剣を捨てた手に掴むもの   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 最後の戦いということで、私の一作目以来のかなりの長い話となりました。

 ふぅ~、しかし流石は私。
 さすがに最終話まで四話(キャラ設定含む)書くのは疲れましたが何だかんだで今日で最終回となります。

 では最後の戦い、お楽しみください!





第十五話:剣で知る心

 レワタウたちがシャクコポル族と一緒になってラルマニオヌ王城へ再び来ると、宰相派の兵で城は固められていた。

 

 おそらくカルラを慕う共存派のギリヤギナ族たちは軟禁状態といったところだろう。

 

 

「ブナガ達は無事でいてくれればいいのだがな……」

 

 

「腐ってもギリヤギナ族ですもの、同族を手にかけるような真似はそうそうしないでしょう。

 ゴウケンでさえ私をすぐには殺さなかったんですもの。

 少なくともこの戦が終わるまでは無事なはずよ」

 

 

「しかしそうなると、ブナガのような共存を望んでいる者を牢番にしていたことが疑問に感じる。

 まるでカルラが逃げ出すのを承知していたかのような行動だ」

 

 

「……それも含めてゴウケンには直接問いただしたいことが沢山ありますわね。

 宰相としてシャクコポル族を滅ぼそうしているには、その行動に矛盾が多いですもの」

 

 

 そう言いながら、眼前の敵を見る。

 

 これほどまでに大勢がシャクコポル族との共存を拒んでいるとは、正直今更ながら俺達の夢の障害の大きさに気付かされるな。

 

 

「あら、レワタウ。

 もしかして連中の数に驚いていますの?」

 

 

「まぁな、俺が城で会った連中は俺に対しても偏見を持たない良い奴が多かったからな。

 シャクコポル族を根絶やしにしても構わないという宰相の考えに付き従う兵が予想より多かったのに素直に驚いただけさ」

 

 

 村の仲間たちも今更ながら敵の戦力に緊張の色を隠せないでいる。

 

 

「数ではこちらも負けていないのだろうが、シャクコポルとギリヤギナの実力差を埋めるにはせめて倍は欲しいところだな」

 

 

「でも無いものねだりは出来ないし、仕方ないわね。

 この場合はやはり連中の頭である宰相を討つのがいいでしょうね」

 

 

 城に入るための門は北と南に二か所。

 

 敵はどちらにも兵を配置してあるが、それはすなわち兵の半数しか一度に当たってこないということにもなる。

 こちらは相手が一人でも、確実に二人一組であたるようにすれば消耗を抑えられるはず。

 

 少なくとも俺とカルラが宰相を捕えるまでは保つだろう。

 

 

「村長、俺とカルラは宰相に一直線に向かう。

 正面の敵を任せていいだろうか?」

 

 

「任せろ……とは言い難いがなんとか時間を稼いでみよう。

 レワタウは儂らが時間を稼ぐ間に敵の頭である宰相を討ってくれ」

 

 

 そう言うと村長は剣を抜き放ち、一族に宣言する。

 

 

「儂らシャクコポル族はカルラゥアツゥレイ皇女と同胞であるレワタウのために血路を開くことに徹する!

 よいか、この戦はあらゆるものを守るための戦じゃ!

 決して死ぬな!

 そして生き延びるのじゃ!」

 

 

 一族を鼓舞する村長の言葉。

 それは生きるための戦いで、生き残るために最も大切なものをそれぞれに思い出させる言葉であった。

 

 そしてシャクコポルとギリヤギナ、二種族の戦は共存と滅びを懸けて始まった。

 

 

……

 

……………

 

……………………

 

 

「シャクコポル族を根絶やしにしろ!

 誰一人として生かしておくな!!!」

 

 

 名も知らぬギリヤギナ族の兵が高々と宣言しながら手に剣を持ち、シャクコポル族に襲いかかる。

 

 俺も先陣を駆け、自らの剣を振りかぶって敵兵を次々と斬り伏せていく。

 

 

「無理に殺す必要はない!

