インフィニット・ストラトスΔ(デルタ)   作:Empire

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更新遅くなりました

ちょっとしたスランプです


第四十話 祭りの気配

先日のIS学園生徒会長、更識楯無との一戦を終えて朝の6:00

 

 

いつものようにカズマはウィノに抱き着かれて眠っているが…実は寝る前にウィノに説教された

 

 

 

 

 

 

 

昨日 20:00

 

 

食堂で夕食を食べ終えたカズマ達はそれぞれの部屋に戻っていった

 

 

部屋に戻ったカズマはいきなりウィノにベットに座らされて、その向かいに彼女が座る形となった

 

 

ウィノ「カズマ…反省してるの?」

 

 

反省とは楯無との試合の事である…無茶をして危ない目に会い彼女を大変心配させた事である

 

 

カズマ「ああ…それに関しては……すまない…」

 

 

ウィノ「もう…無茶をする事はわかっているけど…限度があるわよ…」

 

 

カズマの無茶は昔から始まって、クールな外見とは思わない非常にワイルドな事を仕出かす事もある

 

その度にウィノは毎回肝を冷やしたり心配しているのだ

 

 

 

 

 

カズマ本人には自覚症状が無い為余計に悪いのだ

 

 

 

 

 

カズマ「本当にすまない…次から気をつける」

 

 

 

ウィノ「約束だよ?」

 

 

カズマ「勿論」

 

 

 

 

 

 

そう言ってお互いキスをしていつものように抱き合って寝た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日の6:00早く起きたカズマは隣で眠っているウィノを起こした

 

 

 

そしていつも通りに食堂で朝食を済ませて教室へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教室ではクラス代表である一夏の妹、春香が教壇に立って文化祭の出し物をクラス全員と決めていた

 

 

しかしその内容にカズマと一夏は表情を歪めた

 

 

 

 

 

 

「カズマと一夏のデート大会」

「カズマと一夏の執事喫茶」

「カズマと一夏のプリクラ」

 

 

 

 

カズマ・一夏「却下ァァァァァッ!!!」

 

 

二人の飛び蹴りが春香の顔面にクリティカルヒットした

 

 

春香「ぐはっ…き…強烈な飛び蹴り……って駄目なの!?」

 

 

カズマ「ああ、却下だ!」

 

一夏「何で俺達限定なんだよ!理不尽すぎるだろ!!」

 

 

一方的な出し物に真っ向から拒否するカズマと一夏

 

春香「一年一組の超イケメン二人を利用しないで何時利用するの?今でしょ!!」

 

 

カズマ「とにかく俺はやらん…」

 

一夏「同じく…」

 

断固として拒否する態度を見せる二人

 

しかしそんな二人に助け船が…

 

 

ウィノ「ねぇ春香…あたし達もカズマを商品っぽく扱われると困るんだけど…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

エミリア「一夏様は嫌と行ってるのですよ?本人の意思を無視するんですの?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

二人とも笑ってはいるが…目が笑ってない…むしろ危ないオーラを醸し出している

 

 

春香「わ、わかった!今すぐ変えるから!!ね、だから…」

 

 

その恐ろしいオーラを感じたのか慌てて今まで出ていた案を急いで消す春香だった

 

 

春香「さっき言った以外に出し物無いの!?」

 

 

 

クラスの皆が考える中、意外にもラウラの手が上がった

 

 

ラウラ「メイド喫茶等はどうか?」

 

 

春香「メイド喫茶?」

 

 

ラウラ「メイド喫茶ならメイドの格好になれるし、もし男子だったら執事の格好すれば良いではないか?」

 

 

淡々と説明するラウラ、次第にクラスの皆から賛成の声が上がる

 

 

 

 

春香「お兄ちゃん達は?結局執事の格好になるけど…」

 

 

一夏「皆がメイドの格好になるのに俺達だけそうしないのはおかしいよな?」

 

カズマ「はぁ…仕方無い…やるか…」

 

 

女子全員コスプレをするなら男子もしなければならないと思ったのか渋々了解するカズマ達男子…

 

 

 

 

 

 

昼休み

 

 

 

昼休み、食堂にて何時も通り代表候補生メンバーとデルタ・フォースメンバーが食事を取っていた

 

 

シャルロット「へぇ~四組はゲームセンターなんだ」

 

淕「友谷君に言ってリィンフォース社で開発したゲーム機数基を設置する予定ですよ」

 

 

拓巳「だからこっちはゲーム機置くのと内装だけ」

 

 

 

 

セシリア「良いですわね…準備に手間が掛からなくて」

 

 

比較的準備に手間取らない四組の出し物に羨ましいと思う四組以外のメンバー

 

 

龍真「そちらはなんだ?カズマ」

 

