鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください…… 作:ふーあいあむ
一応オリジナル展開になるのかな?
疲れがピークを越えて変なテンションで書いてます。
多少おかしな所があっても見逃してくださいオナシャス!
「よっ、ハリー。お疲れ!」
「ん? おぉ、チヒロ」
ハリーVSリオちゃん(?)の試合が終わったあとヴィヴィオちゃんたちと別れた俺はハリー(とその取り巻き)に合流。
「試合見に来てくれたのか?」
「あぁ、ちゃんと見てたぜ! お前が小学生ボコってたとこ」
「……ま、間違っちゃいねーけどさ……その言い方はやめてくれよ」
ん? 何が?
「はぁ……いや、いいよ。今日は疲れたからツッコむ気力もねー……」
「何々? お疲れ?」
「あぁ……あのちびすけかなり手強かったからなぁ……」
そうなのか……。
「あー……帰ってさっさと寝よう……」
いつもの元気がない。
相当疲れてるんだなぁ、ハリー。
「そっか……じゃあファミレス行こうゼ!」
「お前、俺の話ちゃんと聞いてた?」
「はぁ……暇だ」
ハリーとファミレスへ行き(取り巻きーズは帰った)飯を食った後、ハリーは眠いと行ってアパートに帰ってしまった。
「多分、ヴィヴィオちゃんたちも疲れて寝てるだろうし……」
というか夜だし。
普通に小学生とは遊べる時間じゃないし。
「ん?」
あら、通信だ。
誰からだ? …………ジーク?
「よう。どした?」
『あっ……チヒロ? 今なにしとるん?』
「暇してるとこ」
『そうなんや。あんな、良かったら…………』
「あ、チヒロ! いらっしゃい~」
「ん、邪魔するぜ。むしろしまくるぜ」
「あはは、チヒロならえぇよ!」
通信でジークに
「あ、お茶のむ?」
「お構え」
「……飲むってことやね?」
しっかし相変わらず狭いな、ここ。
まぁテントだから仕方ないけどさ。
「はい、どうぞ」
「………………おいコレ何て茶葉だ?」
出されたお茶は色が薄く、香りも青臭い。
「知らへん。その辺に生えてる葉っぱやし」
「オーケー、とりあえず歓迎されてないってのはわかった…………戦争だコラ」
こいつ……調子に乗っているんじゃあないか?
ここらでそろそろ人間様とゴキブリどっちが上かハッキリさせようぜ。
「……チヒロ、ちょっと
「……何? 真剣な話?」
「…………うん」
そっか……この振り上げて『ガオー』なポーズしてる両手どうしよう。
元〇玉でも生成するか?
「オラに元気を…………って、ジークよ。台詞の途中で抱きついてくるなよ」
「ん……」
何なのコイツ?
なんかいつになく汐らしいというか……やり辛いことこのうえない。
「明日、
「そうなのか」
知らんかった。
「……ほんでな、対戦相手がちょっと」
「対戦相手? 嫌いなやつとか?」
むしろチャンスじゃね?
公衆の面前で叩きのめせるんだから。
「ちゃうよ。なんて言うか、昔…………本当に大昔に色々あったんよ」
「……んーと、あれか。ご先祖様がどうのってやつ?」
「まぁ、そんなとこや」
コイツにはご先祖様の記憶があるんだとか。
それ関係のこととなると……わからん。てか興味がない。
「対戦相手の娘と
「……で? 結局何なんだよ? それを再認識させられるのが嫌なのか?」
「いや、ちょっとちがくて……」
じゃあ何だよ。
ぐだぐだと面倒臭いなぁ。
「きっとあの娘は、少なくとも今のままじゃ
……はあ?
「例えば自信。例えば誇り。もちろん、他の選手にだってそれはあるはずや。だけど……先祖の記憶が、数百年の歴史があるそれとは重みが違う」
ジークは俺の胸に顔を埋める。
「できれば救ってあげたい。同じ記憶に縛られる者として、その苦しみはよう分かる。でも、
ユーリと同じような台詞だな。
……………………ん? ユーリって誰だ?
「
途中で切れてないよ! 今回はここでおしまい。
次回はついにストーカーVSゴッキー戦。
結局、ジークは答えを出せずに試合に挑むことに……。
おまけ
《
「もう、早読みちゃんてば……」
自宅のパソコンから
「やっぱりポンコツはポンコツかぁ……」
せっかく倉庫から見つけて自由を与えてあげたのに……面白くないの。
「しかもボク、『チーくんをイジめて』って言ったのに」
なんで標的間違えるかなぁ……本当にポンコツなんだから。
あーあ、また何か違うこと考えないとなぁ。
「……ふふっ」
デスク上のチーくん画像を見て、思わず笑みが溢れる。
「チーくん、大好きだよ。もっともっとイジめてあげるから……待っててね?」
パパン:かつて