仮面ライダーW外伝ーWな探偵/スクールアイドル護衛日誌   作:じんばぁ

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亜樹子はにこ推し…!


EX-3

ラブW!3

 

 

ー鳴海探偵事務所ー

 

 

 

フィリップ「…行ったようだね…」

 

にこ「そうね」

 

僕、フィリップの言葉に彼女、矢澤にこは僕の部屋…と言っても差し支えはない鳴海探偵事務所の隠しガレージで数ヶ月前から常備されるようになったほむまんを勝手に頬張りながらそっけなく答えた。

 

フ「君は一緒に行かなくて良かったのかい?」

 

に「そうね…翔太郎はいざという時はやってくれる人だしあの照井って刑事も頼りになりそうだったからあっちは心配ないと思ったのよ。まぁそもそもバイクの定員オーバーだったし。っていうかアンタは行かなくても良いの?現場に」

 

フ「翔太郎が外へ出て聞き込みや問題解決、僕は事務所に残って情報収集と留守を預かる。それが僕たちのいつものスタイルなのさ。音ノ木に行った時は特例…そう思ってくれて構わないよ」

 

に「ふぅん…そうなの」

 

僕はチーズケーキ鍋の検索を続ける。にこちゃんは翔太郎との待ち合わせ前に買ったのだろうか、風都のタウン誌を眺めている。二人の間に長い沈黙が流れる…ことはなく…

 

亜樹子「もぉぉぉ!竜くんどこ行っちゃったのよぉ!!あたしの旦那は留守番すらできないってか!?」ドアバーン

 

この事務所の所長である亜樹ちゃんこと鳴海亜樹子がガレージに入ってきた。

 

フ「おかえり、亜樹ちゃん。照井竜なら翔太郎と一緒に出たよ」

 

亜「あんのダメ夫…!フィリップ君も知ってたんなら事務所の方にいてよねー!まさかここに人がいるなんて誰もわからないんだから!」

 

フ「ははは…」

 

小言を言われてしまった…後で照井竜に文句の一つでも言ってやろう。

 

亜「ってん??…そこにいるのは…や…矢澤…にこちゃん!!?」

 

ようやく僕の隣にいる客人に気づいたようだ…

 

に「にっこにっこにー☆初めまして!矢澤にこです☆にこにーって呼んdぅぐわぁ!?」

 

にこちゃんの自己紹介は亜樹ちゃんの抱きつきによって強制中断されられたのだった

 

亜「ぁああぁぁぁ!!かわいいいぃぃ!!もらっていい!?ねぇ、フィリップ君!この娘もらっていい!!?」

 

そういえば亜樹ちゃんはμ’sの熱狂的なファンでなかでもにこちゃんを推していたような…

 

フ「亜樹ちゃん…とりあえずにこちゃんを離してあげたらどうだい?彼女、泡吹いてるよ…?」

 

に「」ブクブク

 

亜「え?うわぁぁぁ!!?ごめんなさいぃぃぃ!!!?」

 

 

〜OP〜♪

 

 

 

ー廃工場ー

 

翔太郎「…ここか…」

 

竜「あぁ…ここが奴らの根城だ」

 

俺こと左翔太郎と照井竜、小泉花陽、星空凛は最近ガイアメモリの力で暴れまわっているゴロツキ集団のアジトの前まで来ていた。

 

翔太郎「うし、とっとと片付けようぜ…凛、花陽、危ねぇからここで待ってろ」

 

花「わ…わかりました…」

 

なぜかとてもがっかりした様子だが花陽は了承してくれた…しかし…

 

凛「えぇー!それじゃつまんないよ!」

 

翔「だー!危ねぇっつってんだろうが!いいな!そこ動くんじゃねぇぞ!!」

 

凛「ぶー…」

 

竜「小泉、星空のことは頼んだ」

 

花「わ…わかりました!行ってらっしゃい!」

 

俺と照井は凛と花陽を外に残しアジトの中へと向かった。

 

 

 

ーアジト内ー

 

 

アジトに入って少し歩くと奥から話し声が聞こえてきた、ゴロツキ集団か…?

 

ゴロツキ1「へへへ…こんだけガイアメモリがあれば…」

 

ゴロツキ2「あぁ、好きなだけ暴れられるぜ!」

 

ビンゴだ…

 

ゴロツキ3「早速試しに使おうぜ!」

 

ゴロ1「今回は風都タワーを壊すか!」

 

ゴロ2「そうと決まれば早速風都タワーにいこうぜ!」

 

翔「おっと、そいつは見逃せねぇなぁ…」

 

竜「貴様らの行く場所は風都タワーではなく刑務所だ…!」

 

ゴロ2「な!?お前たちどこから…というか誰だ!!?」

 

翔「俺達は探偵…」

 

竜「と警察だ…!」

 

ゴロ3「探偵と警察ぅ?」

 

ゴロ1「チッ…厄介だな…ここで始末する…!」

 

《Energy!》

 

そう言ってゴロツキの一人がガイアメモリをポケットから取り出すと続いて他のゴロツキ達もメモリを取り出した。

 

《Cockroach!》

 

《Bird!》

 

メモリを起動させるとゴロツキ達はコネクタの打ち込まれていない腕にメモリを挿した。

 

竜「コネクタ無しか…バカなことを…」

 

翔「こうなったら一秒でも早くケリ付けねぇとな」

 

俺は懐からWドライバーを取り出し腰に装着する。

 

翔「行くぜフィリップ、変身だ」

 

俺は懐から地球に眠る『切り札』の記憶、ジョーカーメモリを取り出す。

 

《Joker!》

 

 

ー鳴海探偵事務 隠しガレージー

 

 

僕の腰にWドライバーが出現。この現象の意味するものはひとつ…

 

フ「どうやら平和的に解決とはならなかったようだ…亜樹ちゃん、少しの間僕の身体頼むよ?」

 

亜「まっかせなさい!」

 

に「身体?あぁ、変身するのね?」

 

僕はにこちゃんの問いかけに首肯しながら懐から地球に眠る『疾風』の記憶、サイクロンメモリを取り出す。

 

《Cyclone!》

 

 

ー事務所/廃工場ー

 

 

フ/翔「「変身!」」

 

僕はサイクロンメモリをWドライバーの右側のスロットに挿入、挿入されたサイクロンメモリは消え、僕の意識と共に翔太郎のWドライバーに転送される。

 

 

ー廃工場ー

 

 

俺の腰のWドライバーの右側のスロットにフィリップの意識の入ったサイクロンメモリが転送される。俺はそれをドライバーにセットし、左側のスロットにジョーカーメモリを挿入。そしてドライバーを開きWの字にする。

 

《Cyclone!Joker!〜♪〜♪》

 

風が巻き起こり俺‘たち’は風都の守護者、仮面ライダーWへと変身を果たした。

 

 

照井は腰にバイクのハンドル型ドライバー、アクセルドライバーを装着。そして地球に眠る『加速』の記憶、アクセルメモリを取り出す。

 

《Accell!》

 

竜「変…身!!」

 

アクセルメモリをドライバーに挿入しドライバーのスロットルを回す。

 

《Accell!〜♪》

 

荒々しいエンジン音が鳴り始め彼はもう一人の風都の守護者、仮面ライダーアクセルへと姿を変えた。

 

アクセル「さぁ、振り切るぜ!」

 

W「さぁ、お前の罪を数えろ!」

 

 

 

 

To be continued…

 


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