BLEACHへの転生者   作:黒崎月牙

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どうも、こんにちは。黒崎月牙です。

予想以上にお気に入り登録されていて驚きです。

ちなみに、25巻は個人的に好きです。一護VS一護は必見です。

それでは3話目、始まり~



生きることに意味がある

南流魂街78地区―戌吊―

 

流魂街には東西南北それぞれに

 

1から80の地区がある

 

1が一番治安が良くて

 

78なんてのは

まぁ最低のさらに下だ

 

そういうごみ溜めみてぇな街で

 

俺達は出会った

 

 

 

「こっちだ。ついてこい。」

 

「行こうぜ。ルキア、皆!」

 

 

 

そして

 

その日からルキアと京夜は俺達の中心になった

 

 

 

ルキアと京夜は変わった奴だった

 

ルキアは態度はでかくて、言葉遣いは男みたいで

 

だけど何をしていても

 

どこか気品のようなものが漂っていた

 

京夜はいつも俺達の喧嘩の仲裁に入ったり、必死で仲間を護っていた

 

さらに俺達が寝ている時に1人で鍛練をしている・・・と、思ったら

普通に寝ていたりと

 

何がしたいのか分からない奴だ

 

その上、仲間内では俺しか持っていなかった霊力の素養もルキアと京夜は持っていて

 

俺は少し悔しい思いもした

 

さらに2人はまるで1番信頼し合える仲間、相棒のようにいつも近くにいた

 

俺達はそんな2人にちょっと羨ましかった

 

 

 

俺達は皆この街が大嫌いでこの連中も大嫌いで

 

いつの間にか一緒にいて

 

どんなときも一緒にいた

 

 

 

俺達は家族だった

 

 

 

ここはクソみてぇな連中が

 

クソみてぇな行き方してる

 

クソみてぇな街で

 

大人はみんな盗っ人か人殺し

 

ガキどもはみんな野良犬

 

周りはそんな連中ばっかで

 

そして

 

そんな生活から抜け出すには

 

手段は1つしかなかった

 

 

 

「恋次、京夜、死神になろう。死神になれば瀞霊廷に住める。あの中は住みよい場所だと聞く

 

「・・・ああ」

 

「・・・そうだな」

 

俺達は皆たった1人でここへ来て

家族を求めて身を寄せ合った

 

この街は

 

そんなガキどもが生きるには

 

少しばかりキツイ場所だった

 

ルキアと京夜が俺達の仲間になって

 

10年が経っていた

 

 

 

仲間は誰もいなくなっていた

 

 

 

 

 

「「―死神になろう」」

 

 

 

 

 

 

 

 

オッス!俺の名は京夜!今作の主人公!

 

・・・あれ?そんな雰囲気じゃなかった?

しんみりシリアスの雰囲気が台無しだと思ってる?

この作品がシリアスで終わる訳無いでしょうが!・・・って痛!!ちょっ、まっ、石投げないで!痛いからさ!!

 

え〜と、皆さんも気になっていたと思いますが・・・え?気になってない?うん、まぁ無視しよう。

俺は恋次やルキア達が寝入った隙に修行をしていた。けど、さすがに毎回している訳じゃない。1日置きでやったり、3日やったら1日休んだりと計画的にやっている。

そのお陰かチート能力のお陰か分からんが精神世界に行けて、俺の斬魄刀の名前も聞けた。

ん?死神になってないのに何で斬魄刀の名前が聞けるんだよ、ってか。まぁ~あれだ。将来、死神になるからじゃねぇの?

矛盾してるだと?う、うるさい!細かいことは気にするな!

