インフィニット・ストラトスΔ(デルタ)   作:Empire

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ルオンさんのオリキャラ案を登場させます

ちょっと設定を変えていますが…




第十九話 新たな仲間

IS一機、コアをナイフの様な形状の物で貫かれて爆散した

 

 

カズマ「次!!」

 

ドラゴン形態でカズマに向かってくる無人機をコールド・ブレードで真っ二つにしてまた撃破

 

 

無人機襲来から既に30分は経っている。

 

四機の中でビームのエネルギーが限界なカズマはコールド・クナイを投擲しつつ、コールド・ブレードで切り裂くと近接戦主体のバトルスタイルに変えている

 

 

ウィノ「しつこいって言ってるでしょ!!」

 

 

その後方でウィノも無人機二機をすり抜けると同時にビームトンファーでコアを切り裂いた

 

 

現在カズマとウィノ、一夏とエミリアの二組で無人機の集団と戦っている。

 

 

 

 

一夏もH.V.Sを二本抜刀して敵ISの群れに突撃していった

 

その動きには無駄がなく、五機の無人機を全て一太刀で仕留めていった。

 

 

一夏「もういい加減にしろ!何で学園を襲うんだよ!」

 

エミリア「一夏様!左!」

 

一夏の左側からブレードを展開して接近する無人機をエミリアが炸裂式スナイパーライフルで撃ち抜いた

 

 

8『一夏!大丈夫か!?敵の総数は減ってきている!がんばれ!』

 

 

一夏「ああ!でも…キツいぜ…」

 

 

エミリア「なら一気に終わらせます!!カズマさんウィノさん!私の射線上から離れてください!!」

 

 

カズマ『わかった!』

 

ウィノ『OK!』

 

 

エミリアはあらゆる重火器を全身に装着し敵IS集団をロックオンした

 

 

エミリア「全弾行きます!」

 

 

エミリアの怒濤とも言える激しい一斉発射が行われた、マイクロミサイル、ガトリング、バズーカの弾頭は全部敵のISに直撃し、殆どが撃墜した

 

 

エミリアのアサルトアーマーは一対多を主として設計されているので、この様な場面は全身のミサイル、両肩のガトリング、両手のバズーカでのフルオープンアタックが有効なのである。更に本人の技量も合わせてその威力は絶大である。

 

 

 

8『周辺に敵機無し……いや…何だ!?』

 

カズマ「どうした8!?」

 

 

8『超高速で接近するISを確認!…何だこれ?…とんでもない熱源だ!一時の方向!!』

 

 

四人がそちらに向くと真っ黒なフレームのISが出現した。

 

フォルムは先程の無人機とほぼ似ているが、このISは変形がないのかずっと人型で飛んでいる。

 

 

 

カズマ「こいつが隊長機か?」

 

ウィノ「たった一機で!?舐められた物ね…」

 

一夏「こいつを倒せば終わるんだな!」

 

エミリア「ええ、あと一息頑張りましょう!!」

 

 

四人はそのISに突撃したが、そのISはその場から消えた

 

 

カズマ「な!?」

 

ウィノ「え!?」

 

一夏「ちょ!?何処に!?」

 

エミリア「きゃあっ!!」

 

一夏「エミリア!?」

 

 

なんと黒いISは一瞬でエミリアの懐に入り、ブレードで一撃を与えていたのだ、直ぐ様ショットランサーでエミリアは反撃するが、元々格闘戦などしたことがないエミリアは押されていた。

 

 

一夏「やめろぉっ!!」

 

一夏も加勢して黒ISと鍔迫り合いとなったその時に、ウィノが高速格闘モードで黒ISに突貫した

 

 

ウィノ「その体制なら…外さない!!」

 

が、

 

黒ISは腰から何かを発射してそれがウィノに直撃した

 

ウィノ「な!何!?何なのこれ!?」

 

ウィノのISが白いネバネバした液体に纏わり付いて、機体が動かなくなった

 

8『トリモチだ!暫く動けないぞ!!』

 

