俺、ツインテールになります。AIRs HERO   作:風墳K

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どうも、風墳Kです。

また、投稿遅れて申し訳ありません。理由は、モンハンに、アニメ(湾岸〇ッドナイトやごちうさ等)、バイト等です。しかも、俺ツイの10巻がいつの間にか発売されてました。まだ8巻も手を付けていないのに…。
更には俺ツイの小説が全然進んでいません。なので書き貯めしておいた物を投稿しています。

と、こんな感じになっていますが、取り合えず、どうぞ~


第26話 連戦ダークグラスパー!!

善沙闇子の正体がダークグラスパー。これは俺と本人、そしてテイルレッド、今は亡きケロベロスギルディのみが知っている事だ。

 

「エアー、大丈夫か?」

 

膝を付いている俺を心配してくれるテイルレッド。

だが、まだ終わりじゃ無い。それは、テイルレッドが知っていた。

 

「…これから、ダークグラスパーを倒しに行く」

 

その一言だった。ダークグラスパーを、イースナを倒す?それって…

 

「まさか…ダークグラスパーを殺すって…」

「違うよ。方法はわからないけど無理矢理にでも無力化させてみる」

「はぁ、レッドには逆らえないわ。私も行くわよ」

「私も行きますわ」

 

テイルブルーにテイルイエロー…

 

「ごめん…僕、エネルギー切れを起こしたみたいだから…」

 

やはり、マキシマムブレイクの方が良かった…完全解放だと使うエネルギーが多い…

これからは気を付け無いと。

 

「私がエアーを見てるわ」

 

シャーマがそう言ってくれた。以外だ。

 

「そうか。もし可戦出来るなら来てくれ」

「後、胸を大きくする方法、教えなさいよ!」

 

そう言ってテイルレッド達は飛んで行ってしまう。テイルブルーのは置き土産みたいなものだ。後で調べておきます。

 

「さて…どうする?」

「何が?」

「可戦するかどうかよ」

「あぁ…行くよ。あの三人なら相手を殺すって事はしないだろうし、それに…」

「それに?」

「ダークグラスパー…いいや、イースナは二摘輝跡のメル友だからな。友達同士の戦いは良くない」

「あんたはアルティメギルに着く気なの?」

「まさか。ダークグラスパーはまだ敵だけど、いつか仲間になってくれるよ」

「…全く…単純馬鹿なのか…そういうところだけは兄貴に似てる」

「え~、当真に似てるとか…ショックなんですけど…」

「ふふ…そうね」

 

ちょっと笑ったシャーマに俺はドキッとしまった。なんだ…今の感じは…

こ、これが萌えなのか!?いいや、これは…疲れから来る心臓の痛み?もしかして病気?いいや、この前の精密検査でなんも無かったもん。

 

「どうしたの?」

「あ、いいや、何でも無い」

 

なんだ…テイルレッドに似てるから少しドキドキしてきた…。

霊夢は同級生だ。けど、今は見た目が小学生…

これは、所謂合法ロリという奴なのか?

二人して座って俺のエネルギーが貯まるのを待つ。

良く考えたんだけど、これって、ある意味いい展開では無いのだろうか?

だって…本気(俺だけ)で戦って、その後の戦いに駆け付けてくれた。これって、俺の好感度が上がったってことだよな?

それか、お互いに正体を知ったからか?

 

「なあ、シャーマ、なんで駆け付けてくれたんだ?」

「気まぐれよ。でも…」

「でも?」

「この世界もいいなと思ったのよ。少し前の私ならアルティメギルを全部退治して終わらせてさったと元の世界に戻るつもりだったわ。でも、あんたや愛香なんかとつるんで行く内にこの生活も楽しく感じて来たのよ」

「そうなんだ…嬉しいな。霊夢が楽しそうで…」

「あんたはもっと楽しそうじゃない」

「うん。楽しいよ。毎日が楽しくてしょうがない」

「気楽よね…侵略者がいるっていうのに…」

「そうだよね…気楽だよね。でも、毎日が楽しいのは否定出来ないな」

 

さて、エネルギー残量も結構戻って来た。これなら行けるかもしれない。

 

「そろそろ行こうか」

「そうね」

 

俺とシャーマは立ち上がりテイルレッド達が向かった方向へ向かった。

 

 

そこは、マキシーム宙果が上から眺められる公園だった。そこで、テイルレッド、テイルブルー、テイルイエローは交戦をしていた。あくまでしていただ。

今はその傷痕を地面に残すのみ。

いるのはダークグラスパー、そして…

 

