俺はなんだってこんなところに   作:駄作

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明日は不定期関係なく一回だけの投稿です。


14話 銀の戦車

目が覚めるとジョセフさんが波紋で止血してくれていて周りは海の上だった。

 

ジョセフさんの波紋あったかいなりぃー。

何か懐かしい感覚があるなぁ、て。

 

コ○助化してる場合じゃない!

 

どうやら不時着は変えられなかったらしい。

 

話を聞くと花京院が俺に向かっていきそうなタワーオブグレーを挑発で標的を自身に変え。

エメラルドスプラッシュで特定の範囲におびき寄せて、触脚で串刺しにして撃破。

スタンド使いは荷物置き場の袋に小型の酸素ボンベに脱出用パラシュートと一緒に入っていたらしくその中から舌と額が裂けた爺さんが出たそうな。

 

索敵能力がないと解らないな。

アヴドゥルさんのアレは広い所か燃えても気にならない所じゃないと使えないし。

 

俺、花京院の戦略の邪魔したんじゃと謝ったら逆に花京院に感謝されたよ。

こ、心が痛い。

ニコニコするなよぉ・・・俺、知っててこの様なんだぜ。

 

その後で飛行機の左エンジンが爆弾を仕掛けられていたらしく、爆発してそのまま香港の近くで不時着になったそうな。

 

タワーオブグレーの爺さんが念を入れていたのだろう。

それでも爆弾を仕掛けるだけで良かったとは思うが。

 

花京院が安心した顔をしているので心配かけたようだ。

 

しかし、【左エンジンで爆弾】かぁ。

 

何かが気になるけど今は救助作業の真っ只中だし、治療が終わったら俺も出来る手伝いをしてこよう。

 

 

 

香港に到着。

 

ジョセフさんが連絡の為に離れるのである料理屋を集合地点として全員解散。

 

色々と店を回ると何か変な浮浪者に絡まれて襲われた。

 

スタンド使いらしく、岩を使う強力なスタンドだったんだけど肝心なスタンドの使い方が俺よりも駄目で勿体無い事になってたな。

こいつは十中八九、DIOと関係無いな。

 

撃破した後で近くに居て様子を見ていたらしい眼光が鋭いバンダナ被った傭兵の若者に勝負しないかと誘われたけど。

俺、戦闘型じゃ無いと断ったら親切にスタンドの基本的なタイプと弱点や使い方について教えてくれた。

 

外国にもあーゆう良い人いるんだなと感心したな。

DIOの配下かと疑って申し訳なかった。

 

お礼を言って別れた後で何か意味深なまた会うかもしれないと言われたけど何なんだろう?

とりあえず聞いた内容をメモに書いておこう。

 

 

 

そんなこんなで皆で料理屋に集合して相談中です。

飯はまだ頼んでいないが茶を飲んでる。

 

50日以内でDIOを倒さないといけない。

飛行機はもう使えない。

 

一般人が巻き込まれるし、俺の負担がでかくなるとアヴドゥルさんに言われた。

承太郎も花京院もジョセフさんも同様らしいのか頷いて悩んでいる。

 

いや、確かにそうだけど。

もう行くと決めた以上は出し惜しみしないし、健康には気を使う方だから心配しすぎだろ皆。

 

・・・はい、無茶したのが原因ですね。

申し訳ない。

 

全員が渋い面で頭を悩ませる中でジョセフさんが船で行く提案をしてきた。

 

海なら遭遇戦を低目に防げると考えたんだろう。

国境も面倒だからそれがいいとアヴドゥルさんが賛同して花京院、承太郎は素人なので任せると言う。

 

「質問いいですか?」

「何だ?反対なのか?」

 

ジョセフさんが疑問そうに聞く。

そうじゃない、俺が心配なのは。

 

「俺も賛成ですが疑問があります。

船員はスピードワゴン財団かその紹介で集められるんですよね?」

「そうじゃな。・・そういう事か。

緊急だからと言ってセキュリティは甘くはならないぞ」

「だとしても現場から集めるのだけは時間が少し掛かっても辞めた方が良いでしょうね。

それが駄目でも徹底的に確認してから乗りましょう。

スタンド使いならば能力によりますが有り得るんじゃないかなと」

「ふむ・・・」

 

船長に成り代わられるんだよな。

或いは初めからそうだったかもしれないが本人の主張と性格から成り代わりの方だろうな。

ジョセフさんが悩んでいるがちゃんと受け取ってくれてると信じよう。

 

「解った。財団に話を通しておこう」

「お願いします」

 

よし、これでなんとかなる。

ジョセフさんと話している間に花京院が承太郎に香港のお茶の礼儀教室が終わっていたようだ。

 

店員が離れていくとメニューの本を持った隠しきれない頭髪の男がこちらに近付いて来る。

あの有名なAAの生まれたあの人が来るみたいだ。

 

「すみませーん。ちょっといいですか?

私はフランスから来た旅行者なんですがどうも漢字が難しくってメニューが解りません。

助けて欲しいのですが」

 

ポルポルさんがログインしました。

 

生で見たせいかテンションがおかしくなってつい日本語で口走ってしまった。

 

「柱のような男・・銀の電柱」

「ブッホッ!?プフゥー・・・」

「わぁー!花京院、吐くな!俺に被害が!?」

 

花京院が茶を吹いた!

対前にいた俺に被害が!!

天罰かい!

 

花京院はプルプル震えながら笑いを堪えてる。

そんなにツボに入ったか?

 

ナプキンで拭きながら周りを見たら。

 

「おほん!無様な所を見せてしまった。

侘びと言ってはなんだが一緒にメニューを取ろう・・・」

 

ジョセフさんは年長らしく冷静に対応しているな。

でも、足の指に力が入ってるのか丸めてるのが靴の上でも解る。

そして、プルプル震えてるってことは笑いを堪えてるな。

 

アブドゥルさんは解らなかったようだ。

日本語で無くネタの方だ。

疑問そうに様子を見てる。

 

承太郎は。

 

「嘘だろ承太郎」

「・・・・・・」

 

初めて会った時と同じく思わず呟いたよ。

 

帽子で顔を隠してる・・・。

え、今お前笑顔になっちゃってるの!?

 

緩んだ顔を見てみたいけどオラオラされそうなんで止めておこう。

 

ポルナレフは不思議そうだが解らない方がいい。

てか、ごめんなさいと心の中で謝っておく。


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