 守りを固めて必ず二人一組で当たれ!!」

 

 

 実力的にはシャクコポル族はギリヤギナ族には勝てない。

 

 だから無理して攻め込むよりも相手を戦闘不能に弱らせるだけでいい。

 

 俺は剣を持つ手とは別に、もう一方の手でカルラの手をしっかりと掴み取る。

 

 俺が俺でいるために、決してカルラを殺させないために。

 

 

「レワタウ!

 お前は城内に行け!

 某が引きつけておく」

 

 

 ゲンジマル様も言葉と同時に剣を振り、多くのギリヤギナ兵を仕留めていた。

 

 

「すいません。それでは俺達は宰相の元に行きます」

 

 

「ゲンジマル殿、御武運を」

 

 

 兵たちを引き留めるのはゲンジマル様とシャクコポル族の仲間たち。

 

 犠牲を少なくするには最速で進み宰相を潰すことだと決めてはいたものの、やはり同胞を残していくのは歯痒い思いがある。

 

 功成る前に何か他に手段はあったのではないか? と。

 

 カルラも、会ったばかりのゲンジマル様やシャクコポル族の仲間に頼りきるのは心苦しいのかもしれない。

 

 だが戦っている皆がその目に決意を宿してこの場に入る。

 

 俺達は進み続けなければいけないのだ。

 

 

 

_______________________________________________

 

 

「……行ったか」

 

 

 ゲンジマルは咲を行く自らの希望を守るためにこの場に敵を引き留める。

 

 幼き日より剣を教えた孫同然のレワタウ。

 そしてそのレワタウと志を同じくする皇女。

 

 いまゲンジマルは未来を作っていく若者のために戦っている。

 

 この事が嬉しくて堪らないのだ。

 

 

「某はエヴェンクルガ族のゲンジマル。

 義によってこの戦に参じた。

 未来を担う若者を殺すというのならば某を殺してからにするのだ」

 

 

 名乗りを上げてギリヤギナ兵に突撃するゲンジマル。

 

 誰一人としてその動きを捉えることは出来ず、次々と斬り伏せられ、後続としてくるシャクコポル族たちによって討ち漏らしなく倒されていく。

 

 

「誰もが望む平和の邪魔をする者に容赦するほど某の剣は甘くはないぞ!

 この場で闘志を見せる者は死を覚悟せよ!」

 

 

 ゲンジマルは決して止まらず、その剣を握り続ける。

 

 レワタウの理想――剣を捨てる未来が来るのならば、人を殺すために剣を振るのはこれが最後だと自分でも思うからだ。

 

 平和な世に武の英雄などは不要。

 ゲンジマルが剣の腕を磨いていたのは、ただ己を鍛えるためだった。

 

 誰かを斬り伏せ、殺すことを目的に強くなったわけではない。

 

 レワタウが、カルラが、二人が理想とする未来が迎えられたのならば、己自身の心と戦う戦士に戻るのも悪くない。

 

 その想いがゲンジマルに最後の剣を振らせるのだった。

 

 すべては剣を捨てた平和な世のために。

 

 

_______________________________________________

 

 

 城に入った俺とカルラは、宰相派の兵に出会うたびに戦闘となってはいるが、連中はまるで意思疎通が出来ていない兵ばかりだった。

 

 

「どうなってるんだ?

