さっそくパトロンであるトンガリに連絡しデュエルを始めるのだが・・・
「よし、完成だ!デュエルディスク!」
「やったナリ!さっそくトンガリに電話するナリ!」
「ついに完成したんだって?!」
「うん。でも、ちょっと問題が残るけど」
「問題?」
「ちょっとこれ腕に付けてみて」
「うっ・・・ちょ、ちょっと重いね・・・これを付けて立って行うのか・・・」
「デュエルリング、というのかな?そっちにしても良かったんだけど・・・」
「置き場所に困るナリ」
「でも百丈島の別荘なら」
「夏休みしか遊べないよ?それでいいの?」
「ま、まぁいいや。とりあえずこれで遊べるんだろ!」
「うん、テストプレイも済ませた。でも・・・まぁ、その辺りは始めればわかるか」
「あれ、もしかしてデッキを組んだの?」
「うん。さぁ始めようか!」
「いくよ!・・・あの、ガシャンガシャンという音はしないのね、コレ」
「軽くするためにプラスチックで大半を作っているナリよ・・・」
「あの重量感の漂う音も大事か。」
デュエル!
キテレツ ライフ4000
手5 場
トンガリ ライフ4000
手5 場
「先攻、後攻は?」
「え?あれって言ったもの勝ちなんじゃないの?」
「うーん、デュエルディスクを先に構えて初手を先に用意した方が先攻というのは?」
「ああ、アニメでそういうのがあったね。でも・・・5枚だけ引ける?」
「そんなの!あ、6枚だ・・・」
「まだ課題が多いなぁ。先攻は僕が貰ってもいい?」
「いいよ。」
「よし、僕はチューナーモンスター、カラクリ小町弐弐四を召喚!」
「わぁっ!本当に出て来た!これ、触れるの!」
「いや、蜃気楼の原理を利用しているから触れないよ」
「あ、本当だ。」
「じゃあカラクリ小町弐弐四の効果発動!もう一度カラクリを召喚出来る!来い、カラクリ兵弐参六!」
「チューナーとそれ以外のカードが揃った!これは!」
「レベル4の機械族のカラクリ兵弐参六に、レベル3のカラクリ小町弐弐四をチューニング!」
「ああっ?!輪っかが出ている!凄い凄い!ここまで再現したの!」
「これが本当に大変だったナリよ・・・キテレツが凝り性で、何度も作り直ししたナリ・・・」
「江戸時代から受け継がれてきたカラクリの将軍よ、出陣の時は来たれり!シンクロ召喚!カラクリ将軍無零!」
「おお!!」
「カラクリ将軍無零の効果発動!シンクロ召喚に成功した時、デッキからカラクリを特殊召喚出来る!カラクリ忍者七七四九を特殊召喚!」
「あ、デッキから自動的にピッと出て来る訳じゃないんだ。」
「そう、あれが中々出来なくて。あれが出来ないからこうやってデッキをいちいち取り出して探さないといけない。」
「あの世界の技術者もこうやって改善していったのかなぁ?」
「そうだと思うよ。でも動力源の制御装置のカードキーをカードゲーム用のカードに設定するのはセキュリティとしてどうかと思うけど」
「確かに。あれカードキーにしたドラゴン族Sモンスターが破損する可能性とか考えて居ないよね」
「そしてデッキをシャッフル。そして魔法カード、アイアンコールを発動!墓地の機械族を特殊召喚!チューナーモンスターカラクリ小町弐弐四を特殊召喚!」
「おお、サイレンの音まで・・・ちょっとうるさいかな?」
「もう少し音量下げるか。」
「魔法カードを発動する時の音は無いの?」
「やっぱり無いと寂しいか?そういえば電磁波で魔法カードを発動できなくさせる装置があったね」
「魔法カードを封じて負けるなんて情けない人だったナリ」
「まぁ50連勝もしないとなれないらしいから、万全を期して居たんだろうね」
「クロノス教諭も大徳寺先生もエリートだったんだね」
「それじゃあ、レベル5のカラクリ忍者七七四九に、レベル3のカラクリ小町弐弐四をチューニング!」
「見せてやる、闇のカードの力を!シンクロ召喚、カラクリ将軍無零怒!」
「や、闇のカードって。」
「え?ゲームのキャラクターのセリフだけど?」
「えっと、ああ。WCS2011チームカタストロフの。まぁ確かにその効果は闇のカードと言ってもいいかもね。」
「闇のカードは酷いナリよ、カラクリだと欠かせないカードナリ!」
