とある製薬会社に務めていた研究員のヤケクソ日記   作:色々残念

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後日談その13

 月 日

諸事情により日記が破れてしまったので新たな日記帳を用意した。エヴリンとアレクシアがまさかあそこまでしてくるとは思わなかったが、返り討ちにはしておいたのでこれで懲りてくれるといいんだがな。息子が寝ている時を狙ってくるあたり確信犯だったのは間違いない。息子にはとても見せられない姿だったエヴリンとアレクシアが何を考えていたのかと言えば、とても日記には書けないような内容だったとしか言えないな。何がエヴリンとアレクシアをそこまで駆り立てたのかは解らないが、私の心が休まる時が無かったのは問題だ。エヴリンとアレクシアの執拗な猛攻は息子が寝ている間は続いていたからな。アレクシアはともかくとしてエヴリンまで参加していたことが重要ではあるが、何故そんなことになったのかが解らない。確かにエヴリンと私の間には血の繋がりはないが、娘として接してきていたつもりだった。エヴリンに愛されていることは解っていたが、まさかああなるとは予想できなかったな。愛情が不足しているという訳ではないようだが、愛情深く接し過ぎたのかもしれない。アレクシアもアレクシアだ。普通なら止めるべき存在が、何故率先して手伝いをしてるんだ。確かに私達家族は普通とは遠い存在であるが、そんなところまで普通じゃなくする必要はあったのかと言いたい。何も知らない息子には知られてはいけないことができてしまった。エヴリンから私に何の相談も無かったということは、私に知られたら止められていたと解っていたからだろうな。ブレーキになるべきアレクシアがアクセルを踏み込んでいるのだから、どうしようもない。何も知らなかった頃に戻りたいが、戻れないな。エヴリンが愛する家族であることは変わりない。それを忘れないようにこれまで通りに接していくしかないな。

 

 月 日

クレア・レッドフィールドとスティーブ・バーンサイドの結婚式が行われたらしい。クレアと面識のあるテラセイブの面々とBSAA北米支部アルファチームとジル・バレンタインにBSAA北米支部コンサルタントであるバリー・バートンが参加したようだ。クリス君とピアーズも参加していたことは間違いない。盛大に祝われた花嫁と花婿が行ったブーケトス。飛んでいったブーケはモイラ・バートンが受け取ったそうだが、バリーはモイラにはまだ早いと納得していなかったとのことだ。そんなバリーを宥めていたジルがクレアの花嫁姿を見てからクリス君を意味深に眺めていたという情報があるが、複雑な感情を抱いているようだった。もしもクリス君が結婚するとしたら相手はジル・バレンタイン以外にはいないだろう。しかしクリス君が結婚をするとは思えない。一生独り身を貫きそうな気がする。クリス君なら妹のクレアやBSAAの部下達が幸せならそれで満足してしまいそうだな。そうなるとジルも一生独り身ということになるかもしれない。クリス君はジルがどんな思いを抱いているかを確認するぐらいはしておいた方がいいんじゃあないだろうか。そんな関係ではないので余計なお世話だと言われればそうなるが。ジルが何を考えているのかは確かめてみなければ解らない。可能性は0ではないのだ。

 

 月 日

以前と比べると世界中のバイオテロ発生率が激減している。おかげでBSAAの出動率もある程度は下がっているようだ。バイオテロが減ってきていることはBSAAにとっては良いことなのだろうが、減少している理由を知るものとしては素直に喜べない。組織でバイオテロを計画する者達が減少したことが現状に繋がっている。今現在バイオテロを計画している者は大概が個人だ。現存する組織は純粋に利益だけを求めて戦場に生物兵器を送り出している。生物兵器の脅威に対抗する為にBSAAが派遣されることになる筈だ。イドニア共和国の内戦のように戦場へBSAAが介入する事態が多くなっていくことが予想されるな。バイオテロの脅威が減ってもBSAAの戦いは終わらない。この世に生物兵器が存在している限りBSAAは戦い続けなければいけないのかもしれないな。生物兵器を開発する組織がこの世から完全に消え去らなければ永遠に終わることのない戦いがBSAAを待っている。クリス君の代でこの戦いが終わることはないと本人も理解しているからこそ部下達の育成に力を入れているのだろうな。次代を担う彼等が更に先へと続けていくことを期待していることは間違いない。クリス君の望みに応えるようにピアーズとスティーブは戦って生き残ってきた。クリス君の願いは彼等が叶えることになるのだろう。バイオテロのない世界には近付いているが、生物兵器の脅威は残されたままだ。これからの彼等がそれに対処することになる。頑張ってくれとしか言えないな。