ウィノ「そ…そんな…ってこっちに来る!」

 

黒ISは一夏を蹴飛ばしてウィノに向かった

 

 

その黒ISに蒼いビームが放たれた

 

 

カズマ「やっとビームのエネルギーが回復した…」

 

8『チャージ完了、ビームが使用出来るぞ!』

 

 

カズマはビームライフルショーティーを取り出して黒ISに乱射した

 

 

黒ISは不規則な動きでライフルショーティーを躱し、その躱すタイミングを見計らってウィノが一撃を与えようとするが避けられ、一夏も同じように斬り込むがこれも防がれて、遠距離からエミリアがスナイパーライフルで援護するがこれも当たらない…

 

 

この四人の同時攻撃を黒ISは難なく躱し続けているのである

 

 

8『これ…生体反応!?カズマ!このIS人が乗ってるぞ!』

 

8がISに生体反応を確認して報告した

 

カズマ「やっぱりな…無人機にしては動きが良いと思った…」

 

そう呟くカズマに敵ISは腕部のビーム砲を放った

 

 

無駄の無い動きで避けるが、次の瞬間

 

 

 

突然水中から撃墜した筈の無人機二機が飛び出してカズマの両腕を掴んで動きを止めた

 

カズマ「な!?しまった!」

 

そして正面から敵ISがブレードを向けて突っ込んでくる

 

 

ウィノ「カズマァッ!!」

 

一夏「駄目だ!間に合わない…」

 

エミリア「カズマ様!」

 

 

 

カズマ「くそっ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が次の瞬間

 

「カズマ…お前はここで終わる奴じゃ無いだろ」

 

カズマ「!?…この声……まさか!」

 

 

誰かの声が聞こえたと同時にカズマの腕を掴んでいた無人機が爆散した

 

 

両腕の自由を取り戻したカズマは突っ込んでくる敵ISを回避して、その後ろをヘビーライフルで撃った

 

 

後ろにビーム受けた敵ISはよろけてスピードが鈍った

 

 

ウィノ「そこよ!」

 

 

ウィノが高速格闘モードで敵ISに追い付いてトンファーと脚部ビームブレイドの四連撃で吹き飛ばし

 

吹き飛ばした方向に一夏が陣取って、ヴァリアブルアームズ・ソードモードで切り上げた

 

 

その切り上げた敵ISをエミリアがマイクロミサイルで追い討ちをかけて

 

 

最後にカズマがヴァリアブルアームズ・ソードモードで敵ISのコアを切り裂き、敵ISは海に墜落した

 

 

 

カズマ「はぁ…はぁ……やったか……」

 

ウィノ「お…終わったの…?」

 

一夏「8…敵は?」

 

8『反応無し、防衛成功だな!』

 

エミリア「よかったぁ…」

 

エミリアは安堵のあまりぐったりとなった

 

 

 

カズマ「お前たちにも感謝しないとな……龍真、拓巳」

 

 

ウィノ「え?」

 

 

カズマがとある二人の名前を呼んだ途端、上空から灰色と焦げ茶色のΔ-ライン二機が降りて来た

 

 

 

「どうやら間に合ったみたいだな…カズマ…」

 

カズマ「本当…ナイスタイミングだったぜ…龍真」

 

 

カズマと話している黒髪のウェーブの掛かった少年は龍真・R(ローゼス)・神崎

(モデルはガンダム00の刹那・F・セイエイ)

 

カズマと同じハーフでアメリカと日本のハーフである

 

 

元々日本に住んでいたのだが…何かしらの理由でアメリカに移住する事となり、そこでIS適性検査受けたらカズマと同じA+であった

それが元でデルタ・フォースにカズマが入った一年後に入隊、デルタ・フォースのセカンドチームとして活躍していたのだ

 

 

カズマ、ウィノと同じスクールに通っており、性格は基本無口だが、カズマやウィノ

達、そしてデルタ・フォースのメンバーとは明るく話し合う

 

 

一夏「拓巳!お前来てたのか!?」

 

 

