めて俺達は来たのだ。

本命は俺の女体化を何とかすることなのだが、ここは折角の招待なんだ。しかも恐怖の二人(両親)は海外に出張(急遽決まった)ため二人とも日本にいない。これは、遊ぶしか無い!

 

そして、クルーザーは二時間の長旅を終えて目的地の場所まで着く。

クルーザーを港に止めるともう一台クルーザーがあるのに気が付く。

 

「あれ?友村さん?他にも誰か来てるんですか?」

「はい。なんでもお得意様とかで…でも、日程的に会う機会は無いとか…」

「わかった。ありがとうね」

 

俺はそう言って船から降りる。流石南国…暑いね。

 

「それでは、ホテルへ案内します」

「ありがとうね」

 

俺達は友村さんの案内でホテルに向かう。

 

「おーい!俺を忘れるな!!」

 

あ、当真忘れた。

 

 

 

歩くこと数分。ホテルへ到着する。

 

中は豪華な物で正直俺や貧乏な当真がいていいのかって思う程だ。

 

「…金持ちの友達を持てて上条さんは本当に良かったよ…」

「その台詞、普通の人なら嫌がるからな」

「大丈夫だ。上条さんは輝跡を信じてる」

「俺は当真のラッキースケベのせいで信じられない」

「そんな…」

「けど、兄貴からラッキースケベを取ったら何も残らないんじゃない?」

「それこそ、ミジンコしか残らないよ」

「上条さんの体の構成にミジンコなんてないよ!!」

 

そんな話をしていると、どうやら部屋に到着したようだ。

部屋割りは、霊夢、天子、俺。

当真、友村さんだ。

 

え?女の子の部屋に俺がいるのが可笑しいって?いいんだよ。どうせ俺今女の子なんだし。

 

そして、各部屋に到着。って言っても当真達の部屋と俺達の部屋は隣同士なんだけどね。

 

そして部屋に荷物を置いた後また廊下に出る。友村さんから今日の日程を聞くためだ。

友村さん達も部屋から出てくる。

 

「輝跡様、これからの日程について話します」

「うん」

「まず、日程としてですが…この後昼食をホテルのレストランにて行い、その後一時間の休憩。その後海水浴場となっております」

「海に入れるの!?」

 

キラキラした目の天子。あんた、能力的に地面タイプしょ。海に入ったら効果抜群かもしれないんだよ?

 

「ええ。ここの海は透明度がとても高いですしね。海水浴場にうってつけなんですよ」

 

てか、それがメインイベントだよね?

 

「まあ、兎に角昼食を取りましょ…」

 

と言っている霊夢も少し嬉しそう。まあ、はしゃいでいたのを俺や当真が見ててそれに気が付いた瞬間に顔真っ赤にしてクルーザーの寝室に行っちゃったもんな。(この際当真の腹に霊夢の重い一撃があったのは言うまでも無い)

 

昼食を取るためレストランへホテルの最上階にエレベーターで向かい、昼食を取る。

(この時当真が色々な高級食材に目を輝かせていたのは、仕方がない事だと思う)

 

そして、昼食を終え再び部屋へ戻る。

 

そこで俺や天子、霊夢は水着に着替える訳だ。

 

実は、この話(海に行くこと)を霊夢と天子に話した次の日に霊夢と天子と俺は水着を買いに行ったのだ(オマケに当真も)

そこで気に入った水着を各々買ってきた訳だ。

え?男の俺が選んだ水着は危険だって?何を言うか。俺はちゃんと流行などをテレビ、雑誌等で調べて自分の体(今の)に合う水着を選んでおいたのだ。まあ、女体化が終わってしまえば二度と着ることは無いだろうが…

 

俺達は水着に着替える。

 

うん、女体化に馴れてきたのか、ちゃんと水着を着れている。

鏡を見る。そこには、女体化した俺…別名ミライがいる。

 

俺は…男に戻れるのだろうか…

 

いや、戻るんだ。

 

だって…男じゃないと女の子と純粋な恋愛は出来ないじゃないか。

 