 

 月 日

エヴリンとアレクシアは普段通りに過ごしている。あの時の猛攻など無かったかのように平穏な日常が戻ってきた。何事もない日々を過ごすことができているが、たまにエヴリンの目が情欲に染まっている時があるので油断はできない。行動に移すことはないが、何かを期待するかのように待っているエヴリン。私からは何もすることはないので、我慢ができなくなったらエヴリンは自分から動き出すんじゃあないだろうか。説得は無駄なのは解っている。またエヴリンとアレクシアの2人に襲われることになるのかもしれない。この前tーVeronicaの力を開放してまで私に襲いかかってきたアレクシアは本気だったな。エヴリンは特異菌を用いて作製された生物兵器であり普通の存在ではないので問題なく相手ができる人間は限られている。その限られた人間の中に私も入っているのは知っているが、まさか実際に行動に移すとは思ってもいなかった。エヴリンとは娘として接していたからな。エヴリンがそういう目で私のことを見ていたことには驚きを隠せない。アレクシアはエヴリンの後押しをしようと考えていることは間違いないな。エヴリンがどうしてあんなことをしたのか聞きたいところではあるが、聞いたら聞いたでまた問題がありそうだ。だとしても父親として向き合わなければいけない。愛する家族が苦しんでいるならそれをどうにかしなければいけないな。エヴリンとアレクシアの2人と話すことにしよう。

 

 月 日

利益のみを追求している組織はより多くの利益を得る為に他の組織を潰すことを考えた。そしてその依頼が私に回ってくる。高額の報酬が期待できる依頼を引き受けることにした私は装備を整えて仕事に向かうことにした。組織の拠点に侵入して構成員の背後から忍び寄って自白剤を装填したアンプルシューターを用いて情報を聞き出しながら手早く始末していく。拠点内の至るところに高性能な爆薬を設置していき、現れる生物兵器をL・ホークで処理していった。途中で発見した生物兵器の製造元には念入りに爆薬を仕掛けておく。全ての構成員と生物兵器を始末することができたら組織の首領の元まで向かう。扉を開けるとマグナムの銃口を此方に向けて連続で発砲してくる組織の首領。全弾左腕義手で受け止めると弾切れとなったマグナムを此方に放り投げてくるので払い除けておいた。首領が次に取り出したアサルトライフルの引き金に指をかける前に接近してアサルトライフルを奪い取り首領の額に照準を合わせて引き金を弾く。発射された銃弾が首領の頭部を穿ち、息の根を止めた。首領の部屋にも爆薬を設置して金品を物色してから拠点の外に出る。そして爆薬を一斉に起爆して拠点を完全に破壊しておく。組織を完全に潰した後は依頼主に連絡をして確認の為に人員を派遣してもらう。派遣されてきた人員が確認を行い組織の壊滅が確かめられたら報告の後に報酬が振り込まれる。たまに派遣されてきた人員が此方を始末しようとしてくることがあるが、その場合は返り討ちにして人員を派遣してきた組織も壊滅させることになるな。今回はそのようなことはなく素直に高額の報酬が振り込まれたから良しとしておこう。依頼は問題なく達成された。

 

 月 日

エヴリンやアレクシアと会話を重ねても思いが届かず家族関係が複雑になっている中で何も知らない息子と過ごす日々に安らぎを覚えている。息子と一緒にいる時は色々なことを忘れて純粋に家族との触れ合いを楽しむことができた。息子と共にハーブを研究しているだけでストレスが解消されていくことが解る。息子が唯一の癒しになっているこの状況をどうにかしなければいけない。息子に知られることなく問題を解決しなければいけないが、この問題が一筋縄ではいかないことは理解している。息子を不安にさせないように明るく振る舞ってはいるが、それにも限界というものはあるのだ。何も知らない息子が何も知らないままに終わらせておかなければいけないことだと私は思う。息子が知るには早すぎる問題だ。息子には負担をかけたくはない。これは私1人で向き合わなければいけないことだ。だからこそ息子には秘密にしておく必要がある。息子が寝ている間にエヴリンとアレクシアと会話をしていこう。平行線を辿るとしても諦めずに話を続けていくとする。今まで通りに戻れないとしても私が家族を愛していることは伝えておきたい。それを伝えても変わらなければどうするかな。一度距離を置くことも考えておくとしよう。こうして真剣に考えているのは私だけのような気がする。はたしてエヴリンとアレクシアがここまで考えていたのだろうか。とてもそうは思えんな。欲望のままに動いていたように感じる。もう少し自制心というものを持ってほしいものだ。

