真・響鬼   作:三澤未命

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三十三之巻『煌く刃』

○アバン・オープニング

明日夢N「鍛えて鬼になって人助けをする不思議な男の人、ヒビキさん。そして、イブキさんやトドロキさん。僕、安達明日夢の毎日は、そんな人たちと出会ったことで、変わってきました。そんな中、僕はクラスメイトの代わりにドラムを叩くことになりましたが、僕なりに精一杯やり遂げた感じです。そして、その頃ヒビキさんはと言うと……」

 

○オープニング曲『輝』

 

○サブタイトル

 三十三之巻『煌く刃』

 

○提供ナレーション 川口真五

 

○コンクール会場の外

 コンクールが終了し、会場から人々が様々な感想を漏らしながら出てくる。

 そんな中、満足気な表情で会場から出てくる明日夢。

明日夢「あぁぁぁぁっ……!!」

 大きく伸びをする明日夢。

 そこへひとみが駆け寄ってくる。

ひとみ「安達君!」

明日夢「あ、持田!」

ひとみ「カッコ良かったわよ~」

明日夢「(照れて頭をかきながら)あ、ありがとう。……あ、母さんは?」

ひとみ「仕事の時間だから先に帰るって。今晩、きっとご馳走よ~」

 笑い合う明日夢とひとみ。

 と、そこへ桐矢が歩いてくる。

桐矢「……安達」

 明日夢、桐矢に気付いて少し緊張した表情になる。

桐矢「ありがとう、安達。……その、うまく言えないけどさ、とにかくありがとう。あとは、お前に任せたからな」

明日夢「桐矢君……」

 笑顔になる明日夢。

 桐矢が左手で握手を求める(右手首が折れているため)。

 明日夢、思わず右手を出しそうになり、慌てて左手を出し直す。

 そしてガッチリと二人が握手。

 それを見て、満面の笑みを浮かべるひとみ。

桐矢「……じゃーな」

 父とともに去っていく桐矢。

 と、ブラスバンド部の他のメンバーも会場から出てきた。

 そして明日夢のところにやってきて、口々にからかうように明日夢の活躍を褒め称える。

「安達ぃー、やるじゃん!」などと言いながら明日夢をポンポンたたく部員たち。

 後ろには、部長が満足そうな表情で立っていた……。

 

○奥多摩の森

 響鬼の前に立ちはだかる三ツ首の巨大魔化魍。

 生き残った童子と姫が、その後ろに隠れるようにして響鬼の方を見ている。

響鬼「結構、手強そうね」

 響鬼、烈火に炎を宿らせて、それを魔化魍に投げつける。

 しかし、簡単にはね返されてしまう。

響鬼「……なるほどな」

 響鬼、音角を鳴らして茜鷹を一匹空へ飛ばす。

響鬼「頼んだぜ」

 

○奥多摩・ベースキャンプの地

 ディスクの手入れをしながらコーヒーを飲んでいる香須実。

 そこへ、ヒビキの茜鷹が飛んでくる。

香須実「えっ?」

 香須実の前に降り立ち、体をチカチカと光らせる茜鷹。

香須実「救援信号!?」

 香須実、持っていたコーヒーカップをガチャンとテーブルに置き、携帯電話を手に取る。

 

○たちばな・地下作戦室

 電話が鳴る。

日菜佳「(電話を取って)はい! ああ、姉上ですか。……え? ヒビキさんが!?」

 勢地郎、日菜佳の方を見遣り、

勢地郎「……何だって?」

日菜佳「ヒビキさんが、救援信号出してるってことです!」

勢地郎「……そうか。じゃ、とりあえずザンキ君に連絡してみてくれ」

日菜佳「はい!」

 

○郊外のドライブイン

 ベンチに座って休憩中のザンキとトドロキ。

 ザンキの携帯電話が鳴る。

ザンキ「はい、ザンキです。……分かった。すぐ行く」

 携帯電話を閉じて、トドロキの方を向くザンキ。

ザンキ「ヒビキが苦戦しているそうだ。救援に向かうぞ!」

 ザンキ、そう言って雷神の方へ向かう。

 トドロキ、食べていたパンを喉につまらせながら、

トドロキ「……は、はい!」

 慌しく雷神へと走っていくトドロキ。

 

○たちばな・地下研究室

 一人、黙々と音撃棒の内部を小さな器具でいじくり回すみどり。

 そして、傍らにあるPCのキーボードを素早く叩き、モニターを確認する。

みどり「う~ん……、もうちょっとかなあ」

 みどり、首を傾げながら音撃棒の先端を別の色のものに取り替える。

 かと思うと、別の手で机の上にあるお菓子を鷲掴みにして、口へと放り込む。

 引き続き、武器調整に没頭するみどり。

 

○奥多摩の森

 三ツ首魔化魍に烈火を叩き込んでいく響鬼。

 鋭い爪を持った前足をかき上げ、響鬼を襲う三ツ首魔化魍。

響鬼「おっと!」

 響鬼の胸元をかすめる三ツ首魔化魍の前足。

 浅くキズが入るが、出血はない。

 響鬼、大きく息を吸って、三ツ首魔化魍に向かって炎を吹き出す!