「まぁまぁ。それじゃあカラクリ将軍無零怒の効果発動!デッキからカラクリ兵弐参六を守備表示で特殊召喚!」
「ここで、カラクリ将軍無零の効果発動!場のモンスターの表示形式を変更する!カラクリ兵弐参六を攻撃表示に!」
「カラクリ将軍無零怒の効果発動!カラクリの表示形式が変更した時、一枚ドロー!」
「カードを一枚伏せて、ターンエンド!」
キテレツ ライフ4000
手2 場 カラクリ将軍 無零 カラクリ大将軍 無零怒 カラクリ兵弐参六 伏せ1
トンガリ ライフ4000
手5 場
「僕のターン、ドロー!そういえば、ドローする音って。」
「無いよ。」
「そうだよね、僕はBKヘッドギアを召喚!って、ゴングの音?!」
「え?気に入らなかった?」
「とんでもない!BKヘッドギアの効果発動!デッキからBKを墓地に送る、僕はグラスジョーを墓地へ!」
「そして魔法カード、バーニングナックル・スピリッツを発動!墓地からBKを特殊召喚!BKグラスジョーを特殊召喚!」
「レベル4が二体、という事は」
「レベル4のBK二体でオーバーレイ!X召喚!BK拘束蛮兵リードブロー!」
「エクシーズ召喚の渦と、オーバーレイユニットが飛び回る演出まで!はぁ、感激」
「気に入ってくれて嬉しいよ」
「手札のBKシャドーの効果発動!場のBK拘束蛮兵リードブローのオーバレイユニットを一つ取り除・・・き・・・」
「どうしたナリ?」
「こ、これXモンスターからオーバーレイユニットを取り除くのって・・・ちょっと難しいね」
「引き抜くように。えっと、指に力を入れて。」
「あ、出来た。うーん、X使いって毎回これをやっているのか。」
「X使いの世界が融合に壊滅させられたらしいけど、連戦で指が疲れて素材を取り除いて発動する効果を処理出来なくなったんじゃ?」
「いやそれはない」
「命がかかっているのに、疲れたといって手を抜くなんて事は戦場では有りえないナリ!」
「BKシャドーを特殊召喚!そしてオーバレイユニットのヘッドギアが取り除かれた事で、BK拘束蛮兵リードブローの効果発動!攻撃力が3000になる!」
「バトル!僕はBK拘束蛮兵リードブローでカラクリ将軍無零怒を攻撃!」
「カラクリ将軍無零怒は破壊されて、200ポイントのダメージか」4000から3800
「・・・あれ?破壊音は?そしてモンスター同士のぶつかり合いは?」
「無いよ。蜃気楼だもん。問題点の一つが破壊音とモンスターが戦うシーンが用意できない事」
「ええっ?!戦うシーンが無いの!」
「だって、映像だよ?がっちり組み合ったり、切り結んだりする訳ないじゃない」
「そ、それはそうだけど。」
「なら、BKシャドーでカラクリ将軍無零を攻撃!」
「攻撃力が低いモンスターで攻撃だって?」(棒読み)
「あの、そこはもう少し演技を。」
「しょうがないじゃない、僕は五月さんのように役者じゃないんだから、ダメージを受けたからと言って反応してられないよ」
「五月ちゃんならやってくれるかなぁ?」
「役者って顔芸?とか出来るのかな?」
「や、やめてよ!五月ちゃんが顔芸とか見たくないよ!」
「ふふっ、今明かされる衝撃の真実ナリ~」
トンガリ(無言でコロ助を睨みつける)
「そろそろ戻らない?」
「そうだね、コロ助へのお仕置きは後にするか。僕はBKカウンターブローの効果発動!このカードを除外する事で、BKの攻撃力を1000ポイントアップする!」
「うっ、一気に巻き返されたか」3800から3600
「カードを一枚伏せて、ターンエンドだ。後、除外ゾーンはポケットなんだね」
「確かバクラって人は内ポケットにしまっていたよね、ああいう上着は必要かも。」
キテレツ ライフ3600
手2 場 カラクリ兵弐参六 伏せ1
トンガリ ライフ4000
手1 場 BK拘束南蛮兵リードブロー(グラスジョー)3000 BKシャドー 伏せ1
「僕のターン、ドロー!僕はカラクリ兵弐参六を守備表示に変更。そして罠発動!カラクリ屋敷!」
「ああ、罠の発動音も無いのか」
「やっぱり必要か。僕はカラクリ屋敷の効果発動、カラクリの表示形式が変更になった時、場のカード一枚を破壊する!伏せカードを破壊!」
「ああ、エクシーズブロックが!」