 兵たちの統率がまるで出来ていない。

 宰相が兵を送らせているにしては稚拙すぎる」

 

 

「おかしいですわね。

 幾らなんでもまるで仲違いをするように我先に斬りかかってきますわね」

 

 

 襲ってくる兵たちは連携などまるで考えず、独断行動の末に動いているかのようだ。

 

 宰相は知力によってこの国を支配しようとしていたはず。

 

 その宰相がこんな戦をしている理由がまるで見当がつかない。

 

 

「はぁっ!」

 

 しかし、そうは言っても目の前からはかなりの数の兵が襲いかかってくるのは事実。

 

 ギリヤギナ族の兵は誰もが平均以上に強い。

 

 だが、これほどまでにこちらが戦いやすく、連携をしない攻め方をしてくれるのであれば、個人の強さも数の脅威も単純にレワタウの上に行かねばまず勝てない。

 

 そうして斬り伏せながら宰相の元を目指す。

 

 一歩進むごとに二人の心は襲い来るギリヤギナ兵と違い、繋がりが強くなっていくのを感じる。

 

 カルラの手を掴む俺の左手が熱いくらいに熱を持ち、互いの鼓動が痛いほどに激しく高鳴る。

 

 それが心地いいと思うんだ。

 

 目の前のギリヤギナ兵は誰もが我先にと飛びかかってくるから、この繋がりの温もりは分からないのだろう。

 

 だが俺は、心から信じられる友が側にいると言うだけで幸せだ!

 

 城の最後、宰相の部屋の前にいた兵も切り捨てると中に入る。

 

 

「おや、もう来ましたか……」

 

 

 中にいるのは宰相一人だけ。

 兵をどこかに隠しているのか?

 

 

「……あぁ、この部屋には兵はおりません。

 私一人です。

 城の中からここまで来れたと言うことは、私に従う兵は皆やられたと思ってください」

 

 

「……ゴウケン、貴方は何を考えているのかしら?」

 

 

 カルラが聞く。

 

 率直な質問。何故宰相はこうもやる気のない戦をするのか?

 

 俺でさえ分かる。まるで負けるために戦をしているかのようだ。

 

 

「……そうですね。

 では、私を倒した未来を仮定しましょう。

 ラルマニオヌの皇となったカルラ様が、両種族の共存する未来が成ったとします。

 ですがギリヤギナ族にもシャクコポル族にも互いを憎しみ合う心は少なからず残ったままになりますよ。

 それについてはどうするおつもりですか?」

 

 

「そんな事は百も承知だ。

 綺麗事と言われるだろうし、実現が何よりも難しいのも分かっている。

 だが憎しみの対象を消すような平和よりも、たとえ争いが起きていつか滅びるにしろ、『生きる』という喜びを感じることが出来る国というのは、あらゆる感情や思想、憎しみすら飲みこめる度量があってこそだ!」

 

 

 俺は終わらない幸福を求めている訳じゃない。

 

 俺やカルラの死後に独裁をする皇や、謀反を企む将が現れるかもしれない。

 

 それでも奴隷だった俺に希望という夢をくれたカルラの理想――『生きる喜び』を感じさせる国へとしたいだけだ。

 

 

「レワタウの言う通り、私達が求めるのは終わりなく平和な国じゃない。

 少なくとも『今』のこの国の大勢の民が生きる喜びを感じ、互いに手を取り合える国にするために戦っていますわ。

 死ぬのも殺されるのも滅ぼされるのも終わるのも、全て覚悟の上で未来へ繋がっていくものを作るために立ち上がったのですわ」

 

 

 カルラも語る、俺達二人の理想を。

 

 幸せとは、人それぞれに形が決まっていないものだ。

 

 その沢山の幸せを強制的に一つの形に統一することは断じて幸せなんかではない!

