あっついですね
「で、だ。レティシア様?どうして伊織を試した?」
「え?十六夜ちゃん気づいてないの?ぷぷぷ」
「‥‥どう言うことだ?」
あ、そっか
「ごめん。彼女の能力見れないのか‥‥」
「んなことできんのは、お前くらいなもんだよ」
「察するに、誰かとの勝負‥‥魔王とかかな?」
「‥‥っ」
「図星だね?その戦いで負けたんだろう。元々このギルドの人らしいしね。あの惨状にした魔王様とみて間違いない。んで、相手もバカじゃない魔王様だったんだろう?そんな力を相手は消さないはずがない。」
「だから消したもしくは奪った‥‥か」
「多分ね」
「それなら伊織君が直せばいいんじゃない?」
「‥‥飛鳥に同意する。」
「い、伊織さんお願いいたします」
うーむ、困ったな
「戻すことは大丈夫だろうけど、戻したときにすべての記憶がなくなり、僕たちを襲ってくる可能性がある‥‥」
「じゃあ、そんな賭けはやめた方がいいな」
勿論、もとに戻すことは簡単に出来るが、面白くない。やめておこう。
そんなことを思っていると、赤い光が見えた。
「あぶねえみんな避けろ!!」
その明かりは俺の声もむなしく、レティシアにあたる
「まあ、俺に当てなきゃ無駄だけどな」
石化したレティシアを俺の『ギフト能力を無効化するギフト』でなおす。
「本当に出鱈目ね。」
「ほんとうだな。」
「‥‥全く」
「さってと、うちのもとメンバーに危害を加えたんだ。取り合えず、消えとけ」
そういって思いっきり地面を蹴って、相手にただのパンチをぶつけ、殲滅する。
「じゃ、こいつらの親玉んとこ行こーぜ。レティシアちゃんは後でちゃんと直してあげるから、あいつらに捕まったふりね。十六夜は別件を頼む。俺の能力を好きなだけかしてやるから、いってこい」
「へぇ。上限はあるのか?」
「ないよ~100個でも200個でも1兆個でも何個でも付与しよう。」
「「「‥‥流石は人外(ね)(ですね)」」」
「そりゃいい。わかった俺だけ別行動を取ろう。」
「じゃ、取り合えずレティシアちゃんを石化して、耀ちゃんはここでお留守番頼むよ。一応結界張っとくけど」
「‥‥それ、私必要なくない?」
「念のためだって」
まあ、実際要らないだろうけど。
「じゃあ、俺の作ったお菓子でも食べてて~」
「‥‥お、美味しそう。いってらっしゃい」
「わ、私も」
「後で、十六夜と黒ウサギと飛鳥にもあげるから待っててね。取り合えず十六夜欲しいギフトいって~」
20分後
「よーし。じゃあ行こっか」
「ええ。(はい)」
白夜叉私室
「ギフトゲームの中止じゃと!?」
「ああ、良い買い手が着いたのでね」
「ふむふむ」
「このっ。ギフトゲームを途中で終わらせるなど、本当にそれでも由緒あるペルセウスのリーダーか!!」
「確かに確かに。あ、お茶おかわりで」
「だから申し訳ないっていってるでしょう?それにそっちだって、僕の物をかってに持ち出したじゃない」
「な、ナンダッテ~。あ、お茶請けはやっぱ煎餅に限るよね」
「何を呑気におる。というか、いつから居った!?」
「え?最初からだよ?」
本当に気づいてなかったのか‥‥‥‥ショックはないな
「っ!?誰だい?君は?」
「ん?俺は永遠の19歳加賀伊織!!よろしくな!!」
「このお馬鹿さん!!何を呑気にしているのですか!?」
「え?だってそんな雰囲気だったじゃん?」
「どこがですか!?」
「どこのギルドだい?」
「ノーネームだけど?えーっと、金髪染めるの失敗しちゃったかわいそうな子よ。」
「元々こういう髪だ!!へえノーネームはっはっは」
「笑うな!!」
ルイオスを殴る伊織。そして‥‥
半径1キロ圏内の建物がすべて木っ端微塵になった。
「いっけね」
あわてて戻す、伊織
「ごめんねペルセウスのリーダー。」
「はぁ‥‥はぁ。き、きみは一体誰なんだ?」
死にそうな顔をする、ルイオス。無理もない、あんな物を見せられたら誰でも怯える。だが、伊織は
「え?なに?認知症?加賀伊織君だよ♪」
そんなことお構いなしにボケていた。
いかがでしょうか?
伊織さんキャラ崩壊してね?と思った人は負けです
では、またじかい