「よし、カラクリ参謀弐四八を召喚!効果発動!BK拘束蛮兵リードブローを守備表示にする」
「レベル4の機械族カラクリ兵弐参六に、カラクリ参謀弐四八をチューニング!S召喚!カラクリ将軍無零!」
「カラクリ将軍無零の効果発動!デッキからカラクリ忍者九壱九を特殊召喚!」
「そして魔法カード、破天荒な風をカラクリ忍者九壱九を対象に発動、攻撃力が2700になる!」
「バトル、僕はカラクリ将軍無零でBK拘束蛮兵リードブローを攻撃!」
「うっ、でもオーバレイユニットを取り除くことで破壊されず、攻撃力もアップするよ!」
「でもこれでオーバレイユニットは無くなった、カラクリ忍者九壱九でBK拘束蛮兵リードブローを攻撃!」
「うっ、とうとう破壊された」
「戦闘破壊に成功したカラクリ忍者九壱九の効果発動!墓地から下級カラクリを特殊召喚!カラクリ小町弐弐四を特殊召喚!」
「ま、まさか!」
「メインフェイズ2だ、僕は機械族のカラクリ忍者九壱九に、カラクリ小町弐弐四をチューニング!三体目のカラクリ将軍無零!」
「デッキからカラクリ忍者七七四九を守備表示で特殊召喚してターンエンド」
キテレツ ライフ3600
手1 場 カラクリ将軍無零2600 カラクリ将軍無零2600 カラクリ忍者七七四九守備1800
トンガリ ライフ4000
手1 場 BKシャドー1800 伏せ1
「僕のターン、ドロー!BKスイッチヒッターを召喚!効果発動!墓地からBKグラスジョーを特殊召喚!」
「行くよ、僕はレベル4のBK三体でオーバーレイ!X召喚!No105流星のセスタス!」
「お、オーバーハンドレッドナンバーズナリか。」
「そして魔法カード、RUMバリアンズ・フォースを発動・・・?!わぁっ、緑色の・・・ここまで再現したの!」
「ああ、でも扉が壊れる所までは再現していないよ。中々良い感じに仕上がらなくて」
「いや、あれは別にいいよ。何でわざわざ扉壊していたのかも不明だったし。CNo105彗星のカエストス!」
「バリアンの紋章を額に浮かび上がらせるのは出来なかったナリ」
「バリアンの紋章とオレイカルコスの結界なら作ったから、これを額に付ける事で再現出来るけどどうする?」
「あれってオーバーハンドレッドナンバーズの時じゃなくて、CXの時でしょ、さて、僕はBK彗星のカエストスの効果発動!カラクリ将軍無零を破壊して
その攻撃力分のダメージを与えるよ!」
「うーん、ここまでか」3600から1000
「トンガリが予想以上に強くてびっくりしたナリ」
「そりゃあ経歴は僕の方が長いからね、バトル!CNo105彗星のカエストスでカラクリ将軍無零を攻撃!」
「戦闘ダメージと、カエストスの効果でその攻撃力分のダメージで僕の負けか」ライフ800になり、ライフ0
「あれ?ライフは4000なの?」
「えっ?違うの?」
「いやまぁ、これでする時は4000でいいかも。数ターンなのにえらく疲れたよ。」
「僕も。アニメの塾でドローをダンベル持って素振りしていたけど」
「あれって必要なんだね、あの世界だと」
「これも改善しないとなぁ」
「いや、これは体を鍛えた方が早いよ・・・」
「麦茶を持ってくるナリ」
「サンキュー。」
「問題点は、ガシャンガシャンという音、先攻後攻の決定、アイアンコールのサイレンの音、魔法・罠を発動する時の音、モンスターの破壊音、
CNoが出て来る時の扉は保留。モンスター同士の戦闘描写も保留・・・」
「後は演技力と体力ナリね」
「ダメージを受けた時の演技って必要なんだな」
「珍しいわね、万丈目君があんな演技をするなんて、というセリフがあったね」
「カイザーとアキさんは攻撃受けても微動だにしなかったけど」
「映像なのだからあれが正しいはずなんだけどなぁ?あの世界だとカイザーとアキさんが物凄く強いキャラのように見える」
「いや、あの二人実際強いナリよ・・・」
いかがでしたか?
余談ですが、キテレツとコロ助は東映版、遊戯王DM、遊戯王GX、遊戯王5Ds、
遊戯王ZEXAL、遊戯王ARC-V(最新話)と劇場版を視聴済み、
原作の漫画版を読破しています。設定や資料の為に。
放送済みはトンガリが録画したビデオを借りてみたという設定です。