 

俺は顔を少し強めに叩いて男に戻る意識を確認する。

 

よし…今は海を楽しむか♪

 

俺達はホテルの裏側の浜辺に向かった。

 

白い砂浜があり、そこから海に続いている。大抵の人なら一度は夢見た光景だろう。

 

そして其々の格好は、

霊夢は白と赤を基調としたビキニとは少し違う水着。だが、霊夢自身体のラインは確りとしているし、胸もそこそこにある。ここが普通の砂辺だったらナンパ待ったなしだったろう。だが、ここはプライベートビーチ。ナンパする奴なんていない。

次は天子。霊夢と同じようにビキニに似ている水着ではあるが少し違う。そして色は水色一色。シンプルだからか、体のラインが確りと出ている。だが…その胸可笑しくない?少し大きい気が…この前一緒に風呂に入った時より数段大きくなってる…。

そして、俺。ツインテールは健在で、水着の色は緑と白の昆色。大人っぽい水着であるが、女の子の俺は身長低め。そう、ギャップを少しつけてみたのだ。水着のデザインは基本霊夢達と同じである。

大人ぶってる小さい女の子をイメージしてみた。

 

「おう、霊夢も天子も輝跡も似合ってるじゃん」

 

そう言って来たのは海パンの当真。相変わらずのツンツン髪と紺色の海パンが良く似合ってやがる。しかも以外に筋肉が付いてるから腹立つ。

 

「輝跡様、皆様方、遅くなりました」

 

そう言って当真の後に来たのは細マッチョの友村さん。顔も二枚目、体は細マッチョ。そして、水着は競泳用のパツパツの奴ときた。

大抵の女子ならこのボディでいちころだろう。

 

「さーて!遊ぶわよ!」

 

そう言って子供ぽく海へ走り出す天子。

 

あ、日焼け止めを塗るイベントは既にホテル内で終わらせたよ。だって、ここで日焼け止めを塗るイベントをやった場合、当真のラッキースケベの犠牲になる確率がある。そんな確率があるのなら、始めから無くせばいいのだ。

 

さて、天子を追いかけますか…

 

そう思い俺は砂浜を走り出す。だが、砂浜は予想以上に柔らかく、バランスを崩し俺はそのまま転んでしまう。

 

この時、俺は胸に違和感(正式には胸にある水着に)があったのに気が付いた。

 

「おいおい、何してんだ?」

 

く、来るな!!当真!お前は来てはいけない!!

 

「当真、こっち来るな!!」

「何を言ってるんですか。今上条さんが優しく手を差し伸ばして上げますよ」

「おま!状況を考えろ!!」

「輝跡が転んだらから助けようと…」

 

俺は今うつ伏せに倒れている。それは、胸の水着が取れているのを一時的に隠すため。てか胸痛い…

 

「もし、俺が立ったら、当真、お前は記憶を無くす事になるぞ」

「…どういうことだ?」

 

真剣な眼差しの当真。いや…だって…

 

「今俺は転んだ拍子に胸の水着が取れてこのまま立ち上がれば俺の胸が丸見えになっちまう」

「!?お、俺は何も見ねぇえから、早く水着を着けろ!!」

 

そう言って当真は後ろを向く。ここにきても無意識にラッキースケベを手繰り寄せたこいつの運が羨ましいぜ。

 

俺は急いで水着を着け直す。よし、これで完璧。

 

「お、終わったか?」

「うん。大丈夫だ」

 

そう言って立ち上がる。当真は此方を向き直す。よし、これで万事解決。

 

その瞬間に神様は舞い降りた。

 

するりと胸に着けている水着が取れて…

 

「あ…」

「あ…死んだ…」

 

 

そのあとは当真が自ら犠牲となり霊夢達の鉄拳を喰らい、更には夏恒例のすいか割りを当真の頭でやろうとする等の奇行に走ろうとした霊夢を止めたりと有意義な海水浴を楽しんでいた。

 

