と、いうわけで番外編です。
なので、ほぼ台詞のみです。
番外編1、魅惑的な肉じゃが
「さあ、やって参りました。つくって美味しい食べて楽しい耀と伊織の《お料理作っちゃお!!》」
「さあ、今日は
「はい、なんか不吉な予感がしましたが気にしないで行きましょう」
「そうですね。」
「ではまず、牛肉とじゃがいもを一口大に切っていってくださいね」
「肉じゃがは家庭料理ですので、私達のような新婚さんにはぴったりです。」
「はい、まず君はまだ14でしょう。結婚できませんからね」
「愛に年齢は関係ありませんからね」
「うん。超個人的な意見ありがとうございます。次に玉ねぎをくし型に切り、人参は乱切りにしていきます。」
「そして私をダーリンは乱暴にします」
「しません」
「します」
「しません!!次に白滝を茹で、食べやすくしていきます。」
「ここには愛情がつまっています」
「たしかに愛情は大事ですね。食べさせてあげたい人を考えましょう。」
「ダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリン」
「はい、ここまでくると普通の人は引くのでやめておきましょう。」
「私とダーリンだからこそなせる業」
「正直自分もやめてほしいですが、ここは肯定しておきます。そして、油を入れ、玉ねぎが透明になるまで炒めます。」
「私の気持ちのように」
「"あんたはむしろ黒だろ!?"と思った皆さん大丈夫。それが普通の反応です。自分もそう思っていますが、ここは耀の気持ちを汲んでやってください。」
「そんなことよりだ‥‥先生早く続けてください。」
「こんな状況にしたのは誰だ!!あと、今までダーリンっていってきたんだから、訂正意味ないだろ!!とつっこみたいですが、我慢です。そして、牛肉をくわえ、さらに炒めていきます。」
「しかし先生は料理がうまいですね。」
「ええ、美味しい料理を食べたときに、自分でもこれを作ってみたいと思いましたからね。」
「私も料理してほしいです。」
「はい、ちょっとだまってくたさい。そして、人参、じゃがいも、白滝も加えて、さらに炒めて下さい。」
「先生みりんがないのでレティシアから貰ってきてください」
「あ、はい。では、ここは耀に任していきます。」
「さあ、ここがコツ。
「どうですか耀さん? 」
「いい感じです」
「そうですね。では、出汁を入れ、沸騰するまで待ちます。おや、何か嬉しそうですね耀さん」
「そうでもない」
「こういうときは、絶対になにかを考えているのでとても不安です」
「静かにしないとキスでその口をふさぐ」
「そんなことするわけないですよね。沸騰したら灰汁をとり、醤油、砂糖、みりんで味を調整し、落し蓋ていきます。」
「先生は甘めが好きですよね?」
「全くそんなこと言っていないのに、ばれてしまったことにとてつもない恐怖を覚えています。」
「愛があればそんなことお見通しです。」
「なんでも愛でわかってしまう耀さんが本当に怖いです。そして、最後に弱火で10分~15分ほど煮れば完成です。では、十六夜君と黒ウサギさんに食べてもらいましょう」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥え?」
「どうしたのですか?耀さん」
「それは、ダーリンが食べて」
「いえ。これが今日の夕食ですし。」
「大丈夫です。それは私が作ります。」
「それでは、作ったいみが全くないですが‥‥まあ、ありがたく頂きます。」
「どうですか?」
「うん、我ながら美味し‥‥‥‥」
「どうしました?」
「あなた‥‥媚薬いれましたね?」
「なんのことでしょう?」
「なるほど。だから十六夜に食べさせなかったのか」
「大丈夫?あ、大変なことになっている。直してあげる」
「ちょ、耀さん?耀さん?ま、また次回!!」
いかがでしょうか?
番外編でした。
今日中に本編終わるかな?