仮面ライダーW外伝ーWな探偵/スクールアイドル護衛日誌   作:じんばぁ

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プロローグという名の第1話です。
ちなみにこの世界の翔太郎は希推し


プロローグ

仮面ライダーW 外伝

Wな探偵/スクールアイドル護衛日誌

 

 

 

 

やぁみんな。僕の名は園崎来人。いや、フィリップと言った方が良いかな…僕は風都という街で相棒の左翔太郎と私立探偵をしている。と同時に風都を守る守護者、仮面ライダーとして街を泣かせる怪物…ドーパントとも戦っている。

そして僕の相棒、ハードボイルド(自称)探偵こと左翔太郎はというと…

 

翔「うぉおおお!!!のんたーーーん!!!」

 

翔太郎…今の君の姿を見たら君の師匠の鳴海荘吉はどう思うだろうか…

 

翔「おいフィリップ!もっとテンション上げろ!!μ'sのライブだぞ!もっと楽しめ!あっ!のんたんこっち向いた!!うぉぉおぉぉ!!」

 

…僕らは今巷を賑わすスクールアイドルμ'sのライブを観に来ている。

そして僕はここに至るまでの顛末を静かに思い出すのだった…相棒に肩を激しく揺すられながら…

 

 

 

 

 

サーユメヲー♪

翔「いやぁ〜!やっぱμ'sは最高だな!そう思わねぇかフィリップ?」

 

フ「国立音ノ木坂学院アイドル研究部、μ's…スクールアイドルについては一通り検索済みだ。どうやらμ'sは日本一のスクールアイドルみたいだね?」

 

翔「…フィリップ……お前は…誰推しだ?」

 

フ「推し…?」

 

翔「あー待て!俺が当ててやる!んーそうだな…海未ちゃんか?」

 

フ「海未ちゃん…?あぁ、園田海未の事かい?ところで翔太郎、推しとは何だい?」

 

翔「お前推しも知らねぇのか…推しってのはアイドルグループの内で1番気に入ってるメンバーの事だ」

 

フ「そういう事なら僕は誰も推していないことになるかな。生憎僕はアイドルに興味があるわけではないからね」

 

翔「…まぁ、お前はそういう奴だったな…ちなみに俺はのんたん…東條希押しだ…!」

 

東條希…音ノ木坂学院3年生、μ'sの名付け親、か。

 

翔「はぁ〜…にしても暇だなぁ…」

 

フ「最近は風都も平和だからね。まあ風都が平和なのは良い事なんじゃないかい?」

 

翔「そうだけどよぉ!なんつーか?こう、グワーッとクるものが欲しいんだよ!」

 

フ「君、本当にハードボイルドになる気あるのかい…?」

 

翔「?俺はいつでもハードボイルドだぜ?」

 

…頭が痛くなってきた…。彼にハードボイルドボイルドとは何かを1度きちんと教え直した方が良いのではないかと僕が本気で思考を巡らせていると誰かが突然事務所のドアを叩いた。

 

翔「!!!依頼か!?んんっ!ゴホンッ。…ようこそ、鳴海探偵事務所へ…ってぅおあぁああ!!??!?」

 

翔太郎はいつも通りカッコつけてドアを開いたが依頼主(?)の顔を見るなり後ろに飛び退いた。…今の動きはどうやったらできるんだ…?興味深い…。

 

翔「ふ、フフフフフフィリップ!!!の…のんたんが!のんたんがいる!!どうなってるんだ!?」

 

希「え、ウチの事知ってるんですか?」

 

フ「知ってるも何もこの男は君のファンだからね。」

 

翔「俺の名は左翔太郎…ハードボイルドを信条にする…探偵だ。君の依頼がどんなものでも安心してくれ、俺が、いや、俺たちが必ず解決してみせる…」ボウシカブリ

 

フ「(いや…今更カッコ付けても無駄だと思うけど…)」

 

希「ひ…左さんって面白い人なんですね…」

 

翔「」

 

 

 

希「改めまして、ウチの名前は東條希といいます。実は依頼したい事がありまして…」

 

東條希曰く、μ'sのリーダー、高坂穂乃果のもとに脅迫状が届き、その脅迫状によると来月に行われるのライブを中止にしないとライブ中にμ'sのメンバー誰か1人を殺害するとのこと。

 

フ「つまり僕たちにライブが終わるまで護衛について欲しいって事かい…?」

 

希「はい、そうです。…依頼、受けていただけますか…?」

 

翔「もちろんだ。愛するμ'sの危機となれば俺も黙っちゃいられねぇ…!」

 

フ「…一つ聞いて良いかい?東條希。君はなぜわざわざ離れたここ…風都の僕たちの所まで依頼をしに来たんだい?探偵事務所なら音ノ木坂にもたくさんあるだろうし自分で言うのもなんだがここはそこまで名が売れた探偵事務所とは思えないんだが…」

 

希「…それは…これが脅迫状と一緒に送られて来たからです」

 

そう言って東條希は鞄の中からあるものを取り出した。

 

翔「…!!それは…ガイアメモリ…!?」

 

フ「いや、レプリカみたいだね…」

 

希「はい。それでこれが何なのかネットとかで調べるうちにこの探偵事務所を知って…」

 

フ「…なるほどね…それなら納得だね。それじゃあ早速明日から護衛につかせてもらうよ。」

 

希「あ、ありがとうございます!あとこれウチの連絡先です。音ノ木坂までの道わからなくなったら連絡してください。それとウチの事は気軽に希って呼んでください。それじゃあ明日からよろしくお願いします!」

 

そう言って彼女…希ちゃんは事務所を出て行った。

 

フ「翔太郎、久々のドーパント絡みの事件だ。ゾクゾクするねぇ…って翔太郎?」

 

翔「」

 

フ「おーい、翔太郎?」

 

翔「のんたんと…連絡先交換しちまった…なんてことだ……超ラッキーじゃねぇか!!!ぃよっしゃーーー!!!」

 

さっきから口数少ないと思ったらそういうことか…

かくして僕たちは国立音ノ木坂学院アイドル研究部μ'sの護衛につくことになった。

 


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