危ない男が異世界から来るそうですよ   作:霞ヶ丘スペンサー恵

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はい、どうも作者の岡崎渚です。
試合前日のお風呂での物語です。


29、回想

「さってと、風呂行くか」

 

夜中の10時。デザート作りや食器類の片付けが終わり、風呂場へ向かっていた。

 

「ん?白夜叉じゃん。」

「ぬ?おんしか」

 

そこには、なぜか白夜叉がいた。

 

「どったの?黒ウサギ達も一緒に」

「なに、ちと用事があってな」

「ふーん。じゃあ、一緒に入ろっか?」

「頼みたいわ~。」

「………黒ウサギ達をみたらわかってる?」

「おう。絶対に嫌らしい気持ちじゃ見ねえよ。誰の裸もな」

「な、なんでもう一緒にお風呂に入る態勢なのですか!?」

「黒ウサギ、彼が一緒に入るだけで肩こりとか疲れがすぐ消えるのよ」

「それは助かるのう。ちょうどおんしにも話がある」

「し、白夜叉様まで!?」

「大丈夫だって。ほら先に着替えてるからな~」

 

5分後

 

「じゃ、私たちも着替えましょ」

「……ダーリンのパンツ」

「あら?とらないの?」

 

いろいろ問題のある発言である。

 

「……大丈夫。鑑賞用・保存用・使用用の3枚ある。でもそろそろ新しいのがほしい。」

 

もっとヤバイ発言である。

 

「この者は大丈夫なのかのう?」

「た、多分(駄目です)」

「絶対に(アウト)」

「……只の趣味。」

 

恐らくそんな趣味をお持ちなのは貴女だけである。

 

「おーい飛鳥達は何してんだ~。」

「……私は達なの?」

 

アイアンクローを極める耀

 

「いででででで、アイアンクローはやめて。耀達早くおいでよ」

「……それならいい。」

「し、死ぬかと思った。どこにあんな力を宿してるの……」

 

小柄ながら頭蓋骨をいとも簡単にに潰せそうなアイアンクローだ。恐ろしい。

 

「ほら黒ウサギ入ってみな。」

「し、失礼して」

「どう?」

「す、すごい。疲れがとれていく感じがします。温度もちょうどいいですし。」

「わしはもう少し熱くていいのう」

「そんな白夜叉にはこれ」

 

そう言って指を指したところには

 

「マグマ風呂」

「おんしあれ本当にマグマじゃぞ!?」

「五臓六腑に染み渡るぞ」

「その前に溶けて死ぬわ!!」

「情けない」ハァ

イラッ「ならおんしがはいってみよ。」

「んなもん楽勝だ」

 

そういってリアルマグマ風呂に入る伊織。

 

「……もはやあやつにとって地獄すらエンターテイメントじゃな」

「……」

 

無言の同意をする3人

 

「あ、そーいやさ。前に魔王様にあっちゃった♪」

「ほう……は?」

 

気楽に言う伊織に

 

「「「「えええええええ」」」」

「うるさいなぁ。耀を見習いなよ。」

 

伊織の腕の中で寝ている耀。因みにちゃんとマグマ風呂からは出てます。

 

「あー、うん。何と言うか……ごめん。」

「で?いつあったのじゃ?」

「えーっと、耀の決勝進出が決まったときかな?」

「……なんといっておった?」

「別に~。でも戦いの邪魔はするなといっておいた。」

「それは助かった。恩に着る」

 

珍しく、深々と土下座をする白夜叉。

 

「いや、お前の恩なんて要らないから。するなら風呂場のなかで」

 

そして、鬼の伊織であった。




いかがでしょうか?
次回はジャックVS伊織

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