「テイルレッド!!助けに…って!?」

 

俺が駆け付けた時には、テイルレッド達の姿ら無かった。そう、無かったのだ。

だが、その変わりに仮面ツインテールが…いいや…仮面ツインテールの格好ではあるが、仮面を着けていない人物がそこにいた。

 

「トゥアールよ…この眼鏡をかけてくれ…」

「い、いや…」

「これを着ければ一生わらわのみを見続けられる…」

 

黒い眼鏡をトゥアールに着けようとしながらストーカーの最終段階のような事を言っているダークグラスパー。あの子、俺のメル友だぜ?予想出来るか?

 

「…テイルエアーか…それと…噂で聞く異世界の巫女…」

 

ダークグラスパーは俺達の方を見る。そして確認した。俺とシャーマを…

 

「テイルエアー、お主の友人には世話になっておる…」

「輝跡も同じような事言ってたよ」

「そうか。そして、異世界の巫女よ。あの事件は本当に残念じゃった…」

「本当よ!!」

 

きっと霊夢がいる世界で何かあったのだろう。今度聞いてみよう。

 

「あ!テイルエアー!!私です!仮面ツインテールです!さっさとこのストーカーを殺っちゃて下さい!もう、粉々に成る程にしちゃって下さい!」

 

いや…友達を粉々にするとか、俺には出来ないよ。それにしても…

 

「テイルレッド達は!?」

 

そう、先にこっちに来ているはずのテイルレッド達がいないのだ。これはおかしい…まさか、やられた!?

 

「あやつらなら、わらわのカオシックインフィニットで眠っておる。そして、永遠に目を覚ます事は無いじゃろう」

 

良かった倒された訳じゃ無いんだ。でも目を覚まさないってのはヤバイな。これは、俺が倒すしかないか。仕方がない。女の子を傷付けたくは無いが気絶する程度に攻撃するか。

 

「行くぞ!!ダークグラスパー!!」

 

俺は拳を構えて戦う意思を見せる。だが、当のダークグラスパーはというと…

 

「少し待て、今トゥアールに眼鏡を掛されるからの…」

「ちょ!止めて下さい!」

「トゥアールが嫌がってるじゃ無いか!!」

 

俺はトゥアールとダークグラスパーの間に割り込む。

 

「ちょ!エアー…全く…後先考えなさいよ…」

 

少し愚痴を言っているシャーマを無視する。

 

「どけ、テイルエアー。お主程度わらわの敵では無いのだぞ?」

「知らないよ。でも、無理矢理属性を押し付けるのはいけない事だよ」

「こうでもしないとトゥアールはわらわを見てくれないんじゃ!」

「そうです!私は幼女しか興味はありません!なので、ダークグラスパー…いいえ、イースナ!貴女には興味の欠片らのかの字もありません!!」

 

ひでー…そこまで言えるのか…てか、トゥアール、幼女好きだったんだ。んじゃ、今度から学校では取って置きの幼女写真(テイルエアーの自撮り)でも売り付けて買収しよう、そうしよう。

 

に、しても、トゥアールが本当にツインテイルズの関係者…しかも仮面ツインテールだったとは…驚きだな。

 

「こうトゥアールも言っておる。だから、トゥアールには眼鏡が必要なのじゃ!!」

 

無理矢理眼鏡を掛されようとするダークグラスパーに俺は無意識に体が動いていた。

 

トゥアールを守ろうと身長差を埋めるべくジャンプした。それがいけなかったのか…良かったのか…

 

カチャという音が響く

 

「え?」

「な!!」

「エアー!?」

 

三人の声が響く。俺の目の前のダークグラスパーの手には眼鏡が無い。そして、トゥアールも眼鏡を掛けていない。勿論シャーマも掛けているはずが無い。

なら眼鏡はどこに?

 

「え、エアー…貴様、わらわのトゥアールへ送る眼鏡を返せ!!」

「え?」

 

恐る恐る耳元の方を触ってみる。

なんかプラスチック感というか、眼鏡特有の感触がある。

 

うん、俺が眼鏡掛ちゃった。

 

「早く眼鏡を外して下さい!その眼鏡は一度着けたら取れなくなる呪われた眼鏡です!!」

「え!?」

 

そんな驚愕の真実を聞いてしまう。なんだよ!だったら最初からトゥアールの前になんか立たなかったよ!!

 

「エアー!!」

 

シャーマが呼び掛ける。いや、俺何ともないよ?