 たじろぐ三ツ首魔化魍。

 サッとその背中に飛び乗る響鬼。

 そして、火炎鼓を魔化魍の背中に取り付ける。

 大きく広がる火炎鼓。

 火炎鼓を叩き始める響鬼!

 しかし、音撃の波長がうまく合わないのか、妙な音波とともに鼓ごとはじき飛ばされてしまう。

響鬼「うわーーーーーっ!」

 ひっくり返る響鬼。

響鬼「(鼻元を軽くはじいて)ニャロゥ」

 そこへ、ザンキと既に変身している轟鬼が駆け付ける。

轟鬼「響鬼さん! お待たせしました!」

響鬼「オー轟鬼ィ! 気をつけろ、手強いぞ」

轟鬼「任せてください!」

 そう言って、烈雷で三ツ首魔化魍の足を切り裂くと、素早い動きで腹の辺りに潜り込む轟鬼。

 その間、ザンキは青磁蛙と黄金狼を三ツ首魔化魍の周りに放つ。

 轟鬼、烈雷を魔化魍の腹に突き刺す。

轟鬼「音撃斬・雷電激震!」

 音撃斬の音色が鳴り響くが、またしても妙な音波とともにバチーンとはじき飛ばされてしまう轟鬼。

轟鬼「ウワッ!」

響鬼「轟鬼!」

 背中、そして腹の辺りをしきりに気にしながら、三ツ首魔化魍はそのまま地中に埋まっていく。

 いつの間にか、童子と姫の姿もない。

轟鬼「くっそ~!」

 立ち上がって悔しがる轟鬼。

 青磁蛙、黄金狼の二体のディスクアニマルがザンキの元に戻ってくる。

 空中でディスク化し、ザンキがこれを両手でキャッチ。

 ザンキ、それをくるくるっと回して、そのままディスクを見つめる。

 

○たちばな・地下作戦室

 ザンキのディスクをドライブにセットする勢地郎。

 その映像が、モニターに映し出される。

 ヒビキ、イブキ、トドロキ、ザンキ、そして香須実と日菜佳もそれを覗き込む。

 ジッとモニターを見つめる勢地郎。

トドロキ「……事務局長!」

 神妙な面持ちの勢地郎に、トドロキが問いかける。

勢地郎「う~ん、ザンキ君の記録したディスクから察するに、もしかするとこれかもしれないなあ」

 そう言って、机の上の資料をパラパラとめくる勢地郎。

 探していたページを見つけ、トントンと指で本を叩く。

勢地郎「これこれ」

香須実「(本を覗き込んで)カマイタチ?」

勢地郎「そう、カマイタチだ。古来より日本の妖怪伝説としては有名だねぇ」

トドロキ「でも、こいつら三匹いますよ? 自分たちが出くわしたのは、こういう図体のデッカい……」

 大きく手を広げるトドロキ。

勢地郎「そこなんだけどね。カマイタチってのは、本来、高速の動きで一匹が人をすっ転ばして、もう一匹が鎌で斬りつけて、そして残りの一匹が血止め薬を塗るという、三匹で一組の魔化魍なんだ。で、今回出てきたコイツは……、突然変異なのか、或いは何者かの悪意によるものなのかは分からないが、それが一匹に合体しているようだねぇ」

日菜佳「……で、この青磁蛙と黄金狼が録った響鬼さんと轟鬼君の音撃の様子を分析すると、どうも別々の性質をもった三匹それぞれの力が合わさって、音撃を反響しているようなんスよねぇ……」

 横からキーボードを叩いて説明する日菜佳。

 ヒビキ、資料の絵を見て、

ヒビキ「そう言われてみれば、この三匹は全部別々のタイプに見えますね」

勢地郎「そうなんだ。すっ転ばすヤツは弦、鎌で斬りつけるヤツは管、そして血止め薬を塗るヤツは太鼓の攻撃が合うと言われている。だから、君たち三人の音撃それぞれの力で倒せるはずなんだが、それには、この三位一体による反響を何とかしなければねぇ……」

 そこへ、みどりが入ってくる。

みどり「そこで、私の出番ってわけ」

 皆が振り返る。

ヒビキ「みどりぃ~」

 みどり、ヒビキに新型の烈火を手渡す。

みどり「これが完成品よ、ヒビキ君」

 新しい烈火を受け取るヒビキ。

ヒビキ「(烈火を見つめながら)ほう……」

 

