鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください…… 作:ふーあいあむ
おまけ
《アベンジャーズやっと見れたよやったね記念・MARVEL一発ネタ》
チヒロ:俺なら
ほら……あの……アレだよアレ。あの人……歯の…………なんか……アレ……女の子:その自信はどこから来るんですか!?
現在、俺を除いた未来組とこの時代のロリ組で対悪の親玉戦の作戦会議中。
非戦闘員の僕は作戦会議には参加せず、食堂でたまたま持っていた携帯ゲームをしている。
「いやぁ……インターミドル開会式が始まるまでの暇潰しに持ってきたのが役に立つとはな」
あぁ、充電器持ってくればよかった。
まだ大丈夫だけど……いつまで待つのかも分からないしなぁ。
全部の問題が片付くまで充電持つかな……。
「ーーーーねーねー、なにしてるのー?」
「あん?」
どこぞのキチ〇イと似てる顔をしたのが話かけてきた。
こいつ……確かハニーと一緒にいたガキンチョだよな?
「何って……ゲームだけど……」
「げーむ? ってなに?」
ゲーム知らんの?
「あー……やってるトコ見るか?」
「みる!」
「ほわぁー! カッコいいぞ!」
ガキンチョを膝にのせてゲームをプレイする。
「ずがーん! ばこーん!」
「おい、あんま暴れんなよ」
「あ、ごめん」
画面の中のキャラクターに合わせて動くガキンチョ。
何か頭の緩そうなヤツだな。
「……そういや名前聞いてなかったな。俺は篠崎チヒロ、お前は?」
「ん? ボクはレヴィ・ザ・スラッシャー! 強くてスゴくてカッコいいんだぞー!」
あ、やっぱり残念系なんだなコイツ。
「そうか、カッコいいのか。それはスゴいな」
「えっへん!」
うーむ……なるほど、これがアホ可愛いというやつか。
バカな子ほど可愛いとはよく聞くが……。
まぁ、何にせよ。
「よろしくな、レヴィ」
「よろしくー! ヒロヒロ!」
……あれ……?
何だろ、コイツどっかで…………?
「ーーーーあっ! ヒロヒロ! 負けちゃうよ!」
「あ? お、おう!」
偶然なのか必然なのか、レヴィの発した言葉に反応した俺は感じた違和感を頭のすみに追いやってしまった。
ーーーーぐぅぅぅぅ。
「ん?」
「……お腹すいた」
しばらくゲームをしていると唐突にレヴィの腹が鳴った。
「……言われてみると腹減ったな」
ゲームを中断し、レヴィを抱えて立ち上がる。
調理場を覗くが誰もいないようだった。
「ふむ……勝手に作っちゃまずいかねぇ?」
「んー? ヒロヒロは料理できるの?」
「ん? まぁ、一応」
凝ったものは作れないけど。
「ボクお腹すいたよぉ……」
「……作れと?」
「うん!」
……まぁいいけど。
「コイツに命令されて作ったということにすれば…………」
そうすれば全てコイツの責任だ。
俺はお咎めなしになるはず。
「めーれい? ボク、よく王様にめーれいされるよ?」
話が飛んだ。
“命令”という言葉から連想したことなんだろう。思ったことそのまま言っちゃう子なんだな、コイツ。
て言うか……。
「……王様って誰? 俺のこと?」
お前に命令したことないんだけど?
「王様は王様だよ?」
「いやいやいや、わかんねーよ」
「えーなんでー!?」
はぁ……もう面倒くさいからいいや。
冷蔵庫を漁る。何作ろうかなぁ……。
「うし、材料的にカレーにすっか! レヴィ、お前も手伝え」
「はーい!」
「あとリンディさんに何か言われたら全部その“王様”のせいにするぞ」
「わかったー!」
さぁ……腕がなるぜ。
見せて……否!
魅せてやろう、俺の食戟を!
「そういやお前なんでいんの? 作戦会議は?」
「王様がね、『いても邪魔になるだけだからおそとで遊んでなさい』って」
要らん娘なのかなぁ……。
おまけ
《?????????》
どこかも分からない暗い場所。
ボロボロのくまの人形や錆びた自転車、いつのとも知れないような雑誌など様々なものが散乱している。
『ーーーー』
その中に、とても
大量の埃を被ったそれは当然ながら電源はついていなく、画面は真っ暗だ。
『ーーーーーーーーー』
それが今、ひとりでにーーーー
『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
ーーーー起動した。
to be continued……