 

 月 日

個人が散発的に引き起こしたバイオテロを鎮圧する為にBSAAが派遣される。組織ではなく個人であることから資金力に差があり、そこまで大それたことができる訳ではないがバイオテロであることには変わりない。問題なく事態を終息させる手腕は流石はBSAAと言える。今回は個人が購入した数体の生物兵器から始まったバイオテロであった。派遣されたBSAAの素早い対応により被害が広まることなく問題は解決となる。こうした個人によるバイオテロが何度も起こっているようだが、その度にBSAAが派遣されることになっていた。組織によって計画されたものではないことから規模は小さく鎮圧は容易ではあるらしい。だとしてもバイオテロには油断はできないと判断するBSAA。生物兵器は予測不能な事態を引き起こすことがあるからだ。いつも通り鎮圧できたことは幸運だと考えておかなければいけない。BSAAはそう考えてバイオテロと日夜戦っている。組織だって大規模のバイオテロを引き起こす存在が減少したことでBSAAの死傷者も少なくはなっていたことは確かだ。それでもこの世からバイオテロが完全に消え去った訳ではない。個人によるバイオテロが今でも行われている。バイオテロを行う者達が何を考えているのかは解らない。今の世界に不満があるのか単なる鬱憤晴らしか理由は様々なものがありそうだが、バイオテロという手段を選んだことには変わりない。世界に害を及ぼす者達に容赦をする必要はないので、どんな理由があろうともBSAAに鎮圧されることは当然のことだと考える。バイオテロのない世界が訪れることを祈っておこう。それが遠い未来のことだとしても私の長い寿命であればいずれ訪れる未来であることを願ってのことだがね。

 

 月 日

闇市場で生物兵器を取り扱う商人達は需要と供給に対して敏感だ。売れるものを仕入れて欲しがるものに売る。単純なことだが、それができる奴とできない奴がいるようだ。売れ筋の商品を見出す力を持っているものが利益を手にすることができる。今の生物兵器市場はあらゆる戦場で有効な生物兵器が売れているようだが、基本的なハンターα型を基にした改良型のハンターが飛ぶように売れていることから生産した傍から売りに出しているらしい。ブルーハーブや解毒剤では気休めにしかならない猛毒の爪を持ちながら外見は通常のハンターと変わらず、油断も誘えるハンターの改良型。それに更に強化薬物P30を継続的に投与する装置を装着して身体能力を高めた強化型は改良型よりも値段が高めながらもある程度の需要があるみたいだ。ハンターの改良型と強化型は売れ筋の商品であることは間違いない。逆に売れ筋とは程遠い商品と言えば制御に難があるプレイグクローラー等の昆虫系BOWだろう。制御不能の生物兵器は商品として不適格としか言いようがない。無差別に被害を起こす為のバイオテロぐらいでしか使い道はないと判断されている。どんな生物兵器にも使い道はあるとされているが売れるものと売れないものに分類されるように人気のある商品は決まっていく。需要のある商品は時と共に移り変わるが変わらないものも時としてある。ハンターがその最たるものだろう。今でも改良が続けられて日々進歩を続けるハンターは主力の商品だ。ハンターはもっとも売り出された生物兵器と言っても過言ではない。どのような戦場でも一定の成果を上げる生物兵器であるハンターは特に優秀なBOWだ。値段と求める結果が見合っている僅かな生物兵器とも言える。生物兵器事業は日進月歩であるがその流れに取り残されていないのがハンターだ。だからこそ今の需要がある。

 