 

「…おかしい…」

 

そう言ったのは掛けさせた張本人のダークグラスパーだった。

 

「何が?」

「その眼鏡を着けた瞬間わらわの虜になるはずなんじゃ。それなのにお主はわらわの虜になっておらぬ…」

「確かに…」

 

別に俺はダークグラスパーの虜になんかなっていない。それどころかなんも変わり無い…

 

「エアー…少しいいですか?」

 

トゥアールは俺の顔を覗いてくる。うわ!スゲー美人!!え?トゥアールってこんなに可愛かったっけ?

 

「…やはり…残念でしたね、イースナ。この眼鏡はどうやら故障したようですね」

「なんじゃと!?そんなはずはない!わらわが試行錯誤を繰り返して作り上げた眼鏡じゃぞ!?眼鏡属性に少しでも興味が出た、もしくは出た事があったのなら必ずわらわの虜になるはずじゃ!!」

「…ということは、エアーは眼鏡属性に全く興味が無かったということですね」

 

トゥアールが結論を言ってしまう。けど、俺眼鏡に興味ありありなんですけど?え?どういうこと?マジ意味不明

 

「掛けられてる本人が不思議そうな顔してるわね…」

 

本当だよ…何が起きたんだ…

 

「仕方がない…こうなれば…テイルエアーよ!お主もカオシックインフィニットの餌食となるがいい!!」

「え?」

 

俺の周りを暗闇が包み込む。

そして、俺は…闇の中へと意識を吸いとられてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも通りの学校

 

それぞれ好きな事を話している生徒達。

 

「やっぱりテイルレッドだよね~」

「え~テイルエアーもいいよ~」

 

女の子、男の子、それぞれが好きな事を話している普通の世界。

 

「なあ、輝跡、俺の話を聞いてるか?」

 

俺は自分の席に座りながらある人と話していた。総二だ。いつも通りにツインテールの話をしている。

 

「聞いてるよ」

 

総二には彼女が三人もいていいよな…

この日本では多重婚が認められているとはいえ、三人の女の子と付き合うなんて高等技術俺には出来ないな。流石総二である。その点、当真はラッキースケベな現象が多いし良く人助けをするためモテるのに気が付かない鈍感さんだ。本当は総二も言えたのだが、総二の場合女の子達が自分で告白をしたため、その事に気が付いたのだ。

 

「はぁ…いいよな…総二は彼女がいてさ…」

「そんな事よりもツインテールの事だが…」

 

全く、勿体無い奴だぜ。

 

そんな中、俺の教室に俺の彼女が現れる。

え?誰が彼女がいないなんて言った?

 

見た目は青髪でロング、幼さが残るがその顔立ちは綺麗で美少女と言われればそうだとしか言えない容姿。チャームポイントの桃のモチーフの飾りを着けた黒いソフト帽を被っている。相変わらず可愛いな。

 

女の子は俺へと近づいて、俺の席の真横に来る。

 

「あんた…いつまでそうしてる気?」

 

なんの事だ?

 

「惚けないで。気がついてるんでしょ?」

 

何を…言っているんだ?

 

そんな時だった。俺の教室に憧れのテイルエアーが現れたのだ。だが皆気がついていないようだ。テイルエアーは俺の机の前に来る。

バンと俺の席の机を叩くテイルエアー。

え!?俺なんかした?

 

「なあ、総…」

 

総二に話そうとするが、自分の話ししかしていない。良く聞いてみると他のクラスメイト同士も好きな事を話しているだけで話しが噛み合って無い。

 

「気が付いた?」

 

テイルエアーがそう言った。

 

「なんか…違うな…」

「今ごろ気が付いたの?全く…鈍感ね」

 

なにを!?と言いたいが、どうやら、本当に鈍感だったようだ。

これは現実じゃ無い。

 

「…ここは…そうか、俺はダークグラスパーにやられて…」

「全く…世話が焼けるわね」

 

そう言ったのはいつの間にか俺の教室にいたテイルシャーマだった。

テイルシャーマは俺の…横にいる俺の彼女だと思われる人を見る。

 

「あんた…」

「どうやら、夢が同調しちゃったみたい。でもその内現実でそっちに行くわ」

 

そう言って彼女だと思われる美少女は消えて行く。

 

「なんか知らないけど、後で色々聞かせて貰うわよ」

「なんの事?」

「こっちの話しよ。ほら、早くその子の手握りなさいよ」

 

