インフィニット・ストラトスΔ(デルタ)   作:Empire

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就活でなかなか書けない…
皆様申し訳無いです…



第五話 心の傷

 

ドイツで行われたモンド・グロッソの警護をしていたデルタ・フォース

 

しかし誘拐事件が起きてカズマとウィノは織斑一夏ともう一人誘拐されていたエミリア・リィンフォースを救助、保護した

 

後にエミリアはデルタ・フォースのメンバーに召集されたメンバーである事が解り、ドイツに設立されたデルタ・フォース中間基地でエミリアは身体の怪我を治して、織斑一夏は心のケアを施された

 

 

 

 

 

 

 

 

デルタ・フォース ドイツ中間基地

 

 

ウィノ「どう?体の調子は?」

 

エミリア「お陰様で全快です、ご迷惑をお掛けしました」

 

エミリアは身体の怪我が全快し、デルタ・フォースの制服を身に付け、カズマとウィノと共に織斑一夏の見舞いがてら挨拶に向かっていた

 

 

カズマ「しかしなんで誘拐されていた?」

 

エミリア「あの…私はリィンフォースの娘ですので…」

 

 

カズマ「リィンフォース……あのリィンフォース社の?」

 

ウィノ「リィンフォース?」

 

カズマ「リィンフォース社、このデルタ・フォース…いやアメリカ軍の電子機器、並びにIS兵器を製造している国家認定の企業だ」

 

ウィノ「え!?そうなの?」

 

エミリア「えっと…知らなかったんですか…?なんか……悲しい…」

 

有名な自分の会社が知らない人がいた事にトホホな表情のエミリア

 

カズマ「普段ファッション雑誌しか見ないから…ウィノは」

 

ウィノ「うっ…」

 

 

 

 

三人は談笑しながら織斑一夏のメディカルルームに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブライス「む?お前ら…」

 

織斑一夏のメディカルルームの前にブライスが立っていた

 

カズマ「ブライス隊長…何故ここに?」

 

ブライス「俺はアイツに伝えたい事があってな…そして君が…」

 

ブライスはエミリアを視線に捉えた

 

エミリア「はい!本日付けでデルタ・フォースに配属されました、エミリア・リィンフォースと言います!」

 

敬礼をして挨拶したエミリア、ブライスはその様子を見て頷いた

 

ブライス「ほう、お嬢様と聴いていたが…なかなかしっかりしてるじゃないか」

 

 

エミリア「私は他の温室育ちとは違いますので…」

 

 

ブライス「そうか…まあ期待してるぞ」

 

ブライスはメディカルルームのドアを開け、中に入った

 

カズマ達もブライスに倣って中に入った

 

 

 

周りが白色を基調とした壁で、所々に花柄がある

まるで病室と同じである

 

そのベッドに座っていたパジャマ姿の日本人の少年がいた

 

 

 

 

一夏「……あなたは…」

 

入ってきたブライス達に気付いた

 

ブライス「気分はどうだ?織斑一夏君?」

 

一夏「あ…はい、大分良いです」

 

エミリア「良かったです…御元気そうで」

 

エミリアが一夏の手を取って言った

 

一夏「エミリア…?何だその服…」

 

エミリア「実は…私は軍人なのです…デルタ・フォースと呼ばれるアメリカ軍のIS部隊ですわ」

 

一夏「IS部隊!?」

 

ブライス「まぁ…最近出来た部隊だがな、人数も少ないんだな…っと織斑……ああ面倒だ一夏で良いか?」

 

一夏「構いません…」

 

ブライスは一呼吸を置いて言った

 

 

ブライス「一夏…先程日本政府にお前の身元引き受けを要請したのだが……日本政府は『織斑一夏という人間は戸籍上存在しない』と言われた」

 

一夏「えっ……」

 

ウィノ「そ、それって…どういう事?」

 

ブライス「更にお前の姉と妹に問い合わせた結果…そんな弟、兄は存在しないと返答が来た」

 

一夏「そ…そんな……」

 

一夏の顔が青ざめ…体が震えていた

 

一夏「嘘だ…千冬姉と春香がそんな事言う訳がない!!」

 

一夏の叫びとも言える抗議がブライスにぶつけられた

 

ブライス「悪いが…政府はそう言ったとの一点張りだ…お前は…家族と日本に見捨てられた…と言うことだ」

 

ウィノ「酷い!!そんなの…酷いですよ!!何で一夏君がこんな目に遭わなきゃいけないのですか?」

 

エミリア「そうです!!一夏様のお姉様と妹様がそんな事言うはずがありません!!おかしいですよ!」

 

ウィノとエミリアが抗議をした

 

ブライス「カズマ…頭の良いお前なら…わかるな…」

 

カズマ「…はい…」

 

ウィノ「何?どう言う事よ!」

 

カズマ「ウィノ、エミリア…ISを初めて開発したのは誰だ?」

 

 

ウィノ「そんなの…篠ノ之束でしょ!」

 

カズマ「じゃあその篠ノ之束の国籍は?」

 

エミリア「日本……ってまさか!?」

 