 

え~と・・・どこまで話したっけ?あ、名前を聞けた所からだっけ。そう、それで俺は精神世界であいつらと出会った―黒と白の金剛力士像に―

 

「えぇと・・・ここは・・・」

 

そこは霧がかかって視界が悪く、水音が聞こえる。今座っている場所は蓮の上だった。

 

『『汝よ、よくぞ来た。』』

 

正面から黒い金剛力士の阿像、後ろから白い吽像が現われた。

 

「あの・・・君たちは・・・?」

 

『『汝よ、答えよ』』

 

「あの、答えよって、俺に答えてほしいんだけど」

 

『『汝よ、力を欲するか』』

 

「無視かよ!・・・まぁ、欲しいな。」

 

すると黒の阿像は俺に手を差し伸ばす。

 

『力を求めているのなら我の光の力を貸そう』

 

その直後、吽像も俺に手を伸ばしてきた。

 

『力を求めているのなら我の闇の力を貸そう』

 

「え・・・えぇと・・・」

 

『『さぁ、答えよ汝!どちらを選ぶ!」

 

「俺は・・・」

 

俺はフッと笑った。何だ、そんなの簡単じゃないか。

 

「俺はどっちの力も欲しいな」

『『なに?』』

 

「だって、皆を護れる光のちからは確かに欲しい。でも、守ってばかりじゃだめなんだ。敵に勝てる力も必要なんだー貪欲かもしれない、けど!その位仲間を、家族を護りたいんだ!!」

『『・・・正解だ』』

 

「へ?」

 

『我々には光の力も、ましてや闇の力も無い』

 

黒の阿像は白の吽像に向かって歩き出す。

 

『我々は汝を試したのだ。我々を使うのに値するかどうかを』

白の吽像も黒の阿像に向かって歩き出す。

 

そして2人は拳を突きだし、合わせる。

 

『『我々は2つで1つ。混沌の力。この力を京夜に託そう。』』

「今、俺の名前を・・・」

 

『『我々が主と認めた証拠だ。さぁ、聞くのだ。我々の名を・・・』』

 

俺は名前を聞いた。それがお前らの名前・・・

 

俺は立ち上がり、2人が合わせてる拳に俺も合わせる。

 

 

 

「ありがとな。ー鬼神ー」

 

 

 

 

 

と、いう感じで聞けたのでございます。やっぱりね、あれだよ。正直者は特をするってことだよ。

ちなみに一応、始解はできるけど卍解はまだだめらしい。もう少し時が経ってからだって。

 

それで俺らは死神になるために真央霊術院に入ることになった。

 

 

~~入学する日の朝にて~~

 

 

 

「・・・では行って参ります。父上。母上。」

 

吉良イヅルは拝みながらそう呟く。その目の前には墓石が建っており、そこには父親の名と母の名が刻まれていた。

 

その時、木の上から不自然な音が聞こえる。最初の方はガサガサ・・・という音だったが次第にそれはメキメキ・・・という音に変わる。そして吉良が「?」と疑問に思ったその時だった。

 

バキバキバキ

 

「ゴウッ!?」

 

・・・枝が折れて木の上から恋次降ってきた。落ちた所は不運にも墓石に。

 

「うぐぁ・・・み・・・みぞおちに・・・・・・」

 

「な・・・な・・・な・・・っ」

 

吉良は突然のことで驚く。まぁ、誰だって驚くか。

恋次が悶絶していると吉良の後方から人が現れる。

 

「そら見たことか恋次!だから木の上で寝るのはよせと言ったではないか!!」

 

「うわあ!?」

 

大量の落ち葉の中からルキアが現れる。

当然、吉良はさらに驚く。しかし、追撃と言っていいようにもう1人現れる。

 

「馬鹿だなぁ。相変わらず学習しねぇな。恋次は。」

 

「貴様もだ、京夜。」

 

「え?なんで?」

 

「そんな汚れた服装で1日過ごすのか?」

 

「うおっ!しまった!?」

 

「・・・って、ああ!!僕ん家の墓がぁー!?」

 

そう、京夜は墓の下から現れたのだ。出てくるには墓石をどかすしかないので、それは今横になって倒れている。

哀れ、吉良家・・・

 

「な・・・何だ!?何なんだ君たちはーーー!?」

 

「はい?」

 

恋次は静かにそう答えた。




どうでしたか?
楽しめましたか?

多分、これ以来、鬼神はあまり出てこなくなると思います。

次は真央霊術院でのお話です。雛森をどうしようかな~ウヘヘへ・・・すいません、気持ち悪かったですね。

さて、また次回!byebye!!

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