日焼けが酷いことになって体中が痛い・・・。
6月でも油断すると大変なことになる(汗)
「・・誰が変態よエロ日本猿。DIOね・・・。
あんた達の首に賞金をつけた奴ではあるわね」
「エロいのはあんただよッ!?こっちに近づくなよ!絶対だ!
振りじゃないからな!!」
言い返すのと説明をしだすバニーガールにシュールさを感じる。
真面目に考えても人種差別主義者で外でバニーコスとかイベントでもなければトラウマもんだよ、これが。
承太郎とポルナレフが呆れた視線を俺とバニーガールに向けるけど俺は関係無いってかアレ相手に本当は喋りたくもない。
でも、戦いになりそうなんだよなぁ・・・鬱だ。
「私は賞金稼ぎ。特に金持ち相手のね。
その中でも更に特別。日本の猿は優先的に始末するとっても世界に優しい賞金稼ぎちゃんなのよねぇ」
「お・・おい、俺は」
「やっぱ変態ってかド変態じゃないですか嫌だぁッ!?!?」
「・・・大樹ぇ」
民族差別に限定的だがサイコパス追加されてしまったら、どう考えてもド変態です。
本当にありがたくありませんでした。
倒れてるポルナレフが何か言いかけたが俺の反応に頭を抑えた。
同じく承太郎はなにも言わず溜息を吐くだけだ。
気のせいでなくバニーガールの額に青筋が浮かび恐ろしい形相になってきている。
「ふふふ・・・エロ猿の浅知恵ね(怒)。
私のスタンド、【ショッキングブルー】はもう知ってるでしょうけど驚かした相手にしか攻撃出来ない自動操縦型。
だけど驚かせた相手の体内に侵入する事で心を壊してロボットのように出来る・・・」
怒りながらやたらエロ猿を連呼しながら説明するマリスカに俺は怒ってるって事は誤解であろうとなかろうとも無自覚で認めてるってことじゃあとは言えなかった。
だって、俺が知ってる中で差別主義者なら何を言おうと戯言として聞かないか怒らず自身の非を認めず人を見る目をしないままの輩が多いもの。
「さて優しいマリスカちゃんのスタンド講座はこれにて終了。
後はアンタの始末だけ・・・よくも散々な事を言ったわね楽に殺さないわよ」
マリスカの傍に水のスタンドが控え構える。
戦闘開始間近だ。
この状況に俺は。
「あら、猿が一匹で戦うつもり?
随分となめられたものね・・・それとも猿だから実力差が分からないのかしら?」
一人でも戦う。
現実を見えてないと言われるだろう。
だが、それでも俺は一人で何か大きな事を成し遂げた事がない。
自信が欲しいのもある。
「・・・承太郎、ポルナレフ。すまないが、そこで待っていてくれ。
出来るだけ早く終わらせるよう頑張る、これが」
「てめえ、なに馬鹿なこと言ってやがる。
お前のスタンドは真っ向勝負に向いてないだろうが」
「そうだぜ!無理するんじゃねーよ!ここは俺と承太郎が」
何よりこの2人を見捨てられない。
この2人をド変態相手に見捨てると自身の中の何かが終わる気がするのもあるが見捨てて死ぬより見捨てずに抗いたいと。
今、初めて思っている。
本音を言えば強面の承太郎に凄まれて睨まれたら退いてしまいたいのだが、こればかりは譲るわけにはいかなかった。
「そうだな。でも悪いけど断るぜ、これが。
これからDIOをしこたまブン殴りに行くって人間がこんな正真正銘のド変態に手こずっていたら足手まといにしかならないだろう?
・・・だから、ここは俺一人で十分だ、これが」
「こんな・・ですって?また変態と言ったな日本猿!!」
マリスカが何かを言っているが無視して決意を告げる。
ステッペンウルフのエンジンを鳴らす。
意地を通すのに賛同しているように。
幼い頃から逃げる事が多い俺は信用されるか心細かったが。
「・・・分かった。頼むぜ、大樹」
「承太郎!?・・ちッ。どの道ダメージ抜けてない俺達は役に立たねえか。
勝てよ大樹!必ずだぞ!!」
「ああ!」
渋々だが承諾した承太郎とポルナレフ。
俺はそれに答える為に目の前の脅威に目を向ける。
「この私を何度も変態呼ばわり・・・です、って?
身の程知らずの猿め、いいわ。まずはアンタから血祭りにしてあげるッ!」
「正直、話すのも近付くのも億劫だが言ってやるよ、これが。
イベントでも無いのに路地とは言えバニーガール姿で散々に変態じみた事を言う女が変態でなく何だと?
礼節を考えてる様に見えるだけで失礼をかますお前には今まで言うのは可哀想かと思ったけど言わせてもらったぜ」
そのままステッペンウルフでマリスカに突っ込む。
スタンドは自動操縦かつ液体なのでダメージのフィードバックは見込めないので本体を狙うしかない!