エミリアは気付いた様だが、ウィノはまだ気付いていない

 

カズマ「今の世界はISを基準にして成り立っている…そして日本はあのISの産みの親、篠ノ之束の母国、更に一夏の姉、世界最強のIS乗り、織斑千冬の国も日本だ…つまり今の日本は世界の影響力が最も強く、他国の国よりもその国力は強い…つまり、ISを最近開発したアメリカは過去に第二次世界対戦で日本に勝ったとは言え、今の日本にアメリカの抗議が通る訳がない…」

 

ウィノ「でも…そんな事で一夏君が見捨てられる理由にならないわ!」

 

カズマ「ウィノ…それは日本と俺達アメリカの男子の見方の違いだ…」

 

エミリア「見方の…違い?」

 

 

カズマは腕を君で壁に寄りかかって言った

 

カズマ「今の日本は女尊男卑、女が優遇されて男は蔑まれる見方だ…つまり男である一夏は蔑まれる存在…そして今の日本政府は…全員女…そして世界最強織斑千冬の家族に男はいらないという歪んだ思考が今回の一夏の対応なのだろうな…そしてその姉も、妹も…」

 

 

一夏「もういいっ!!」

 

一夏は叫んだ

 

一夏「俺は…捨てられた…千冬姉からも…春香からも……みんな…からも…」

 

一夏は泣きながらベットで横になった

 

 

一夏「俺は…どうすれば……俺は……」

 

 

 

 

これからの自分に悩む一夏、帰る場所も無く、全く知らない異国の地でどう生きていくのか…そんな事を悩んでいた

 

 

 

 

 

カズマ「…一夏…お前デルタ・フォースに入るか?」

 

 

一夏「……は?」

 

ブライス「……」

 

ウィノ「…え?」

 

エミリア「…はい?」

 

 

 

突然の爆弾発言…この場の全員の思考が凍結した

 

 

カズマ「一夏…お前、これからどう生きていくか決めてはいないだろう?」

 

一夏「ま、まあな…」

 

カズマ「だったらデルタ・フォースでお前の生き方を見つければ良い…お前の新しい生き方をな…」

 

一夏「……俺の…生き方……俺はずっと千冬姉に護られてた…いや…俺自身が強くなかったから…千冬姉は見放したんだ…春香もそうだ…俺が強くなかったから…」

 

カズマ「だったら…どうする?」

 

一夏は握り拳を強くしてカズマに言い放った

 

一夏「俺は強くなりたい!!誰かを護れるような…そういう強さを、俺は欲しい!!」

 

カズマは少し笑った

 

ブライス「はっはっは!!良く言った!!一夏ッ!!」

 

ブライスが一夏の肩を思いっきり叩いた

 

 

ブライス「一夏…お前が入ろうとしている所は…軍隊だ、場合によっては人を殺してしまう事もある、覚悟はあるか?」

 

一夏は立ち上がり、ブライスに言った

 

 

一夏「俺は…殺さないように強くなるだけです!!」

 

ブライス「はっ!!一丁前な事を言うな!一夏!」

 

一夏「はい!」

 

ブライス「明日0900までにISハンガーに来い!遅れるなよ」

 

一夏「はっ!!」

 

一夏は敬礼した

 

ブライス「ふっ…それは明日からだ…」

 

 

 

ブライスはメディカルルームを出て行った

 

 

カズマ「改めて自己紹介だな…俺はカズマ・アーディガン」

 

一夏「カズマってIS扱えるのか!?」

 

カズマ「ここのISは特別でな、俺達男でも扱えるんだよ」

 

一夏「マジ!?」

 

一夏は驚いていた、今までISは女性しか扱えないという彼の価値観を打ち破った瞬間である

 

 

ウィノ「あたしはウィノ・マクガバン、よろしくね一夏!」

 

一夏「ああ!」

 

 

 

エミリア「良かったです…改めて私は、エミリア・リィンフォースと言います」

 

一夏「ああ…これからよろしくな、エミリア」

 

エミリア「は、はい!」

 

一夏と握手するエミリアの顔は少し赤かった

 

 

ウィノ(もしかして…エミリア…一夏の事…ふふっ)

 

ウィノはそんな二人を見て笑った

 

カズマ「どうした?」

 

ウィノ「ううん、なんか一夏とても嬉しそう…」

 

カズマは一夏の表情を見た

 

とても明るい笑顔で一杯であった

 

最初見た時は暗い表情であったが、どうやらその雰囲気はない、満面の笑みだ

 

 

カズマ「一夏」

 

一夏「何だ?」

 

 

カズマ「これからビシバシ基本的な事をやるから、覚悟しろよ?」

 

一夏「解ってるぜ!カズマ!」

 

 

二人は固い握手を交わし、一つの固い絆が結ばれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここで皆さんに

一夏とエミリアのΔ-ライン、どんな追加アーマーが良いかなぁ…

一夏は原作通りですが、エミリアはどちらかというとシャルロット風のバトルスタイルです

そこで皆様の意見が欲しいです!

一夏とエミリアのΔ-ラインのアイデアを下さい!

感想にお願いします!!

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