だが、そんな時に限ってあいつらは出てくるんだよな…

 

余談だが、霊夢はエレメリアンを感知出来るらしい。

 

霊夢の表情がいきなり曇る。

 

「…はぁ…エレメリアンよ。すぐ近くにいるわ」

 

いきなりの霊夢の一言に立ち止まる俺達。(友村さんも俺達の正体を知ってます)

 

その後に凄い打撃音が鳴り響く。この島にいるのか!?しかも、打撃音からして誰かと戦ってる!まあ、戦ってる相手はツインテイルズしかいないと思うけど。

 

取り合えず、行きますか。

 

友村さんが持ってきてくれたパラソルの下に置いといた俺の荷物からテイルタイマーを取り出して右腕に着ける。

 

「テイルドライブ」

 

身長は少し低くなりいつも通りに装甲を纏う。

 

「霊夢、行こう」

「はぁ…仕方がないわね…」

 

そう言いながら霊夢は一つのお札を取り出す。あれ?今何処から取り出したの?…気にしたら負けかな。

 

「…偽装結界…幻夢」

 

霊夢はそう言いながらそのお札を地面に叩き付ける。その瞬間に霊夢の体が光に包まれてテイルシャーマに姿を変える。

そういや、始めて霊夢が変身する所見たな。いつも既に変身してる霊夢と行動してたし。

 

「さっさと終わらせて海水浴の続きをやるわよ」

 

完璧に遊ぶことしか考えてない。いつものクール系霊夢さんが可愛く見える。まあ、始めての海だもんな。興奮してんだろう。

 

「天子は来るの?」

「私は行かない。ここで待ってるわ」

「兄貴、もし天子襲ったら殺すから」

「大丈夫だ。上条さんは年上しか興味ない」

「なら、尊先生貰ってやれよ」

「いや…あの人はいくら上条さんでも無理かな…」

 

拒絶される尊先生。ドンマイ♪

 

「さて、行きますか!!」

 

俺のその言葉で俺と霊夢ことシャーマは移動した。

 

 

俺達のいた砂浜のすぐ近くの別の砂浜でエレメリアン(シオシオの魚っぽい奴)とテイルブルーが激しく肉弾戦を行っており、その近くでは、テイルイエローが装甲を外してアルティメギルの戦闘員、アルティロイド共と戦っていた。

それを見ているスク水姿のダークグラスパーとダークグラスパーのサポートをしているであろうロボットがいた。

 

「ダークグラスパー!!」

 

俺はダークグラスパーに対峙するように登場する。因みにシャーマはそのままアルティロイドの中へ突っ込んで行った。

 

「おお、テイルエアー。久の」

「まあ、あのとき以来だからね」

「そうだ、お主、同じ眼鏡同士此方側に来ぬか?」

「生憎のお誘いお断りだね。逆にダークグラスパーがツインテイルズになればいいんじゃないか?」

「それこそ無理な話しじゃ」

 

別にお互い本気で言っている訳ではない。

 

「どうも~」

 

俺は声を掛けられた。だが、掛けた相手はあのダークグラスパーのサポートロボットだ。

俺は直ぐ様拳を構える。

 

「あ、うち、あんたらと戦う気はあらへんよ」

「あ、なら宜しく」

「…エアー、なんかダークグラスパーと仲良くなってる…」

 

そう言ったのはいつの間にか俺の後ろにいたテイルレッドだった。あれ?そういや、テイルレッドの気配がこの頃薄くなっているような…

 

「エアー、お主も感じておるだろう、テイルレッドのツインテールが弱まっていることに…」

「え!?そうなの!?」

「もしかして気付いておらんかったのか?」

「いや…なんと無く感じてはいたけど…」

 

図星を付かれたのかテイルレッドは冷や汗をかき始める。

 

「まあ、テイルレッドはんもテイルエアーはんもイースナちゃんと仲良くお願いします」

「お主はわれのおかんか!」

 

ダークグラスパーが突っ込みを入れただと!?