 

 すべてを受け入れ、誰もが争わずとも済むようにする。

 

 それが俺たちの理想、俺達の夢。

 

 作りたい未来ってのは結局のところ両種族の共存する未来の基盤だ。

 

 自分達が残したその基盤が永遠に続かないことなんて承知しているし、俺達が生きている内に崩壊する可能性だってある。

 

 だが信じている。

 これから皇となるカルラを。

 今を生きる幸せを精一杯感じられる国にするために戦っている仲間たちを。

 

 シャクコポル族もギリヤギナ族も関係なく、誰もが幸せに生きる国にすることが可能であると。

 

 

「……そうですか」

 

 

 宰相はそう言うと剣を抜く。

 

 その表情こそひどく穏やかなものであるため異様な雰囲気があるが。

 

 それでも宰相は笑っている。

 

 

「ではその理想を阻む最後の敵として貴方達の前に立ちふさがりましょう。

 剣奴レワタウ。ラルマニオヌの宰相としてお相手願いましょう」

 

 

「……分かった」

 

 

 未だ真意は見えないが、宰相は剣を交えることで語ろうと言うのだろう。

 

 言葉は不要、そんな心の声が聞こえてくるようだった。

 

 

「シャクコポル族にしてギリヤギナ族のカルラの友、レワタウだ」

 

 

「ギリヤギナ族にしてラルマニオヌの宰相、ゴウケンです」

 

 

 名乗りと共に俺も剣を抜き、構える。

 

 

「勝負!」

 

 

キィン

 

 勝負は一瞬。

 宰相は剣の腕がないと聞いていたが、その剣筋はかなりの腕であるとしか言いようがない。

 

 交わした剣から感じる気迫には信念を持っているのが感じられた。

 並々ならぬ気迫の剣だった。

 

 そして、自ら俺の剣を受け入れたのも分かった。

 

 

「や、やはり私ではギリヤギナ族という生まれに関係なく貴方には勝てませんか……」

 

 

「答えろゴウケン!

 お前は俺の剣をわざと受けたのか!?」

 

 

 俺の剣がゴウケンを切り裂く一瞬、殺すのではなく相手の剣を弾くことを目的に斬りかかった。

 

 それは避けようと思わなくとも当たるはずのない一撃だったというのに、それを敢えてくらったのだ。

 

 

「それは気のせいです。

 私は殺す気でしたし殺される気なんてなかった。

 私が死ぬのは私自身の夢に破れて死ぬのですよ」

 

 

「ならば死ぬ前に答えなさい!

 貴方の夢はなんなのですか!?」

 

 

 気づけばゴウケンに詰め寄るカルラ。

 

 傷口から血を流し、座り込むゴウケンを睨みながら問いただす。

 

 

「ギリヤギナ族のみによる支配を目指していたのは本当ですよ、カルラ様。

 ですが貴女の理想である共存という未来を私も悪くないと思っていたのも事実」

 

 

「ならば何故!?」

 

 

「ですがそれが実現出来ないのですよ。

 少なくとも私はその未来を見ることが出来ない。

 私が宰相であり、聖上が存在している限り」

 

 

 ゴウケンは言う。

 この状況で言う言葉に嘘などないだろう。

 

 

「カルラ様や、剣奴のレワタウは気づけなかったかもしれませんが、私が殺した聖上は誰よりも『強さ』に対して平等でした。

 ですがそれは強さに対してのみ。

 聖上の性格的に『弱き者』であるシャクコポル族を虐げるとまでは行かないでしょうが、それでも『強気者』を特別視する。

 それは両種族の関係に歪みを生むでしょう」

 

 

 致命傷のゴウケンの体から溢れる血は留まる事を知らない。

 

 だがそれでもこうして生きているのはカルラと俺に自分の心を伝えるため。

 

 ゴウケンの真実、理想、それは一体なんなのか。

 

 

「そうして歪みが生じてしまえばこの国は終わりです。

 私は自分の経験からシャクコポルとギリヤギナ、この二種族が手を取り合う未来などありえないと思っていましたが、それでも信じたくなった。

 だからカルラ皇女の理想のために行動したにすぎません。

 私が死ぬのは貴女の理想が私のような旧時代的な理想を上回っただけのことですから」

 

 

「どうして……、どうして私にそれを言わなかったのですか!?

 ゴウケン! 結局のところ貴方も私たちと同じ夢を見ていたと言うことでしょう!?

