鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください……   作:ふーあいあむ

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明日、私用で投稿できないので1日早めて投稿。
次回の更新は本来の投稿予定日である明日から数えて三日後の17日(金)になります。
申し訳ないです。


おまけ
《DIもうとのひ・み・つ》
とにかく写真写りが悪い。
ポーズは決まって両手でピースなのだが、シャッターの瞬間に必ずと言っていいほど瞬きをしてしまい、目が半開きになってしまう。








僕は言ったんだよ?
あれはあくまで『おまけ』だって。
なのにみんなが本編本編って……!

いいよ、やってやろうじゃないか(錯乱)

本編より本編してやる……ッ!
※タグに『作者ご乱心』を追加しました。




四十七話

「どうだレヴィ、うまいか?」

「あぐあぐあぐっ……んぐ、おいしー! ヒロヒロ、これおいしーよ!」

 

そうかそうか。

それは良かった。さて、俺も食うかな。

 

「あんま急いで食うなよ。喉につまるぞ」

 

と、自分のカレーを準備しつつフラグを建ててみる。

 

「あぐあぐ、あーい……むぐっ!?」

「はい回収どーも」

 

カレーをテーブルに置き、レヴィを抱え上げて背中を叩く。

確か頭を体より下にするんだったよな。

 

「ぷへぁっ……ひ、ヒロヒロぉ……!」

「はいはい怖かったのな」

 

涙目でしがみついてくるレヴィの頭を撫でてやる。

なんか小さい頃の妹を思い出すなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーーいい匂いがする~!」

 

ちょうどレヴィが三杯目のカレーを食べ始めた時だった。

作戦会議に行っていたやつらがわらわらと食堂に入ってきた。

終わったのか?

 

「先輩! これ何の匂いですか?」

「カレー。ちょっと前に作ったんだ」

「え……先輩が作ったんですか?」

「あぁ」

 

っと、そうだ。

 

「リンディさん、勝手に食材使ってごめんなさい」

「あら、いいのよ」

「むっ? ヒロヒロは悪くないよ! 王様がめーれいしたんだよ!」

「えっ!? 我は何も言っていないぞ!?」

 

あれが『王様』か。

 

「大丈夫よ、怒らないから。それより私にも食べさせてもらえるかしら?」

「あぁ、どうぞ。他の人たちもぜひ」

 

ヴィヴィオちゃんを除いた未来組から声があがる。

 

「チヒロさんの料理、美味しいんですよね」

「アインハルトさん食べたことあるんですか!?」

 

『う〇こ! 先生のう〇こだよ、トーマ!』

「お願いリリィもうやめて……ッ!」

 

よそってやるか。

 

「レヴィ、手伝え」

「あいあいさー!」

 

あとリリィ、貴様は覚えておけよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが」

「ボクたちが!」

「丹精込めて作った」

「カレーでーす!」

 

いやまぁ、作ったの俺なんだけどな。

 

「ちゃんと全員分あるのね」

「おかわりもありますよ」

「……け、けっこう作ったのね」

 

いやぁ、でかい鍋とキッチンに興奮して……つい。

食材も限界ギリギリまで使ったし。

てへぺろ。

 

「わぁ! おいしそうだね、フェイトちゃん!」

「そうだね、なのは」

 

……なんか………………今…………嫌な………………。

 

「ヒロヒロどうしたのー? 早く食べよーよ!」

「……お前まだ食うの?」

「うん!」

 

その細い体のどこに入るんだ……?

レヴィが俺の手を引っ張る。

その先はーーーー

 

「オリジナルー! となり座ってもいいー?」

「あっ、レヴィ。いいよ。……あと、私はフェイトだよ」

「わかったぞー、へいとー!」

「あ、あはは……」

 

 

アカン。

 

 

 

 

 

 

「……ダーリンが浮気してる!」

「お前とリリィだけ泥食わすぞ」

『な、なんでですか!?』

 




感想で嘘吐いてもうた。
未来のキチ〇イ組接触は次回でしたすいまそん(´・ω・`)



おまけ
《襲い来る、新たなる試練 ※委員長視点》




『私はあなたを認めない』



学校からの帰り道、そう記されたメールが届いた。
差出人は不明。いったい誰なんだろう?
いや、それよりも……

「『認めない』って……どういうこと?」

間違いメールなのか、それとも……。
そして、そんなふうにメールについての推測をしている時だった。

「ーーーー義姉様(ねえさま)ッ!」

後ろから大声を上げて篠崎くんの妹さんが走ってくる。
すごく焦ってるみたいだけど……どうしたんだろう?

「どうしたの? そんなに焦ーーーー」
「危ないッ!」
「ーーーーえっ?」

突然、横から異常なまでの熱気を感じる。
見てみるととても巨大な火の玉がこちら目掛けて飛来していた。
もう目と鼻の先だ。

「きゃ……ッ!?」

ダメっ!
避けられないーーーー!?





「ーーーー……(……ルド)』ッ!」





ハッ!?

「無事ですか、義姉様(ねえさま)
「あ、うん……大丈夫だよ」

どうやら篠崎くんの妹さんが助けてくれたようだ。

「よかった……!」
「ありがとう、助かったよ」

妹さんの頭を撫でてあげる。
気持ち良さそうに目を細めた。なんか猫みたい。

「それより今のは……?」
「あ、そうでした! 実は……」




「ーーーーあら、敵前でお話なんてずいぶん余裕そうじゃない?」



to be continued……


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