危ない男が異世界から来るそうですよ   作:霞ヶ丘スペンサー恵

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はい、どうも作者の恵です。
さあ、「俺ガイル編」です。
頑張ります。はい
ああ、ノーゲームノーライフ新刊おめです!!
因みに伊織は「対象のフラグ」が見えます。


俺ガイル
1、やはり俺の親友は間違っている


総武高校入学式前日

 

「ふーん。今回はこの総武高校ってとこでの高校生活か~」

(うわぁ。いろんなフラグが立ってて見えない……)

 

まあ、死ぬことはないからいっか。と思う伊織。当然だ"箱庭"の世界で死ななかったのだ、死ぬわけがない。

 

と思っていた。そして現在入学式当日

 

「ぐぼはぁぁ」

 

車に轢かれていた。

事の発端は数十分前

 

「はあ~。平和というのはいいな。平和最高」

 

伊織がそう長くはない平和とも知らず平和を楽しんでいたときであった。

 

「っ!!あいつ犬助けたいからってそりゃねえだろ。」

 

目の前の男が犬を助けるため自分を犠牲にしようとしていた。

 

(てか、あいつ「ボッチフラグ」がたってんだけど?面倒だがたすけるか)

 

「ぐぼはぁぁ」

 

というわけである。因みにまだ平和の範囲内です。

 

「っ!?おい、お前大丈夫か!?いや、大丈夫じゃねえな。救急車!!」

「お……い……おまえ」

「どうした?大丈夫か!?」

「おれ加賀伊織。よろしく」

(な、なんでこいつ死にそうなのに自己紹介してんの!?)

 

と心のなかでツッコんだ少年だった。

 

「ノリわりぃな~。」

「!?」

 

少年が驚くのも無理はない。この男は目の前で轢かれたのだ。こんなに早く起き上がれる訳がない!!

 

「な……おま……ひかれ」

「ん?…………あ」

 

なにかに気づき男はそこに横たわり

 

「お前のせいじゃ……ない」

「いや、遅いよ……」

「ちっ」

 

舌打ちをする伊織。

 

「てかなんでおまえ無傷なの?」

「逆に聞くぞ?お前は怪我すんの?」

「するわ!!」

「ウケる」

「なんでだ!!」

 

はっはっはと笑い男は立ち上がる。

 

「冗談冗談。まあ、俺は……。」

 

~伊織説明中~

 

「なるほど。つまりお前は超人と……恐ろしい。」

「ま、そんなとこ。てか、学校遅刻だなおい。」

「とりあえずサンキューな。助けてくれて。」

「いいってことよ。さっきも言ったが、お前にはボッチフラグが……消えてないわ。」

「まあ、だろうな。」

「ま、安心しろ。俺が遊んでやるから。」

「お、おう。」

 

こうして、八幡のボッチフラグは消えた。

 

「とりあえず、学校いくぞ。あれ?名前は?」

「今更感半端じゃないが、比企谷八幡だ。」

「よろしくな八幡。」

「てか、瞬間移動すれば……」

「……俺の肩に掴まれ八幡」

「……気づかなかったのな」

 

二人で事情を説明し、(ただし、無傷だったので少し気絶していた事にし、擦り傷を少し作った。)もう、入学式が終わり休み時間だったようだ。

 

「おいやっぱり綺麗だよな。」

「ああ、入学生代表。クールだな」

「うんうん。付き合いたいぜ春日部(・・・)さん」

「……え!?」

「ん?どうしたんだ?伊織」

「は、ははは。そ、そそそそそんなわけないよな」

「どうした!?大丈夫か!?」

 

ゆっくりと二人で春日部さんを見る。一人は周りと同じようにみとれ、もう一人はこの世の終わりのような顔をする。

 

「すまん八幡。腹痛だ!! 」

「おい!!どうしたんだ?」

「……あなた」

 

八幡を指差す。その女の子は春日部耀その人だった。

 

「お、おれ?」

「……そう。今まで誰かといた?」

「え?お、おう。加賀いお」

「……やっぱり!!ありがとう」

 

周りは唖然とし、伊織の平和は崩れた。




いかがでしたでしょう?
これから頑張りまーす

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