鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください…… 作:ふーあいあむ
内定がないって(白目)
いや、まだ焦るような時間じゃない……明後日 採用試験あるけど投稿しちゃうもんね!
ルール
①チヒロは記憶喪失(一部覚えているものもあり)
②とりあえず高町家にお泊まり(じゃないとそもそも作品として……)
③ミッドに戻ってジークちゃんとのイチャゲスが書きたいから駆け足で
夜になり、店を閉めたあとにベストタイミングで士郎さんの娘さんが帰ってきた。
高町美由希さんというらしい。特筆するような特徴はない。強いて言うなら近親〇姦でもやらかしそう、というとこだろうか。
さて、現在俺は高町家の風呂につかり自分の身になにが起きたか考えている。
「うーん……」
まず、俺はなぜか銭湯にいた。
持ち物はなにひとつーーーーそれこそ服すらない。
覚えてることは名前と年齢など自分に関するものだけ。
「……銭湯にいた、が何かのヒントになるか?」
……ダメだ、いまいちぴんと来ない。
裸のまま銭湯に行ったってことか? いやいや……。
「……とりあえず、そろそろ上がるか」
考えても考えても答えは浮かばない。
こういうときはさっさと寝るに限る。それに、あとには士郎さんが控えてるし……早くあがらないと迷惑になるしな。
「ーーーーワンちゃん、わたしが体洗ってあげるわー♪」
「いやぁぁぁぁぁああああっ!? 変態ぃぃぃいいいいっ!?」
「本当に、本当にごめんよ、チヒロくん……」
「本当に、本当に勘弁してほしいんですけど、士郎さん……」
リビングにて士郎さんと面談中。
風呂場に全裸凸かましてきた張本人は呑気にコーヒーを入れている。
「勘弁してほしいのは僕だよ……」
そりゃそうか。
そして気まずい沈黙が訪れる。話題かえよう。
「そういや、このパジャマも息子さんので?」
「あ……あぁ、そうだよ。ちょっと大きいかな?」
「いや、これくらいなら大丈夫です」
……そういや、このパジャマの持ち主である息子さんと特筆することのない娘さんのほかに、もうひとり娘さんがいるんだよな?
息子さんと末の娘さんをまだ見ていない。
「えっと、息子さんと末の娘さんは……? 帰ってこないんですか?」
「あぁ、その二人は家を出ているんだ。息子はいま海外に、末の娘は……まぁ、そこそこ遠いところに。二人とも頑張っているみたいだよ。」
へぇ……。
「息子ーーーー恭也はすずかちゃんのお姉さんと結婚したんだ」
「月村さんの? ほほぉ……」
さぞかし常識人なんだろうな。
「末の娘はーーーー」
「ーーーーはーい、コーヒーよ♪」
ちょうど士郎さんが末の娘さんについて話そうとしたときに、桃子さんがコーヒーを持ってきた。
「そういえば士郎さん、ワンちゃんは今日どこで寝るの?」
あ、そういやそうだな。
うーん……。
「別に、そこのソファでいいですよ。」
「いや、それは流石に……」
そこで桃子さんが“いいこと思いついた”とでも言いたげな表情を浮かべた。
「なら、わたしと寝ましょう!」
……ナニヲイッテイルノコノヒトハ。
「ちょ、桃子!? 僕はどうすればいいんだい?」
「いや、そこじゃないだろ」
士郎さんも士郎さんでどこかおかしいぞ。
……天然なのか? あのクソ金髪も言ってたしな。
「士郎さんは廊下で寝て」
「桃子っ!?」
……あれ? 今のやり取りどこかで……。
そこでふと、写真立てがおいてあるのに気がついた。
幸せそうに笑い、寄り添う士郎さんと桃子さん。その傍らに立つ士郎さん似の男性。息子さん(確かキョウヤさん……だっけ?)だろう。
キョウヤさんの隣には近親〇姦さんと恐らく末の娘さん…………桃子さんによく似た………………あ。
思い出した。