黒ウサギに連れられコミュニティに向かったのは
そして、残る二人―――逆廻十六夜と窓付き―――は、
その二人は、いや窓付きは現在―――
「「ごめんなさい………」」
―――十六夜と蛇神を
時は
★ ★ ★ ★ ★
―――逆廻十六夜は窓付きを手に持ちながら、
「―――よしっ、到着だぜ!」
「くぺっ」
「おい、窓付き大丈夫か?女性として出しちゃいけないような声出ちゃってるぞ」
「い、十六夜の、せい、でしょ………」
「悪かったな。でも、お前って
「その、時は、『エフェクト』を使ってたから、まだ、大丈夫だった、それに、今回は、その時より、苦しかった………」
「『エフェクト』、ねぇ……お前が変身したアレのことか?」
「スー、ハー……。大体合ってる。正確にいうならアレ―――『★まじょ★』は、『エフェクト』の一つ」
「ふーん、そうか………」
興味ありげに、いや事実興味があるのだろう。十六夜は窓付きをまじまじと観察する。
「よし、窓付き。他の『エフェクト』見せ―――『む?我の
声のした方を向くと、白くて長いモノ―――身の丈三〇尺強はある巨躯の大蛇が
「オイオイ、窓付きよ。どういう訳だか知らないが
窓付きの『エフェクト』を見ようとするのを邪魔されて不機嫌になった十六夜が相手を馬鹿にする。
『ほぅ?只の羽虫かと思えば、どうやら力の差も
「『あ゙ぁ゙?』」
「ヤハハ、力の差の判ってない大蛇(笑)が何馬鹿な事を言ってんだ?
『我を
「オイオイ、
『
これまた一瞬の静寂。
「『
「―――ねぇ」
「『
「ちょっと、そこに正座しようか」
―――『チェーンソー』を手に持ち、返り血を浴びている窓付きの
★ ★ ★ ★ ★
「
「いや、お前の
「なにか?」
「―――いや、ナンデモナイデス」
「それに
「……出会って間もない蛇神に
「問題でも?」
「い、いや!何も問題無いのじゃ!」
「
浴びた返り血を洗い終えると窓付きは十六夜と蛇神―――聞くと、白雪と言うらしい―――に
「(小僧!何なのじゃ、先程のモノは!?
「(俺にはアレがチェーンソーを模した強力なチカラだということと、恐らく窓付きの持つ『エフェクト』という奴だという事しかわからなかった。一体何者なんだ、窓付き………)」
「……(この身体になって、少し
「やっと見つけましたよお馬鹿さまぁぁ………って、何なのデスカ、この空気は」
「
「蛇神が喧嘩を吹っ掛けた。
「小僧が喧嘩を吹っ掛けた。そして窓付き怖い」
「十六夜に引っ張られて
「成程、さっぱり意味がわからないのデス……」
口々に言葉を重ねる三人に対して
「言ってる事はわかるのデスが、理解できません。何故窓付きさんは蛇神サマに説教なんて出来たのデスカ?」
「ん?私がその時
「偶々で返り血なんて浴びるものなのデスカ!?」
「(どういう事デス?返り血を浴びて平然とするその精神、とてもじゃありませんがまともな人格をしているとは思えれません。しかし、狂人という雰囲気を纏っている訳では無い………)」
「あ、そっか。『チェーンソー』は『
窓付きは、『殺傷系エフェクト』で倒せないモノを沢山知っている。しかし、それは夢の中だからだ。そのエフェクトが現実になったとき、強力過ぎる程に強力な道具となって現れることになる。窓付きはそこまで認識できていなかったのだ。
「オイ、今窓付き、殺傷『系』って言ったよな?もしかして、複数個あのチェーンソーみたいなのがあるのか?」
恐る恐る尋ねる十六夜。それに対して窓付きは「う〜ん、と」と考える仕草をしたあと、
「だから……合計6種類、かな?」
「マジかよ………」
「まぁ、その内5個は
「「「お前(窓付きさんは)(お主は)娘がいるのか(デスカ)!?」」」
なんとなしに言ったその言葉は、爆弾だった。
今回出てきたエフェクト 3/115
チェーンソー
登場作品:ゆめ2っき
・チェーンソーを手に持つ
・誰かを斬りつけれる
・一部の邪魔なオブジェクトを壊せる
・偶にお金が手に入る