例によってまた英国風物の解説です。癖なんですよ。本当にすいません。
いつものように興味のない方は読み飛ばしてください。
設定―英国の風物について3
・チェルシー
メイフェアと並ぶロンドンの高級エリア。
高級品店、高級レストランが軒を並べる。
ゲーム内でルヴィアがどこに住んでいるか明確な描写がなかったので勝手に決めました。
・ソーホー
ロンドンのナイトスポット。そして最大級のおピンク街。
ポルノ映画に大人のオモチャ、さらにはぼったくりバーまで何でもあり。
・オックスフォードストリート
ウエストミンスター地区にある大通り。
300以上の店が軒を並べ、年間2億人以上が訪れる世界最大級のショッピングストリート。
・モーニンググローリー
英国の人気バンド(すでに解散)オアシスの代表作にして、90年代ブリットポップ時代の英国音楽シーン代表する名盤。
アルバムジャケットの写真はロンドンで撮影されている。
・ハムステッド・ヒース
ロンドン郊外のハムステッドにある巨大な公園。ほとんどが雑木林で自然に近い状態が保たれている。
・マーケット
スーパーやデパートでは買えない、珍しい料理、個性的なデザインの装飾品、生鮮食品、アンティークなどが手に入る。
定期的に開催されているマーケットは数多く、ポートベロ、カムデンロック、グリニッジ、コヴェントガーデンなどは特に有名。
今回、オールドスピタルズフィールドマーケットにした理由は、手元にあった英会話教材に載ってたから。
すいません。ただそれだけです。
・ルチアーノ・パヴァロッティ
旧三大テノールの一人に数えられたイタリアの名歌手。2007年没。
音楽で使われる最高音域であるハイCを難なく出したことから、キング・オブ・ハイCと呼ばれていた。
とてもふくよかな体型だった。
ちなみにこういうブラックジョークで英国人が本当に笑うかどうかは謎です。さすがに試す勇気無いので。
・フォートナム・アンド・メイソン
Fortnum & Mason。
ロンドンの老舗百貨店。本店はピカデリーで最上階はティーサロンになっています。
実際に一度ここでアフタヌーンティーを頂きました。
紅茶と3段重ねのケーキスタンドのセットでお値段しめて40ポンド(高え!)
悪名高いイギリス料理ですが、ここのサンドイッチとスコーンは本当に美味でした。
ケーキスタンドの中身はお代わり自由だったので、サンドイッチを2度喰いました。
でも、最上段のケーキはとにかくただひたすらに甘ったるかった。
ちなみにですが。
今日、誰が流行らせたのか甘いもの全般のことをスウィーツと呼ぶようになりましたがこれ、元になったのは恐らくはイギリス英語の"sweets"です。
sweetsは本来「キャンディ」の意味です。
・セント・ポール大聖堂
近代的建築物が並ぶシティで異彩を放つ歴史的建造物。
現在の物はロンドン大火(1666年)の後に、ロンドンの都市計画に関わったクリストファー・レンによって再建されたもの。
てっぺんからの眺望は最高ですが、音響効果もよく。度々コンサートが催されています。
ロンドンにはロンドン交響楽団はじめ優秀なオーケストラがそろっているので機会があればぜひお試しを。
ちなみに個人的に一番好きなのはエサ=ペッカ・サロネンが首席指揮者を努めるフィルハーモニア管弦楽団。
このコンビは現代における世界最高のオーケストラ演奏だと私は思います。
・ステーキアンドキドニーパイ
ステーキ肉とキドニー(腎臓)をエールで煮込み、パイ生地に包んで焼いた伝統料理。パブの定番。
世間では認知度が低いようですが、ステーキとローストビーフはイギリス発祥の料理。
イギリス家庭料理はパイ料理が多いです。
コーニッシュパスティー(ミートパイ)とコテージパイ(ポテトと牛肉のパイ)を試しましたがどっちも意外と美味でした。
大学院時代の指導教授は「イギリスの家庭料理は美味しい」と言っていましたが、実際家庭料理のカテゴリーに入るものは
(見た目はともかく)案外悪くなかった覚えがあります。
・ブギーマン
恐らくスコットランドが発祥と言われる民間伝承の怪物。
悪いことをした子供を誘拐すると言われている。
次回。新エピソード。またシリアスに戻ります。
そして極めて同人誌的展開に戻ります。
書き溜めが尽きてしまったので少々お待ちを。