シャーマはそう言った。その子…テイルエアーの事か。

 

「早く行こう」

 

そう言ったテイルエアーは下からの目線で凄く可愛かった。この子が自分なんて…俺はなんて罪作りなんだ…

俺はテイルエアーの右手を左手で握る。なんと無くわかる。戻れる。現実に。

その瞬間、俺の右手に何か持っている感触が現れる。俺はそれを見てみた。

 

それは眼鏡だった。そう、眼鏡。ダークグラスパーがトゥアールに着けようとしたあの黒い眼鏡。その眼鏡は光輝き黒いフレームがひび割れ中から黄緑色のフレームが現れる。

 

「…属性追加機構(エレメンプラス)」

 

新たな能力…頭の中で…いいや、心でこの属性を感じる…

 

「さあ!行くわよ!!」

 

シャーマの言葉で周りが光輝く。

意識が覚醒する感覚がわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が目を開けるとそこにはテイルレッドや、何故か肌がツヤツヤしているテイルブルーとテイルイエローがいた。(影の方には仮面ツインテールことトゥアールも)

なんかテイルブルーとテイルイエローはぶつぶつ文句を言っているけど関係無いな。

 

俺の姿はテイルエアーのまま。そして、隣にはシャーマがいる 。どうやらシャーマが助けてくれたようだ。

 

「本当に世話が焼けるわね…」

 

テイルシャーマはそう言ってため息をする。

 

「エアー!大丈夫か!?」

「大丈夫だよ。シャーマに助けられた」

 

そう言った。でも、戦況はなんと無くわかる。テイルレッドやテイルブルー、テイルイエローもエネルギーが切れかけている。これはまずい。

 

「さて、私が相手する…」

 

シャーマがそう言ったが俺は右手を横に出してシャーマの行き先を止める。

 

「…あんたがやるの?」

「うん」

「…そう。なら私は休んでるわ」

「エアー!無理だよ!まだエネルギーが戻って…」

「大丈夫だよ。時間稼ぎ位はする。その間にダークグラスパーを無力化させる方法を考えて」

「わかった。けど無理するなよ」

「…了解」

 

俺はそうテイルレッドと交わすと闇の処刑人…ダークグラスパーの前へ出て対峙する。

 

「お主…まだわらわとの力量がわからぬのか?自力で出てきたテイルレッドなら未だしもお主はテイルシャーマとやらの力を借りてカオシックインフィニットを抜け出した。そこから、お主にはそこまでの力が無いということがわかるのじゃ。それでも戦うというのか?」

「戦うよ…」

「ならば、その未熟さ…死を持って知れ!」

 

ダークグラスパーは大きな鎌を何処からか取り出して俺には攻撃してくる。

 

「目には目を…歯には歯を…眼鏡には眼鏡を!!属性追加機構!!」

 

テイルタイマーが輝き出し、テイルタイマーの中からあの黄緑色のフレームになった眼鏡が飛び出てくる。それを俺は右手で取ってそのままその眼鏡を掛けた。

 

光輝く俺の体。

 

「なんだ!?」

「一体何が起きたんだ!?」

 

ダークグラスパーはバックステップで俺から距離を置く。

 

輝きの中から俺が出てくる。

だが、これまでと装甲が違う。

青と赤を中心にした色合いの装甲、元のテイルエアーの装甲にそれらが追加されて少しゴツゴツした見た目ではあるが、テイルイエローほどの装甲では無い。

背中にはバックパックが新たに追加されていて赤い羽を閉じた形、そして、右側には青い大きな剣、左側には緑色の砲撃用と思われるランチャーらしいもの、そして両肩にはビーム刃のブーメランが収納されている。頭に黄色いVの形をしたアクセサリーぽいのが追加された。因みにツインテールは健在だ。

そして、黄緑色のフレームが光る眼鏡。

 

「な…なんじゃ!?その姿は!?」

「属性追加機構…眼鏡運命(グラスティニー)モード!!」

「眼鏡運命モードじゃと!?なんじゃそれは!!」

 

トゥアールがノートパソコンのような物を何処からか取り出して俺の分析を始める。

 

「…テイルエアーから眼鏡属性の反応を確認しました…」

「じゃあ、エアーは眼鏡属性の戦士だったってこと?」

 

トゥアールの言葉に疑問で返すテイルブルー。

 

「いえ…でも、一時的に眼鏡属性を使っているようなのですが…出力が違いすぎます!」

 

後ろで話しているツインテイルズ。

 