拓巳と呼ばれた少年は長い髪を三つ編みで留めている茶色のヘアスタイル、顔立ちは無邪気さがある

(モデルはガンダムWのデュオ・マックスウェル)

 

フルネームは初狩拓巳

 

拓巳「おうよ!正義の死神が助けに来たぜ!」

 

彼も龍真と同じく何かしらの理由でアメリカに移住する事となり、カズマとスクールで出会って仲良くなった間柄である

 

龍真と同じくIS適性検査でA+を叩き出してデルタ・フォースに入った

 

 

性格はお調子者で人懐っこい

 

 

8『おーい!積もる話は帰ってからにしろー』

 

 

8の言葉で六機はIS学園へと帰還した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園に帰還するとブライスと千冬が待ち構えていた

 

 

ブライス「うむ、ご苦労だったな…学園被害は0だ、よくやった」

 

 

「「「「はっ!」」」」

 

六人は敬礼をした

 

 

ブライス「龍真、拓巳、よく間に合ったな」

 

 

ブライスは龍真と拓巳に向いた

 

 

龍真「ギリギリでした…」

 

拓巳「間に合って良かったぜ…仲間に死なれちゃ困るからな…」

 

 

ブライス「うむ…既に聞いていると思うが、ここの防衛に就くと言うことは、学園に入学することだ」

 

 

龍真「はい!」

 

拓巳「やっぱそうなるのかぁ…勉強はもう良いぜ…」

 

真面目に返事する龍真と愚痴を言う拓巳、二人の性格の違いが良くわかる

 

 

千冬「そして、お前達が編入するクラスの担任が私だ」

 

千冬が一歩前に出て自己紹介した

 

 

拓巳「こりゃまた…キツい教師だこと…(バシィィッ!!)いってぇっ!?」

 

千冬「無駄口を叩くな…良いな?」

 

拓巳「へいへーい…(バシィィッ!!)いってぇっ!?」

 

千冬「返事は一回だ」

 

拓巳「はい!!」

 

千冬の代表的必殺技出席簿アタックが拓巳の頭にクリティカルヒットし、脳天から煙が出ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから食堂でデルタ・フォースのメンバー、セシリア、鈴、シャルルと一緒に昼食を取っていた

 

 

 

 

セシリア「全員無事で良かったですわ…本来なら私も行きたかったのですが…」

 

シャルル「仕方無いよ…この場合はIS学園の防衛任務をしているデルタ・フォースが適任だよ…僕達が行っても邪魔になるだけだし…」

 

鈴「何はともあれ、全員無事ならそれで良いんじゃない?それと龍真って日本人?何か間にローゼスって付いてるけど」

 

 

鈴は龍真の名前を聞いて日本人かどうかを聞いた

 

龍真「正確にはアメリカと日本のハーフだ」

 

鈴「じゃあカズマも…」

 

カズマ「俺はアイルランドと日本だ」

 

鈴「へぇ…二人ってかなり日本人っぽくない?」

 

ウィノ「龍真は名前にRって付いてるからそれだけでハーフっぽいんだけどね」

 

龍真「ハーフっぽいじゃない…実際にハーフだ…」

 

ウィノのからかいに突っ込む龍真

 

 

拓巳「…なぁ…ここに…虚さん…いるか?」

 

拓巳が一夏にある質問をした

 

一夏「はぁ?誰だそれ?」

 

拓巳「布仏虚だよ!お前知らねーのか?」

 

一夏「布仏……もしかして本音の関係者か?」

 

拓巳は本音の名前を聞いてビックリした

 

拓巳「お前、本音知ってるのか!?」

 

 

本音「あ!たーくんだやっほー!久しぶりー」

 

カズマ達のテーブルに本音と簪がやって来た

 

 

龍真「簪…」

 

 

簪「龍真…くん……」

 

 

その中で龍真と簪はお互い見つめ合っていた

 

 

 

 

一夏「あの二人…どうしたんだ?」

 

一夏は見つめ合って動かない二人を心配したのか拓巳に質問した

 