 月 日

拐われた組織の首領の令嬢の救出を依頼された。向かった先で現れるマジニが機関銃を乱射してきたので放たれる銃弾を躱していきながらL・ホークで眉間を撃ち抜いていく。ケファロやデュバリアといった形態に変化するマジニを「P.R.L.412」から放たれたプラーガのみを死滅させる特殊な放射線で始末していった。全てのマジニを始末したところで今度は剣で武装したジュアヴォが現れる。剣を片手に接近してくるジュアヴォが振り回してきた剣を回避しながらL・ホークと体術で始末していく。奪い取った剣でジュアヴォを両断して絶命させた。全てのジュアヴォを始末することができたら今度は令嬢の居場所を探らなければいけない。敵に遭遇することもなく進んだ先でカードキーが無ければ開かない扉を発見。道中で見つけていたカードキーを使うと開いた扉の先にお嬢さんが1人座り込んでいた。助けにきたことを伝えると直ぐ様立ち上がったお嬢さんを連れて外に出ると再び配置されたマジニとジュアヴォが現れたが1人残らず手早く始末して先に進んだ。敵対組織の首領らしき人物がその身に宿した支配種プラーガを解放して怪物と化して襲いかかってきたが「P.R.L.412」で問題なく始末する。全ての障害を乗り越えてお嬢さんを安全な場所まで連れ出したら依頼主に連絡した。組織の首領直々に確認にきてお嬢さんを抱きしめていたことから娘を深く愛していることは理解できる。依頼はこれで達成となり報酬は珍しく手渡しとなった。確認した報酬に問題はなく助け出したお嬢さんにも問題はない。家族仲も良好で羨ましい限りだ。

 

 月 日

エヴリンとアレクシアが再び猛攻をしかけてきた。今度は余裕を持って迎え撃つことができたので取り押さえた2人から話を聞くと、我慢ができなくなったとのことだ。まだ数日しか経っていないのにもう我慢ができなくなったのかと言いたい。エヴリンとアレクシアは何がとは具体的にはいわないが旺盛過ぎるような気がする。アレクシアはともかくエヴリンは他に相手を見つける気はないのかと聞くと、パパじゃないと嫌だと答えが返ってきた。エヴリンの意志は固いようだ。アレクシアがエヴリンとは何度も話したけれどエヴリンの意志が変わることは無かったとも言ってくる。受け入れてあげてと言われても血の繋がりがないとはいえ数年間愛する娘として接してきていた相手を女として見るのは難しいんだがね。勢いで押せばいけると思ったと言われても父親としての此方の気持ちも考えてもらいたいものだ。愛する家族であることには変わりないが、一線を越えれば色々と関係が変わってしまうことを理解しているのだろうか。取り押さえた腕を放すと直ぐ様立ち上がって此方に抱きついてくる2人。まるで反省していない様子。寝ている息子が起きないように寝室とは別の部屋でこの惨状を迎えることになっている。エヴリンとアレクシアは一度痛い目を見なければ解らないようだな。普段は抑えている色々を解放してみるとしようか。エヴリンとアレクシアが望んだ通りに相手をしてやろう。これで嫌われるようになっても仕方がないな。その場合は離婚も考えておくとするかね。息子は私が引き取って育てるのは当然として、エヴリンはアレクシアについていくことになるだろうか。そうなった場合も養育費は毎月確りと支払うとしよう。

 

 月 日

予想とは裏腹にべったりとくっついてくるエヴリンとアレクシア。嫌われてしまうということは無かったようだ。寧ろこれまで以上に好かれている様子。これはどうすればいいんだろうな。想定外の事態に困惑している私に凄かったと幸せそうに言うエヴリンとアレクシア。だいぶ荒々しかったと思うがエヴリンとアレクシアはそれでも満足をしているようで随分と嬉しそうだ。嫌われる覚悟をして色々と決意していたんだがそれは無駄になったらしい。エヴリンとアレクシアの願いを叶えただけになってしまった。想定通りなら今頃嫌われていた筈だったんだが、そう上手くはいかなかったみたいだな。まあ、好き好んで嫌われたい訳ではないので良いことだと思っておくとしよう。エヴリンとアレクシアが私にべったりとくっついているのを見た何も知らない息子が無邪気にくっついてくるのが癒しになっている。とりあえずエヴリンとアレクシアを引き剥がして息子と一緒に過ごすとしよう。息子と触れ合って精神を回復させなければいけない。エヴリンとアレクシアは肌艶も良くとても健康そうになっていた。私は肉体的には特に問題はないが精神的に疲れていたので休息を必要としていることが解る。息子との触れ合いは私の精神にとっては大いに癒しとなっていた。無邪気な息子との何気ない一時がとても幸せなものだと感じる。精神的に回復してからエヴリンとアレクシアの元に向かうと昨夜のことを話していた2人。普段の私とは違ったけれどそこも良かったという感想が私に返ってきた。エヴリンとアレクシアが満足しているならそれでいいと言い切れる程度には、私は家族を愛している。愛する家族であるということはやはり変わらない。