 それがなぜそんな生き方しかできないのですか!?」

 

 

「言ったでしょう、私は自分の夢に破れて死ぬのです。

 シャクコポル族を根絶やしにするという考えも、私が勝つのならば実行するつもりでしたし、貴女方がこの戦で負けるようなら私はこれまで通り一人の宰相として国とともに死すのも厭わなかったのですよ」

 

 

「ならば何故兵を自ら指揮しなかった!?

 俺はお前と剣を交えて感じた。

 お前は負けるために戦っていたとしか思えない!」

 

 

 誰よりも剣を交えた俺だからこそ分かる。

 

 ゴウケンは口では死ぬ気はなかったといいながらも、最初から死ぬ気で戦っていた。

 

 

「剣だからこそ分かることもある……、しかし剣では分からないこともある。

 剣奴のレワタウ、今の貴方にはまだ分からないでしょう。

 いや……カルラ様がいるのならば一生知る必要はないのでしょうね。

 私は一人のギリヤギナ族として、この国の宰相として自身の夢に破れた結果として死ぬのです」

 

 

 最後までその真意は明かさないと言うのだろうか。

 

 

「もう一度……最後に聞かせてください。

 カルラ様、そして剣奴のレワタウ。

 貴方たちはその子どものような誰もが手を取り合う理想が現実になると本当に思えますか?」

 

 

 魂を燃やしての問い。

 

 だがこの質問に対する俺たちの答えは変わらない。

 

 

「当たり前だ。

 俺がカルラに救われたように、必ずこの国は変えられる。

 子どもはいつかは大人になるんだからな。

 俺がカルラの側にいる限り、この夢は誰にも邪魔させない」

 

 

「私も信じている。

 レワタウが信じる私自身を――この国の未来を。

 そしていつの日か共存の未来が終わるとしても、人が最も優れているところは『変わっていく』ことなのだから」

 

 

 俺もカルラも子どもだ。

 

 だが、それでも信念に嘘偽りはない。

 

 夢を夢で終わらせるつもりもない。

 

 心からの本心をゴウケンに伝える。

 

 

「……そうですか。

 どうやら私の夢も悪くはなかったということでしょうね。

 剣奴レワタウ、貴方と交えた剣を冥土の土産にあの世でこの国の未来を見させてもらいますよ……」

 

 

 その言葉を最後にゴウケンは息を引き取った。

 

 シャクコポル族を根絶やしにしようとし、最後まで敵であり続け、それでもカルラと俺の理想を羨ましげに見ていた男は死んだ。

 

 

「カルラ……」

 

 

「不思議なものですわね。私は彼の死が悲しく思うのよ。

 誰もが理想とする国を目指した時点で自分の死すら恐れなかった私が、ゴウケンの死を悲しむのよ」

 

 

「俺もそうさ……。

 ゴウケンは誰よりも真っ直ぐだった。

 そこに信念があったから俺は戦い、剣を交えた。

 それが悲しくもある」

 

 

 だがこれで戦は終わる。

 

 宰相の真意はいまだに分からないところもあるが、兵たちもカルラが新たな皇として即位すれば問題はあるにしろ今の争いには終止符を打てる。

 

 

「さぁ、行こうカルラ。

 戦を終えるために、仲間たちの元に」

 

 

「……そうね」

 

 

 宰相を背後に仲間の元へと歩き出す。

 

 そして心の中で静かに別れを告げる。

 

 「必ず未来を掴む」という決意と共に……。




 ラルマニオヌの王城って籠城戦とか考えてなさそうな造りな気がします。

 誰でも来い!ってな感じで門も二か所くらいありそうな気がするんですよ。
 そもそも敵を待つよりも自ら攻め込む印象がありますし。

 さて、宰相の真意ですが、それは次話となります。

 彼は滅びこそが救いという、よくあるゲームのラスボス的発想を持っていたわけですが、その思考に至って尚、カルラやレワタウの理想に惹かれてもいたという話。

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