どうもこのシリーズは固定の読者様が読んでくださっているようです。
初めてこのページにアクセスした方ごめんなさい。
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オリキャラではありません。
『ロード・エルメロイ二世の事件簿』のキャラクターです。
設定は基本、原作準拠です。
・タリン
エストニア共和国の首都。人口およそ42万人。
ラトヴィア、リトアニアと合わせてバルト三国と通称される。
旧ソヴィエト連邦の構成国の一つですが地理的には北欧に近く、現在は通貨もユーロが
使われています。
エストニアと言われても全くピンと来ないと思いますが旧ソヴィエト連邦でありながらエストニアは結構裕福な国でバルト三国では随一の経済力を誇ります。
特に産業として有名なのがITでエストニアと言われてピンと来なくても「Skype」と言われれば多くの方がご存じなのではないでしょうか。
そう。実はSkypeはこのヨーロッパの小国で誕生しているのです。
国内のどこに行くにも一日で行けてしまうような小国で見どころがそんなにあるわけではありませんが首都タリンの旧市街は見ものです。
この旧市街はヨーロッパの旧市街でもとくに保存状態が良く、中世の頃に建てられたレンガ造りの建物が当時さながらの状態で残っています。
街がコンパクトで歩きやすくただブラブラ街歩きしたいという趣味の方には特におすすめです。
・エストニア料理
旧ソヴィエト連邦であるためロシア料理の影響が強いです。
スープ類が豊富でボルシチ(ロシア料理と思われがちだが実はウクライナ発祥)
豆のスープなど食べごたえのしっかりとしたスープが美味しいです。
英語でスープを飲むこと"eat soup"(スープを食べる)と言いますがヨーロッパのスープは基本的に「食べるもの」という思想で作られていることが分かります。
噛みごたえのしっかりした黒パンが主食で、添え物として蒸したザワークラフトが供されることも多いです。
・ピーピングトム
英語で「覗き魔」「デバガメ」のこと。
由来はゴダイヴァ夫人が町民のために一糸まとわぬ姿で町を闊歩した時、他の町民がゴダイヴァ夫人を気遣って野次馬を控える中ただ一人その姿をこっそり覗いていたのがトムという男だったという逸話。
タリンのピック通り25番地に住んでいたピーピングトムは向かいの家の娘の動向をピーピング(監視)していたそうです。
地球の歩き方によるとその場所にピーピングトムの銅像があるとのことでしたが
見当たりませんでした。情報が古かったのでしょうか。
ちなみに「デバガメ」は「出っ歯の亀太郎」という人物に由来します。
次回はまたロンドンに戻ります。
今度はグリニッジを舞台設定にする予定です。
共著者から「タイトルがUKなのにイギリス離れすぎ」と言われてしまい。
まあ確かにその通りなので。
本当はスコットランドのエディンバラを候補に考えていたのですが言ったことがないので
つい行ったばかりのエストニアにしてしまいました。
なお、今後も自作のリメイク的な方向で更新します。
更新サボってますが自作の『magus hunter』『幕間の物語』共々よろしくおねがいします。