 

 月 日

依頼ではなく個人的に気になった組織に潜入してみたが、結果としてそれは正解だった。構成員は全員面で顔を覆い隠しているという組織の構成員の身長と髪型が近い奴を捕らえて、衣服と面を奪い取り成り代わって潜入を開始。問題なく内部に入り込み自白剤で聞き出しておいたパスワードを入力して研究施設内に侵入する。そこで行われていた研究は精神と記憶の転移システムを簡易にして誰にでも使えるように改良しているところだった。この研究が成功すれば不老不死も夢ではないと研究者達は考えているようだったが、成功させてしまうと色々と面倒なことになるのは間違いないので研究者達には消えてもらうことにする。実験に夢中になっている研究者達を素手で1人残らず始末していく。後には研究者達の死体だけが残された。研究資料と実験結果が記録されたパソコンを内容を記憶してから焼却剤で欠片も残さず焼却しておく。これで私以外に研究内容を知るものはいない。後は組織の拠点内と研究施設内に爆薬を設置していき、素知らぬ顔で組織の拠点から出ていってから爆薬を起爆してやった。組織の拠点と研究施設は全壊で資料も実験データも焼失している。これであの組織の研究はご破算だ。組織の構成員も爆発に巻き込まれて死亡している。組織は完全に壊滅と言っていいだろう。精神と記憶の転移システムが確立すれば、不老不死に釣られた金を余らせた老人達が新たな肉体を求めて殺到していただろうな。間違いなく需要があることは認めるが、その研究を許すつもりはない。見つけ次第確実に消し去ってやろう。誰であろうとも、ただの1つも例外はない。




ネタバレ注意
バイオハザード2、コードベロニカ、ディジェネレーション、バイオハザードリベレーションズ2に登場する人物
クレア・レッドフィールド
薬害による被害者を救うべくバイオテロに立ち向かうNGO団体テラセイブに所属するメンバーの中でも、絶体絶命の死線を幾度も潜り抜けてきた屈指の経歴を持つ職員
十代の頃に、事件として記録された最初期の大規模生物災害に遭遇しており、それは1998年にアメリカ中西部の都市ラクーンシティを襲ったバイオハザードである
当時女子大生だったクレアは、市警の特殊部隊STARS隊員である兄クリスの消息を求めて街を訪れ事件に巻き込まれたが、数少ない脱出者となって生還を果たしている
その後も彼女は、同年ロックフォート島のアンブレラ研究施設で発生した生物災害や、2005年のハーバードヴィル空港バイオテロ事件に遭遇し、生き延びた実績を持つ
そうした経験から、どんなに絶望的な状況に置かれても決して諦めない意志力と、何事にも冷静に対処できる並外れた胆力とを育んできている
リベレーションズ2の事件ではテラセイブ主催のパーティ会場を急襲した正体不明の特殊部隊に理由もわからぬまま捕らえられ、仲間達と共に狂気に満ちた謎の収容施設へと連れてこられた
銃器やナイフの扱いに長けた、精神的にも肉体的にもタフな戦士であり、人の尊厳をないがしろにする悪に対して純然たる怒りを燃やす
モイラ・バートンと合流したクレアは収容施設から脱出を果たすと付けられていた腕輪から声が聞こえる
監視者と名乗った女性の声は向かう場所を示していた
到着した場所でテラセイブの仲間達と出会い更に先へと進むことになる
精肉工場を抜けて到着した塔で真実を知りウロボロス・ウィルスを投与された裏切り者ニール・フィッシャーと対峙する
ニールを倒して進んだ先で監視者の女と出会うが女は自らの頭に拳銃を向けて引き金を弾いた
崩れていく塔から脱出しようとする2人だったがクレアを庇ってモイラが瓦礫の山に取り残されてしまう
モイラからクレアだけでも助かってと言われて塔から海面に飛び降りたクレアは救助される
半年後全快したクレアはヘリに乗ってモイラ達を救いに現れた
バリーと協力してアレックス・ウェスカーを追い詰めていき
クレアの放ったロケットランチャーがトドメとなる

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