普段何事にも動じない龍真が 目を見開く程に驚いているからだ

 

拓巳「実はな…龍真が日本にいた時な、簪に告ったんだよ」

 

 

 

小声で拓巳が言った途端、全員が驚いた

 

 

ウィノ「マジ!?どうだったの!?」

 

小声で拓巳に聞くウィノ、興味津々な様子だ

 

拓巳「それがさぁ~簪の父親に男を磨いてから来い!って言われてさ、アメリカに飛ばされたって訳、あ、因みにあいつの姓の神崎ってのは、更識に仕えていた家系で、ローゼスってのは母親がアメリカ人のミドルネームだ」

 

本音「で~も~、たーくんだってお姉ちゃんに告っておとーさんにアメリカに飛ばされたもんねー」

 

 

拓巳「だーっ!!俺の事ァ良いんだよ!!」

 

 

 

カズマ「成る程な…道理で俺とウィノが見つけた時ボロボロだった訳だ…」

 

二人がアメリカに飛ばされた際、所持金無しという状態で路頭に迷っていた

 

 

 

空腹で死にそうだった二人はカズマの家の前で休んでいた時カズマとウィノに出会って仲良くなり、カズマの家で食事をご馳走して貰った事から二人はカズマとウィノを命の恩人として見ている

 

 

 

 

 

 

 

龍真「簪……久しぶり…だな」

 

簪「龍真くん…お帰り…!」

 

簪は龍真に抱き着いた

 

 

龍真「か…簪…どうした!?」

 

簪「ねぇ…あの時の返事…良いかな…」

 

龍真「あの時の…」

 

 

龍真はかつて簪に告白した時を思い出した

 

 

簪「良いよ…私も…龍真君と付き合いたい…」

 

龍真「…良かった…今の俺は…簪から見えて立派か?」

 

簪「うん…とても立派だよ…凄く格好いいよ…」

 

 

と二人は何かといい雰囲気であるが…

 

 

 

 

8『良い雰囲気の所悪いけどさ、周り見てくんない?』

 

 

二人は周りを見たが、二人のイチャイチャぶりを目の当たりにした全員はニヤついていた

 

 

簪「……っ///」

 

恥ずかしさの余り顔を龍真の胸に埋めた簪であった

 

 

 

 

 

 

 

こうして新たなデルタ・フォースのメンバー、龍真・R・神崎と初狩拓巳が加入したのだった

 

 

 

 




龍真と拓巳のΔ-ライン

龍真

Δ-ライン・スタンダードアーマー/キャバルリー
シールドエネルギー総量750

カズマのスタンダードアーマーのジェネレーター出力強化版の追加パッケージを装着した状態である

これによって機動性は多少犠牲になるが高出力のビームによる射撃は強力である

武装
出力調整可能型ビームランチャー
ビームランチャー銃身下部ガトリング砲
ビームセイバー×2

量子化武器
50mmアサルトライフル×2


主兵装のビームランチャーは出力をライフルモード、スナイパーモード、キャノンモードに変更可能で、様々な状況での運用が出来る

近接武器としてビームセイバーを搭載している

更にビームランチャーのエネルギーチャージの変わりの射撃武器として量子化武器に
アサルトライフルを装備している



拓巳

Δ-ライン・ミラージュアーマー
シールドエネルギー総量630

隠密行動を可能とした特殊フィールドを展開する事でハイパーセンサーやレーダーの索敵を無効化にして、機体を完全に透明にする機能を持つ

これによって奇襲や電撃作戦等を優位的に行えるのである

武装
ツインビームサイズ
スラッシュアンカー
ショックウィップ


主兵装のツインビームサイズは普段はビームを出さずにしているが、攻撃時に高出力のビームを展開して、バリアーごと絶対防御にダメージを与える高威力の武装である

スラッシュアンカーは敵に撃ち込む事で引き寄せたり、動きを止める等の用途がある

ショックウィップは敵に当たれば電気によってハイパーセンサーにダメージを与え、その機能を一時的に麻痺させる事が出来る

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