あのロボット、中々にやりおる。

 

「えーと、そちらは?」

「あ、うち、メガネプチューンmark2といいます」

「あ、僕はテイルエアーです。mark2ってことはmark1が…」

「あ、うちが初号機や」

「うぬ、なら何故mark2なのじゃ?」

「作った本人がわかるっておらへん!?」

「何このコント…」

 

テイルレッドの弱々しい突っ込みが入る。

 

「さて、テイルエアーよ、もう一度眼鏡を掛けてくれんか?」

「…ごめん、それは少し…私情で色々あって…」

 

そう、今俺は属性追加機構が使えない。理由は不明。てかそこも含めてフィリップさんに頼んだんだけどね。

 

「そうか。まあ、良い」

 

そう言って近づいてくるダークグラスパー。背後でテイルブルーがあのしわくちゃな魚のエレメリアンにやられているのが見えた。

 

「少し行ってくる!」

 

そう言って駆け出して行くテイルレッド。

 

「さて、テイルエアーよ。お主…前よりも力を感じるぞ」

「え!?マジ!?」

 

力を感じる?どういうことだってばよ?

 

「何をしたのか知らんが…これは属性力に良く似た力じゃ…流石、わらわがホレた三人目の相手じゃ!不思議な力を持っている!」

 

ん?今可笑しなこと言わなかった?

属性力に良く似た力…じゃなくて、ホレた三人目の相手?

 

「ねえ、今誰にホレたって言ったの?」

「なんじゃ、聞こえなかったのか?なら改めて言おう。わらわはお主の事をテイルレッドの次に好いているのじゃ」

「…」

 

口を開けたまま俺は固まる。

その近くではテイルレッド達の武器が合体しているのだが、生憎、俺の視界には入らないし、ダークグラスパーことイースナがとんでもない発言のせいでその事に気付くことすら出来ない。

 

「光栄に思うのじゃな」

 

そう言って俺を背にして歩き出すダークグラスパー。

 

「あ、テイルエアーはん、これからもイースナちゃんと仲良くしたってな」

「だから、お主はわらわのおかんか!!」

 

そうメガネプチューンmark2は俺に言ってダークグラスパーを追いかけて行ってしまう。

 

数分間俺は固まったままだった。

 

 

好きって言ったんだよな…

ダークグラスパーは…イースナは俺のことが好き…いや、正式にはテイルエアーの事が好きってことだよな。

そんなのわかってる。わかってるのに…

 

「何ニヤけてるのよ…」

 

え?ニヤけてた?

 

「ほら、早く手伝いなさい!」

「ああ!」

 

シャーマの声で我に帰る。

俺はテイルレッド達が倒せなかったアルティロイド達を目の前にする。どうやら、テイルレッド達は大技でエレメリアンごと大抵のアルティロイドを倒したようだ。だが、残ったアルティロイド達の瞳からは珍し闘志は消えてなかった。

 

「モケー!!」

 

どうやら、ボーとしていた俺が不調なのだと思ったのだろう。そこなら狙えると思ったらしい。甘いな。甘栗レベルで甘い。

 

さて、俺もカッコ良く決めますか!!

 

俺はエアーメモリを取り出してエアーメモリのボタンを押す。

 

《AIR》

 

そしてエアーメモリを真上に回転させながら投げる。その行為にアルティロイド達は目でエアーメモリを追ってしまう。

 

その間にフォースナイファーを取り出す。

 

そして、エアーメモリは重力に従い真下に落ちてくる。その真下にはフォースナイファーのマキシマムスロットがある。

 

「エアーメモリ!!イグニッション!!」

 

そう俺が言った瞬間、エアーメモリがフォースナイファーのマキシマムスロットに入る。

 

《エアー マキシマムドライブ》

 

機械音と共にフォースナイファーの刃が延長される。

 

「フォーススラッシュ!!」

 

俺は延長したフォースナイファーでアルティロイド達を真横に凪ぎ払う。

 

「モケーーー!!」

 

