伊織が飛鳥をみつけて30分後。まだ、伊織は耀ちゃんに追いかけられていた。
「マジかよ、飛鳥まで味方にってのは、流石に考えてなかったが、なんとか巻けたようだな」
「‥‥たしかに」
「ねえ、さっきまでいなかったよね?」
「‥‥ダーリンに会いたいと言う気持ちは不可能を可能にする。」
「一応いっとくけど、それ、全く答えになってないからね!?」
「‥‥大丈夫。優しくするから」
「それ、ほんとは俺が言う台詞だからね!?」
「‥‥ダメ。ダーリンはもっと激しくいかないと!!」
「頼むからこういうところでは、そういうこととやめてね」
「‥‥それは無理」
「じゃあ我慢できたら手を握ってあげるから」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ダメ」
「とんでもないほど悩んだね‥‥。じゃあ頬にキスで 」
「伊織、あっち騒がしいからいってみよ?」
「すげえ変わり身!?」
「キスのためなら!!」
「‥‥頬にね」
「‥‥熱い口づけ‥‥‥‥」
思いっきり口づけをする気まんまんらしい。
(本当に今まで守ってきた貞操奪われるかもな‥‥)
と、本気で心配になる伊織であった。
黒ウサギside
時間は飛鳥が耀を解き放ってから20分後
「見つけましたよ、十六夜さん!!」
「ん?黒ウサギか?遅かったじゃねえか」
「ええ、ジン坊ちゃんを白夜叉様のところへつれていきましたので。」
「ほう。だとしたら早いくらいか?」
「あの手紙はなんなのですか!?冗談だとしても笑えませんよ!?」
そんなやり取りをしていると
「おい、あれ"月の兎"じゃないか?」
「本当だ。なんでこんなとこに?」
「すげえ、本物だ!」
「そうだな。冗談でもあれは頂けない。じゃあ、ギャラリーもきたし、勝負でもしないか?」
「勝負なのですか?」
「ああ、勝った方が負けた方の言うことを聞く。例えば俺なら今日一日自由にしてくれ。ゲーム内容はそっちが決めて良い。」
「わかりました。では、まけたらもうこんなことはやめてください!!」
「ああ、約束する。ま、負けても抜けるなんてことは言わねえよ。」
「じゃあ、ちゃんと"ノーネーム"のために働いて貰います!!」
「オーケー。じゃ、何にする?」
「やっぱりバトロワじゃね?」
「「!?」」
そこには、伊織の姿があった。
「よお、十六夜楽しいことしてくれたじゃないか
」
「伊織‥‥春日部はどうした?」
「うっ‥‥うっ」
「あ?どうしたんだ?泣き出して」
「いや、今まで俺との婚約が決まってたから、感無量でな。」
本当にガチ泣きである。
「で、だ。春日部は?」
「俺の背中だよ」
「‥‥久しぶり十六夜」
「ん?暴れてないのか?」
「当たり前だ。頭のなかはキスのことばかりらしいがな‥‥」
「なにがあった?」
「大人しくしてたら頬にキスするっていったら、口づけに頭のなかで変換されたらしく、おとなしくなった。」
「この後が怖いな‥‥」
「全くだ‥‥って、そうじゃねえ。白夜叉が呼んでるらしいから、一旦いくぞ。」
「ん?俺もか?」
「"ノーネームのメンバー"といっていたからそうじゃないのか?飛鳥はもう行っているみたいだ。」
「じゃ、行ってくるか。勝負はお預けだな」
「そうですね。」あ
いかがでしょうか?
今日は少なかったような?