鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください……   作:ふーあいあむ

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四十二話

星の輝く綺麗な夜空に、それよりも輝く光が飛び交っている。

あの後、ハニーとロリロリなのはさんが戦闘をおっぱじめた。

 

「あー……空が綺麗ダナー……」

 

そして俺は絶賛現実逃避中。

おうち帰りたい。

 

「流れ弾飛んでこないよな……?」

 

もしかして逃げるべき?

そーっと……。

 

「ーーーーお兄さん、そこで待っててください!」

 

速攻でロリロリなのはさんにバレた。

 

「ダーリン、大丈夫です。すぐにこのクソロリ倒しますから」

「なのはさん、待ってるんでそのクソロリぶちのめしてください!」

「えっ!? えっ!?」

 

なのはさん は こんらん している !

 

「なるほどツンデレですか。さすがダーリン次元一可愛いです」

「殺せッ! 無力化とか甘っちょろいこと言ってないで殺してしまえなのはさんッ!」

「……ね? 私のダーリンは可愛いでしょう? 私がナノハばかりに構っているから嫉妬しているんですよ」

「ーーーー俺が殺る」

 

 

「え、えぇと…………シュテルちゃん、ごめんね……?」

 

 

「……はい?」

 

いつの間にか、なのはさんの前には巨大な光の塊があった。

何だアレ?

 

「魔力収束……!? ダーリンとラブラブしてる最中にするなんて汚いですよ……!」

「ラブラブなんてしてねぇ!」

 

適当なことばっか言うな!

 

「本当にごめんね……! スターライトーーーー」

 

……あ。

アレ知ってるわ。管理局見学行ったときにやってたヤツだ。

さらば、ハニー。ご愁傷さま。

 

そしてーーーー。

 

 

「ーーーーブレイカーッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……何で俺がこいつを背負わなきゃいけないわけ?」

「ご、ごめんなさい……!」

 

ロリなのはさんの破壊光線で気絶したハニーをなぜか俺が背負っている。

まぁ……重くないからいいけど。

 

「……で、これからどうするんすか?」

「にゃっ!? え、えーっとねぇ……」

 

“にゃっ”……?

 

「もうすぐアースラが来てくれると思うんですけど……」

「阿修羅?」

「アースラです!」

 

何それ?

 

「管理局の次元航行艦です」

 

へぇ。

管理局のねぇ……ん?

 

「俺も行くんすか?」

「え……はい。そう、ですけど……」

 

えぇぇ……。

 

「……俺、迷っただけなんですけど」

「……それ、どういうことですか?」

「………………え……?」

 

ーーーー俺の身に起きたことの経緯を最初から話すことになった。

 

 

 

 

 

 

「ーーーーって訳なんです」

「なるほど……」

 

何が?

 

「実は……似たような状況下にある人がいるんです」

「えっ……本当ですか!?」

「はい。既に保護されていて……今はアースラにいます」

 

マジか……。

他にもいたなんて。

 

「教えてください、いったいこれって……」

「はい、ちゃんと説明します。でもまずはアースラに行きましょう」

 

落ち着いた環境で全員まとめてってことか。

 

「分かりました」

「ありがとうございます」

 

まぁ……自分のことだしな。

 

 

 

 

 

 

「てめぇ起きてるだろ」

「ダーリンhshs」

 

 

 




おまけ
《セカンド・コンタクト ※デコ助視点》

それは私が「タンクローリーだッ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」


※て、手抜きじゃないよ……?



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