「お主も眼鏡の戦士だったとはの…」

「違うよ。僕は、眼鏡の戦士じゃない。ただ、眼鏡を好きになってきているだけだ!」

 

俺はそう言って右の剣を引き抜く。引き抜いた剣はビーム刃を出した。

そして俺はそれをダークグラスパーに振るう。それを鎌で防ぐダークグラスパー。だが俺の方が攻撃力は高いらしく弾き飛び、空にうち上がるダークグラスパー。だがダークグラスパーは空中で止まった。そう、シャーマと同じでダークグラスパーも宙に浮けるのだ。

 

「驚いたの…まさか、そこまで強くなっておるとは…だが、ここまではこれはしな…」

 

そう言っている時に俺はバックパックの赤い翼を展開させる。赤い翼から光が溢れだし、もの凄いスピードでダークグラスパーに向かう。

 

「な!?」

「残念ながら、僕も空を飛べるよ!」

 

そういって右手を付き出しダークグラスパーはそれを鎌でガードする。

右掌からビームが発射され爆発が起きる。

爆煙が俺とダークグラスパーを包む。そして、現れたのは俺とあまりダメージを追っていないダークグラスパーだった。

 

「お主…今の一撃、手を抜いたの…」

「…」

 

そう言われた瞬間に体から力が抜ける。

纏っていた装甲が光輝き消えていく。眼鏡も同じく消えてしまう。そう、元のテイルエアーに戻ってしまったのだ。

 

「え…」

 

空中に浮けなくなった俺はそのまま下へ落下していってしまう。まるで数秒間しか使えないことを意味しているように。いや、本当に数秒間しか使えないのかもしれない。でも…あのダークグラスパーと互角に渡り合えた。だが…

 

「…なんじゃ…まだそれは未完だったのか…」

 

そう言われたのだ。心はまだ戦える。しかし、俺は体の言う事所か行きなり襲ってきた疲労に気を失う寸前だった。

 

地面に接触する直前に誰かに俺は受け止められた。その正体はシャーマだった。体の小さいシャーマが俺をお姫様抱っこしているのだ。これが変身する前でしかも立場が逆ならどれ程良かった事やら…

 

俺はそれを知った途端、瞼を閉じてしまった。

 

 

数分して少し目を開けたら、テイルレッド達の武器が無理矢理合体したような武器から赤、青、黄色の光線が出てダークグラスパーを包み込み(テイルレッドが誤って先に攻撃してしまった)殆ど真っ裸のダークグラスパーが見えた。多分、これは夢だと思う。

テイルレッドが女の子を真っ裸にするはずが無い…はず…

 

その後俺は衝撃的なものを見てしまった。

 

テイルレッドとダークグラスパーが…唇と唇を…そう、所謂キスというやつをしたのだ。

あれって好きな人同士でやるものじゃ…しかもテイルレッドとダークグラスパーは同性。

そう言えばどっかの国では同性愛OKだっけ?いや、今はそんなのどうでもいい。

まるでダークグラスパーはテイルレッドにズキューン(俺の頭の中の擬音)という感じでキスをしてしまったのだ。

クソ!!テイルレッドたんの初キッスは俺が!!と思ってたけど、なんかあれはあれでいいかも…。ダークグラスパーとテイルレッドのイチャイチャ同人誌が売れるぞ~

ってそんな呑気な事を言っている場合じゃ無かった!!

ダークグラスパーはトゥアールの事が好きだったはずだ!なんでテイルレッドとキスしてんだよ!

そうか、これは俺の夢だ!

これは悪い夢だー(セ〇風)

 

それを現実じゃ無いと決め付け(現実逃避)をした後、俺は再び瞼を閉じたのだった。(この時まだシャーマにお姫様抱っこされていることに気付いていなかった)




輝跡「また投稿期間が…」
すまん…忙しいんだ…
輝跡「てか、なんか強くなったんですけど!?」
実はここで覚醒させる予定は無かったのですが、当時急遽の思い付きでこうなりました。
輝跡「え!?元からの設定じゃ無かったの!?」
この話しを書いている時に思い付いたことだよ。けど、ちゃんと今後の展開も考えているから、大丈夫。
輝跡「そ、そうか…」
さて、次回予告をやっておしまいなさい!!


次回予告

いつもの日々に戻るのだと思っていた。だが、それは間違いだった。新たなキャラも登場して、俺の家はパニックになる!

次回

崩壊!?俺の独り暮らし!!



テイルドライブ!!

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