カズマ「こっちはメイド喫茶だ…女はメイド、男は執事になるらしい」

 

 

鈴「へぇ~一夏あんた執事になるんだ?」

 

鈴が一夏をからかう様に話し掛けた

 

一夏「るっせぇ…女子全員がメイドの格好して俺達だけそうしないのはおかしいと思っただけだ」

 

リディア「ちゃんと出来るの?女の子にあんな事やこんなことまでされるのよ?」

 

 

エミリア「あんな事や…こんな事?」

 

 

リディア「それはね…ゴニョゴニョ…」

 

 

リディアはエミリアに耳打ちして話した

 

 

 

エミリア「はうっ!!」

 

 

 

ここからはエミリアの妄想である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏「お嬢様…」

 

 

エミリア「一夏様!?どうして私の執事に!?」

 

 

一夏「お嬢様…今の私に様等は不要です…どうか呼び捨てでお呼びください…」

 

 

 

 

 

妄想エンド

 

 

 

エミリア「はぅあっ!!(ぷしゅうううう!!)」

 

 

リディアの話と妄想が終わるとエミリアの顔から湯気が大爆発した

 

 

一夏「リディア!変な事を教えるな!」

 

 

リディア「良いじゃない、初なエミリアをからかっただけじゃない」

 

 

ラウラ「なるほど…これがクラリッサの言っていた初な女なのか」

 

 

一夏「納得するな!今すぐ忘れろ!!」

 

 

リディアのからかいに顔を真っ赤にして湯気を爆発させるエミリア、それを見て突っ掛かる一夏、更に追い討ちにラウラまでからかうというカオスな状況となった

 

 

 

簪「龍真の執事姿見てみたいかも…」

 

ここで龍真の彼女、簪がぼそっと呟いた

 

龍真「俺のか?」

 

 

簪「うん…駄目かな?」

 

 

そう言って上目使いで龍真を見る簪

 

 

龍真「出来れば簪の要望に答えたいが…俺達は自分のクラスの出し物があるだろ?」

 

 

簪「あ…そうだよね…」

 

 

簪は自分のクラスの事を思い出して龍真の執事姿を諦めかけた…

 

 

 

 

春香「いたぁぁぁぁああああっ!!イケメン集団はっけぇえええん!!」

 

 

 

と食堂の入り口から春香、静寐、清香、本音の四人が猛スピードでカズマ達のいるテーブルに突撃してきた

 

彼女らはメイドの衣装と執事の衣装を選定していたのだ

 

 

 

箒「一体どうしたのだ?そんなに息を荒げて…」

 

セシリア「一人に至っては寝ていますわよ?」

 

 

本音「Zzz…」

 

 

本音は清香におぶってもらう形で眠っていた

 

 

清香「メイドの衣装を決めていたら本音がいつの間にか寝ちゃって…」

 

 

静寐「お陰でこっちは大変だったよ……そこで!!イケメン集団…」

 

 

カズマ「…|д゚)チラッ」

 

一夏「…|д゚)チラッ」

龍真「…|д゚)チラッ」

 

拓巳「…|д゚)チラッ」

 

淕「…|д゚)チラッ……?」

 

カズマから次々と左を向いて淕が右を見るとシャルロットになったので改めて見渡すと

 

「「「「俺(僕)ら?」」」」

 

シャルロット「そうだよ!!ってか今の何!?なんか漫画でありそうなシーンだけど!!」

 

 

春香「まぁ…そんな事はさておき、あたし達が選んだメイド服を男子に見てもらいたいの」

 

 

一夏「何で俺達に見せるんだよ?」

 

 

水を飲みながら質問する一夏

 

 

春香は腰に手を当てて

 

 

春香「男はメイド服の女の子に萌えー!!の感情になるじゃない!?」

 

カズマ「1/3の純○な感情ってか?」

 

 

シャルロット「それ違う!!他作品の!!てかそれ曲名!!」

 

 

 

春香「まあ…統計的には1/3じゃなくて2/3だけどなぁ…」

 

シャルロット「重ねなくて良いでしょ!?なんで関係ないとこ引きずるの!?」

 

 

ウィノ「私のカズマに対する感情は100%よ!!」

 

 

シャルロット「もう良いでしょ!?そのネタ!!最早分数じゃないよ!!」

 

 

 

ボケが飛び交うなかシャルロットのツッコミが炸裂する

 

シャルロット「あれ…僕って本当にツッコミキャラなの?」

 

 

そうなりますねぇ…メガネの某ツッコミキャラから指導を受けなさい…

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

ウィノ「ねぇ…カズマ達に見せる前にあたしに見せてよ」

 

ウィノは春香の持っていたメイド服を見た

 

 

ウィノ「うーん…なんか普通過ぎない?ほら」

 

