鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください……   作:ふーあいあむ

45 / 96

多少……というか、基本は原作沿いだけどオリジナル展開みたいかもです。
もうGODがうろ覚えなので。ごめんなさい。

GOD分かんない人いるかなぁ……。
説明すべきかな……やっぱり。



四十四話

 

「先輩!?」

「チヒロさん!?」

『あ、本当だ!』

 

部屋に入ると、既に十数人ほどの人たちがいた。

さらに俺を見てそのうち三人ほどが声を上げた。

ヴィヴィオちゃんがいる。何でだ? あとの二人は知らん。

そして……。

 

「あぁ、ご無事でしたか、チヒロさんっ!」

「うっ……」

 

ストラトスちゃんが駆け寄ってきて、抱きついてくる。

デコ助のせいでなんか気まずい……。

 

「チヒロさん……?」

「ーーーーそこまでです、この泥棒キャット」

 

はぁぁぁぁぁ…………。

 

「ダーリンどうしました? そろそろあの子の妹か弟を作りますか?」

「もう死ねよ……」

 

まず第一子すら存在してねぇだろ……。

あの子って誰だよ。

 

「……チヒロさん、この方は……?」

「知らない。知りたくない」

 

関わり合いになりたくない。

 

「ーーーーはいはい、再会を祝うのもいいのだけれど私たちを忘れないでね」

 

緑色の髪をした女性が手を叩いて注目を集める。

あー……きっとこの艦のお偉いさんなんだろうなー。

 

「初めまして、リンディ・ハラオウンです」

 

 

ーーーーそして、現状の説明が始まった。

 

……ん?

『ハラオウン』……?

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどなぁ……」

 

あの後、リンディさん(ハラオウンさん(自称・母親のキチ〇イ)と被るのでそう呼ぶことにした)とフローリアンとかいう双子の姉妹から説明を受けた。

……難しい話はよくわかんなかったけど、要はフローリアン姉妹の使った装置が悪いとか。

で、今は“U-D”だか何だかというラスボス戦前の作戦会議だったらしい。

 

「またはた迷惑なことを……」

 

まぁ、終わったことをぐちくち言ってもしょうがないか。

切り替え切り替え。

 

「それじゃ、今から少し自由時間にします。各々話したいこともあるでしょう」

 

リンディさんがそう言って、みんな一時解散。

当然ヴィヴィオちゃんとストラトスちゃんが近寄ってくる。

 

「……大変なことになりましたね」

「だなぁ」

 

大変というか面倒くさい?

 

「大丈夫です。チヒロさんは私が守ります」

「あ、あぁ……そ、そうだな」

「……あ、れ…………?」

 

……気まずい。超気まずい。

 

「そうですね! 私たちで先輩を守ります!」

「おぉ! 頼むぞ!」

 

ヴィヴィオちゃんの頭を撫でてやる。

 

「えへへ……先輩ってお兄ちゃんみたいですよね」

「え? お兄ちゃんいるの?」

「あ、いえ、いませんけど……いたらこんな感じかなぁ、って」

 

そっか。

…………あー。

 

「その……お前も……頑張れよ、ストラトスちゃん」

「ーーーーえっ!?」

 

ストラトスちゃんの頭を撫でる。

手つきがぎこちないのは……こいつとの今までを考えると仕方ないよな。

 

「……まさか……偽者……?」

 

 

ーーーーアイアンクローかましてやった。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。