次々にフォースナイファーの刃の餌食となり光になっていくアルティロイド達。まったく、撤退すれば良かったものを…

 

フォースナイファーからエアーメモリを抜き取る。どうやらアルティロイド達の一掃は終了したようだ。

 

戦闘が終わり、そわそわし始めるシャーマ。早く泳ぎたいんだよな。わかる。

 

テイルレッドが此方に来る。

 

「ありがとう、シャーマ、エアー。でも、どうしてここに?」

 

ここは孤島。しかも、個人の島だ。確かに疑問に思うよな。ここは正体を隠すために、嘘を言わないと。

 

「ちょっと、シャーマとパトロールを…ね、シャーマ」

「え!、ええ。そうよ」

「そうか。ありがとうな」

「よし、なら、エアー。行くわよ」

「え、ああ。わかった。それじゃ、テイルレッド」

「また今度」

 

そう言って俺はテイルレッドに手を降る。勿論テイルレッドだけではなくテイルブルーやテイルイエローにも手を降る。

 

そのまま俺はシャーマに右腕を掴まれそのまま空高く飛んで行ってしまう。

 

 

そして、俺達は激闘(笑)を繰り広げた後、あの砂浜に戻ってくる。

 

そこにはパラソルの下で寝息を立ててる当真とサーフィンを行っている友村さん、そして、真っ黒に日焼けした天子がいた。

おい、天子、お前ちゃんと日焼け止め塗ったよな!てか、俺達が戦ってる間にどんだけ焼けたんだよ!!

 

「あ!帰ってきた!!」

「お疲れ様です。輝跡様」

 

俺とシャーマは空中散歩を終え(ものの数秒)砂浜に降りる。

いつの間にかサーフィンを止めて戻って来ている友村さん。なんか前より友村さんの執事スキルが上がってる。

 

俺は変身を解く。やっぱり女の子のままだ。

霊夢も変身を解く。

 

その時に友村さんの携帯が鳴る。急いで出る友村さん。

そして電話をし終えた後俺達の所に戻って来る。

 

「すみません、皆様方、先程の戦闘がどうやらメディアにバレたらしいです。このままこの島にいたら正体がバレる危険性が出るかと…」

「嘘!?私今から泳ごうと思ったのに!」

「あ、俺も…」

 

出撃した俺と霊夢はまだ海に入っていない。

 

「すみません。早めに準備しないといけないかと…」

「仕方がないわよ。ねぇ、輝跡、今度は別の場所で海水浴をしましょ」

「天子、お前真っ黒になるまで楽しんだんじゃないのか?」

「まあ、楽しんだけど、まだまだ遊び足りないのよ」

「だよな…なら、夏休みにもう一度、今度は戦闘が起きても大丈夫のように色々と下準備をしてから海に来よう」

「おー!」

 

そう俺の言葉に反応してくれた天子。だが、ボトという音が天子の立っている足元から聞こえたのだ。

そこには、右の胸が縮こまり、その胸と水着の間にあったであろう、双璧の一つのPADが天子の足元に落ちていた。

 

固まる天子。

 

天子よ…愛香と共に精進しよう。俺も手伝うから。

 

そんなハプニングもあった。

 

まあ、取り合えず、今年の夏休みの予定が一つ決まった。

その後、俺達は急いでホテルに戻り(当真はちゃんと起こして)着替えやシャワー等を済ませてまたクルーザーに乗る。

 

こうして、俺達は貴重な休みの日を過ごしたのだった。




次回予告お願い
輝跡(女)「ちょ!?いきなり!?」
いや、久しぶり過ぎて、次回予告のやり方忘れたからさ…
輝跡(女)「前の投稿読みなさい…」
取り合えず、次回予告お願い
輝跡(女)「しゃあない…」

次回予告

解き明かされる女の子になった原因、それに立ち向かおうとした時、幹部級のエレメリアンが出現する!?はたして、俺は…勝てるのか!?

次回

俺、マジになります。



テイルドライブ!!



あ、新しい仲間も出るから
輝跡(女)「はぁ!?」

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