 

そう言ってカズマ達に見せるウィノ

 

 

 

メイド服は一般的なメイド服で、オーソドックスな物だった

 

 

拓巳「いやいやメイドの衣装ってこんなもんだろ?」

 

 

ウィノ「それだとあたしが許さないのよねぇ…もっと可愛くしないと♪」

 

 

カズマ「始まった…アイツのファッションタイムが…」

 

 

 

カズマの言うファッションタイムはウィノが服を見る際に可愛くアレンジする為に部屋中のファッション雑誌を一時的に漁るのだ

 

 

そして今回

 

 

ウィノ「よいしょっと!」

 

 

鞄から数十冊のファッション雑誌が取り出された

 

 

シャルロット「多っ!?どんだけ持ってるの!?」

 

 

鈴「あ!?この雑誌最新号じゃん!!良いなぁ…」

 

 

鈴が雑誌を見て羨ましがる

 

 

ウィノ「だったら貸してあげる!」

 

鈴「良いの!?ありがとー!!」

 

 

貸してくれる事にテンションが上がる鈴

 

 

箒「凄い種類だな…これもファッション雑誌なのか?」

 

 

箒はウィノのファッション雑誌に目を奪われていた

 

 

ウィノ「箒は普段ファッションしないの?」

 

 

箒「いや…私は普段着物しか着ないから…」

 

 

箒の実家は剣道道場でこれと言った私服は持ってない、幼い頃から着物で寮生活でも着物を着用するのだ

 

 

ウィノ「えー!もったいなーい…じゃ今度の休みに女子全員でファッションしに行こうよ!」

 

 

セシリア「ぜ!全員ですの!?」

 

 

ラウラ「何故か私も含まれてる!?」

 

 

シャルロット「もうメチャクチャだよぉ…」

 

 

鈴「よっし!さんせーい!!」

 

 

春香「面白そー!!あたしも良い!?」

 

 

清香「あ、あたしも良い?」

 

静寐「私も良いかな?」

 

 

 

 

女子がファッション談義で盛り上がる中、男子達は

 

 

カズマ「はぁ…」

 

 

一夏「また始まった…」

 

 

拓巳「ウィノは一度暴走すると終わるまで止まらないからなぁ…」

 

 

淕「おまけに春香ちゃんまで混ざってるし…」

 

 

リディア「いいじゃない…元気なのは良い事だしさー」

 

気だるそうに伸びをするリディア

 

龍真「リディア…お前は参加しないのか?」

 

 

リディア「あたしファッションとか興味無いのよね…普段ジャージだし」

 

0「流石デルタ・フォース一のガサツ女」

 

 

リディア「ガサツって言わないでくれる!?」

 

 

 

ウィノ「リディア~?普段ジャージで過ごしてるのぉ?」

 

 

リディア「げっ!…い、いやぁ…その…」

 

 

 

ウィノに詰め寄られてたじろぐリディア

 

 

ウィノ「はいリディア参加けってーい!!!」

 

 

リディア「ちょっと!?あたし参加するって一言も…」

 

 

エミリア「リディアさん…あとで部屋見せてもらいますね…」

 

 

 

リディア「へ…部屋は…ちょっと…」

 

エミリア「どうしてですか?部屋が散らかってるかどうか見るだけですよ?デルタ・フォースの宿舎は酷い有様でしたから」

 

 

 

 

 

そう…リディアはガサツな女らしく、部屋がいつも散らかっているのだ

 

 

あの千冬の部屋並みに散らかっており、更にそこいらに服が脱ぎ捨てられているわ、足の踏み場が無いわとにかく酷い

 

 

一度セカンドチームの隊長シュウに注意され、すべて片付けたが物の二日経ったらまた元に戻っていた

 

 

 

 

 

 

0「これが今朝のリディアの部屋だよ!!」

 

 

0がディスプレイにリディアの無残に散らかっている部屋を映した

 

 

 

 

鈴「うわ…」

 

 

セシリア「な…なんですの…これ…」

 

 

ラウラ「酷い有様だな…」

 

 

箒「これぞ本当のゴミ屋敷だな」

 

 

シャルロット「ここまで散らかってるの初めてだよぉ…」

 

 

春香「うわ…お姉ちゃんと同じ…いやそれ以上かも…」

 

 

簪「片づけしないと…」

 

 

 

 

リディアの部屋を見たメンバーは全員ドン引きした

 

 

 

 

 

 

 

 

その後ウィノが清香達と一緒に食堂を後にした

 

 

本音は未だに眠ったままである…

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ文化祭の日を迎えた

 

 

 

 

 

 

 




ここで質問!!

あなたは誰のメイド姿が一番萌えますか!?


答えは感想にて!

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