《CM》

 

○奥多摩の森へと向かう道路

 不知火、竜巻、そして雷神の三台のマシンが疾走する。

 三台のマシンが森の入口付近に停車。

 ヒビキ、イブキ、トドロキの三人がそれぞれマシンから降り立ち、ディスクアニマルを放つ。

ヒビキ「よろしくな!」

イブキ「頼むよ」

トドロキ「よろしくッス!」

 ディスクアニマルたちを見送る三人。

 

○コンクール会場からの帰路

 明日夢とひとみが並んで歩いている。

ひとみ「安達君、良かったよねぇ」

明日夢「え? 何が?」

ひとみ「あ、いや……、なんとなくね。そうそう! 桐矢君、お父さん来てくれて喜んでたよね~」

明日夢「うん、そうだね。……人助け、できたのかなあ」

ひとみ「え? 何?」

明日夢「……あ、いや何でも」

 明日夢とともに、嬉しそうなひとみの表情。

ひとみ「次は秋季大会の応援だから、チアと一緒にやれるよね!」

明日夢「そうだね」

ひとみ「頑張ろうね!」

 ひとみ、明日夢を見て心底嬉しそうな表情。

 

○奥多摩の森

 ベースキャンプを張っているヒビキ達。

 座って、新しい烈火の手入れをしているヒビキ。

 それを眺めるトドロキ。

 イブキは、一人腕立て伏せをしている。

トドロキ「……うまくいきますかねぇ」

ヒビキ「なーに大丈夫。俺たち三人揃えば、向かうところ敵な

し!ってな!」

 ヒビキ、イブキの方へ振り向き、

ヒビキ「おう、そういやイブキ、あきらの調子はどうだ?」

イブキ「(腕立て伏せを腹筋運動に切り替えながら)……はい、順調に……回復してるよう、です……!!」

ヒビキ「そっか……」

 笑顔のヒビキ。

トドロキ「しかし良かったッスよね~。一時はどうなることかと思いましたよ」

香須実「(ディスクを拭きながら)トドロキさん、凄い慌てようだったもんね~」

トドロキ「(慌てて)ええっ!? そんなことないッスよ~。やだなあ、香須実さんったら……」

ザンキ「お前は、もっと落ち着くことを覚えなきゃいかんな」

 地図をチェックしながら、呟くザンキ。

トドロキ「ええっ!? ザンキさんまで……」

 情けない表情をするトドロキ。

 と、そこへ鈍色蛇が帰ってくる。

 立ち上がったイブキの下へピョコンと飛んで、ディスク化する鈍色蛇。

 音笛を取り出し、それをセットして再生するイブキ。

イブキ「(ディスクを読み取って)当たりです!」

ヒビキ「よし、行くか!」

 武器を携えて走り出す三人。

香須実「みんな、頑張ってね!」

 火打ち石を打つ香須実。

   ×   ×   ×

 森の中を滑走するヒビキ、イブキ、トドロキの三人。

 と、そこに現れた童子と姫。

 怪童子、妖姫へと姿を変える!

ヒビキ「ほい来た」

 ヒビキ、音角を鳴らして額へと持っていく。

 イブキ、音笛を吹き鳴らし、額へと持っていく。

 トドロキ、音錠を鳴らして、額へと持っていく。

 三人が同時に変身!

 勢揃いする三人の鬼!

 

○同・ベースキャンプの地

 ディスクの手入れをしているザンキと香須実。

香須実「(手を止めて)ザンキさん……」

ザンキ「(作業しながら)ん~?」

香須実「あの……、最近ちょっと気になってるんですけど……」

ザンキ「何が?」

香須実「私、ヒビキさんのサポーターとしてホントに役に立ってるのかなあって」

 ザンキ、香須実の方を振り向いて、

ザンキ「香須実ちゃん……」

香須実「こないだ、あきらクンの事があってから考えちゃったんですけど……、その、あきらクンにしても、トドロキさんにしても、……あ、今はザンキさんが逆にサポーターになっちゃってますけど、皆さんちゃんと鬼の修行をしてるじゃないですか。でも、私はディスクを読み取ることも出来ないわけだし……」

 悩みを打ち明ける香須実を、ジッと見つめているザンキ。

香須実「ヒビキさんにしたら、ホントはちゃんと鬼の修行をしているサポーターがいいのかなあ、とか思っちゃったり……」

ザンキ「……香須実ちゃんは、どうしてヒビキのサポーターになったんだい?」

香須実「え? それはまあ、何と言うか成り行きと言うか……」

ザンキ「片手間にやってるのかい?」

香須実「(立ち上がって)そ、そんなことありません! 真剣にやってます!」

ザンキ「じゃ、いいんじゃないの?(と、再び作業に戻る)」

香須実「あ……」

 見透かされたようなザンキの言葉に、思わず絶句の香須実。

 座って、微笑を浮かべる(別に間違ってなかったのかな、という気持ち)。

香須実「……ヒビキさんも、いつかは弟子を取るんですかねぇ」

ザンキ「さあ、どうかな。あれで結構ひねくれたところもあるからな~」

 クスッと笑う香須実。

 

○同・戦闘中の響鬼たち

響鬼「……ハーークショイ!!」

威吹鬼「(響鬼の方を振り向いて)え?」

轟鬼「(ガクッと膝を崩して)響鬼さん!」

 油断した威吹鬼と轟鬼に対して、すかさず攻撃を仕掛ける怪童子と妖姫。

 怪童子に押さえ込まれそうになった威吹鬼、身を翻して怪童子を背負い投げ!

 そしてすかさず回し蹴り一閃!

 一方、轟鬼に飛びついた妖姫。

 轟鬼の首を絞めようと蠢くが、轟鬼の気合いを込めた雷撃拳が妖姫の腹に炸裂!

 そして、轟鬼はすかさず烈雷で妖姫を切り裂き、これを粉砕!

轟鬼「おし!」

響鬼「や、失敬失敬(と、烈火で自分の頭をポンと叩く)」

轟鬼「もう、響鬼さ……」

 と、その轟鬼の立っている地面がググッと盛り上がる。

轟鬼「う、うわわわ!」

 よろめく轟鬼。

 そして、地割れとともにカマイタチが出現!

 大きく吠えるカマイタチ。

響鬼「……よし」

 烈火を構えて神経を集中する響鬼。

響鬼「ハァァァァァァァァ!」

 響鬼、烈火にエネルギーを込めていく。

 先端から炎が発生し、それが次第に上部へと伸びていく。

 それは二メートルほどの長さに伸びて炎の剣となった。

 そして、響鬼が烈火を軽く振り回すと、その剣はムチのようにしなる。

 響鬼、カマイタチに向かって走り出す。

響鬼「(炎の剣をかざして)爆熱剣撃・烈火の舞!」

 雄叫びともにカマイタチの右半身に斬りかかる響鬼。

 長くしなりながら炎の剣が舞い、右側の首を中心に切り離されるカマイタチ!

 すると、分裂した右のカマイタチの前足が羽根のように変化し、バサッと空中へはばたいた!

 それを烈風で狙い撃ちする威吹鬼。

 鬼石を何発か撃ち込む。

 間髪入れず響鬼は、カマイタチの左半身を烈火剣で切断!

 分裂した左のカマイタチは、そのまま後ろに下がって地中へ潜ろうとする。

 そこへ轟鬼が飛びつき、背中に烈雷を突き刺す!

 そして響鬼は、残った中央のカマイタチの背中に飛び乗り、素早い動きで火炎鼓を打ちつける!

威吹鬼「疾風一閃!」

轟鬼「雷電激震!」

響鬼「豪火連舞!」

 威吹鬼が烈風を吹き鳴らす!

 轟鬼が烈雷をかき鳴らす!

 そして響鬼が烈火を打ち鳴らす!

 三体の魔化魍に対する、三種類の音撃のハーモニー!!(この間、それぞれの攻撃を順々に繰り返しカットイン)

 それぞれのカマイタチに伝道する三つの音撃波動。

 そして、三体のカマイタチが同時に、爆発!!

響鬼「(烈火で肩を叩きながら)フゥ……」

 顔の変身を解く三人。

イブキ「ご苦労様です」

トドロキ「お疲れッス!」

 ヒビキ、大きく伸びをして、

ヒビキ「……さーて! 帰ってひとっ風呂浴びるか~」

イブキ「(微笑みながら)あれ? ヒビキさん、さっきクシャミしてましたけど、風邪ひいちゃったとか」

ヒビキ「ムッ?」

 サッと鼻を抑えるヒビキ。

トドロキ「風邪の時は、お風呂は控えなさい……ッスよ?」

 笑い合いながら歩く三人。

 

○三十三之巻 完

 

○エンディング曲『少年よ』

 

○次回予告

 美しい女性に呼びかけるトドロキ。

トドロキ「この辺りは危険ですよ。早く離れた方がいい!」

 地下研究室で話すみどりと明日夢。

みどり「明日夢君はさあ、将来の夢ってあるの?」

 たちばなで語り合うヒビキとザンキ。

ザンキ「そういやあいつ、ここんとこ休みなしで動き回ってるなあ」

 三十四之巻『恋する姫』

 

○提供ナレーション 川口真五


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